「グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」の公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
グリーンイノベーション基金の大規模予算
2兆円規模のグリーンイノベーション基金から拠出される事業であり、個別プロジェクトへの支援規模も大きくなる可能性があります。10年間の長期支援を前提とした基金事業であるため、腰を据えた研究開発が可能です。
農林水産業特化のCO2削減技術
農業(水田メタン削減、施肥最適化等)、畜産業(家畜由来メタン削減)、林業(炭素吸収源の強化)、水産業(ブルーカーボン等)など、農林水産業特有のCO2削減・吸収技術に特化しています。食料安全保障と気候変動対策の両立を目指す点が特徴です。
NEDO委託事業としての全額支援
補助金ではなくNEDOの委託事業であるため、研究開発費用は原則として全額支援されます。受託者の自己負担なく、革新的な技術開発に集中できる環境が整います。
長期の公募期間(約4ヶ月)
2026年3月25日から7月31日までの約4ヶ月間の公募期間が設けられており、十分な検討と質の高い提案書作成が可能です。コンソーシアム形成の時間も確保できます。
ポイント
対象者・申請資格
研究機関・大学
- 農学、環境科学、生物学等の関連分野の研究実績を有すること
- CO2削減・吸収に関する技術的知見があること
- 長期的な研究開発を遂行できる体制を有すること
専門技術サービス業
- 農業技術、環境技術等のコンサルティング企業
- バイオテクノロジー、環境測定等の専門企業
- データ分析・シミュレーション技術を有する企業
農林水産関連企業
- 農業機械メーカー、肥料メーカー等
- 水産養殖技術企業
- 林業関連技術企業
コンソーシアム
- 異分野の専門機関による共同提案を推奨
- 産学官連携体制が評価される
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
7問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認
NEDO公式サイトから公募要領、提案書様式、グリーンイノベーション基金事業の全体方針等をダウンロードし、事業の詳細要件を把握します。過去の採択プロジェクトの情報も参考になります。
ステップ2:研究開発計画の策定
CO2削減・吸収技術の具体的な研究テーマ、技術的アプローチ、期待される成果、実用化への道筋等を含む研究開発計画を策定します。目標値の設定と達成可能性の根拠が重要です。
ステップ3:実施体制の構築
必要に応じてコンソーシアムを形成し、各参加機関の役割分担、研究開発の管理体制、知的財産の取り扱い等を整理します。産学官連携体制が推奨されています。
ステップ4:jGrantsでの申請
GビズIDを用いてjGrantsから電子申請を行います。提案書のほか、機関の概要、研究者の経歴、経費見積等の必要書類を添付します。
ステップ5:審査・採択
NEDO審査委員会による書面審査・ヒアリング審査を経て採択が決定されます。技術的新規性、実現可能性、社会的インパクト等が評価基準となります。
ポイント
審査と成功のコツ
農林水産業の現場課題に根ざした提案
CO2削減効果の定量的評価
産学官連携体制の構築
国際競争力の視点
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 研究者・技術者の人件費
- 研究補助員の人件費
- プロジェクト管理者の人件費
設備費(3件)
- 研究用設備・装置の購入費
- 実験機器のリース費
- フィールド実証用設備費
材料費・消耗品費(3件)
- 実験材料費
- 試薬・薬品費
- 消耗品費
旅費(2件)
- 国内出張旅費(フィールド調査)
- 海外出張旅費(国際会議・先進事例調査)
外注費(3件)
- 分析・試験の外注費
- データ収集・加工の委託費
- 専門家への技術指導委託費
その他経費(3件)
- 論文投稿費・学会参加費
- 知的財産関連費用
- 報告書作成費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 建物・土地の取得費
- 汎用性の高い機器(一般PC等)の購入費
- 事業に直接関係のない出張旅費
- 飲食費・接待費
- 他の事業で計上済みの経費
- 間接経費の上限を超える部分
よくある質問
Qグリーンイノベーション基金事業の支援期間はどのくらいですか?
グリーンイノベーション基金事業は最長10年間の長期支援が特徴です。ただし、支援期間は個別プロジェクトの内容により異なり、中間評価の結果によって継続・見直し・中止が判断されます。長期的な研究開発計画を立てられる反面、着実な成果の積み上げが求められます。
Q農業関連企業でも応募できますか?
はい、農業機械メーカー、肥料メーカー、農業技術ベンチャー等の企業も応募可能です。ただし、学術的な研究開発要素が含まれるため、大学・研究機関とのコンソーシアム形成が推奨されます。企業が持つ実用化技術と研究機関の基礎研究力を組み合わせた提案が高く評価される傾向があります。
Q委託事業と助成事業の違いは何ですか?
委託事業はNEDOが発注者として研究開発を委託し、原則として経費全額を負担します。成果物の権利はNEDOに帰属します。一方、助成事業は事業者自らの研究開発に対して経費の一部(通常2/3等)を助成し、成果の権利は原則事業者に帰属します。本事業がどちらの形態かはNEDOの公募要領で確認してください。
Q海外の研究機関と共同で応募できますか?
国内機関が代表機関となることが前提ですが、海外の研究機関を共同研究先や再委託先として含めることは可能な場合があります。特に農林水産分野のCO2削減技術では、海外の先進事例との連携が有効です。具体的な条件はNEDOの公募要領を確認してください。
Q小規模な研究室でも採択される可能性はありますか?
単独での採択は難しい面がありますが、強みを持つ特定の技術領域でコンソーシアムに参画することで十分に可能性があります。グリーンイノベーション基金事業は多様な専門性の結集を重視しているため、ニッチだが重要な技術を持つ小規模研究室は、大規模プロジェクトの一翼を担う形での参加が現実的です。
Q公募期間中に事前相談はできますか?
NEDOでは公募期間中に提案内容に関する技術的な事前相談を受け付けている場合があります。ただし、審査に関わる具体的なアドバイスは提供されません。公募要領に記載の問い合わせ先に確認することをお勧めします。また、NEDOが開催する公募説明会があれば積極的に参加しましょう。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業はグリーンイノベーション基金によるNEDO委託事業であり、同一テーマ・同一経費での他の補助金との重複受給はできません。ただし、本事業で開発した技術の実証や社会実装フェーズにおいて、農林水産省の「みどりの食料システム戦略」関連補助金や、環境省のCO2削減関連補助金を活用することは可能です。段階的に異なるフェーズの支援を組み合わせるアプローチが効果的です。また、文部科学省の科学研究費助成事業(科研費)との棲み分けも重要で、基礎研究は科研費、応用・実証研究はNEDO事業という使い分けが一般的です。グリーンイノベーション基金事業は最長10年の長期支援が特徴ですが、中間評価で継続が判断されるため、着実な成果の積み上げが必要です。
詳細説明
グリーンイノベーション基金事業とは
グリーンイノベーション基金は、2020年12月に策定された「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に基づき、NEDOに設置された2兆円規模の基金です。企業の野心的な目標にコミットする研究開発・設備投資を、最長10年間にわたって支援する枠組みとなっています。
食料・農林水産業のCO2削減の重要性
日本の農林水産業は温室効果ガス排出量の約4%を占め、特に水田からのメタン、家畜由来のメタン・一酸化二窒素、農地からの一酸化二窒素が主要な排出源です。一方で、森林や農地、海洋生態系は重要な炭素吸収源でもあります。本事業では、排出削減と吸収源強化の両面からアプローチする技術開発を支援します。
想定される研究開発テーマ
- 水田メタン削減技術:水管理の最適化、メタン生成抑制微生物の活用等
- 畜産業の温室効果ガス削減:飼料改善によるメタン削減、糞尿処理技術の高度化
- スマート農業による省エネ化:AI・IoTを活用した施肥・灌漑の最適化
- バイオ炭(バイオチャー)の農地施用:炭素貯留と土壌改良の両立
- ブルーカーボン:海藻・海草による海洋CO2吸収の定量化と拡大技術
- 林業の炭素吸収強化:適切な森林管理、早生樹種の開発、木質バイオマスの活用
事業スケジュールと評価
グリーンイノベーション基金事業は複数年度にまたがる長期プロジェクトとして設計されています。採択後は定期的な進捗報告が求められ、中間評価の結果によって事業の継続・見直し・中止が判断されます。社会実装に向けた具体的な成果が期待されます。
応募にあたっての注意事項
本事業への応募にはGビズIDの取得が必要です。また、提案書には研究開発の技術的内容に加え、事業化戦略や社会実装計画、CO2削減効果の定量評価等を含める必要があります。NEDOの公式サイトで最新の公募要領を必ず確認してください。
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →