産学融合先導モデル拠点創出プログラム
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
「産学連携3.0」=産学融合という新パラダイム
従来の技術移転型(1.0)や橋渡し型(2.0)を超え、課題設定の段階から大学と産業界が一体的に研究開発・事業創出・人材育成を行う「産学融合」を目指します。シーズプッシュだけでなくSociety-inの視点に立った、社会課題解決型のアプローチが特徴です。
上限5,000万円の拠点創出支援
単発の共同研究ではなく、持続可能な産学融合の「拠点」を創出するプログラムです。上限5,000万円の支援で、物理的な拠点整備だけでなく、人材の流動性を高める仕組みやガバナンス構造の構築まで含む包括的な取り組みが対象となります。
ESG投資を視野に入れた持続可能性
補助金頼みの一過性の取り組みではなく、ESG投資の呼び込みなど、補助期間終了後も自律的に運営できる持続可能なスキームの構築を重視しています。社会課題の解決と事業機会・投資機会の拡大の好循環を生み出すことが期待されています。
マルチステークホルダーの巻き込み
大学と企業の二者間連携に留まらず、投資家、自治体、市民など多様なステークホルダーを巻き込んだインクルーシブな拠点づくりを目指します。人材やアイデア、情報の流動性を高めたエコシステムの構築が求められます。
ポイント
対象者・申請資格
主な対象機関
- 大学(国立大学法人、公立大学法人、私立大学)
- 大学と連携する産業界の企業・団体
- 上記で構成されるコンソーシアム
事業内容要件
- 大学と産業界の融合的な研究開発・事業創出・人材育成を行う拠点創出であること
- 従来の技術移転型を超えた新しい産学連携モデルであること
- マルチステークホルダーを巻き込んだ取り組みであること
- 持続可能なスキーム(ESG投資等)を視野に入れていること
目指すべき方向性
- バックキャスティング型の研究開発・事業創出
- Market-in・Society-inの視点に基づく社会課題解決
- 人材やアイデアの流動性を高めるエコシステム構築
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認と構想検討
公募要領を入手し、プログラムが求める「産学融合」の理念と評価基準を理解します。大学内の産学連携本部やTLOと連携して拠点の基本構想を検討します。
ステップ2:産業界パートナーの確保
拠点に参画する企業・団体を募り、役割分担と連携の枠組みを協議します。単なる研究委託ではなく、課題設定から共に取り組む「融合」のパートナーシップを構築することが重要です。
ステップ3:拠点構想の具体化
研究テーマ、事業創出計画、人材育成プログラム、ガバナンス構造、資金計画(ESG投資の呼び込み含む)を具体的に設計します。補助期間後の自走計画も必須です。
ステップ4:申請書類の作成・提出
プログラムの趣旨に沿った申請書類を作成し、拠点の先導性・革新性・持続可能性を具体的に示します。
ステップ5:審査・ヒアリング
書面審査に加え、ヒアリング審査が実施される可能性があります。拠点構想の実現可能性と社会的インパクトを説得力を持って説明する準備が必要です。
ステップ6:採択・拠点構築開始
採択後は計画に基づき拠点の構築を開始します。定期的な進捗報告と成果の可視化が求められます。
ポイント
審査と成功のコツ
社会課題起点のバックキャスティング型構想を示す
補助期間後の自走モデルを具体的に設計する
人材の流動性を高める仕組みを盛り込む
先行事例との差別化を明確にする
多様なステークホルダーのコミットメントを確保する
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- プロジェクトマネージャー・コーディネーターの人件費
- 研究者・技術者の人件費
- 事務局スタッフの人件費
研究開発費(3件)
- 共同研究に必要な消耗品費
- 実験・試作に要する材料費
- 研究用機器のリース・レンタル費
旅費(3件)
- 研究打合せのための国内旅費
- 海外先行事例調査のための渡航費
- 産業界パートナーとの協議旅費
謝金(3件)
- 外部有識者への謝金
- アドバイザリーボード委員への謝金
- ワークショップ講師への謝金
委託費・外注費(3件)
- 専門調査の委託費
- 知財戦略コンサルティング費
- デザイン・ブランディングの外注費
会議・イベント費(3件)
- シンポジウム・フォーラムの開催費
- 産学マッチングイベントの運営費
- 会議室の借料
その他経費(3件)
- 印刷製本費
- 通信費
- 拠点運営に必要な消耗品費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 建物・土地の取得費
- 大型設備の購入費(リースは可)
- 大学の通常運営に係る経費
- 学生への奨学金・給付金
- 飲食・接待費
- 消費税および地方消費税
- 他の補助金で充当される経費
- 事業完了後に発生した経費
よくある質問
Q産学融合とは何ですか?従来の産学連携とどう違いますか?
産学融合(産学連携3.0)は、従来の技術移転型(1.0)や橋渡し型(2.0)を超え、課題設定の段階から大学と産業界が一体的に研究開発・事業創出・人材育成を行う新しいモデルです。研究成果を渡すのではなく、研究プロセスそのものを共にデザインします。
Q補助上限額はいくらですか?
補助上限額は5,000万円です。補助率は公募要領を参照してください。
Q大学以外の機関も申請できますか?
本プログラムは大学を核とした拠点創出を対象としていますが、産業界の企業・団体が大学とコンソーシアムを組んで参画することは想定されています。大学と産業界の融合が前提です。
Qどのような社会課題が対象ですか?
特定の社会課題に限定はありませんが、Society 5.0の実現に向けた課題(環境・エネルギー、健康・医療、食料・農業、防災等)が想定されます。バックキャスティング型のアプローチが求められます。
QESG投資の呼び込みは必須ですか?
必須ではありませんが、補助期間後の持続可能性を示す上で非常に重要な要素です。ESG投資に限らず、企業からの会費収入や知財ライセンス収入など、自律的な運営モデルの設計が求められます。
Q人材育成はどのような取り組みが対象ですか?
博士人材の産業界派遣、企業人材の大学での研究参画、共同指導による人材育成プログラムなど、大学と産業界の間の人材流動性を高める取り組みが対象です。
Q事業期間はどのくらいですか?
公募要領を参照してください。拠点の構築には一定期間が必要なため、複数年度にわたるプログラムとなる可能性があります。
Q既存のTLOや産学連携本部との関係は?
既存の産学連携基盤を活かしつつ、それを超えた「融合」モデルへの発展を目指します。TLOや産学連携本部の機能を否定するのではなく、その上に新しい価値を重ねる構想が求められます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
産学融合先導モデル拠点創出プログラムは文部科学省系のプログラムであり、同一経費に対する他の国庫補助金との重複は認められません。ただし、拠点で行う個別の研究テーマについては、JST(科学技術振興機構)のCREST・さきがけなどの研究助成や、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトと対象経費を区分して併用することが可能な場合があります。また、参画企業が独自にものづくり補助金や事業再構築補助金を活用して設備投資を行い、その成果を拠点の研究に活用するといった間接的な連携も有効です。大学側では科研費(科学研究費助成事業)との併用も、経費の明確な区分のもとで検討可能です。拠点の持続可能性を高めるためにESG投資や企業からの資金を呼び込むことも推奨されており、公的資金と民間資金のベストミックスを追求することが重要です。
詳細説明
産学融合先導モデル拠点創出プログラムとは
本プログラムは、大学と産業界が従来の役割分担論を超えて一体的・融合的に研究開発・事業創出・人材育成を行う新しい産学連携モデルの拠点を創出するための補助金です。補助上限額は5,000万円で、先導的な取り組みを支援します。
なぜ「産学融合」が必要なのか
日本の産学連携は1998年のTLO法制定以降、一定の進展を見せてきましたが、いまだに個別技術の橋渡しが中心であり、国際比較において企業等による大学の機能・リソースの活用は十分に進んでいません。
Society 5.0時代には、従来のリニアモデルを超えた新しい産学連携が求められています。
- 産学連携1.0:大学の基礎研究成果が企業に技術移転される段階
- 産学連携2.0:産学連携本部やTLOが橋渡し機能を担い共同研究につなげる段階
- 産学連携3.0(産学融合):マルチステークホルダーを巻き込み、課題設定から一体的に取り組む段階
本プログラムは、この「産学連携3.0」を実現する先導モデル拠点の創出を目指しています。
求められる拠点の特徴
本プログラムで創出する拠点には、以下の要素が求められます。
- バックキャスティング型アプローチ:解決すべき社会課題から逆算して研究開発・事業創出を設計する
- Market-in・Society-inの視点:技術シーズではなく市場・社会のニーズを起点とする
- マルチステークホルダーの参画:大学・企業だけでなく投資家・自治体・市民も巻き込む
- 人材の流動性向上:研究者と企業人材の双方向の交流・派遣を促進する
- ESG投資の呼び込み:社会課題解決と投資機会の好循環を創出する
補助金の条件
- 補助上限額:5,000万円
- 補助率:公募要領を参照
- 対象:大学を核とした産学融合の拠点創出事業
期待される成果
本プログラムを通じて、以下の成果が期待されています。
- 大学発のイノベーション創出の加速
- 社会課題解決と事業創出の好循環モデルの確立
- 博士人材等の高度研究人材の産業界での活躍促進
- ESG投資等の民間資金を活用した持続可能な産学連携エコシステムの構築
従来の産学連携との違い
従来の共同研究や技術移転とは異なり、本プログラムは課題設定の段階から大学と産業界が一体となって取り組む点が最大の特徴です。研究成果を「渡す」のではなく、研究のプロセスそのものを「共にデザインする」という発想の転換が求められます。
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