募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約21

2026年度「事業会社等が保有する革新的な技術を活用したカーブアウトによるディープテック・スタートアップ創出等促進事業」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-04-08 〜 2026-05-11
残り23
対象地域日本全国
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

NEDOが公募する本事業は、事業会社等が社内に眠らせている革新的な技術をカーブアウト(切り出し)し、独立したディープテック・スタートアップとして社会実装につなげるための委託事業です。カーブアウトとは、大企業や研究機関が保有する特定の技術・事業部門を分離・独立させ、新会社を設立する手法であり、日本では近年特に注目されています。本公募はNEDOが実施者を選定して業務委託する形式であり、「補助金」とは異なり、採択されると「委託費」として研究・事業化費用が支払われます。対象は学術研究機関や専門・技術サービス業に属する法人・団体等で、カーブアウト元となる技術を有する事業会社・研究機関、またはカーブアウトを支援するアクセラレーターや金融機関等が応募主体となり得ます。申請にはNEDO HPからの詳細確認が必須です。イノベーション・エコシステムの強化を国策として推進する日本において、本事業は民間技術の社会実装を加速する重要な施策といえます。

この補助金の特徴

1

NEDO委託事業としての安定した資金獲得

本事業は補助金(採択後に経費を補助)ではなく、NEDOが業務を委託する「委託費」方式です。採択されれば、NEDOとの委託契約に基づいて研究・実証・事業化に必要な費用が支払われます。上限額は公募要項に依存しますが、ディープテック領域の特性上、数千万円から数億円規模になるケースもあります。

2

カーブアウト型スタートアップ創出に特化した希少な支援

国内の公的支援プログラムの中でも、「カーブアウト」という手法に特化した支援は非常に限られています。大企業の研究所や事業会社に眠る革新的技術を、社内起業家が独立して事業化するプロセス全体をNEDOが支援する点が際立った特徴です。

3

ディープテック領域の技術を対象とした高い公共性

AIやバイオテクノロジー、量子技術、先端材料など、社会実装に長い開発期間と大規模投資を要するディープテック領域が主な対象です。民間VCだけでは資金調達が難しいフェーズを公的資金でつなぐ役割を果たします。

4

事業化支援・メンタリング等の付帯サービスが期待できる

NEDO委託事業では、資金提供だけでなく、事業化に向けたメンタリング、ネットワーキング、技術評価などのサポートが付随する場合があります。スタートアップエコシステムとのコネクションを形成する機会としても価値があります。

5

公募期間が約1ヶ月と短い:早期準備が必須

2026年4月8日〜5月11日という公募期間は約5週間です。応募書類の作成には技術概要・事業化計画・チーム体制・知財戦略等の詳細な記述が必要であり、締切直前からの準備では間に合いません。今すぐNEDO HPで公募要領を取得し、準備を開始することを推奨します。

ポイント

カーブアウト特化型の公的支援は国内で非常に希少です。大企業・研究機関の技術資産を社会に解放する「場」として、本事業はスタートアップ創出の起爆剤になり得ます。委託費方式のため資金回収リスクがなく、採択企業・機関には資金以外のNEDOエコシステムへのアクセスというメリットもあります。

対象者・申請資格

応募主体(想定される類型)

  • 事業会社等(大企業・中堅企業・中小企業):カーブアウト元となる革新的技術を保有する企業
  • 学術研究機関・大学:技術移転・スピンアウトを検討している研究機関
  • アクセラレーター・VC・金融機関:カーブアウトを支援する立場での参画
  • これらの複数主体によるコンソーシアム形式も想定される

技術要件(想定)

  • 革新的かつ社会実装の可能性が高い技術であること
  • ディープテック領域(AI・バイオ・量子・材料科学等)に属する技術が対象の中心
  • 既存事業部門と切り離し、独立した事業体として成立し得る技術であること

事業化要件(想定)

  • カーブアウト後のスタートアップ設立・運営の具体的な計画を有すること
  • 技術の権利関係(特許・ライセンス等)が整理されていること、または整理可能な状態にあること

ポイント

応募資格の詳細はNEDO HPの公募要領が唯一の正式情報源です。上記は一般的なNEDO委託事業の類型から推定した内容を含むため、実際の要件と異なる場合があります。必ず公募要領を精読し、不明点はNEDO担当部署に問い合わせてください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の取得と精読

NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100518.html)から最新の公募要領・申請様式をダウンロードします。委託費の上限額・対象経費・採択件数・評価基準等の重要情報が全てここに記載されています。公募開始日(2026年4月8日)以降に必ず取得してください。

2

ステップ2:自社技術のカーブアウト適性評価

保有技術について①独立事業体としての収益化可能性、②知財の権利整理状況、③市場規模・競合状況、④中核となる人材(社内起業家候補)の存在、の4点を事前評価します。この評価結果が提案書の骨格になります。

3

ステップ3:チーム・コンソーシアムの組成

単独申請かコンソーシアム申請かを決定し、共同申請機関との役割分担・費用分担を合意します。ディープテック領域ではアカデミア・企業・支援機関の連携が採択評価で有利に働く傾向があります。

4

ステップ4:事業計画書の作成

技術概要・事業化ロードマップ・市場分析・チーム体制・知財戦略・資金計画を記述します。公募要領の評価基準に対応した構成にすることが重要です。

5

ステップ5:申請書の提出(5月11日締切)

NEDO所定の方法(電子申請システム等)で期限内に提出します。NEDOの委託事業は電子申請が基本ですが、詳細は公募要領で確認してください。

ポイント

NEDO委託事業の採択率は一般的に厳しく、書類の質が採否を大きく左右します。「なぜカーブアウトが必要か」「なぜこの技術が革新的か」「なぜこのチームが実現できるか」の3点を論理的かつ具体的に記述することが、採択への最短ルートです。

審査と成功のコツ

技術の独自性と社会実装までのロードマップを明確に示す
NEDOの評価では「技術の革新性」と「社会実装の現実性」の両立が重視されます。技術的な優位性(特許・論文・試作品等の根拠)と、カーブアウト後5〜10年の事業化ロードマップを具体的に記述することが採択の鍵です。
知財の権利整理を事前に完了させる
カーブアウトにおける最大のリスクの一つが知財の権利関係の複雑さです。元の組織が保有する特許のライセンス条件、職務発明の帰属、共同開発知財の扱いなどを整理し、申請書類に明示することで審査の信頼性が増します。
社内起業家(アントレプレナー)の存在を前面に出す
ディープテック・スタートアップの成否はチームの質に大きく依存します。技術をよく理解し、事業化への強い意志を持つ社内起業家の存在とその経歴・実績を明記することが重要です。
過去のNEDO採択事例を参照してリサーチ
NEDOは過去の採択事業をHPで公開しています。類似事業の採択実績を調べ、自社提案との差別化ポイントを明確にすることで、提案書の完成度が格段に上がります。

ポイント

ディープテックのカーブアウト支援は「技術×人材×知財×事業化戦略」の全てが問われます。技術力だけでなく、「この事業が社会にどう貢献するか」というビジョンと、「なぜ今カーブアウトが最善の選択肢か」という戦略的必然性を伝えることが採択への決め手になります。

対象経費

対象となる経費

研究・技術開発費(4件)
  • 試作品・プロトタイプ製作費
  • 外注研究費
  • 実験・検証費用
  • 技術評価・分析費用
事業化調査費(3件)
  • 市場調査・フィージビリティスタディ
  • 競合分析費
  • 事業化計画策定費
知財関連費(3件)
  • 特許出願・維持費
  • 知財デューデリジェンス費
  • ライセンス整備費
人件費(2件)
  • 事業担当者の人件費(上限割合あり)
  • 技術専門家の費用
外部専門家費(3件)
  • 法務・会計アドバイザー費
  • 経営コンサルティング費
  • ピッチ支援費
その他事業費(3件)
  • 設備・機器費(研究に必要なもの)
  • 旅費交通費(事業遂行に必要なもの)
  • 通信・情報処理費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 事業と直接関係のない一般管理費・本社経費
  • 採択前に発生した費用
  • 土地・建物の購入費
  • 他の公的補助金と重複して計上する経費
  • 役員報酬への充当
  • 収益性の低い既存事業の維持・運営費

よくある質問

Qカーブアウト元の企業(技術保有企業)が直接応募できますか?
A

はい、技術を保有する事業会社が直接応募主体となることが想定されています。ただし、アクセラレーターや支援機関との連携によるコンソーシアム形式での応募も認められる場合があります。詳細な応募資格はNEDO HPの公募要領で確認してください。

Qスタートアップとして独立した後も支援は継続されますか?
A

委託事業期間中はNEDOからの委託費が支払われます。委託期間終了後の継続的な支援(追加採択・後継プログラム等)については、公募要領に記載の条件やNEDOの他プログラムとの連携を確認してください。VC調達や他の公的支援との組み合わせを検討することをお勧めします。

Q大学発スタートアップ(研究機関からのスピンアウト)も対象になりますか?
A

公募タイトルは「事業会社等が保有する革新的な技術」とありますが、「等」の範囲に研究機関・大学が含まれる可能性があります。大学・研究機関のスピンアウトを検討している場合は、NEDO HPの公募要領で「等」の定義を確認するか、NEDO担当者に直接確認することを推奨します。

Q委託費の上限額はいくらですか?
A

本公募の委託費上限額はNEDO HPの公募要領に記載されています。ディープテック領域の事業特性上、数千万円から数億円規模になることが一般的ですが、正確な金額は必ず公募要領で確認してください。

Q知財の権利はカーブアウト後、誰に帰属しますか?
A

NEDOの委託事業では、原則として実施機関(受託者)に知財の権利が帰属するケースが多いですが、NEDOが共同出願権を持つ場合や、NEDOへの実施許諾が求められる場合もあります。詳細は公募要領の「知的財産権の扱い」の項目を精読してください。

Q応募書類の作成で最も注意すべき点は何ですか?
A

最も重要なのは「技術の革新性・独自性の証明」と「事業化計画の具体性・現実性」のバランスです。技術的優位性だけを強調した提案書は「事業化できるのか」という疑問を生み、逆に事業計画だけを強調すると「技術の深さが足りない」と判断されます。両方を論理的・定量的に示す構成が採択への近道です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

NEDO委託事業として採択された場合、委託費は国費(税金)で賄われるため、同一の研究・事業化活動に対して他の国費補助金・委託費を重複して受け取ることは原則禁止されています。ただし、委託事業の対象範囲外となる活動(例:カーブアウト後のスタートアップが別途調達するVC投資、SBIR補助金等)とは性質が異なるため、採択後の資金調達については個別にNEDO担当者と相談することが重要です。経済産業省の「スタートアップ育成5か年計画」の関連施策やJ-Startupプログラムとの連携は、公募要領に記載がなければ相互に有益な組み合わせになり得ます。NEDOの他プログラム(NEDO Technology Commercialization Program等)との重複応募については、公募要領の規定に従い、事前にNEDOに確認してください。

詳細説明

カーブアウトとは何か

カーブアウト(Carve-out)とは、企業や研究機関が保有する特定の技術・事業部門を本体から切り離し、独立した新会社(スタートアップ)として設立する手法です。日本では大企業の研究所に眠る革新的技術が「事業化の優先順位が低い」「既存事業との利益相反がある」等の理由から社会に出てこないケースが多く、このボトルネックを打破するための施策として注目されています。

本事業の目的と意義

NEDOはこの公募を通じて、事業会社等が保有する革新的な技術をディープテック・スタートアップとして社会実装するプロセスを支援します。補助金ではなく委託費方式を採用しており、採択された機関はNEDOとの契約に基づいて研究・事業化活動を実施し、その費用がNEDOから支払われます。

ディープテック領域とは

本事業が対象とする「ディープテック」は、AI・機械学習、バイオテクノロジー・合成生物学、量子コンピューティング、先端材料・ナノテクノロジー、宇宙技術、エネルギー技術等、社会への深いインパクトを持ちながら開発・実証に長期間と大規模投資を要する技術領域を指します。民間VCだけでは資金調達が困難なフェーズを、公的資金で支援することがNEDOの役割です。

公募スケジュールと注意点

  • 公募期間:2026年4月8日〜2026年5月11日(約5週間)
  • 公募期間が非常に短いため、公募開始前からの準備が必須です
  • 詳細はNEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100518.html)で必ず確認してください

採択に向けた準備のポイント

  • 技術の独自性の根拠(特許・論文・試作品等)を整理する
  • 知財の権利関係(特許帰属・ライセンス条件等)を事前に整理する
  • 事業化ロードマップ(カーブアウト後3〜10年の計画)を具体化する
  • 中核人材(社内起業家)の経歴・実績を明確にする
  • コンソーシアム構成(企業・アカデミア・支援機関の連携)を検討する

問合せ先

本公募に関する問い合わせは、NEDO HP記載の担当部署に直接行ってください。公募要領に問合せ窓口・方法が明記されています。

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