「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業」の2026年度第1回公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
国際実証による海外市場開拓支援
本事業の最大の特徴は、日本の脱炭素・エネルギー転換技術を実際の海外フィールドで実証できる点です。実証データの取得にとどまらず、現地政府・企業との関係構築や規制対応ノウハウの蓄積が可能となり、その後の事業化・輸出展開に向けた強固な基盤を形成できます。
NEDOの強力なバックアップ体制
採択企業はNEDOの国際ネットワークを活用した現地機関との調整支援を受けられます。NEDOは世界90か国以上に事務所・駐在員を有しており、現地パートナー探索から行政折衝まで、単独では困難なプロセスをサポートしてもらえる点は中堅・中小企業にとって特に大きなメリットです。
対象技術の幅広さ
再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)、省エネルギー技術、水素・アンモニア、CCUS(CO2回収・利用・貯留)、スマートグリッド等、幅広い脱炭素・エネルギー転換技術が対象となります。自社技術が脱炭素分野に関連していれば、多くの企業が応募可能性を持ちます。
2026年度第1回公募の先行優位性
本公募は2026年度の第1回であり、採択された企業は年度内に実証活動を開始できます。年度早期に採択を受けることで、現地パートナーとの連携準備や機材調達等に十分な時間を確保でき、実証の質を高めることができます。
ポイント
対象者・申請資格
法人要件
- 日本国内に本社または研究開発拠点を有する法人(企業・大学・研究機関等)
- 民間企業、独立行政法人、大学、公益法人等が対象
- コンソーシアム(複数機関の共同体)での申請も可能
技術要件
- 脱炭素化またはエネルギー転換に資する技術を保有していること
- 対象技術:再生可能エネルギー、省エネルギー、水素・アンモニア、CCUS、スマートグリッド等
- 国内で一定の技術実績・開発実績があること
実証計画要件
- 海外での実証フィールドが確保または見通しが立っていること
- 現地パートナー機関との協力関係があることが望ましい
- 実証後の事業化・普及展開の計画があること
資格要件
- 過去にNEDO事業で重大な不正行為等がないこと
- 反社会的勢力に該当しないこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:NEDO公募情報の確認
NEDOのホームページにて公募要領・様式一式を取得します。公募要領を熟読し、対象となる技術区分・実施形態・費用項目を確認してください。
ステップ2:実施体制・現地パートナーの確定
海外実証フィールドの選定と現地パートナー機関との協議を行います。現地機関との協力覚書(MOU)等の締結が審査で有利に働きます。コンソーシアム申請の場合は幹事機関を決定し、各機関の役割を明文化します。
ステップ3:事業計画書の作成
実証内容・目標値・スケジュール・予算計画・期待成果を具体的に記述します。審査委員に技術の海外実証意義と事業化可能性が伝わる構成にすることが重要です。
ステップ4:申請書類の準備・提出
NEDO指定の申請フォームおよび添付書類(会社概要、財務諸表、技術説明資料等)を準備し、締切(2026年4月22日)までにNEDO電子申請システムを通じて提出します。
ステップ5:審査・採択結果の確認
書類審査・ヒアリング審査を経て採択結果が通知されます。採択後は契約手続きを速やかに行い、実証計画に沿って事業を開始します。
ポイント
審査と成功のコツ
技術の差別化ポイントを明確化する
現地パートナーとの関係を具体的に示す
事業化後のロードマップを描く
費用計画の合理性を確保する
ポイント
対象経費
対象となる経費
設備費・機械装置費(3件)
- 実証用設備・機器の購入費
- 実証設備の設置・据付工事費
- 計測・モニタリング機器費
委託費・外注費(3件)
- 現地実証に係る外部機関への委託費
- 専門技術者への委託費
- 現地コンサルタント費用
人件費(2件)
- 実証事業担当者の人件費
- 海外派遣担当者の人件費(研究者・技術者)
旅費・渡航費(2件)
- 現地視察・実証活動のための海外渡航費
- 現地滞在費(宿泊・日当)
その他直接経費(3件)
- 現地における許認可取得費用
- 通訳・翻訳費用
- 現地法規制調査費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 実証事業と直接関係のない汎用設備・備品の購入費
- 役員報酬・顧問料
- 接待交際費・慶弔費
- 土地の取得・賃借費用
- 税務・法人登記等の事務手続き費用
- 日本国内のみで完結する研究開発費(海外実証と無関係なもの)
よくある質問
Q中小企業でも応募できますか?
はい、応募可能です。本事業はNEDOが公募する事業であり、中小企業を含む民間企業、大学、研究機関等が対象です。ただし、海外での実証活動を伴うため、現地パートナーの確保や実証フィールドの準備が必要となります。NEDOは海外事務所ネットワークを通じた支援を行っていますので、単独での海外展開が難しい中小企業でも、コンソーシアム形成や現地機関との連携により申請できます。
Qどのような技術が対象になりますか?
脱炭素化・エネルギー転換に資する技術が広く対象となります。具体的には、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱等)、省エネルギー技術、水素・アンモニア関連技術、CCUS(CO2回収・利用・貯留)、スマートグリッド・蓄電技術などです。自社技術が脱炭素・エネルギー転換分野に関連するかどうか不明な場合は、NEDOの公募要領を確認するか、事前相談窓口にご連絡ください。
Q海外のパートナーがいない場合はどうすればいいですか?
海外パートナーがいない場合でも申請は可能ですが、現地実証フィールドの確保と現地パートナーの存在は審査において重要な評価ポイントとなります。NEDOはジェトロやJICA等の関係機関とも連携しており、パートナー探索の支援を受けられる場合があります。また、公募要領の要件を確認の上、NEDOの問い合わせ窓口に相談することをお勧めします。
Q補助金額・補助率はどのくらいですか?
本公募は委託事業または補助事業として実施される場合があり、金額・補助率は事業の内容・規模により異なります。具体的な上限額・補助率は公募要領に記載されていますので、NEDOホームページから公募要領をダウンロードしてご確認ください。過去の同種事業では数千万円〜数億円規模の採択実績があります。
Q申請から採択まで、どれくらいの期間がかかりますか?
書類提出後、通常は書類審査(数週間)→ヒアリング審査(必要に応じて)→採択通知というプロセスを経ます。具体的なスケジュールは公募要領に記載されていますので確認してください。採択通知後は契約手続きを経て事業開始となるため、2026年4月の申請締切から数か月後に事業開始となるケースが多いです。
Qコンソーシアムで申請する場合、どの機関が幹事機関になるべきですか?
コンソーシアム申請の場合、技術の主体的な開発・実証を担う機関が幹事機関となるのが一般的です。幹事機関はNEDOへの窓口となり、資金管理・進捗管理・成果報告の責任を負います。複数の企業・大学・研究機関が参加する場合は、それぞれの強みを活かした役割分担を明確にし、コンソーシアムとしての一体性と実行力を示すことが審査評価につながります。
Q過去に採択された事例はありますか?
NEDOの脱炭素化・エネルギー転換に関する国際実証事業は複数年にわたって実施されており、アジア・中東・欧州・アフリカ等の様々な地域での実証採択実績があります。具体的な採択事例はNEDOホームページの成果報告・プレスリリース等で確認できます。過去の採択事例を参考にすることで、審査で評価されるポイントの把握に役立ちます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業はNEDO事業に分類されるため、同一の実証活動に対して他の国費補助金を重複して受給することは原則禁止されています。ただし、実証活動の対象・内容・期間が異なれば、環境省のグリーンイノベーション基金や経済産業省の関連補助金との組み合わせが認められる場合があります。 海外展開支援としては、JETROの海外展開支援(販路開拓コーディネート事業)やJBICの融資制度との組み合わせが有効です。これらは補助対象経費の種類が異なるため、適切に切り分けることで重複を避けながら最大限の支援を受けることが可能です。 中小企業の場合は、中小機構の海外ビジネス支援や地方公共団体の補助金との組み合わせも検討に値します。ただし、具体的な併用可否についてはNEDO担当窓口に事前確認することを強くお勧めします。国内の設備投資に対する補助(ものづくり補助金等)は、海外実証部分と切り分けができれば併用可能な場合があります。
詳細説明
事業概要
「脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業」は、NEDOが実施する国家プロジェクトです。日本が有する再生可能エネルギー、省エネルギー、水素・アンモニア、CCUS等の脱炭素技術を、実際の海外フィールドで実証することにより、技術の有効性を実証データとして確立するとともに、海外市場への展開基盤を構築することを目的としています。
2026年度第1回公募の概要
2026年度の第1回公募として、2026年3月23日から4月22日の期間で実施されます。採択件数・予算額等の詳細はNEDOホームページの公募要領をご確認ください。
- 公募期間:2026年3月23日〜2026年4月22日
- 対象:全国の企業・大学・研究機関等
- 実施者:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
対象技術分野
本事業が対象とする技術分野は幅広く、以下のような領域が含まれます。
- 再生可能エネルギー:太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス等
- 省エネルギー技術:高効率機器、熱利用最適化、産業プロセス省エネ等
- 水素・アンモニア:製造・輸送・利用技術、燃料電池等
- CCUS:CO2回収・利用・貯留技術
- スマートグリッド・蓄電:電力系統安定化技術、大型蓄電システム等
なぜ国際実証が重要か
国内市場だけでは脱炭素技術の普及に限界があります。日本の技術を海外でも実証・展開することで、世界規模でのCO2削減貢献と同時に、日本企業の国際競争力強化・新市場開拓が実現します。本事業はその第一歩となる実証フェーズを国が支援する仕組みです。
審査・採択プロセス
提出された申請書類をもとに、外部有識者による書類審査が行われます。通過した提案はヒアリング審査に進み、技術的優位性・実現可能性・事業化計画が総合的に評価されます。採択後はNEDOとの委託契約または補助金交付決定を経て事業が開始されます。
採択後の支援体制
採択企業はNEDOの海外駐在員ネットワークを通じた現地調整支援を受けられます。また、進捗管理・成果報告の仕組みが整備されており、実証から事業化までの道のりをNEDOがサポートします。
申請にあたっての注意事項
- 公募要領をNEDO HPから必ず取得し、最新の要件を確認すること
- 申請期限(2026年4月22日)は厳守。期限後の受付は行われない
- 電子申請システムの使用が必要なため、事前にシステムへの登録・動作確認を行うこと
- 共同提案の場合は幹事機関が取りまとめて提出すること
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