令和7年度補正 米粉商品開発等支援対策事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大1億円の大型補助
補助上限額が1億円に達する大型補助金で、米粉関連の単年度補助としては国内最大級の規模です。商品開発から製造設備、原材料調達、販路開拓まで一連の取組を一括して支援できる設計のため、本格的な米粉事業立ち上げや既存米粉事業の大幅拡張に活用できます。\n\n
補助率1/2、原材料費は1/3 or 1/2
補助率は原則1/2で、市販段階の原材料費に限り大企業は1/3、中小企業は1/2が適用されます。商品開発フェーズと市販フェーズで原材料費の扱いが異なる二段階設計のため、自社のフェーズに応じた経費構成を設計する必要があります。\n\n
全国対象、業種制限ゆるやか
地理条件は全国で、食品の加工・製造業者、飲食店、食品流通事業者、農林漁業者団体、NPO、協議会など幅広い事業者が対象です。製造業者だけでなくレストランチェーンや道の駅運営団体なども応募可能で、6次産業化の取組とも親和性が高い制度です。\n\n
新用途米穀加工品の取組が要件
対象は「新用途米穀加工品」(米粉やこれを原料とする加工食品等)の製造・流通に関する取組です。単なる米加工ではなく、新用途として位置付けられる商品(パン用・麺用・グルテンフリー食品等)の開発・製造が対象となります。\n\n
短期決戦型の応募スケジュール
応募期間は2026年4月17日〜5月22日と約1か月強と非常に短く、商品コンセプト・事業計画書・経費明細・連携先確保まで急ピッチで進める必要があります。年度を跨いだ補正予算ベースのため、短期間勝負になることを最初から織り込んでおく必要があります。
ポイント
対象者・申請資格
事業実施者の立場(いずれか必須)
\n・食品の加工・製造を行っている事業者またはこれらが組織する団体\n・飲食店その他食事の提供を伴う事業を行っている者またはこれらが組織する団体\n・食品の流通を行っている者\n\n
法人格要件
\n・民間事業者、公益社団・財団法人、一般社団・財団法人、特定非営利活動法人、事業協同組合、企業組合、商工業者の組織する団体、農林漁業者の組織する団体、独立行政法人、認可法人、特殊法人、学校法人、協議会のいずれか\n\n
取組の要件
\n・新用途米穀加工品(米粉やこれを原料とする加工食品)の製造または流通に関する取組であること\n・消費者ニーズに合った米粉商品の開発・製造に資する取組であること\n\n
除外要件
\n・個人事業主のうち事業実施者の法人格要件に該当しないもの\n・新用途米穀加工品に関連しない一般食品の開発\n・国の他補助金との重複受給
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事業者要件の確認と商品コンセプト設計
まず事業実施者要件①〜③のいずれに該当するか、法人格要件を満たすかを確認します。並行して開発する米粉商品のコンセプト(用途・ターゲット・差別化要素)を明確化し、消費者ニーズに合致することを示す市場調査データを準備します。\n\n
ステップ2:取組内容と経費明細の策定
商品開発・試作・製造設備導入・原材料調達・販路開拓など、必要な取組を時系列で整理し、それぞれの経費を見積もります。補助率1/2を踏まえた総事業費・補助申請額・自己負担額を試算します。\n\n
ステップ3:申請書類の作成
事務局指定の申請様式(komeko-koubo.jpから入手)に事業計画・経費明細・体制図・スケジュール・商品コンセプトを記入します。米粉原料の調達ルート、製造設備の仕様、販路の確保見込みなど具体性が問われます。\n\n
ステップ4:応募提出(締切:2026年5月22日)
事務局指定の方法(電子申請等)で書類を提出します。締切間際は問い合わせ対応が逼迫するため、最低1週間前には提出を完了させる計画を推奨します。\n\n
ステップ5:審査・採択・実施
書類審査を経て採択決定、交付決定後に事業を開始します。商品開発・試作・製造設備導入を計画通りに進め、完了後に実績報告と補助金請求を行います。
ポイント
審査と成功のコツ
消費者ニーズの裏付け
米粉ならではの差別化
原材料調達ルートの確保
販路の具体性
生産者・食品加工業者・流通業者との連携体制
ポイント
対象経費
対象となる経費
商品開発・試作費(3件)
- 試作品開発費
- 原材料試験購入費
- 外部研究機関への試験委託費
製造設備・機械費(3件)
- 米粉専用製造機械の購入費
- 包装設備費
- 品質管理機器費
原材料費(2件)
- 米粉原料の購入費(市販段階の原材料費は大企業1/3、中小1/2)
- 副原料・添加物費
販路開拓・広報費(3件)
- 展示会出展費
- パンフレット・販促物制作費
- ECサイト構築・改修費
コンサル・専門家費(3件)
- 商品開発アドバイザー謝金
- 栄養士・食品技術者の指導費
- 市場調査委託費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 新用途米穀加工品に関連しない一般食品の開発費
- 交付決定前に発注・契約した費用
- 汎用設備(事務用パソコン・自動車等)
- 消費税及び地方消費税相当額
- 経営者・既存従業員の通常人件費
- 土地取得費・建物取得費
- 国の他の同種補助金で支援を受けた経費
よくある質問
Q個人事業主でも応募できますか?
本制度は法人格要件があり、民間事業者・各種法人・組合・協議会等が対象です。個人事業主単体での応募は原則対象外で、商工業者の組織する団体や農林漁業者の組織する団体、協議会等の組織を通じた応募が必要となります。法人化や連携体制の構築を検討してください。
Q「新用途米穀加工品」の定義は何ですか?
農林水産省令第41号(米穀の新用途への利用の促進に関する法律施行規則)第1条第1号に規定された米加工品で、米粉やこれを原料とする加工食品が該当します。具体的にはパン用・麺用・菓子用米粉、グルテンフリー食品、米粉を主原料とする加工食品などです。単なる炊飯米や米菓は対象外となるケースがあるため、事務局に事前確認してください。
Q補助率1/2と1/3の使い分けはどうなっていますか?
補助率は原則1/2ですが、商品の市販段階における原材料費に限り大企業は1/3、中小企業は1/2が適用されます。商品開発・試作段階の原材料費は中小・大企業ともに1/2です。事業計画書で経費を「開発フェーズ」「市販フェーズ」に明確に区分する必要があります。
Q応募期間が短いですが、書類準備にどれくらいかかりますか?
応募期間は約1か月強(2026年4月17日〜5月22日)で、書類作成だけでも2〜3週間は必要です。商品コンセプト設計、市場調査、原材料調達ルート確認、連携先合意、経費見積取得などを並行で進める必要があるため、応募開始前から構想を温めて準備しておくことが現実的です。
Q他の補助金(ものづくり補助金、6次産業化補助金等)と併用できますか?
対象経費が重複しなければ併用可能なケースが多くあります。例えばものづくり補助金で製造ライン全体を整備し、本補助金では米粉特化機能・原材料・販路開拓を別途支援するといった切り分けが考えられます。一方、農林水産省所管の同種補助金との重複は不可です。最終判断は事務局(0120-917-210)に確認してください。
Q原材料費はどこまで対象になりますか?
商品開発・試作段階の原材料費(米粉原料・副原料等)は補助率1/2で対象となります。市販段階の原材料費も対象ですが、大企業は1/3、中小企業は1/2に補助率が分かれます。原材料費は「フェーズ別に経費区分を明確にする」ことが必要で、申請書での記載方法は事務局指示に従ってください。
Q応募はどこから行えばいいですか?
事務局のウェブサイト(komeko-koubo.jp)から最新の公募要領・申請様式を入手できます。問い合わせは電話 0120-917-210(月〜金 平日 10:00-12:00, 13:00-17:00)またはメール komeko-koubo-r7@mail.gnavi.co.jp で受け付けています。回答に2〜3営業日かかる場合があるため、早めに問い合わせてください。
Q採択されたら事業はいつまでに完了する必要がありますか?
公募要領に補助事業期間が明記されていますので必ず確認してください。一般的に補正予算ベースの補助金は単年度内(または翌年度上半期まで)の事業完了が求められるため、商品開発・製造・販路開拓の一連の取組を短期間で完遂する計画力が必要です。期間内完遂が困難な計画は採択リスクが高まります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は農林水産省所管の米粉特化型補助金で、国の他の同種補助金(食料安全保障関連、食品産業強化関連など同省所管の重複制度)との重複受給は原則認められません。一方、性質の異なる補助金との併用は対象経費が重複しなければ可能なケースが多くあります。例えば、ものづくり補助金で製造ライン全体を整備し、本補助金では米粉特化機能・原材料・販路開拓を別途支援するといった切り分けや、IT導入補助金で受注管理・在庫管理システムを別途整備するといった組み合わせが考えられます。地方自治体の6次産業化補助金や農商工連携支援との併用も多くのケースで可能です。日本政策金融公庫の農林漁業セーフティネット資金や食品流通改善資金との組み合わせで自己負担分を賄うことも有効です。連携先の生産者・流通業者が別途自治体補助金を受けている場合、本事業との関係を整理する必要があります。重複可否の最終判断は事務局(0120-917-210)に必ず事前確認してください。
詳細説明
制度の背景と目的
令和7年度補正 米粉商品開発等支援対策事業は、農林水産省が米粉の利用拡大を国策として推進するための補助金です。小麦価格の高騰、食料安全保障の重要性、米消費量の減少という3つの課題を背景に、米粉を「小麦粉の単なる代替」ではなく「消費者ニーズに合った独自商品」として開発・製造する取組を支援します。
補助対象と補助率の構造
補助上限額は最大1億円と米粉関連補助では国内最大級です。補助率は原則1/2で、商品の市販段階における原材料費については大企業1/3、中小企業1/2の二段階設計です。商品開発フェーズと市販フェーズの両方をカバーできるため、商品ローンチから定着までの長期取組を支援可能です。
事業実施者の3つの立場
- 食品加工・製造業者:米粉商品の自社開発・製造を行う立場
- 飲食店・食事提供事業者:米粉メニューを開発・提供する立場
- 食品流通事業者:米粉商品の流通・販売を担う立場
個社単独応募よりも、生産者団体・加工業者・流通業者が連携した6次産業化型の取組が高く評価される傾向があります。
応募スケジュールと準備の急所
応募期間は2026年4月17日〜5月22日と約1か月強と極めて短いのが最大の難点です。商品コンセプト・事業計画・経費明細・連携先確保まで急ピッチで進める必要があり、応募開始前から構想を温めておかないと間に合いません。事務局問い合わせ(0120-917-210)は早めに行い、要件解釈の不安を潰してください。
採択を引き寄せる4つの観点
- 消費者ニーズの裏付け:グルテンフリー需要・健康志向など市場データで論証
- 米粉ならではの差別化:食感・栄養価・地域性などの独自性
- 原材料調達ルート:製粉業者・生産者との連携体制と契約栽培
- 販路の具体性:スーパー・EC・卸売など販売目標を数値化
取組のフェーズと経費設計
商品開発フェーズでは試作・原材料試験購入・専門家謝金が中心となり、製造フェーズでは米粉専用製造機械・包装設備・品質管理機器の導入が中心です。市販フェーズでは原材料費の支援が受けられますが、補助率が大企業1/3に下がる点に注意が必要です。フェーズに応じた経費構成設計が補助上限を最大化するコツです。
注意すべき落とし穴
個人事業主は事業実施者の法人格要件に該当しないため原則対象外です。法人化や協議会・組合等の組織化を通じた応募が必要となります。また「新用途米穀加工品」の定義(農林水産省令第41号第1条第1号)に該当する商品である必要があり、単なる米加工品では対象外となるため注意してください。
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