不育症検査費用の助成とは?まず基本から教えてください

佐藤
編集長
最近、「不育症」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。愛媛県でこの検査費用を助成してくれる制度があると聞いたんですが、どんな制度なんですか?

室谷
代表取締役
そうなんです!愛媛県が先進医療に指定された不育症検査の費用を一部助成してくれる制度です。不育症というのは、妊娠しても2回以上の流産・死産・早期新生児死亡(生後7日未満の死亡)を繰り返してしまう状態のことで、精神的にも経済的にも大きな負担がかかりますよね。

佐藤
編集長
2回以上繰り返してしまう状態…それはつらいですね。その検査費用を助けてくれるんですか!

室谷
代表取締役
そうです。現在はまだ先進医療として研究段階にある検査が対象なんですが、将来の保険適用を見据えて国が指定した検査に限って、費用の7割を助成してくれます。上限は1回の検査につき6万円です。

佐藤
編集長
7割って、かなり大きいですね!ちなみに対象となる検査は何種類あるんですか?

室谷
代表取締役
現在は2種類あります。1つ目は「流死産絨毛・胎児組織染色体検査(次世代シーケンサーを用いた流死産検体を用いた遺伝子検査)」で、令和4年(2022年)12月1日から助成対象になっています。2つ目が令和7年(2025年)6月1日から新たに加わった「抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査」です。

佐藤
編集長
最近また対象が増えたんですね!

室谷
代表取締役
はい。これは先進医療として新たに告示された検査が追加されたからです。国の先進医療の動きに合わせて、愛媛県の助成も拡充されています。不育症で悩んでいる方にとっては、本当に心強い制度ですよ。

不育症検査費用助成 申請フロー

誰がもらえる?対象者の条件を確認しよう

佐藤
編集長
じゃあ次に「誰がもらえるのか」を教えてください。条件は難しいですか?

室谷
代表取締役
条件はシンプルで2つだけです。1つ目は愛媛県内(松山市を除く)に住所を有すること。2つ目は既往流死産回数が2回以上あること。この両方を満たせば対象になります。

佐藤
編集長
えっ、松山市だけ除外なんですか?それはなぜですか?

室谷
代表取締役
松山市は政令指定都市に準じる扱いで、独自に同様の制度を設けているんです。なので松山市在住の方は、愛媛県の窓口ではなく直接松山市保健所に問い合わせてください。松山市も同様の助成を行っていますよ。

佐藤
編集長
なるほど、そういうことか。松山市の人も助成は受けられるんですね、安心しました!

室谷
代表取締役
はい、ご安心を。それから1つ注意点があって、検査結果(個人が特定される情報は除く)を国へ提供することへの同意が必要です。この検査データを国が将来の保険適用検討に活用するためです。

佐藤
編集長
同意が必要なんですね。それは申請書に書くんですか?

室谷
代表取締役
そうです。申請書の中で同意欄に記入する形になっています。強制的に個人情報が外に出るわけではなく、集計・研究用の匿名データとして提供する形なので、過度に心配しなくて大丈夫です。
対象者チェックリスト
- 住所要件: 愛媛県内(松山市を除く)に住民登録がある
- 流死産歴: 既往流死産回数が2回以上
- 検査要件: 厚生労働省が承認した医療機関で先進医療として対象検査を受診
- 同意: 検査結果の国への提供に同意
- 期限: 検査が終了した年度内(3月31日まで)に申請
いくらもらえる?助成金額の計算方法

佐藤
編集長
助成金額の計算は複雑ですか?

室谷
代表取締役
シンプルですよ。1回の検査費用の7割が助成されます(上限6万円)。例えば検査費が5万円だったら、その7割の3万5,000円が助成されます。

佐藤
編集長
わかりやすい!上限の6万円が出るのはどのくらいの検査費がかかった場合ですか?

室谷
代表取締役
検査費が約8万5,715円以上かかった場合に上限の6万円が出ます。実際の染色体検査は数万円〜10万円程度かかることが多いので、上限まで出るケースも少なくないです。

佐藤
編集長
10万円の検査だったら6万円戻ってくるってこと?!それは大きい!

室谷
代表取締役
そうなんです!しかも1つ細かいルールがあって、7割の計算結果に千円未満の端数が出た場合は切り捨てになります。例えば3万5,777円になった場合、千円未満の777円を切り捨てて3万5,000円が助成額になります。

不育症検査費用助成 対象検査と助成額

| 検査名 | 適用開始 | 助成上限額 |
|---|---|---|
| 流死産絨毛・胎児組織染色体検査(次世代シーケンサー使用) | 令和4年(2022年)12月1日 | 1回あたり上限6万円 |
| 抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査 | 令和7年(2025年)6月1日 | 1回あたり上限6万円 |

佐藤
編集長
両方の検査を受けた場合は、それぞれ助成してもらえるんですか?

室谷
代表取締役
はい、それぞれの検査ごとに1回の申請ができます。ただし医師の判断で必要な検査のみが対象になりますので、まず主治医に相談してみてください。
どこで検査を受ければいい?承認医療機関について

佐藤
編集長
対象の医療機関というのは、どこで調べられるんですか?

室谷
代表取締役
厚生労働省のホームページで「先進医療を実施している医療機関の一覧」が公開されています。そこで先進医療の実施機関として承認されていて、かつ不育症に関する保険診療も実施している医療機関が対象になります。

佐藤
編集長
2つの条件を満たす必要があるんですね。

室谷
代表取締役
そうです。先進医療の実施機関であっても、不育症の保険診療を行っていない場合は助成対象外になります。受診前に必ず医療機関に確認してください。
医療機関確認は必ず事前に!
受診前に以下を確認してください。
- 先進医療として当該検査の実施機関として厚生労働省から承認されているか
- 保険診療として不育症の検査・治療を実施しているか
確認せずに受診すると助成対象外になる場合があります。必ず事前に医療機関へ電話確認することをお勧めします。

佐藤
編集長
そういうことか。じゃあ受診する前にしっかり確認が必要なんですね。次に申請の方法を教えてください!
申請方法・必要書類を全部解説

室谷
代表取締役
申請は、住民票がある市町を管轄する保健所へ書類を持参または郵送で提出します。申請は検査終了後に行い、原則として検査が終了した年度内(3月31日まで)に提出しなければなりません。

佐藤
編集長
郵送でもOKなんですね!必要書類は何が要りますか?

室谷
代表取締役
6種類あります。全部揃えてから提出してください。
1愛媛県不育症検査費用助成事業申請書(愛媛県庁公式サイトからダウンロード、両面印刷必須)
2愛媛県不育症検査費用助成事業受検証明書(主治医に記入してもらう)
3申請者(受検者)の住民票(申請前3か月以内発行の原本、コピー不可)
4口座振替申込書兼債権者登録票(通帳の写し、または金融機関の確認印が必要)
5不育症検査費用助成金請求書(愛媛県庁公式サイトからダウンロード)
6医療機関発行の領収書および明細書の原本(受検証明書に記載の金額分すべて)

佐藤
編集長
6種類か、結構ありますね。どれが一番時間がかかりそうですか?

室谷
代表取締役
「受検証明書」ですね。主治医に記入してもらう必要があるので、早めにお願いしましょう。住民票は市区町村の窓口やコンビニで取れますが、発行から3か月以内のものが必要で、コピーはNGです。

佐藤
編集長
原本が必要なんですね。あと口座振替申込書というのは何ですか?

室谷
代表取締役
助成金の振込先口座を登録するための書類です。通帳の写し(口座名義のカナ表示と口座番号が確認できるページ)か、金融機関による確認印が必要です。自分名義でなく他の人の口座に振り込んでもらいたい場合は、さらに委任状も必要になります。
書類準備のポイント
- 申請書・請求書・口座振替書: 愛媛県庁公式サイト(www.pref.ehime.jp/page/17663.html)からダウンロード
- 受検証明書: 受診した医療機関の主治医に早めに依頼
- 住民票: 申請前3か月以内発行の原本(コピー不可)
- 領収書: 原本を大切に保管(一度提出したら返却されない)
申請期限・スケジュールを確認

佐藤
編集長
申請期限のことをもう少し詳しく教えてください。年度内というのはいつまでですか?

室谷
代表取締役
令和7年度(2025年4月〜2026年3月)に実施した検査の申請期限は、令和8年(2026年)3月31日(火)です。令和8年度(2026年4月〜2027年3月)に実施した検査なら、申請期限は令和9年(2027年)3月31日になります。

佐藤
編集長
つまり検査を受けた年度の3月末が締め切りなんですね。

室谷
代表取締役
そうです。3月末ギリギリに検査を受けた場合など、期限内の提出が難しい場合は、期限の1週間前までに管轄の保健所に相談してください。柔軟に対応してもらえる場合があります。

佐藤
編集長
ちゃんと相談すれば対応してくれる可能性があるんですね!それは安心です。

室谷
代表取締役
一番まずいのは、期限を過ぎてから慌てて連絡することです。申請期限を過ぎると受付できませんので、早めの申請を心がけてください。
| 検査実施年度 | 検査対象期間 | 申請期限 |
|---|---|---|
| 令和7年度(2025年度) | 2025年4月〜2026年3月 | 2026年3月31日(火) |
| 令和8年度(2026年度) | 2026年4月〜2027年3月 | 2027年3月31日 |
申請窓口・問い合わせ先一覧

佐藤
編集長
書類ができたら、どこに持っていくんですか?

室谷
代表取締役
住民票がある市町を管轄する保健所に提出します。愛媛県内は6つの保健所がエリアを分担しています。
| 保健所名 | 管轄市町 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 四国中央保健所 | 四国中央市 | 0896-23-3360 |
| 西条保健所 | 新居浜市・西条市 | 0897-56-1300 |
| 今治保健所 | 今治市・上島町 | 0898-23-2500 |
| 中予保健所 | 伊予市・東温市・松前町・砥部町・久万高原町 | 089-909-8757 |
| 八幡浜保健所 | 八幡浜市・大洲市・西予市・内子町・伊方町 | 0894-22-4111 |
| 宇和島保健所 | 宇和島市・松野町・鬼北町・愛南町 | 0895-22-5211 |

佐藤
編集長
松山市の人はどうするんでしたっけ?

室谷
代表取締役
松山市在住の方は愛媛県ではなく、松山市保健所が窓口になります。松山市も同様の不育症検査費用助成事業を行っていますので、松山市の公式ホームページで確認してください。
愛媛県担当課への問い合わせ先
- 担当: 愛媛県健康増進課 母子保健係
- 住所: 〒790-8570 松山市一番町4-4-2
- 電話: 089-912-2405
- FAX: 089-912-2399
よくある質問

佐藤
編集長
まとめとして、よくある疑問にも答えてもらえますか?

室谷
代表取締役
もちろんです!一番多い質問から順に答えますね。

佐藤
編集長
まず「不育症の治療費も助成対象になりますか?」という疑問はどうでしょう?

室谷
代表取締役
これは対象外です。助成対象は「先進医療として実施される不育症の検査費用」だけで、治療費は含まれません。検査と治療は別物として考えてください。

佐藤
編集長
なるほど。「流産を1回経験しただけでも申請できますか?」というのは?

室谷
代表取締役
残念ながら、この制度の対象は2回以上の流死産歴がある方だけです。1回の流産ではまだ対象になりません。ただ、1回目でも心配な方は主治医に相談してみることをおすすめします。

佐藤
編集長
「複数回検査を受けた場合、全部助成されますか?」

室谷
代表取締役
同じ検査種類でも、医師が必要と判断した回数分は申請できます。ただし、毎回年度内の申請期限を守ってください。

佐藤
編集長
「審査に落ちることはありますか?」

室谷
代表取締役
書類が揃っていて、要件を満たしていれば基本的に通ります。ただし、対象外の医療機関で受けた検査や、必要書類に不備がある場合は審査で落とされる可能性があります。事前に保健所に確認しながら進めると安心ですよ。

佐藤
編集長
「助成金はいつ振り込まれますか?」

室谷
代表取締役
審査後、審査結果を文書でお知らせし、その後に指定口座へ振り込まれます。具体的な振込時期については管轄の保健所にご確認ください。
給付金詐欺にご注意ください
愛媛県や保健所が電話やメールで「助成金を受け取るために口座番号を教えてください」「ATMで手続きが必要」などと連絡することはありません。こうした連絡が来た場合は詐欺です。不審に思ったら、すぐに管轄の保健所(または警察)に連絡してください。
制度のまとめ・基本情報

佐藤
編集長
制度の全体像がよくわかりました!最後に情報をまとめてもらえますか?

室谷
代表取締役
もちろんです!この制度を活用するためのポイントをまとめましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 愛媛県内(松山市を除く)在住で流死産歴2回以上の方 |
| 対象検査 | 先進医療に指定された不育症検査2種類 |
| 助成額 | 検査費の7割(上限6万円、千円未満切り捨て) |
| 申請期限 | 検査が終了した年度内(3月31日まで) |
| 申請先 | 住民票がある市町を管轄する保健所 |
| 公式URL | www.pref.ehime.jp/page/17663.html |

佐藤
編集長
不育症で悩んでいる方への一言メッセージはありますか?

室谷
代表取締役
不育症の検査は原因を知るための大切な第一歩です。経済的な理由で検査をためらっている方には、ぜひこの助成制度を活用してほしいと思います。1回6万円の上限まで助成されますし、申請方法も難しくはありません。まずは主治医に相談してから、管轄の保健所に問い合わせてみてください。
関連給付金・制度もチェック

佐藤
編集長
関連するほかの制度も教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
愛媛県内には医療費関連の助成制度がいくつかあります。不育症以外でも支援を受けられる制度があるので確認してみてください。愛媛県の補助金・給付金情報は愛媛県の給付金一覧でも確認できます。
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