募集予定
普通
準備期間の目安: 約21

令和8年度外国侵害調査費用助成事業

基本情報

補助金額
200万円
補助率: 1/2
0円200万円
募集期間
2026-04-10 〜 2026-10-01
残り166
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

外国侵害調査費用助成事業は、東京都が実施する知的財産保護支援制度で、海外で自社製品・技術の模倣品被害や権利侵害に直面している都内中小企業を対象としています。侵害の実態調査に要する費用の1/2、最大200万円までを助成します。海外展開を進める中小企業にとって、模倣品対策は事業成長の大きな障壁となりますが、調査費用は数百万円に及ぶケースも少なくありません。本助成金を活用することで、侵害の証拠収集や侵害品の流通ルート特定など、専門的な調査を半額の自己負担で実施できます。東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)が運営しており、申請前の無料相談にも対応しているため、海外での権利侵害に悩む事業者はまず相談から始めることをお勧めします。

この補助金の特徴

1

海外での模倣品・侵害品調査に特化した助成

本事業は、海外市場における自社製品の模倣品や権利侵害を調査するための費用に特化した助成制度です。侵害品のサンプル購入費用、現地調査員の派遣費用、専門調査機関への委託費用など、侵害の実態把握に必要な経費を幅広くカバーしています。

2

1年度1社1案件の集中支援

1年度につき1社1案件に限定されているため、最も重要な侵害案件に集中してリソースを投入できます。助成率1/2・上限200万円の支援により、400万円規模の本格的な調査を200万円の自己負担で実施可能です。

3

東京都知的財産総合センターの専門支援付き

申請にあたっては東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)の専門相談員に事前相談が可能です。侵害の状況整理から調査計画の策定まで、知的財産の専門家による無料サポートを受けられるため、初めて海外侵害対策に取り組む企業でも安心です。

ポイント

海外での模倣品被害は放置するほど拡大する性質があり、早期の実態調査が被害の最小化に直結します。本助成金は調査段階に特化しているため、侵害の疑いがある段階で活用できる点が強み。調査結果を基に、後続の「海外商標対策支援助成事業」や国の侵害対策制度と組み合わせた包括的な対策が可能です。

対象者・申請資格

企業規模・所在地の要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)
  • 中小企業団体、一般社団法人、一般財団法人も対象
  • 中小企業基本法上の中小企業であること

知的財産に関する要件

  • 外国において自社の製品・技術に関する模倣又は権利侵害が発生していること
  • 侵害の対象となる知的財産権を有している(又は出願中である)こと
  • 調査対象が明確であること

申請回数の制限

  • 1年度につき1社1案件に限る
  • 同一案件での重複申請は不可

ポイント

「東京都内に主たる事業所」という要件は本店登記だけでなく実質的な事業活動の拠点を指します。また、権利侵害の「疑い」段階でも申請可能ですが、調査対象となる知的財産権が明確に特定できている必要があります。申請前にTOKYO IPの無料相談で要件該当性を確認することをお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前相談の実施

東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)に連絡し、侵害の状況と調査計画について事前相談を行います。専門相談員が侵害の状況を整理し、本助成金の活用可否についてアドバイスを提供します。

2

ステップ2:調査計画と見積もりの準備

調査を委託する専門機関を選定し、調査内容・期間・費用の見積もりを取得します。助成金申請に必要な調査計画書を作成し、経費の内訳を明確にしてください。

3

ステップ3:申請書類の提出

Jグランツまたは窓口で申請書類を提出します。申請期限は2026年10月1日ですが、予算の範囲内での受付となります。必要書類には事業計画書、経費明細書、知的財産権の証明書類などが含まれます。

4

ステップ4:交付決定後の調査実施

交付決定を受けた後、計画に基づいて調査を実施します。調査完了後に実績報告書を提出し、審査を経て助成金が支給されます。

ポイント

申請のポイントは「事前相談」を必ず活用することです。TOKYO IPの専門家に相談することで、調査計画の妥当性確認や必要書類の整理ができ、申請書の完成度が大幅に向上します。また、調査機関の選定は助成金申請前に行い、2社以上の見積もりを取得しておくとスムーズです。

審査と成功のコツ

信頼できる調査機関の選定
海外の知的財産侵害調査は専門性が高く、調査機関の能力が結果を大きく左右します。実績のある国際調査会社や現地の弁理士事務所を選定し、過去の調査実績や対象国でのネットワークを確認してください。TOKYO IPから調査機関の紹介を受けることも可能です。
調査対象の明確化と優先順位付け
複数の侵害が疑われる場合は、事業への影響度が最も大きい案件に集中することが重要です。1年度1案件の制約があるため、売上への影響額や侵害の拡大リスクを基準に優先順位を決定してください。
調査結果の活用計画を事前に策定
調査は手段であり、目的は侵害の排除です。調査結果をどのように活用するか(警告書送付、行政摘発要請、訴訟提起など)を事前に想定しておくことで、調査内容の精度が上がり、後続の対策もスムーズに進みます。

ポイント

侵害調査の成否は「調査機関の専門性」と「調査対象の明確さ」に大きく依存します。予算の半分を自己負担する以上、調査が曖昧な結論に終わることは避けたいところ。TOKYO IPの事前相談で調査の方向性を固め、具体的な証拠収集の目標を設定してから着手してください。

対象経費

対象となる経費

調査委託費(3件)
  • 専門調査機関への侵害実態調査委託費
  • 現地調査員の派遣費用
  • 侵害品のサンプル購入費用
弁理士・弁護士費用(2件)
  • 海外弁理士への調査依頼費用
  • 権利侵害の法的分析費用
翻訳・通訳費用(2件)
  • 調査報告書の翻訳費用
  • 現地調査時の通訳費用
渡航関連費(2件)
  • 調査のための海外渡航費
  • 現地での交通費・宿泊費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 侵害排除のための訴訟費用(調査費用のみ対象)
  • 商標・特許の出願・登録に係る費用
  • 自社の従業員の人件費
  • 日常的な事業運営に要する経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 他の助成金で支援を受けている経費

よくある質問

Qどの国での侵害が対象になりますか?
A

特定の国に限定されておらず、海外であればどの国・地域での侵害も対象となります。中国、東南アジア、欧米など、侵害が発生している国での調査費用が助成対象です。ただし、調査の実現可能性や現地の法制度を考慮した調査計画が求められます。複数国にまたがる侵害の場合は、最も被害が大きい国に集中した調査計画を策定することをお勧めします。

Qまだ権利侵害か確定していない段階でも申請できますか?
A

はい、侵害の「疑い」の段階でも申請可能です。本助成金の目的は侵害の実態を調査することにあるため、侵害が確定していなくても、模倣品の存在や権利侵害の疑いがある場合には申請できます。ただし、調査対象となる自社の知的財産権が明確に特定できていることが条件です。出願中の権利でも対象となる場合がありますので、TOKYO IPに相談してください。

QECサイトでの模倣品販売も調査対象になりますか?
A

はい、海外のECプラットフォーム(Amazon、Alibaba等)上での模倣品販売の調査も対象です。オンライン上の侵害品の出品者特定、販売実態の調査、侵害品のサンプル購入などの費用が助成対象となります。近年、EC経由の模倣品被害が増加しており、本助成金を活用したオンライン調査の申請も増えています。

Q調査結果をもとに訴訟を起こす場合の費用も対象ですか?
A

いいえ、訴訟費用は本助成金の対象外です。本事業は「調査」に特化した助成制度であり、調査結果に基づく法的措置(訴訟、仮処分申請等)の費用は含まれません。ただし、調査結果を活用した後続の対策には、東京都の「海外商標対策支援助成事業」(商標に関する行政手続き・行政訴訟が対象、上限500万円)や国の支援制度を活用できる場合があります。

Q過去に同じ助成金を受給したことがある場合も申請できますか?
A

はい、過去に受給歴がある場合でも、年度が異なれば再度申請可能です。ただし、1年度1社1案件の制限があるため、同一年度内での複数申請はできません。また、過去と同一の案件(同じ侵害事案)での再申請は認められない場合がありますので、新たな侵害事案や異なる国での調査であることを明確にして申請してください。

Q申請から助成金受給までどのくらいかかりますか?
A

申請から受給まではおおむね6ヶ月〜10ヶ月程度です。申請後の審査・交付決定に1〜2ヶ月、調査の実施に2〜4ヶ月、実績報告・精算に1〜2ヶ月を要します。ただし、海外での調査は現地の状況により予定より長期化することもあるため、余裕を持ったスケジュールで計画することが重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は「調査」に特化した制度であり、調査結果を基にした後続対策には別の支援制度を組み合わせることが効果的です。東京都の「海外商標対策支援助成事業」(ID:101040)は、侵害商標の取消・無効化に要する費用を最大500万円助成しており、本事業での調査→商標対策助成での対策実行という二段階の活用が理想的なパターンです。 また、国の制度としてJETRO(日本貿易振興機構)が実施する「中小企業等海外侵害対策支援事業」も併用可能な場合があります。ただし、同一経費の二重受給はできないため、調査フェーズは本助成金、対策フェーズは国の制度というように、フェーズごとに制度を使い分けるのが有効です。特許庁の「海外知的財産プロデューサー」による無料相談も活用し、最適な制度の組み合わせを検討してください。

詳細説明

外国侵害調査費用助成事業の概要

本助成金は、東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)が実施する知的財産保護支援制度です。海外市場で自社製品・技術の模倣品被害や権利侵害に直面している東京都内の中小企業等を対象に、侵害の実態調査に要する費用の一部を助成します。

支援の背景と目的

グローバル化に伴い、中小企業の海外展開が進む一方で、海外での知的財産権侵害は年々増加しています。特にアジア地域を中心に、製品の模倣やブランドの無断使用が深刻な問題となっていますが、侵害の実態調査には専門的な知識と多額の費用が必要です。本助成金は、こうした調査コストの負担を軽減し、中小企業の知的財産保護を支援することを目的としています。

助成内容

  • 助成率:対象経費の1/2以内
  • 助成限度額:200万円
  • 申請制限:1年度1社1案件

対象となる侵害の範囲

本助成金の対象となる「権利侵害等」には以下が含まれます。

  • 特許権・実用新案権の侵害(技術の無断使用)
  • 意匠権の侵害(デザインの模倣)
  • 商標権の侵害(ブランドの無断使用)
  • 著作権の侵害(著作物の無断複製・配布)
  • 不正競争行為(営業秘密の不正取得等)

申請の流れ

申請にあたっては、まず東京都知的財産総合センターへの事前相談を推奨します。相談では侵害の状況整理や調査計画の策定について専門家のアドバイスを受けられます。その後、申請書類一式を揃えて提出し、審査・交付決定を経て調査を実施します。

関連する東京都の知的財産支援制度

東京都では本助成金のほかにも、知的財産に関する複数の支援制度を実施しています。海外商標対策支援助成事業(商標の取消・無効化)、特許調査費用助成事業(他社特許の調査)、外国著作権登録費用助成事業(海外での著作権登録)など、知的財産のライフサイクル全体をカバーする支援体制が整っています。自社の課題に応じて最適な制度を選択してください。

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