不育症検査費用助成事業とは?島根県の制度をわかりやすく解説

佐藤
編集長
室谷さん、「不育症」って聞いたことありますか?妊娠はできるのに、流産や死産を繰り返してしまうという状態らしいんですが、島根県でこの検査費用を助成してくれる制度があると聞いて。

室谷
代表取締役
ありますよ!島根県の「不育症検査費用助成事業」ですね。妊娠はするのに2回以上の流産・死産を繰り返してしまう方を対象に、研究段階の不育症検査費用の一部を助成してくれる制度です。最大6万円まで出るんですよ。

佐藤
編集長
えっ、最大6万円!それは助かりますね。不育症の検査って高いんですか?

室谷
代表取締役
先進医療として実施される検査なので、保険適用外のケースもあり、費用が一定の負担になります。島根県はその費用の7割を上限6万円まで助成してくれるので、かなり心強い制度です。

佐藤
編集長
なるほど!でも「先進医療」って、なんだか難しそう。どんな検査が対象なんでしょう?
対象となる2種類の検査


室谷
代表取締役
対象になるのは、厚生労働省が先進医療として告示した2種類の検査です。

佐藤
編集長
2種類!具体的にどんな検査ですか?

室谷
代表取締役
1つ目が「流死産検体を用いた遺伝子検査」。次世代シーケンサーを使って、流産・死産した検体の染色体異常を調べる検査です。2つ目が「抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査」。血液検査で免疫系の異常を調べるものです。

佐藤
編集長
なんか名前が長くて難しい!でもざっくり言うと「染色体の異常を調べる検査」と「免疫の異常を調べる血液検査」の2種類ってことですね?

室谷
代表取締役
そのとおりです!どちらも不育症の原因を特定するための専門的な検査ですよ。先進医療は医療機関ごとに実施できる内容が異なるので、受診前に必ず医療機関へ確認してください。
島根県内の先進医療実施医療機関(2026年5月時点)
- 内田クリニック: 島根県松江市浜乃木2丁目6番13号(TEL 0852-55-2880)
- 八重垣レディースクリニック: 島根県松江市東出雲町意宇南5丁目4-2(TEL 0852-52-7790)
最新情報は厚生労働省の先進医療実施医療機関一覧で確認を。月1回更新のため、最新でない場合があります。

佐藤
編集長
島根県内にも先進医療実施医療機関があるんですね!ちなみに、県外の病院で受けた場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
県外の厚生労働省が承認した先進医療実施医療機関で検査を受けた場合でも、申請できますよ。「島根県内の機関で受けないとダメ」という制限はありません。

佐藤
編集長
それは地方在住の方にとっては安心ですね。じゃあ次に、誰がもらえるかを教えてください。
対象者の条件(3つの要件すべてを満たす方)

室谷
代表取締役
対象者は3つの要件をすべて満たす方です。1つ目が「島根県内に住所がある方(松江市を除く)」、2つ目が「2回以上の流産・死産の既往がある方」、3つ目が「国が承認した先進医療実施医療機関で対象検査を受けた方」です。

佐藤
編集長
「松江市を除く」ってどういうことですか?松江市の人はもらえないんですか!?

室谷
代表取締役
松江市在住の方は、島根県の本事業の対象外ですが、松江市が独自の助成制度を設けています。松江市子育て給付課(TEL 0852-55-5326、松江市役所11番窓口)に別途お問い合わせください。

佐藤
編集長
ほんとに!?松江市は別のルートで申請できるんですね。市に住んでる方は市に聞けばOKと。じゃあ他の島根県内の市町村は全部対象?

室谷
代表取締役
そうです。松江市以外の市町村に住所がある方は、島根県の本事業に申請できます。雲南市、出雲市、大田市、浜田市、益田市、隠岐の島町など、松江市以外なら対象ですよ。
自分が対象かチェック!
- 島根県内(松江市以外)に住んでいる → 島根県の本事業を申請
- 松江市に住んでいる → 松江市子育て給付課へ(TEL 0852-55-5326)
- 島根県外に住んでいる → 本事業の対象外(お住まいの都道府県の制度を確認)

佐藤
編集長
わかりやすい!ありがとうございます。では、肝心の給付額について聞かせてください。
助成額の計算方法

室谷
代表取締役
1回の検査費用の7割を助成してもらえます。上限は6万円です。たとえば検査費用が8万円だったとすると、7割の5万6千円が助成されます。10万円の検査なら本来は7万円が7割ですが、上限6万円なので6万円が助成されます。

佐藤
編集長
なるほど!自己負担はどのくらいになりますか?

室谷
代表取締役
検査費用の3割が自己負担です。仮に8万円の検査なら2万4千円、10万円の検査でも4万円の自己負担になりますね。
| 検査費用 | 助成額(7割) | 上限適用後の助成額 | 自己負担 |
|---|---|---|---|
| 5万円 | 3万5千円 | 3万5千円 | 1万5千円 |
| 8万円 | 5万6千円 | 5万6千円 | 2万4千円 |
| 9万円 | 6万3千円 | 6万円(上限) | 3万円 |
| 10万円 | 7万円 | 6万円(上限) | 4万円 |

佐藤
編集長
上限6万円があるから、費用が高い検査ほど自己負担割合が増えるんですね。でも最低でも7割は助成されるのは大きいですよね!

室谷
代表取締役
そうです。特に先進医療の検査は費用が高くなりがちですから、7割助成はかなり大きな支援です。気になった方はぜひ保健所に相談してみてください。

佐藤
編集長
給付額がわかったところで、実際にどうやって申請するか教えてください!
申請の流れと必要書類


佐藤
編集長
5ステップで完結するんですね!申請期限が「年度末まで」というのは、具体的にいつですか?

室谷
代表取締役
検査が終了した日が属する年度の3月31日です。たとえば2026年10月に検査を受けたなら、2027年3月31日が期限です。2025年4月から2026年3月の間に検査を受けた方なら、2026年3月31日が期限になります。

佐藤
編集長
年度をまたぐことはないんですね。なるほど!

室谷
代表取締役
期限ギリギリは避けて、余裕を持って申請することをおすすめします。もし期限に間に合わなさそうな場合は、期限の1週間前までに保健所に相談してください。
| 必要書類 | 入手先 | 備考 |
|---|---|---|
| 申請書(様式第1号) | 保健所または島根県HP | 申請者が記入 |
| 受検証明書(様式第2号) | 保健所または島根県HP | 医療機関が証明 |
| 医療機関の領収書 | 医療機関から取得 | 原本必須(確認後返却) |
| 口座振替申出書 | 保健所または島根県HP | 振込先口座を指定 |
| 住民票 | 市町村役場 | マイナンバー記載なしのもの |

佐藤
編集長
領収書の原本が必要なんですね。なくさないようにしないと!

室谷
代表取締役
そうです。領収書は確認後に返却してもらえますが、原本を提出する必要があります。コピーでは受け付けてもらえないので気をつけて。
申請窓口(保健所一覧)

佐藤
編集長
申請窓口はどこになりますか?

室谷
代表取締役
最寄りの保健所です。島根県内には7か所の保健所があります。
申請窓口(松江市以外に住む方)
- 松江保健所健康増進課: 690-0011 松江市東津田町1741-3 TEL 0852-23-1314
- 雲南保健所健康増進課: 699-1396 雲南市木次町里方531-1 TEL 0854-42-9636
- 出雲保健所総務課: 693-0021 出雲市塩冶町223-1 TEL 0853-21-1190
- 県央保健所健康増進課: 694-0041 大田市長久町長久ハ7-1 TEL 0854-84-9820
- 浜田保健所健康増進課: 697-0041 浜田市片庭町254 TEL 0855-29-5552
- 益田保健所健康増進課: 698-0007 益田市昭和町13-1 TEL 0856-31-9546
- 隠岐保健所総務医事課: 685-0015 隠岐の島町港町塩口24 TEL 08512-2-9701
- 隠岐保健所島前保健環境課: 684-0302 西ノ島町大字別府字飯田56-17 TEL 08514-7-8121

佐藤
編集長
隠岐島の方向けの窓口もあるんですね!島根県、きめ細かいなあ。

室谷
代表取締役
島根県の行政担当課は健康推進課(TEL 0852-22-6130)でも相談を受け付けています。どの保健所に行けばいいかわからない場合は、まずここに電話してみてもいいですよ。

佐藤
編集長
申請窓口がわかったところで、よくある疑問について教えてください!
よくある疑問

佐藤
編集長
まず聞きたいのが、「市町村の助成制度と組み合わせて使えるか」という点です。

室谷
代表取締役
市町村が独自に不育症検査・治療の助成制度を設けている場合は、島根県の制度と市町村の制度を併用できる可能性があります。お住まいの市町村にも問い合わせてみることをおすすめします。

佐藤
編集長
二重取りじゃないかと思いましたけど、そういうわけでもないんですね!併用できるなら検討の余地がありますよね。

室谷
代表取締役
制度によって条件が異なりますが、自治体によっては積極的に不育症支援を行っているところもありますよ。島根県の相談窓口「しまね不妊と妊娠・出産相談センター」(TEL 070-6690-5848)でも情報を教えてもらえます。

佐藤
編集長
相談センターもあるんですか!ちなみに、1回しか申請できないんですか?

室谷
代表取締役
回数の制限については公式ページに明記されていませんが、「1回の検査費用の7割」という記載があります。検査を複数回受けた場合や複数の種類の検査を受けた場合については、保健所に事前確認することをおすすめします。

佐藤
編集長
念のため事前確認が大切なんですね。最後に、申請するときに気をつけることはありますか?

室谷
代表取締役
一番大事なのは、検査を受ける前に先進医療実施医療機関であることを確認することです。厚生労働省の承認を受けた機関でないと、申請ができません。また、医療機関が先進医療として実施しているかどうかも確認が必要です。

佐藤
編集長
なるほど!検査を受けた後で「対象じゃなかった」となると悲しいですもんね。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 不育症検査費用助成事業 |
| 実施主体 | 島根県 |
| 対象者 | 島根県内(松江市を除く)在住で2回以上流産・死産の既往がある方 |
| 対象検査 | 流死産検体を用いた遺伝子検査 / 抗ネオセルフ抗体検査(2種類) |
| 助成額 | 検査費用の7割(最大6万円) |
| 申請期限 | 検査終了日が属する年度内(4月1日〜翌年3月31日) |
| 申請先 | 最寄りの保健所(松江市在住は松江市子育て給付課) |
| 支給方法 | 審査後、指定口座へ振込 |
| 公式URL | 島根県 不育症検査費用助成事業 |
給付金詐欺にご注意ください
島根県や保健所が、電話で口座番号や暗証番号をお聞きすることはありません。ATMを操作させたり、手数料の振込を求めることも絶対にありません。不審な連絡があった場合は、最寄りの保健所または警察にご相談ください。
島根県の関連する医療・健康系の給付金

佐藤
編集長
島根県には他にも医療費の助成制度がありますか?

室谷
代表取締役

佐藤
編集長
いろいろあるんですね!不育症以外にも、医療費が気になる方はチェックしてみるといいですね。

室谷
代表取締役
そうです。特定疾患治療研究事業も島根県の制度で、特定の難病をお持ちの方が対象です。自分の状況に合った制度を組み合わせて活用することが大切ですよ。

佐藤
編集長
なるほど!島根県全体の給付金・補助金情報は島根県のページでまとめて確認できますね。不育症で悩んでいる方にとって、この制度は大きな支援になりそうです。本日は詳しく教えていただきありがとうございました!

室谷
代表取締役
不育症は精神的にも身体的にも大変な状況です。こういった公的支援をしっかり活用しながら、専門の医師と一緒に前向きに取り組んでほしいです。「しまね不妊と妊娠・出産相談センター」(TEL 070-6690-5848、月〜金・第2・4土曜 10時から16時)では、専門相談員による電話・メール・面接相談も行っています。ぜひ活用してください!