募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和5年度 革新的ロボット研究開発等基盤構築事業に係る間接補助事業者公募(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)

基本情報

補助金額
3.8億円
補助率: 補助対象経費の2/3
0円3.8億円
募集期間
2023-07-11 〜 2023-08-08
対象地域日本全国
対象業種製造業 / 不動産業 / 物品賃貸業

この補助金のまとめ

ロボットフレンドリーな環境構築支援事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する、施設管理・食品分野でのロボット導入を阻む「環境側の課題」を解決することでロボット実装を加速する補助事業です。最大3.8億円(補助率2/3)の大型補助により、製造業・不動産業等の事業者がロボットが動きやすい施設・環境の整備実証を行います。従来のロボット補助金が「ロボット機器の購入」を支援するのに対し、本事業は「ロボットが使いやすい環境・インフラ・管理システムの整備」を支援する点が独自です。施設管理(清掃・警備・搬送等)と食品(製造・物流)という二大分野に絞り込んだ実証を通じて、ロボット実装モデルの横展開・標準化を目指します。

この補助金の特徴

1

最大3.8億円・補助率2/3の大型支援

ロボットが動作しやすい施設環境の改修・整備・管理システムの構築という、高額になりがちな投資に対して費用の2/3を補助します。施設所有者・管理者にとって、ロボット対応設備投資のリスクを大幅に低減できます。

2

「ロボットフレンドリー」という新概念の確立

従来のロボット補助金はロボット機器そのものへの補助が中心でした。本事業は「ロボットが働きやすい環境」という施設側のアプローチでロボット普及を後押しする新しい政策概念です。施設設計・インフラ整備・管理プロセスの標準化を通じて、ロボット実装の普及率向上を図ります。

3

施設管理・食品の2分野に特化した深い実証

清掃・警備・搬送・配送等を担うサービスロボット(施設管理分野)と、食品製造・物流ロボット(食品分野)という労働力不足が深刻な2分野に特化した実証により、得られた知見・モデルの横展開効果が高い設計です。

4

NEDO事業の高い信頼性

科学技術・イノベーション政策の中核機関NEDOが実施する補助事業であり、採択後は技術面のサポートを含む手厚いフォローが期待できます。NEDO採択実績は企業のブランド価値向上にも貢献します。

5

ロボット実装モデルの標準化・横展開

実証で得られたロボットフレンドリー環境の設計・施工・管理のノウハウを、同種の施設(オフィスビル、商業施設、食品工場等)に横展開できる標準モデルとして整備することが成果目標に含まれます。

ポイント

本事業の本質は「ロボット単体の性能向上」ではなく「環境とロボットの相互適合性の向上」にあります。床材・段差・ドア・エレベーター・通信インフラ等の施設側を改修してロボットが稼働しやすくすることで、汎用ロボットの実用性が大幅に向上します。施設管理会社・食品企業にとってロボット投資のROIを高める重要な前提条件の整備です。

対象者・申請資格

申請者要件

  • 施設管理分野または食品分野の事業を営む国内法人
  • 製造業(食品製造含む)または不動産業(施設管理含む)が中心対象
  • コンソーシアム申請(施設所有者・ロボットメーカー・システムインテグレーター等)も可

対象実証の要件(施設管理分野)

  • 清掃・警備・搬送等のサービスロボットが稼働しやすい施設環境の整備実証
  • 施設の床・通路・ドア・エレベーター等のロボット対応改修
  • ロボット管理システム(フリート管理・地図データ等)の整備

対象実証の要件(食品分野)

  • 食品製造ラインへのロボット導入に向けた環境整備実証
  • 食品工場・物流施設のロボット対応レイアウト設計・施工
  • 食品安全規制(HACCP等)に適合したロボット稼働環境の設計

除外要件

  • 施設管理・食品以外の分野を主対象とする実証
  • ロボット機器の購入費のみを目的とした申請
  • 既にロボットが完全実装済みの施設の維持管理費

ポイント

申請対象として「製造業・不動産業」とありますが、食品小売業・外食業、ビル管理会社、物流事業者なども施設管理・食品分野の実証に参加できる場合があります。公募要領の申請者要件を詳細に確認してください。実証施設の選定(どの施設でロボットフレンドリー化を実証するか)が申請の具体性・説得力を大きく左右します。

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申請ガイド

1

ステップ1:実証施設・対象ロボットの選定

施設管理か食品かの分野を選択し、具体的な実証施設(オフィスビル・商業施設・食品工場等)と導入するロボット(清掃ロボット・搬送ロボット・食品加工ロボット等)を特定します。

2

ステップ2:環境整備の課題分析

現在の施設でロボットが稼働する際の課題(段差・狭い通路・ドアの開閉・通信不安定等)を徹底的に調査し、整備すべき項目を洗い出します。

3

ステップ3:コンソーシアムの組成(必要な場合)

施設所有者・ロボットメーカー・システムインテグレーター・施工業者等とのコンソーシアムを組成し、役割分担を確定します。

4

ステップ4:実証計画書・環境整備設計の策定

環境整備の内容・スケジュール・評価指標(ロボット稼働率・作業効率・人員削減効果等)・横展開計画を記載した事業計画書を作成します。

5

ステップ5:補助対象経費の積算・申請書提出

施設改修費・管理システム構築費・設計・コンサルティング費等を積算し、NEDO所定の申請様式で電子申請します。

6

ステップ6:採択・交付決定後の実証開始

交付決定後に施設改修・システム整備を開始します。中間報告・実績報告を期限内に提出します。

ポイント

申請書では「環境整備によってどれだけロボット稼働率・作業効率が向上するか」という定量的なKPIの設定と、「実証後に同種施設に横展開できる標準モデルをどう作るか」という普及計画が最も重要です。この2点を具体的に記述できているかが採択の分かれ目になります。

審査と成功のコツ

ロボット稼働率・効率向上の定量目標を設定する
現状(ロボット未導入またはフレンドリー化前)との比較で、環境整備後のロボット稼働率・作業時間削減・人員削減効果を数値目標として設定します。実証前後の定量比較ができる測定体制も整備してください。
横展開可能な標準モデルの設計を前面に出す
実証対象の施設だけでなく、同種の施設(例:オフィスビル一般・食品工場一般)に適用できる「ロボットフレンドリー施設標準設計」をアウトプットとして位置付けることで、事業の社会的インパクトを高めます。
ロボットメーカーとの連携を具体化する
環境整備の仕様をロボットメーカーと共同設計することで、「この環境整備をすれば○社のロボットが稼働可能」という具体的な成果目標が設定できます。複数ロボットメーカーとの協定書・連携意向書があれば添付してください。
食品安全・セキュリティ規制への対応を示す
食品分野ではHACCP、施設管理分野ではセキュリティ規制への適合が必須です。ロボットフレンドリー環境の設計がこれらの規制に適合していることを申請書で示すことで、実用性・実現可能性への信頼度が高まります。

ポイント

本事業の審査員はNEDOの技術専門家です。「なぜその施設でその環境整備が必要か」という技術的・現場的な必然性を具体的な数値・写真・図面で示すことが重要です。抽象的な記述より、現場の課題を具体的に示した申請書が高評価を得る傾向があります。

対象経費

対象となる経費

施設改修・整備費(4件)
  • ロボット対応床・通路改修費
  • 自動ドア・エレベーター改修費
  • 通信インフラ(Wi-Fi・5G等)整備費
  • 充電スタンド・ステーション設置費
管理システム構築費(3件)
  • フリート管理システム開発・導入費
  • 地図データ作成・管理システム費
  • ロボット・施設管理統合プラットフォーム費
設計・コンサルティング費(2件)
  • ロボットフレンドリー施設設計費
  • 環境整備計画策定コンサルティング費
実証・評価費(3件)
  • 実証試験・評価費用
  • 効果測定・データ収集費用
  • 横展開モデル策定費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • ロボット機器本体の購入費(原則)
  • 施設管理・食品以外の分野の環境整備費
  • 補助事業者の役員・従業員の人件費(原則)
  • 汎用的なOA機器・ソフトウェア
  • 交付決定前に着工・発注した費用
  • ロボットの運用・保守費用(補助事業期間外分)

よくある質問

Q「施設管理分野」と「食品分野」の両方を含む実証は申請できますか?
A

公募要領で両分野にまたがる実証が明示的に認められているか確認が必要ですが、一般的には申請の主対象分野を明確にした上で、もう一方を副次的な要素として含む形が現実的です。複数分野の環境整備を実証する場合は、各分野でのロボットフレンドリー化の意義と、横展開への影響をそれぞれ丁寧に説明することが重要です。不明点は事務局への事前相談で確認してください。

Q既存の建物を改修する場合のみ対象ですか?新築での対応も含まれますか?
A

本事業は既存施設のロボットフレンドリー化改修が主な対象ですが、新築段階からロボットフレンドリー設計を実証するケースも公募要領の規定次第で対象となる可能性があります。新築での対応も検討している場合は公募要領を確認し、必要に応じて事務局に照会してください。一般的に既存施設の改修が実証効果(改修前後の比較)を示しやすく、採択されやすい傾向があります。

Qロボット機器本体の購入費は補助対象になりますか?
A

本事業の主旨は「ロボットが稼働しやすい環境の整備」であり、ロボット機器本体の購入費は原則として補助対象外です。ただし、環境整備の実証に必要なロボットのレンタル・リース費用は補助対象となる場合があります。ロボット機器の購入を含めた補助を希望する場合は、別途ものづくり補助金等のロボット・省力化投資向け補助金を活用することをおすすめします。

Qテナントが入居する商業施設オーナーも申請できますか?
A

はい、商業施設やオフィスビルのオーナー(不動産業者・ビル管理会社等)が申請できます。この場合、施設管理分野での清掃・警備・搬送ロボットの稼働環境整備が主な実証対象となります。テナントが入居中の施設での改修は制約が多い場合があるため、テナントとの合意形成・工事スケジュールの調整も事前に検討してください。

Q食品安全規制(HACCP等)に対応したロボット環境整備とはどういう意味ですか?
A

食品製造施設ではHACCP(危害分析重要管理点)に基づく衛生管理が義務付けられており、ロボットを導入する際も食品への異物混入・細菌汚染リスクを管理する設計が必要です。具体的には、ロボット本体・充電スタンドの食品接触部の材質・清掃性の確保、ロボット動線と食品製造ゾーンの分離、温度・湿度管理に配慮したロボット稼働環境の設計等が含まれます。本事業ではこうしたHACCP適合型のロボットフレンドリー環境設計が実証の重要要素の一つです。

Q中小企業でも申請できますか?補助率・上限額に違いはありますか?
A

中小企業でも申請可能です。補助率2/3は中小企業にとっても有利な設定ですが、上限3.8億円の事業規模は中小企業単独では消化しきれない場合もあります。複数の中小企業がコンソーシアムを組成して申請するか、ロボットメーカー・システムインテグレーター等と共同申請する形が現実的です。事業規模・実施体制を実力に合わせて設定することで、実証の確実な実施が保証できます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業でロボットフレンドリー環境を整備した後、ロボット機器の導入には「ものづくり補助金(省力化投資枠)」や「IT導入補助金(デジタル化・自動化設備)」との組み合わせが有効です。ロボット機器のリース・レンタルには中小企業向けのリース補助制度も活用できます。食品分野においては農林水産省の「スマート農業・食品産業DX補助金」との連携も検討できます。また、施設管理分野でのロボット活用によるCO2削減効果がある場合は、環境省の「脱炭素化支援事業」との組み合わせでさらなる支援が受けられる可能性があります。ただし同一の施設改修費等に対して複数の補助金を重複して受給することは禁止されています。費用の切り分けを明確にし、各補助金事務局に事前確認することが必須です。

詳細説明

事業の概要

ロボットフレンドリーな環境構築支援事業は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する、施設管理・食品分野でのロボット実装を加速するための大型実証補助事業です。最大3.8億円(補助率2/3)の補助により、ロボットが稼働しやすい施設環境・インフラ・管理システムの整備実証を支援します。

「ロボットフレンドリー」の意義

現在、多くの産業現場でロボットの技術的能力は向上しているにもかかわらず、施設側の環境(段差・狭い通路・規格外のドア・不安定な通信環境等)がボトルネックとなり、ロボット実装が進んでいない現状があります。本事業は、施設・環境を「ロボットが働きやすいように」整備することで、汎用ロボットの実用性を高め、幅広い現場への展開を促進します。

対象2分野の詳細

  • 施設管理分野:オフィスビル・商業施設・病院・ホテル等での清掃・警備・搬送ロボットの稼働環境整備。エレベーター連携・ドア自動化・フロアマップ整備等が典型的な整備内容
  • 食品分野:食品工場・物流施設での調理・加工・搬送ロボットの稼働環境整備。HACCP適合設計・温度管理・衛生管理に配慮したロボット対応レイアウトが課題

実証の成果目標

実証事業の成果として、対象施設でのロボット稼働率・作業効率の定量的な改善と、同種施設に横展開できる「ロボットフレンドリー施設標準モデル」の策定が求められます。この標準モデルの普及により、日本全体でのロボット実装加速を目指します。

NEDO事業としての特徴

NEDOは科学技術・イノベーション政策の中核機関であり、本事業では採択後の技術的サポートや中間評価・成果のフィードバックが受けられます。NEDO採択実績は研究開発・技術力の証明として対外的な信頼性向上にも貢献します。

申請時の注意事項

  • 施設管理または食品分野であることが前提(他分野は対象外)
  • 実証施設の具体性・環境整備計画の詳細が採択の鍵
  • 交付決定前の着工・発注は補助対象外
  • 実証後の横展開計画・標準モデル策定が成果として求められる

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