令和4年度 革新的ロボット研究開発等基盤構築事業に係る間接補助事業者公募(ロボットフレンドリーな環境構築支援事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助上限3億8,100万円・補助率2/3の大型支援
ロボット関連の補助金としては最大級の規模で、本格的なロボットフレンドリー環境の構築に必要な研究開発・実証実験費用を手厚くカバーします。大規模な施設改修や通信インフラ整備を伴うプロジェクトにも対応可能な補助額です。
「ロボットフレンドリー」という新しい発想
従来のロボット開発はロボット側の高機能化に注力してきましたが、本事業はユーザー側の環境(施設レイアウト、業務プロセス、通信インフラ等)をロボットが活躍しやすいように整備するという逆転の発想に基づいています。これにより、ロボットの低コスト化と汎用化を同時に実現します。
施設管理・食品分野にフォーカス
人手不足が深刻な施設管理分野と食品分野にターゲットを絞り、各分野固有の課題に対応したロボット実装モデルの構築を目指します。ビル清掃、警備巡回、食品製造ラインなど、具体的なユースケースが想定されています。
NEDOタスクフォースとの連携
令和元年に設置されたロボット実装モデル構築推進タスクフォースの検討結果を踏まえた事業であり、産学官連携のエコシステムの中で取り組むことができます。
ポイント
対象者・申請資格
法人要件(全て満たすこと)
- 民間企業等であること
- 日本国内に拠点を有すること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有すること
- 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有すること
事業分野要件
- 施設管理分野または食品分野におけるロボットフレンドリーな環境構築に関する開発であること
- ロボット実装モデル構築推進タスクフォースの検討結果に基づく取組であること
対象業種
- 製造業(特に食品製造)
- 不動産業、物品賃貸業(施設管理)
- 上記分野でロボットシステムの開発・提供を行う事業者
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:NEDOタスクフォースの成果物確認
ロボット実装モデル構築推進タスクフォースが公開している「ロボットフレンドリーな環境構築のための取組案」を精査し、自社の事業領域(施設管理or食品)との接点を明確にします。
ステップ2:研究開発計画の策定
施設環境の見直しポイント、開発するロボットシステムの仕様、実証実験の計画、期待される成果を具体的にまとめます。産学連携や異業種連携の体制構築も重要です。
ステップ3:申請書類の作成・提出
事業計画書、経費内訳書、組織体制図等を作成し、jGrants経由で電子申請を行います。大型案件のため、事前相談を活用することを強くお勧めします。
ステップ4:審査・採択
技術的妥当性、事業化可能性、波及効果等について専門家による厳格な審査が行われます。
ステップ5:事業実施・中間評価・最終報告
採択後は定期的な進捗報告と中間評価が求められます。大型補助金のため、経費管理も厳格に行う必要があります。
ポイント
審査と成功のコツ
タスクフォースの成果との整合性を示す
ユーザー視点の環境設計を重視
スケーラビリティを証明する
産学官連携体制の構築
ポイント
対象経費
対象となる経費
研究開発費(4件)
- ロボットシステムの設計・開発費
- センサー・通信機器の試作費
- ソフトウェア開発費
- 実証実験費
設備費(3件)
- 実証用ロボット機器の調達費
- 施設改修に伴う設備費
- 通信インフラ整備費
外注費(3件)
- 専門技術者への委託費
- データ分析委託費
- 施設環境調査費
人件費(2件)
- 研究開発担当者の人件費
- プロジェクトマネージャーの人件費
旅費(2件)
- 実証施設への出張旅費
- 連携機関との打合せ旅費
その他経費(3件)
- 知的財産権関連費用
- 安全性試験費
- 標準化活動費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地・建物の取得費
- 汎用的なオフィス機器の購入費
- 間接経費のうち補助対象外と認められたもの
- 他の補助金で既に支援を受けている経費
- 事業に直接関係のない一般管理費
- 飲食費・交際費
- 補助事業期間外に発生した経費
よくある質問
Qロボットメーカーでなくても申請できますか?
はい、ロボットメーカー以外でも申請可能です。本事業はロボットの開発そのものではなく、ロボットが導入しやすい「環境」の構築を支援するものです。施設管理会社、食品製造業者、ビル管理会社など、ロボットを「使う側」の事業者も対象となります。むしろ、ユーザー視点での環境設計が重要視されるため、現場を熟知した事業者の参画が求められています。
Q小規模な企業でも3億円規模の補助金に申請できますか?
制度上は小規模企業でも申請可能ですが、本事業は大規模な研究開発・実証を前提としており、それに見合う組織体制と資金管理能力が求められます。小規模企業が単独で申請するのは現実的に困難です。コンソーシアムの一員として参画し、自社の強みを活かした役割を担う形が適切です。
Q施設管理・食品以外の分野でも申請できますか?
本事業は施設管理分野と食品分野にフォーカスしています。これ以外の分野(例:物流、医療、農業等)でのロボットフレンドリー環境構築は、本事業の対象外となります。ただし、NEDOや経済産業省は他にもロボット関連の支援施策を展開していますので、そちらの活用を検討されることをお勧めします。
Q研究開発の成果物の知的財産権は誰に帰属しますか?
原則として、補助事業者に帰属します。ただし、公的資金による研究開発成果であることから、日本版バイ・ドール条項に基づく一定の条件(成果の報告義務、国が必要とする場合の実施許諾等)が付されます。知的財産権の取り扱いについては、交付要綱で詳細が規定されていますので、申請前に確認が必要です。
Q補助事業の実施期間はどのくらいですか?
公募要領に定められた事業期間内で実施する必要があります。大型の研究開発事業であるため、通常1〜2年程度の期間が設定されます。中間評価が実施される場合もあり、進捗状況によっては事業計画の見直しが求められることがあります。
Q海外企業との連携は認められますか?
海外企業との技術連携は認められる場合がありますが、補助金の交付先は日本国内に拠点を有する事業者に限られます。海外企業への外注費等は補助対象外となる可能性が高いため、事前に事務局に確認することをお勧めします。国内での雇用創出や技術蓄積を重視する観点から、国内体制の充実が求められます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が間接補助事業者を通じて交付するものであり、同一経費に対して他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、ロボット開発に関連する補助金は複数存在するため、経費を明確に区分した上での併用が可能なケースがあります。例えば、ロボット本体の開発はNEDOの他の研究開発事業で、施設環境の整備は本補助金でといった使い分けが考えられます。また、地方自治体が独自に実施するロボット産業振興施策との連携も検討に値します。SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)等の大型研究開発プログラムとの関係整理も必要です。
詳細説明
ロボットフレンドリーな環境構築支援事業とは
本事業は、経済産業省とNEDOが推進する「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」の一環として、ロボットの導入が進んでいないサービス業や三品産業分野において、ロボットが活躍しやすい環境を構築するための開発を支援する補助金です。
なぜ「ロボットフレンドリー」なのか
従来のロボット開発は、特定企業の活用を想定した高機能・高コストなカスタム仕様が主流でした。この結果、ロボットの価格が高止まりし、幅広い普及を妨げる構造的な問題が生じていました。本事業では発想を転換し、ユーザー側の業務プロセスや施設環境をロボットに合わせて最適化することで、汎用的で低コストなロボットの導入を可能にする「ロボットフレンドリーな環境」の構築を目指します。
対象分野と補助内容
本事業は以下の分野にフォーカスしています。
- 施設管理分野:ビル清掃、警備巡回、設備点検等におけるロボット実装環境の整備
- 食品分野:食品製造ライン、仕分け・検品作業等におけるロボット導入環境の構築
補助上限額は3億8,100万円、補助率は2/3と、研究開発型補助金としても大型の部類に入ります。
タスクフォースとの連携
令和元年11月に設置された「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース」には、ユーザー企業、システムインテグレーター、ロボットメーカー等が参画しています。本事業は、このタスクフォースの検討結果である「ロボットフレンドリーな環境構築のための取組案」を具体化するものであり、産学官連携のエコシステムの中で取り組むことができます。
期待される成果
本事業を通じて、特定分野におけるロボット導入の標準モデルが確立されることが期待されています。これにより、ロボットメーカーは汎用的な製品開発が可能となり、ユーザー企業はより低コストでロボットを導入できるようになります。人手不足が深刻化する日本社会において、ロボットの社会実装を加速させる基盤整備事業です。
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