令和4年度「大企業人材等新規事業創造支援事業費補助金」
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
出向起業という新しい働き方の支援
大企業等の人材が辞職せずにスタートアップへ出向・長期派遣される「出向起業」モデルを国が後押し。大企業のキャリアと起業家精神を両立できる画期的な仕組みです。
10/10定額補助で自己負担ゼロ
補助率は10分の10の定額補助。補助上限は約3.4億円で、執行団体は財政リスクを負わずに事業運営が可能です。
執行団体公募方式
本補助金は直接起業家を支援するのではなく、出向起業支援スキームを運営する「執行団体」を公募する形式。支援インフラの整備に予算が投じられます。
外部資金調達済みスタートアップが対象
出向先となるスタートアップはVC等から外部資金を調達済みであることが条件。実績ある企業への優良人材の流入を促進します。
新規事業創造の国家戦略
経済産業省が推進するスタートアップ振興策の一環。大企業×スタートアップの連携によるイノベーション加速が政策目的です。
ポイント
対象者・申請資格
応募主体
- 法人格を有する民間団体・業界団体・支援機関
- 出向起業支援スキームの企画・運営能力を有すること
- 大企業人材やスタートアップとのネットワークを保有すること
出向元企業の要件
- 大企業または中堅企業に該当すること
- 出向先スタートアップとの出向契約を締結していること
出向先スタートアップの要件
- 外部投資家(VC等)から資金調達済みであること
- 設立から一定年数以内の若いスタートアップであること
除外要件
- 執行団体として適切なガバナンス体制がない団体
- 過去に補助金の不正受給歴がある団体
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
公募情報の確認
経済産業省またはJ-Startupの公式サイトで公募要領を入手し、執行団体としての要件・事業内容・提出書類を詳細に確認します。
事業計画書の策定
出向起業支援スキームの設計、運営体制、KPI設定など具体的な事業計画を策定。大企業・VC・スタートアップそれぞれとの連携方法を明確にします。
申請書類の準備
定款・登記簿謄本・財務諸表・事業計画書・収支予算書など必要書類を揃えます。
電子申請または郵送提出
公募要領に従い、指定の方法で申請書類一式を提出します。
審査・採択通知
書類審査およびヒアリングを経て採択団体が決定。採択後は交付申請手続きへ移行します。
ポイント
審査と成功のコツ
支援エコシステムの設計力
既存ネットワークの活用
KPIの明確化
類似事業の実績提示
ガバナンス体制の整備
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 事業担当者の給与・賞与
- 専門家・コンサルタント費用
- 事務局スタッフの人件費
事業費(3件)
- 出向起業マッチングシステム開発費
- セミナー・イベント開催費
- 調査・研究費
委託費(3件)
- 外部専門機関への調査委託
- システム開発委託
- 広報・PR委託
間接費・管理費(3件)
- 事務局運営費
- 通信費
- 印刷・製本費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 補助事業と直接関係のない人件費
- 不動産取得費・建物購入費
- 飲食・接待費
- 役員報酬
- 租税公課(消費税等)
- 他の補助金と重複する経費
- 補助期間外に発生した経費
よくある質問
Qこの補助金は誰が申請できますか?
本補助金は「執行団体」の公募です。直接起業を目指す個人や企業が申請するものではありません。出向起業支援スキームを企画・運営できる法人格を持つ民間団体・業界団体・支援機関等が応募対象です。大企業人材やスタートアップとの既存ネットワークを保有し、具体的な支援プログラムを設計・運営できる組織が求められます。
Q出向起業とはどういう仕組みですか?
大企業等に在籍する人材が、退職せずに外部資金(VCやエンジェル投資家等)を調達して設立したスタートアップへ出向・長期派遣される仕組みです。出向者は元の雇用関係を維持したまま起業活動に従事できるため、失敗リスクを抑えつつ新事業創造に挑戦できます。大企業側も人材流出を防ぎながらスタートアップとの連携を深められるメリットがあります。
Q補助率・補助上限はどのくらいですか?
補助率は10分の10の定額補助です。採択団体の自己負担は原則ゼロとなります。補助上限は約3.4億円で、この範囲内で出向起業支援事業の運営経費(人件費・事業費・委託費等)が賄われます。ただし補助対象経費の認定や精算には所定の要件があり、公募要領での確認が必要です。
Qどのような団体が採択されやすいですか?
スタートアップ支援・アクセラレーションプログラム・人材紹介等の実績を持つ中間支援組織が有利です。具体的には、大企業の人事・新事業部門とのパイプ、VCやエンジェル投資家ネットワーク、スタートアップコミュニティとの接点を保有していることが評価されます。また、補助金の適正執行を担保できるガバナンス体制・経理体制の整備も採択判断に影響します。
Q令和4年度の公募は終了していますか?
令和4年度事業の公募は既に終了しています。現在、後継事業として経済産業省・J-Startupが出向起業支援プログラムを継続・拡充しています。最新の公募情報はJ-Startupや経済産業省の公式ウェブサイト、またはjGrants(補助金ポータル)で確認することをお勧めします。
Q出向起業したスタートアップへの直接支援はありますか?
本補助金は執行団体向けであり、スタートアップへの直接補助ではありません。ただし執行団体が採択されることで、出向起業を目指す人材やスタートアップは執行団体のプログラムを通じてマッチング・手続きサポート・メンタリング等の支援を受けることができます。出向起業者への直接支援制度については、各年度の後継事業や関連施策をご確認ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
出向起業補助金(執行団体向け)は国の特定事業を担う補助金のため、他の補助金との重複申請には制限がある場合があります。執行団体として採択された後、スタートアップ支援に関連する別途の補助金(例:スタートアップ創出促進補助金、中小企業イノベーション創出推進事業等)と組み合わせることで、より包括的な支援エコシステムを構築できます。また、経済産業省のJ-Startupプログラムや各都道府県のスタートアップ支援施策と連動させることで、出向起業者へのワンストップ支援が可能になります。地域の産業振興施策との連携も検討に値します。
詳細説明
出向起業補助金とは
「大企業人材等新規事業創造支援事業費補助金」(通称:出向起業補助金)は、経済産業省が推進するスタートアップ振興策の一つです。大企業等に在籍する人材が辞職せずに、外部資金(VC等)を調達して起業したスタートアップへ出向・長期派遣されることを支援します。
令和4年度版は執行団体の公募という形式を採っており、出向起業支援スキームを運営する中間支援組織に対して補助金が交付されます。補助上限は約3.4億円、補助率は10/10の定額補助です。
出向起業とはどういう仕組みか
従来、大企業を離れて起業するには退職が必要でした。出向起業では以下の流れで起業が実現します。
- 大企業人材がスタートアップを外部資金で設立(VCやエンジェル投資家から調達)
- 元の企業と出向・長期派遣契約を締結し、雇用関係を維持したままスタートアップに従事
- 失敗リスクを低減しつつ起業家精神を発揮できる
このモデルにより、大企業側は優秀な人材の流出を防ぎながらスタートアップとの連携を深めることができます。
執行団体の役割
本補助金で採択される執行団体は以下の役割を担います。
- マッチング支援:出向元となる大企業と出向先スタートアップをつなぐ
- 手続きサポート:出向契約・給与設計・社会保険等の複雑な手続きを支援
- コンサルティング:出向起業者のメンタリングや事業計画策定支援
- ネットワーク形成:大企業人事部門・VC・アクセラレーターとの連携強化
申請のポイント
執行団体として採択されるためには、単なる事業計画の作成に留まらず、実現可能な支援スキームの設計が求められます。審査では以下の点が重視されます。
- 大企業・VC・スタートアップとの具体的な連携ルートの保有
- 過去のスタートアップ支援・人材流動化事業の定量的な実績
- 補助金の適正執行を担保するガバナンス体制
- 出向件数・起業成功率等の明確なKPI設定
対象経費と補助水準
補助対象経費は人件費・事業費・委託費・間接費等が対象です。補助率10/10の定額補助のため、採択団体の自己負担は原則ゼロです。補助上限約3.4億円の範囲内で、事業計画に基づき執行します。
政策的背景
本事業は経済産業省のスタートアップ5か年計画にも位置づけられる重要施策です。日本のスタートアップ環境整備において、大企業×スタートアップの人材流動は不可欠な要素と認識されています。執行団体として採択されることは、国の政策推進パートナーとしての地位を確立する意義があります。
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