室谷さん、最近ちょっと気になる給付金を見つけまして。青森県に移住する医療・福祉職の方が最大400万円もらえるって話なんですが、これ本当ですか!?
本当ですよ!「青森県医療・福祉職子育て世帯移住支援金」ですね。青森県が医療・福祉人材の確保と、子育て世帯の移住促進を同時に狙って作った制度です。基本額が100万円で、子どもの数やひとり親かどうかで加算がつくので、条件次第で400万円まで届くんです。
えっ、400万円!?それはすごい。どんな人が対象なんですか?
大きく2パターンあります。一つ目は医療・福祉職の資格を持っている人が、青森県外から移住して県内の施設で働く場合。二つ目は資格はないけど、資格取得のために県内の養成機関に進学する場合です。どちらも18歳未満の子どもと一緒に移住することが条件になっています。
資格がなくても対象になるんですね。それは知らなかったなあ。
そうなんです。「これから看護師や介護福祉士を目指したい!」という方も対象なのが大きいポイントですよ。青森の養成機関で勉強しながら支援金がもらえる、という形ですね。
給付額シミュレーション図: 世帯タイプ別の支給額一覧
支給額は3つの要素で構成されています。整理しますね。
| 区分 | 金額 |
|---|
| 基本額 | 100万円 |
| 子育て加算 | 子ども1人あたり最大100万円 |
| ひとり親世帯加算 | 100万円 |
| 世帯のパターン | 合計 |
|---|
| 子ども1人・2人世帯 | 最大200万円 |
| 子ども2人・3人世帯 | 最大300万円 |
| 子ども1人・ひとり親世帯 | 最大300万円 |
| 子ども2人・ひとり親世帯 | 最大400万円 |
なるほど!子ども2人のひとり親さんが基本100万+子育て加算200万+ひとり親加算100万で400万円、ということですね!
そのとおりです。ただ一点注意があって、子育て加算の上限は市町村によって異なる場合があります。公式では「子ども1人あたり最大100万円」と書いてありますが、市町村側の実施要領で子どもの人数に上限を設けている場合もあります。移住先の市町村に事前確認するのがマストです。
それは大事な情報ですね。じゃあ次は、具体的に誰が対象なのか詳しく聞いていいですか?
対象者の条件って、細かいところが気になるんですよね。
はい、ちゃんと確認しておきましょう。まず令和5年4月1日(2023年4月1日)以降に移住した世帯であることが大前提です。それ以前に移住してしまった方は対象外になります。
2023年4月以降なんですね。じゃあ最近移住した人は大丈夫そう。
そうです。さらに「子育て世帯」の定義がポイントで、転入前から同一世帯で、かつ転入前からその子どもを養育していた場合に限られます。青森に来てから子どもを迎え入れたケースは対象外なので注意が必要です。
ちょっとまって、「転入前から養育」って具体的にどういうこと?
例えば、東京に住んでいた時点で一緒に暮らしていて、お子さんの親として養育していた、ということです。青森に移住してから養子縁組した、とかだと対象外になる可能性があります。詳細は移住先の市町村に確認してください。
わかりました。対象になる資格の種類はどんなものがありますか?
| 分野 | 対象資格の例 |
|---|
| 医療系 | 医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、救急救命士 |
| 栄養・保育 | 管理栄養士、栄養士、保育士 |
| 福祉系 | 社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネ)、訪問介護員(介護福祉士実務者研修修了者)など |
これだけあるなら、かなり多くの医療・福祉職の方が対象になりますね!
ええ。ちなみに資格がない方の場合は、これらの資格を取得するために青森県内の養成機関に通うことが条件です。看護学校や介護福祉士の養成施設などが対象になります。
申請フローチャート: 4ステップで図解
申請先は移住先の市町村です。青森県のページを通じて申請するのではなく、引っ越した先の市役所・町村役場が窓口になります。
1移住先の市町村に相談する
移住を希望する市町村の担当窓口に事前に連絡し、支援金の支給対象かどうか確認します。予算に上限があるため、早めの相談が重要です。
2就業先・就学先を探す
資格がある方は県内の医療・福祉施設で求人を探します。「あおもりジョブ」「青森県ナースセンター」「青森県福祉人材センター」などが活用できます。資格がない方は県内の養成機関を探します。
3申請書類を準備・提出する
市町村の指定する申請書類を揃えて提出します。資格がある方と資格がない方で必要書類が異なります。
4市町村から支援金を受け取る
審査が通れば、移住先の市町村から支援金が支給されます。
市町村ごとに窓口が違うんですね。申請のタイミングはいつがいいんですか?
年度ごとに予算に上限があるので、移住を決めたらできるだけ早めに市町村に相談するのが鉄則です。令和7年度(2025年度)分はすでに終了しています。令和8年度(2026年度)分の申請開始時期は各市町村に問い合わせてください。
令和7年度(2025年度)分の申請は終了しています。令和8年度(2026年度)分の申請開始時期は移住予定の市町村の担当窓口に直接問い合わせてください。予算に上限があり、上限に達した場合は受付終了となります。早めの行動が重要です。
資格がある方の場合は次の書類が必要です。申請書(市町村によって様式が異なります)、就業先の就業証明書、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)、転入前と転入後の住民票、資格証や免許証の写し、そして職業紹介機関の求人票等になります。
転入前の住民票も必要なんですね。引っ越し前から準備しておかないと。
そうです。除票(転出後の住民票)を取っておくといいですよ。次に資格がない方(養成機関に就学する方)の場合は、申請書、就学先の在学証明書、本人確認書類、転入前後の住民票が必要です。資格証の写しは不要になります。
申請書の様式は市町村によって異なります。自分で用意した参考様式では受け付けてもらえない場合があります。必ず移住先の市町村に確認してから書類を準備してください。
青森県内の27市町村が申請窓口として対応しています。主要な窓口を紹介しますね。
| 市町村 | 担当部署 | 電話番号 |
|---|
| 青森市 | 企画部 連携推進課 | 017-752-8751 |
| 弘前市 | 商工部 商工労政課 | 0172-35-1135 |
| 八戸市 | 産業労政課 雇用支援対策グループ | 0178-43-9038 |
| 十和田市 | 政策財政課 | 0176-51-6712 |
| むつ市 | 政策推進部 企画課 | 0175-22-1111 |
| 五所川原市 | 財政部 ふるさと未来戦略課 | 0173-35-2111 |
| 三沢市 | 政策調整課 企画戦略係 | 0176-53-5111 |
| 平川市 | 政策推進課 政策推進係 | 0172-55-5737 |
全市町村のリストは青森県の公式ページで確認できます。問い合わせ先は引っ越し先の市町村です。事前に電話して「医療・福祉職子育て世帯移住支援金について確認したい」と伝えれば担当者につないでもらえます。
はい、青森県健康医療福祉政策課が制度の主管課です。電話番号は017-734-9277です。市町村に聞いてもわからない場合はここに問い合わせるといいですよ。
読者の方からよくある疑問を聞いてきました!まず「移住してから資格取得はダメなの?」という質問です。
移住してから資格を取得する場合は対象になりますよ!ただし「資格取得のために養成機関に就学する」ことが条件です。もう資格取得済みで、移住後に就業する場合は「資格がある方」のルートになります。
なるほど。「転勤ではなく移住が条件なの?」という質問もありました。
「移住」というのは青森県外から青森県内に転入することを意味します。転勤でも住民票を青森に移して定住する形ならOKです。ただし就業継続の要件があり、一定期間内に県外に転出した場合は支援金の返還が求められます。転勤族で数年後に確実に転出する予定の方は注意が必要です。
詳細は市町村ごとの実施要領によりますが、一定期間以内に県外転出した場合は返還請求の対象になります。長く青森に住む意思がある方が対象、というイメージで考えてください。
そうか、移住する覚悟が問われているわけですね。最後にもう一つ。「同じ給付金を夫婦それぞれで申請できますか?」という質問です。
1世帯に1回の支給です。夫婦で共働きをしていても、世帯として1つの申請になります。世帯主が申請人になる形が基本ですが、詳細は移住先の市町村に確認してください。
- 基本額100万円+子育て加算(子ども1人あたり最大100万円)+ひとり親加算100万円
- 子ども2人のひとり親世帯なら最大400万円
- 令和5年4月1日(2023年4月1日)以降の移住が対象
- 資格がなくても養成機関に就学する予定なら申請できる
- 申請先は移住先の市町村(予算に上限あり、早めに相談を)
「移住支援金を受け取るために手数料が必要」「ATMで手続きをしてください」といった連絡は詐欺です。この支援金の申請は移住先の市町村の窓口で行うもので、ATM操作や手数料の支払いは一切不要です。また、電話で口座番号や暗証番号を聞くことはありません。不審な連絡があった場合は、消費者ホットライン(188)または市町村の担当窓口に相談してください。
同じ「医療・福祉職子育て世帯移住支援金」の制度を各市町村でも個別に実施しているケースがあります。例えば八戸市、五所川原市、むつ市なども同名の制度を用意しています。市町村版は県の制度とは別枠になる場合があるので、移住先の市町村に確認してみてください。
移住支援金も別に用意している市町村がありましたよね?
なるほど!移住前に徹底的に調べることが大事ですね。今日は詳しく教えていただいてありがとうございました!
医療・福祉職の皆さんが青森への移住を検討するなら、この支援金はかなり大きな後押しになります。令和8年度(2026年度)分の申請開始前に、ぜひ移住先の市町村に問い合わせてみてください!
都道府県別の給付金・補助金を調べる方は青森県の給付金・補助金一覧をご覧ください。