募集中
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

ステーブルコイン社会実装促進事業補助金

基本情報

補助金額
4000万円
補助率: 2/3
0円4000万円
募集期間
2026-04-17 〜 2026-06-30
残り73
対象地域東京都
対象業種分類不能の産業 / 金融業 / 保険業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

ステーブルコイン社会実装促進事業補助金は、東京都が日本円建てステーブルコイン(SC)のユースケース創出に取り組む事業者を支援する制度です。実発行されたSCを活用し、決済・送金の利便性向上や社会課題の解決につながる取り組みを対象とし、外部基盤利用経費・専門家相談監査経費・システム開発経費の2/3(上限4,000万円)を補助します。東京都内に登記上の本店または支店を有することが必須で、国や都の他部署からの委託・助成を重複して受けていないことも条件です。応募は令和8年4月17日から6月30日まで。予算の上限に達すれば追加受付もあり得ますが、実質的には早期に埋まる可能性が高く、採択数も限定的と想定されるため、ユースケースの先進性と実現性を示した提案書の作成が勝負を分けます。

この補助金の特徴

1

日本円SCに特化した先端支援

本補助金は、国内で実発行された日本円建てステーブルコインの活用を対象に設計されており、国内外を問わない決済・送金の実証や新規ユースケース創出にフォーカスされています。Web3領域全般ではなくSCに絞っているため、資金決済法等の法令遵守を前提にしたビジネスモデルを持つ事業者にとって補助対象が明確で、採択後の資金執行もブレにくい点が大きな特徴です。

2

補助率2/3・上限4,000万円の重厚支援

自己負担3分の1で最大4,000万円まで出るため、PoC規模を超えた本格的な社会実装・検証を計画できます。システム開発経費まで対象に含まれるため、単発の調査費用ではなく、決済基盤との接続やスマートコントラクト構築など設備投資に近い支出も賄える設計です。これにより、単なる検討段階ではなく市場投入前の実証まで一気に進められます。

3

東京都域を含む検証が条件

補助対象となるユースケースは、東京都内を含む地域で実装または検証することが必須要件です。国内発行SCの利用が前提で、海外発行SCや都外限定の取り組みは対象外となる点に注意が必要です。自社が都外拠点の場合でも、パートナー店舗や実証フィールドを都内に確保することで要件を満たせるため、実証パートナー選定の設計が重要になります。

4

SC発行事業そのものは対象外

補助対象には「国内でSCを発行する事業」は含まれません。ただし第三者に国内でのSC発行を委託し、当該SCを活用してユースケースを創出する事業は含まれるため、発行体と連携する利用サイドの事業者が主たるターゲットです。役割分担を明確にし、発行体との連携体制を契約書レベルで整えておくことが採択の鍵になります。

ポイント

SC領域の中でも「発行」ではなく「利活用」に絞って手厚く支援する珍しい補助金です。補助率2/3・上限4,000万円という規模感から、東京都はSCの社会実装における「使われる場面」を都内で作り切る政策意図を持っています。採択を勝ち取るには、先進性と同時に「誰が実際に使うのか」を具体的に示すことが不可欠です。

対象者・申請資格

応募できる事業者

  • 実発行されたSCを用いてユースケースを創出する中小企業または大企業(会社法人)
  • 東京都内に登記簿上の本店または支店を有する事業者
  • 補助対象事業の遂行に必要な免許・許可・登録等を関係法令に基づき取得済みの事業者(資金移動業・前払式支払手段発行業等に該当する場合)
  • 第三者に国内SC発行を委託し、当該SCでユースケースを創出する事業者

対象外となるケース

  • 自社が国内でSCを発行する事業(発行事業そのもの)
  • 海外発行SCのみを活用するユースケース
  • 都外のみで実装・検証を行う取り組み
  • 同一年度内に国や東京都他部署から委託・助成を受けている事業
  • 必要な免許・許可・登録を受けていない事業者

登記・所在地の条件

  • 本店が都外にある場合でも、都内登記の支店があれば応募可能
  • 支店は実態のある拠点である必要があるため、バーチャルオフィスのみの登記は避けること

ポイント

「東京都内拠点×日本円SC×利用側」という3条件が揃うかがまず最初の判定ポイントです。特に資金決済法まわりの免許・登録要件は後から揃えることが難しいため、応募前に法務アドバイザーと許認可ステータスを必ず棚卸しすることを推奨します。

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申請ガイド

1

STEP1

要件の事前チェック 公募要領と交付要綱を入手し、自社が「SC利用側事業者」として要件を満たすか、都内登記の有無、同一年度内の他補助金・委託の重複がないかを確認します。不明点は早期に問合せ先(東京都産業労働局総務部国際金融都市推進課:03-5320-6274)に電話で確認するとよいです。

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STEP2

事業計画の具体化 対象となるユースケース(どのSCを、誰が、どの場面で、どう使うのか)を具体化します。決済フロー、関係事業者の役割分担、収益モデル、スケジュール、検証方法(KPI)を整理し、社会課題解決との関連性や日本円建てSCの普及に資する理由を明文化します。

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STEP3

経費積算と見積取得 補助対象となる3区分(外部基盤利用経費/専門家相談・監査等経費/システム開発経費)ごとに費用を分類し、原則として2社以上の見積書を取得します。補助率2/3・上限4,000万円の枠内で自己資金1/3をどう確保するかもあわせて明示します。

4

STEP4

申請書類の作成と提出 公募要領に指定された様式に従い、事業計画書・経費積算書・会社概要・登記事項証明書・納税証明書・許認可証明書等を揃えて提出します。募集期間(令和8年4月17日〜6月30日)内の申請ですが、予算枠に達した時点で締切扱いとなる可能性があるため早期提出が無難です。

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STEP5

採択後の実施・検証 交付決定日から当該会計年度末までに実装または検証を完了させる必要があります。完了後の実績報告で認められた金額のみが確定・支払対象となるため、経費の証憑管理とKPI達成状況のモニタリング体制を事前に構築しておきます。

ポイント

最大の分岐点は「交付決定日〜年度末までに実装または検証が完了する」スケジュールに収まるかです。事業計画段階から、開発リードタイムとマイルストーンを短期決戦型で設計し、パートナー事業者とも契約レベルで実施期限を合意しておくことが採択と予算執行の両面で重要になります。

審査と成功のコツ

SC発行体との連携を事前に固める
本補助金の核となる条件は「実発行されたSCを使うこと」です。どのSC発行体と組むのか、トランザクション手数料や発行・償還フローをどう設計するのかを、応募前に発行事業者と文書ベースで合意しておくと、事業計画の説得力が大きく上がります。抽象論ではなく具体的なSC名・発行主体・契約形態まで書き込めることが採択率を左右します。
社会課題解決の文脈を強く打ち出す
東京都がこの補助金で狙っているのは単なるFintech実験ではなく「日本円経済圏のデジタル化」と「都民・都内事業者が抱える社会課題の解決」です。B2B決済の効率化、インバウンド観光客向け少額決済、地域通貨的な使い方など、都政との親和性が高いユースケースほど評価されやすくなります。ビジネス収益だけでなく公益性を意識した提案にすることが重要です。
法令遵守の体制を明示する
SCは資金決済法をはじめ関連法令が複雑に絡みます。必要な免許・登録をどの時点で取得済みで、どの部分は発行体に委託し、どの部分を自社が担うのかを明確に整理した図表を添付すると、審査側の懸念を先回りで潰せます。法務・コンプライアンス体制への言及は必須と考えてください。
KPIと検証設計を具体的に書く
「実装または検証の完了」が補助対象の条件です。そのため何をもって完了とみなすのか(発行件数、加盟店数、取引件数、ユーザー数など)を定量KPIで示し、測定方法まで計画書に落とし込みます。曖昧な「検討する」「検証する」という表現ではなく、数字で成功基準を宣言することが採択後の実績報告にも直結します。
都内実証フィールドを先に確保する
対象地域は東京都内を含むことが必須です。都内の商業施設・商店会・宿泊施設・公共サービス事業者など、実証パートナーを応募前に内定させておくと、計画の実現可能性が一気に高まります。都内にフィールドを持たない事業者は、連携都内事業者を共同申請あるいは協力体制として組み込むことを検討してください。

ポイント

先端的であることよりも「誰がどこで使うのか」がどれだけ具体的に詰まっているかが採択の決定要因です。SC発行体・都内実証パートナー・法令対応の3点セットを応募前に固めることで、審査員が懸念しがちなリスクを潰しきった提案書になります。

対象経費

対象となる経費

外部基盤利用経費(4件)
  • SC取扱プラットフォーム・ウォレット基盤の利用料
  • ブロックチェーン基盤のノード利用料・トランザクション手数料
  • 決済ゲートウェイ・API接続サービスの利用料
  • KYC/AMLチェック等の外部サービス利用料
専門家相談・監査等経費(4件)
  • 弁護士による法令遵守・資金決済法対応の相談料
  • 公認会計士・監査法人によるスマートコントラクト監査費用
  • セキュリティ専門家による脆弱性診断・ペネトレーションテスト費用
  • 税理士によるSC取引の会計・税務相談料
システム開発経費(4件)
  • SC決済機能の組み込み開発費
  • スマートコントラクトの設計・実装・テスト費用
  • 加盟店向けアプリ・管理画面の開発費用
  • 既存決済システムとのAPI連携開発費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 国内でSCを発行する事業そのものに関する経費
  • 海外発行SCのみを活用するユースケース関連費用
  • 都外のみで完結する実装・検証に要する経費
  • 同一年度内に国・都他部署から委託・助成を受けている事業に係る経費
  • 事業者本体の通常運営費(家賃・人件費・光熱費等)
  • 交付決定日前に発生した経費(遡及不可)
  • 消費税・地方消費税相当額
  • 飲食費・接待交際費・慰安旅行費など事業遂行と直接関係のない費用

よくある質問

Q自社でSCを発行する事業は補助対象になりますか?
A

いいえ。本補助金の対象は「実発行されたSCを活用してユースケースを創出する事業」であり、自社が国内でSCを発行する事業そのものは対象外です。ただし、第三者に国内でのSC発行を委託し、当該SCを自社が活用してユースケースを創出する事業は補助対象に含まれます。発行体と利用側の役割分担を明確にした契約関係を整えて応募することが必要で、契約書・覚書のコピーは計画書に添付すると審査の説得力が上がります。

Q海外発行のステーブルコインを活用するユースケースは対象ですか?
A

対象外です。本補助金は日本円建てSCの普及を通じた「円ベースのデジタル経済圏」の構築を目的としているため、補助対象となるのは国内で発行された日本円建てSCを活用するユースケースに限られます。海外発行のUSDTやUSDCなどを中心としたユースケースは審査で採択されにくいだけでなく、補助対象事業の定義から外れている点に注意が必要です。

Q本店が都外にある事業者でも応募できますか?
A

はい、東京都内に登記簿上の支店があれば応募可能です。ただし、支店は実態のある拠点である必要があり、バーチャルオフィスのみの登記では要件を満たさない可能性が高いです。また、補助対象事業の実装または検証を実施する地域には都内を含むことが必須のため、都内の実証パートナー(加盟店・協力事業者など)を応募前に確保しておくと計画の実現可能性が高まります。

Q補助率と上限金額はいくらですか?
A

補助率は補助対象経費の2/3、上限金額は4,000万円です。例えば対象経費が6,000万円の場合、4,000万円まで補助され、残り2,000万円は自己負担となります。対象経費が3,000万円の場合は、その2/3の2,000万円が補助され、1,000万円が自己負担です。1,000円未満の端数は切り捨てとなり、補助対象外経費(消費税、交付決定前の経費、飲食費等)は補助率計算の基礎から除外されるため、実質的な補助額は想定より少なくなることがあります。

Q他の補助金と併用することは可能ですか?
A

本補助金は「同一年度内に国や他自治体(東京都の他部署含む)から委託・助成を受けていないこと」が応募要件として明記されています。そのためIT導入補助金・事業再構築補助金・ものづくり補助金などの国の補助金を同一事業年度内に受給している場合、本補助金の対象外になる可能性が高いです。ただし、事業スコープと経費対象を完全に切り分けられる別事業であれば並行活用できる余地もあります。実務上は申請前に東京都産業労働局の担当窓口(03-5320-6274)に事前相談し、経費の切り分けを書面で確認することを強く推奨します。

Q採択後のスケジュールはどうなりますか?
A

原則として、交付決定日の属する会計年度の末日までに実装または検証を完了させる必要があります。募集期間は令和8年4月17日から令和8年6月30日まで、交付決定は審査を経て概ね申請から1〜2ヶ月後と想定されるため、実質的な事業実施期間は数ヶ月程度に圧縮されます。そのため応募段階から短期決戦型のマイルストーン設計が必須で、パートナー事業者とも契約レベルで実施期限を合意しておくことが重要です。完了後は実績報告を行い、認められた金額のみが確定・支払対象となります。

Q応募書類にはどんなものが必要ですか?
A

公募要領に指定された事業計画書・経費積算書のほか、会社概要、登記事項証明書、直近3期分の決算書、納税証明書、関連する免許・許可・登録の証明書類が一般的に必要です。資金決済法関連の許認可(資金移動業・前払式支払手段発行業など)に該当する場合は、その取得状況を示す書類を必ず添付します。また、連携するSC発行体との契約書・覚書のコピー、都内実証パートナーとの協力体制を示す書類を添付すると、計画の実現可能性を審査員に強く訴求できます。詳細は公募要領(https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/gfct/initiatives/nurturing-players/fintech/stablecoin)で必ず確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金の最大の注意点は「同一年度内に国や他自治体(東京都の他部署を含む)から委託や助成を受けていないこと」が応募資格として明記されている点です。たとえばIT導入補助金、事業再構築補助金、ものづくり補助金、東京都の他部署が実施する金融関連補助金などを同一事業年度内に受給している場合、本補助金の対象外になる可能性が高いです。 一方で、完全に別事業として切り分けられる取り組みであれば、他補助金と並行活用できる余地もあります。たとえば、SCユースケースは本補助金、バックオフィスのクラウド化はIT導入補助金、新商品開発は別の補助金、といった形で事業スコープと経費対象を明確に分離できれば、制度上は重複にあたらないケースもあります。 実務上は、経費区分と事業内容を明確にマッピングした表を作成し、申請前に東京都産業労働局の担当窓口(03-5320-6274)に事前相談することを強く推奨します。「この経費はこの補助金、こちらは別事業」と書面ベースで合意しておくことが、後の交付取消や返還命令を防ぐ最も確実な方法です。また、発行体との契約上、SC発行側が別途国の補助金を受けていても、本補助金は「SC利用側」の取り組みを支援する性質のため、発行側の受給状況は直接の欠格事由にならない点も押さえておきましょう。

詳細説明

ステーブルコイン社会実装促進事業補助金とは

東京都が実施する日本円建てステーブルコイン(SC)の社会実装を後押しする補助金です。都民または都内事業者が抱える社会課題の解決や、決済・送金の利便性向上に資するSCユースケースを創出する事業者に対し、補助対象経費の2/3(上限4,000万円)を補助します。単なるWeb3一般支援ではなく、資金決済法を遵守しつつ日本円SCを「使う側」として活躍する事業者に焦点を当てた珍しい制度です。

事業の目的

新しい決済インフラとしてのSCが健全に普及するためには、発行体だけでなく「実際に使われる場面」が必要です。東京都はこの補助金を通じて円ベースのデジタル経済圏を構築し、あわせて都民・都内事業者が抱える課題解決にSCを活用することを狙っています。補助対象事業には、国内SCの発行を第三者に委託したうえで自社がユースケースを創出する取り組みも含まれる一方、自社でSCを発行する事業そのものは対象外です。

応募資格の要点

  • 実発行されたSCを用いてユースケースを創出する事業者
  • 必要な免許・許可・登録等を関係法令に基づき取得済みであること
  • 東京都内に登記簿上の本店または支店を有すること
  • 同一年度内に国・他自治体(都の他部署含む)から委託・助成を受けていないこと

資金決済法関連の免許要件は事業スキームによって要不要が変わるため、弁護士と事前協議の上で「自社で取得すべきもの」「発行体に委託する範囲」を整理してから応募することが重要です。

補助対象経費

補助対象となる経費は次の3区分です。

  • 外部基盤利用経費:SC基盤・ブロックチェーン・決済ゲートウェイ等の利用料
  • 専門家相談・監査等経費:弁護士・公認会計士・セキュリティ専門家への報酬
  • システム開発経費:SC決済機能・スマートコントラクト等の開発費用

事業者本体の通常運営費や、国内SC発行事業そのものに要する経費は補助対象外です。また交付決定日前に発生した経費は遡及できません。

応募スケジュール

募集期間は令和8年4月17日(金)〜令和8年6月30日(火)です。募集期間内に予算の限度額に達しなかった場合は追加受付が行われることがあります。実装または検証は原則として交付決定日の属する会計年度の末日までに完了する必要があるため、スケジュールはタイトに設計してください。

採択されやすい提案の作り方

審査で評価されるのは「抽象的な検討計画」ではなく「誰がどこで何を使うのか」が具体化された提案です。以下のポイントを事前に固めましょう。

  • 連携するSC発行体の選定と契約条件
  • 都内の実証パートナー(加盟店・商店会・公共サービス事業者等)の確保
  • 定量KPI(発行件数・加盟店数・取引額など)に基づく成功基準
  • 資金決済法・個人情報保護法等の法令遵守体制

これらが揃った提案は、審査員が懸念するリスクを先回りで潰せているため、採択率が大きく向上します。

問合せ先

東京都 産業労働局 総務部 国際金融都市推進課(電話:03-5320-6274)。SC利用側事業者が対象の制度であるため、スキームの当否判断は事前に窓口で確認するのが確実です。

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