佐賀県で先進医療を使った不妊治療、費用の7割が戻ってくる制度があるって知ってる?

佐藤
編集長
室谷さん、最近「先進医療」って言葉をよく聞くんですけど、不妊治療と組み合わせると助成が出る制度があるって聞いて。佐賀県に住んでる友人がちょうど不妊治療中で、教えてあげたいんですよね。

室谷
代表取締役
あー、それ「佐賀県不妊治療(先進医療)費助成事業」ですね!知らない人が多いんですけど、先進医療に係る費用の7割、上限5万円まで助成してもらえる制度なんです。

佐藤
編集長
7割!?それはかなり大きいですよね。先進医療って確か、保険が効かない部分ですよね?

室谷
代表取締役
そうなんです。体外受精などの生殖補助医療は2022年から保険診療になったんですが、ERA(子宮内膜受容能検査)やEMMA/ALICE(子宮内細菌叢検査)みたいな先進医療は10割自己負担なんです。1回数万円することもある。それを佐賀県が一部肩代わりしてくれる制度ですよ。

佐藤
編集長
なるほど!ちなみにERAとかEMMAって何ですか?聞いたことない名前で。

室谷
代表取締役
ERAは着床のタイミングを調べる検査で、EMMAは子宮内の細菌バランスを確認する検査です。ALICEは有害菌の有無を調べる。どれも体外受精の成功率を上げるためのものなんですが、保険が効かないから費用が悩みどころで…。この制度でそこがカバーできるのが大きいですよ。
この制度、誰がもらえる?対象者を具体的に確認しよう


佐藤
編集長
気になるのは「自分が対象かどうか」ですよね。どんな条件があるんですか?

室谷
代表取締役
条件は3つです。まず、保険診療の生殖補助医療と一緒に先進医療を受けていること。先進医療だけ受けても対象外です。次に、申請時点で夫婦のどちらか一方でも佐賀県内に住民票があること。外国人の方も対象ですよ。

佐藤
編集長
3つ目は?

室谷
代表取締役
治療を始めた日(治療開始日)時点で、奥さんの年齢が43歳未満であること。これが一番見落としやすい条件です。申請のときじゃなくて、治療を始めた日の年齢が基準なので注意してください。

佐藤
編集長
ちなみに「治療開始日」って具体的にいつのことですか?

室谷
代表取締役
医師が不妊治療を保険診療で実施するための治療計画を作成した日です。以前採取した凍結胚を使う場合は、今回の胚移植に係る治療計画を作成した日になります。

佐藤
編集長
わかった!じゃあ自費診療と組み合わせてる場合は?

室谷
代表取締役
それは対象外になります。あと、人工授精などの一般不妊治療も対象外です。保険診療の生殖補助医療(体外受精・顕微授精)と組み合わせた先進医療が対象ということをしっかり覚えておいてください。
対象者チェックリスト
- 保険診療の生殖補助医療(体外受精・顕微授精)と先進医療の両方を受けた方
- 申請時点で佐賀県内に住民票がある(夫婦どちらか一方でも可)
- 治療開始日時点で妻の年齢が43歳未満
- 自費(自由)診療との組み合わせではないこと
- 人工授精などの一般不妊治療ではないこと
いくらもらえる?助成額と回数の全体像

佐藤
編集長
気になる金額、もう少し詳しく教えてください。

室谷
代表取締役
先進医療に使った費用の7割(千円未満切り捨て)、上限は1回あたり5万円です。たとえば、1回の治療でERAとEMMAを合わせて7万円かかったとすると、その7割の4万9,000円が助成されます。

佐藤
編集長
複数の先進医療を同じ治療で使った場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
その場合は合算した金額で7割計算します。それで上限5万円以内なら全部まとめて助成対象ですよ。

佐藤
編集長
何回も申請できるんですか?

室谷
代表取締役
はい、何度でもというわけじゃないですが、妻の年齢が40歳未満なら1子につき通算6回、40歳以上43歳未満なら1子につき通算3回まで助成が受けられます。

佐藤
編集長
「1子につき」っていうのが引っかかるんですが、子どもが生まれたらカウントはどうなりますか?

室谷
代表取締役
子ども1人が生まれるごとに回数がリセットされます!妊娠12週以降の死産の場合も含まれます。2人目の治療でも、また同じ回数分が使えるんです。これはちゃんと知っておいてほしい。
| 妻の年齢(治療開始日時点) | 1子につき助成回数 |
|---|---|
| 40歳未満 | 通算6回 |
| 40歳以上43歳未満 | 通算3回 |
回数カウントの注意点
- 令和5年度(2023年度)以前の助成回数は含まれません
- 令和6年4月1日(2024年4月1日)以降の助成から1回目のカウントが始まります
- 移植に至らなかった治療でも、医師の判断で中止されたものは1回カウントされます
- 保険適用の回数とは一致しない場合があります

佐藤
編集長
なるほど!それじゃ2023年度以前に治療を受けていた方も、2024年4月から改めてカウントが始まるんですね。

室谷
代表取締役
そうです。過去に助成をたくさん受けていたとしても、令和6年4月以降はまたゼロから始まります。これで継続的に治療できますよね。さて、金額の話がわかったところで、実際にどうやって申請するか見ていきましょう。
申請方法と必要書類を完全解説


佐藤
編集長
申請ってどこに行けばいいんですか?

室谷
代表取締役
佐賀県内にある5か所の保健福祉事務所のどこでもOKです。お住まいの市町に関係なく、一番近いところでいいですよ。

佐藤
編集長
それは便利!持参でも郵送でもできるんですか?

室谷
代表取締役
はい、窓口持参でも郵送でも大丈夫です。様式は各保健福祉事務所の窓口か、佐賀県公式サイトからダウンロードもできます。

佐藤
編集長
じゃあ申請の流れを教えてください。
1治療を受ける
保険診療による生殖補助医療と一緒に先進医療を受けます。
2医療機関に証明書を依頼する
治療を受けた医療機関に「受診等証明書(様式2号)」の作成を依頼します。作成費用は自己負担です。令和7年12月に様式が改正されているので、最新版を使うように医療機関に伝えましょう。
3書類を準備する
申請書(様式1号)・受診等証明書(様式2号)・住民票または居住確認書類(運転免許証の写し等)を準備します。
4申請期限内に保健福祉事務所に提出する
治療終了日から原則3か月以内に最寄りの保健福祉事務所へ提出します。
5交付決定通知を受け取り、請求書を提出する
助成金の交付決定通知が届いたら、請求書(様式5号)を別途提出します。助成金はその後に振り込まれます。

佐藤
編集長
「出産後に2人目の治療で回数リセット申請をする場合」は書類が追加されるんですよね?

室谷
代表取締役
そうです。その場合は出産の事実を確認できる書類(母子手帳、子の健康保険情報が確認できる書類、医療費受給資格証など)が追加で必要です。死産(妊娠12週以降)の場合も同様です。

佐藤
編集長
申請書類、まとめてもらえますか?
| 書類 | 対象 |
|---|---|
| 申請書(様式1号) | 全員 |
| 受診等証明書(様式2号、医療機関が作成) | 全員 |
| 住民票または居住確認書類 | 全員 |
| 出産・死産を確認できる書類 | 回数リセット申請者のみ |
様式の最新版に注意!
- 申請書(様式1号)と受診等証明書(様式2号)は令和7年12月に改正されています
- 令和7年12月以降に申請する場合は必ず新様式を使用してください
- 各保健福祉事務所窓口か佐賀県公式サイトからダウンロード可能です
絶対に守りたい!申請期限のルール

佐藤
編集長
申請期限が「治療終了日から3か月以内」と聞いていますが、治療終了って具体的にいつのことですか?

室谷
代表取締役
1回の不妊治療において、妊娠判定を行った日、または医師の判断で治療を中止した日です。判定結果が陽性でも陰性でも、妊娠判定を行った日が治療終了日になります。

佐藤
編集長
じゃあ令和7年(2025年)5月20日に治療が終わったら、いつまでに申請しますか?

室谷
代表取締役
令和7年8月20日が期限です。でも8月20日が土日や祝日の場合は翌開庁日まで延長されます。1月に治療が終わった場合は同年3月末日が期限、2〜3月に終わった場合は3か月後と同年5月末日の早い方まで延長されます。

佐藤
編集長
年度末の特別ルールがあるんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。確定申告や年度替わりと同時期に申請が集中するのを考慮した設定だと思います。いずれにしても、治療が終わったら早めに申請準備を始めることをおすすめします。期限を1日でも過ぎると対象外になってしまいますから。
申請期限の例外は限定的!
- 治療終了から3か月以内が原則(閉庁日の場合は翌開庁日)
- 治療終了が1月の場合 - 同年3月末日まで
- 治療終了が2〜3月の場合 - 3か月後か同年5月末日のうち早い方まで
- 期限を過ぎると助成対象外(例外なし)
市町の助成制度との関係は?先に申請する順番が大事!

佐藤
編集長
市や町でも独自の助成制度があるって聞いたんですが、どう組み合わせればいいですか?

室谷
代表取締役
ここ、かなり重要なポイントです!佐賀県の制度を申請する前に、市町の制度から先に申請してしまうと、佐賀県への申請ができなくなります。

佐藤
編集長
えっ、それ順番が逆になっちゃうと大変ですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。制度上、「当事業申請前に市町等から助成を受けた場合、当事業の申請はできない」と明記されています。市町の制度と県の制度は別々にもらえるのではなく、どちらを先に使うかが重要です。

佐藤
編集長
具体的にはどうすればいいですか?

室谷
代表取締役
まず佐賀県の先進医療費助成の申請を先に行い、交付決定後に市町の制度に申請するという順番が安全です。わからない場合は治療を受ける前に最寄りの保健福祉事務所や市町の窓口に確認しておくのが一番確実です。
問い合わせ先・申請窓口

佐藤
編集長
実際に申請する場合、どこに連絡すればいいですか?

室谷
代表取締役
5か所の保健福祉事務所のどこでもOKです。お住まいの地域に関係なく、一番利用しやすいところへどうぞ。
申請・問い合わせ窓口(佐賀県内5か所)
- 佐賀中部保健福祉事務所(母子保健福祉担当)TEL 0952-30-2183 / 佐賀市八丁畷町1-20
- 鳥栖保健福祉事務所(母子保健福祉担当)TEL 0942-83-2172 / 鳥栖市元町1234-1
- 唐津保健福祉事務所(母子保健福祉担当)TEL 0955-73-4228 / 唐津市大名小路3-1
- 伊万里保健福祉事務所(母子保健福祉担当)TEL 0955-23-5187 / 伊万里市新天町122-4
- 杵藤保健福祉事務所(母子保健福祉担当)TEL 0954-23-3174 / 武雄市武雄町昭和265

佐藤
編集長
担当部署もあるんですね。

室谷
代表取締役
そうです。各事務所の「母子保健福祉担当」が窓口です。電話でも相談できますし、様式のダウンロード先も案内してもらえますよ。あと、佐賀県には不妊・不育専門相談センター(佐賀中部保健福祉事務所内)もあって、専門医師や臨床心理士に無料で相談できます。オンライン相談も対応しています。
佐賀県の不妊治療費助成制度まとめ

佐藤
編集長
全体像をもう一度確認させてください!

室谷
代表取締役
はい、まとめると以下のとおりです!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 先進医療費の7割(千円未満切り捨て)、上限5万円/回 |
| 対象 | 保険診療の生殖補助医療と先進医療を組み合わせた佐賀県在住の方 |
| 年齢条件 | 治療開始日時点で妻が43歳未満 |
| 助成回数 | 妻40歳未満は1子につき6回、40歳以上43歳未満は1子につき3回 |
| 申請期限 | 治療終了日から原則3か月以内 |
| 申請先 | 佐賀県内の保健福祉事務所(5か所・どこでもOK) |
| 公式URL | 佐賀県公式サイト |

佐藤
編集長
お友達に教えてあげます!ちなみに関連する給付金もありますか?

室谷
代表取締役
あります!不育症で悩んでいる方には不育症治療支援事業もありますし、妊娠が判明した初回の産科受診費用を助成してくれる妊娠判定にかかる初回産科受診費用の助成という制度もあります。特定の疾患をお持ちの方なら特定医療費(指定難病)医療費助成制度も確認してみてください。
給付金詐欺にはご注意!
給付金詐欺にご注意ください
- 佐賀県や保健福祉事務所が、ATMの操作を求めることはありません
- 「助成金をもらうために手数料が必要」という話は詐欺です
- 電話で銀行口座番号や暗証番号を聞くことはありません
- 不審に思ったら、最寄りの保健福祉事務所または消費者ホットライン(188)に相談してください
よくある質問

佐藤
編集長
最後に、よくある疑問をまとめてください!

室谷
代表取締役
もちろんです!

佐藤
編集長
まず「先進医療として何が対象になるか、どうやって確認するの?」

室谷
代表取締役
厚生労働省が告示する先進医療は随時更新されます。ERA・EMMA・ALICEなどが代表例ですが、最新の対象技術は厚生労働省ホームページの「不妊症における先進医療の状況」ページで確認できます。実際に治療を受ける医療機関に「この先進医療は対象ですか?」と確認するのが確実です。

佐藤
編集長
「移植に至らなかった場合も1回カウントされるの?」

室谷
代表取締役
はい。医師の判断で治療が中止になった場合も1回カウントされます。ただし申請は可能なので、先進医療を行っていれば助成を受けられます。

佐藤
編集長
「2024年3月以前に佐賀県の助成制度を何回も使っていた場合は?」

室谷
代表取締役
令和6年(2024年)4月1日からカウントがリセットされるので、過去の回数は関係なく1回目から始められます!これは2024年の制度改正のおかげですね。

佐藤
編集長
「申請を原則の3か月を過ぎてしまったら絶対ダメ?」

室谷
代表取締役
期限を1日でも過ぎると助成対象外になります。ただし、治療終了が1月の場合は3月末まで、2〜3月終了の場合は5月末まで延長されます。不安な場合は早めに保健福祉事務所に相談を!
佐賀県の給付金・補助金をもっと探したい方へ

室谷
代表取締役
佐賀県にはほかにも様々な支援制度があります。子育て・医療・生活支援など、佐賀県の給付金・補助金一覧から探してみてください。不妊治療を続けながら、使える制度を最大限に活用しましょう!