募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約30

令和4年度補正予算リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

基本情報

補助金額
752.9億円
0円752.9億円
募集期間
2022-12-19 〜 2023-01-20
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業

この補助金のまとめ

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、令和4年度補正予算において経済産業省が約753億円の基金を造成し、在職者のキャリアチェンジ・転職を支援する体制を全国に整備するための事業です。本補助金の特徴は、個人への直接支援ではなく、キャリア相談・リスキリング講座・転職支援を一気通貫で提供できる「基金設置法人」を公募・選定するものである点です。採択された法人は、在職者が無料でキャリアカウンセリングを受け、費用負担なくリスキリング講座を受講し、転職まで伴走支援を受けられる仕組みを構築・運営します。対象業種は「分類不能の産業」とされており、特定業種に限定せず幅広いリスキリングニーズに対応することが想定されています。公募期間は2022年12月19日〜2023年1月20日と短く、既に締め切られています。大規模な人材育成・転職支援インフラを担う法人として手を挙げることを想定した制度設計となっており、実績ある産業団体・教育機関・人材サービス企業等が応募主体として想定されていました。

この補助金の特徴

1

事業規模・基金総額

約753億円という大型基金を造成し、全国規模での在職者キャリアアップ支援体制を構築します。個別補助金とは異なり、基金を通じた継続的な支援が可能な設計です。

2

一気通貫支援モデルの構築義務

採択法人は、①キャリア相談、②リスキリング講座の提供・費用助成、③転職支援の3ステップを切れ目なく提供する体制を整備することが求められます。受益者(在職者)は費用負担なく一連のサービスを利用できます。

3

公募対象は「法人」限定

本事業は在職者個人を受益者とする制度ですが、申請・採択対象は基金を設置・管理できる法人です。業界団体、経済団体、民間教育機関、人材サービス企業などが対象となります。

4

全国対応・業種横断型

特定地域・特定業種に限定せず、全国の在職者を対象とした支援体制の整備が求められます。多様な職種・業種のリスキリングニーズに対応できる規模感・実施能力が審査されます。

5

短期公募・高競争率

公募期間が約1か月(2022年12月19日〜2023年1月20日)と極めて短期間です。既存の類似事業実績や組織体制の整備状況が採否を大きく左右しました。

ポイント

本補助金の最重要ポイントは「事業者(法人)が基金運営主体として採択される」構造にあります。一般的な補助金とは異なり、採択後に大規模な基金を預かって運営する責任を負います。そのため、申請段階から資金管理体制・コンプライアンス体制・全国的な実施ネットワークの有無が厳しく審査されます。規模感・公益性・実施能力の三拍子が揃った法人でないと採択は困難な、ハードルの高い公募です。

対象者・申請資格

対象法人の基本要件

  • 民法上の法人、一般社団法人・財団法人、NPO法人等の非営利法人
  • 株式会社等の営利法人(ただし公益性の高い事業実績が求められる)
  • 業界団体・経済団体・商工会議所等の産業支援組織

実施能力要件

  • 全国規模でのキャリア相談・教育訓練・転職支援の実施体制を有すること
  • または、上記を担うパートナー企業・機関と連携協定を締結できること
  • 基金の適正な管理・運用のための内部管理体制(会計・監査)を有すること

事業実績要件

  • 人材育成、キャリア支援、職業訓練等の類似事業の実施実績を有することが望ましい
  • 在職者支援に関するノウハウ・ネットワークを保有していること

除外要件(該当すると申請不可)

  • 暴力団関係者が関与する法人
  • 税務上の滞納がある法人
  • 過去に国や自治体の補助事業で不正受給の実績がある法人

ポイント

審査の実質的なハードルは「全国規模の実施能力」と「基金管理の信頼性」の2点に集約されます。法人格の種類よりも、在職者支援の実績・全国ネットワーク・ガバナンス体制の充実度が採否を決定づけます。コンソーシアム方式(複数法人の共同提案)での応募も有効な戦略です。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1: 公募要領の精読と自社適格性確認

経済産業省が公表する公募要領・様式集を入手し、自法人の実施能力・体制要件との照合を徹底的に行います。不明点は早期に産業人材課へ問い合わせを。

2

ステップ2: 事業計画書の策定

①全国の在職者への支援アクセス方法、②リスキリング講座のラインナップと質保証、③キャリアカウンセラーの配置計画、④転職支援の具体的スキームを詳細に記述します。数値目標(支援人数・転職成功率等)を盛り込むことが重要です。

3

ステップ3: 基金管理体制の整備・文書化

基金の受入・管理・執行・精算にかかる内部規程を整備し、申請書類として提出できる状態に整えます。外部監査法人との連携体制も準備します。

4

ステップ4: 連携先との協定締結

単独実施が困難な場合は、教育訓練機関・人材紹介会社・転職支援企業等との連携協定書を事前に締結し、実施体制の実効性を証明します。

5

ステップ5: 申請書類の作成・提出

公募期間内(2022年12月19日〜2023年1月20日)に所定様式に従い提出。電子申請・郵送等の提出方法は公募要領に従います。

ポイント

本事業は採択後の運営責任が極めて重大なため、申請段階から「実施できる証拠」を積み上げることが不可欠です。計画書の記述が抽象的な場合は審査で大きく減点されます。特に、全国の在職者をどのようにリーチし、どの機関と連携してリスキリングを提供するかの具体性が審査官の最大の関心事です。

審査と成功のコツ

観点1: 全国ネットワークの可視化
都道府県ごとのキャリア相談窓口・提携教育機関のマッピングを事業計画に添付します。「47都道府県すべてに対応可能」という実績・体制を数値と地図で示すことが採択の決め手になります。
観点2: 支援実績・KPIの具体性
過去の人材育成・転職支援事業における支援人数・転職成功率・受講完了率等の実績数値を明示し、本事業でのKPI目標と連動させます。根拠のある目標値が審査官の信頼を獲得します。
観点3: 基金管理のガバナンス体制
理事会・監査委員会・外部監査の三層構造による基金管理体制を文書化します。政府からの大型資金を適切に管理できるガバナンスの成熟度が採否を左右します。
観点4: 在職者へのアクセシビリティ設計
「仕事を持ちながら利用しやすい」設計—オンライン相談・夜間・土日対応・地方在住者への対応—を具体的に示します。受益者(在職者)目線の設計が政策目的との整合性を高めます。
観点5: コンソーシアム構成の戦略性
業界団体+教育機関+人材サービス企業の三者連携など、機能補完関係が明確なコンソーシアム構成は単独申請より審査評価が高くなる傾向があります。各構成員の役割分担を明確に記述します。

ポイント

採択成功の核心は「政策目的の体現者として最も信頼できる法人であることの証明」です。経済産業省が本事業で実現したい姿—在職者が費用・手間なくキャリアチェンジできる社会—を申請法人の事業計画がどれだけ具体的に体現しているかが問われます。審査官の視点で「この法人なら本当に実現できる」と確信させる証拠の積み上げが全てです。

対象経費

対象となる経費

キャリア相談・カウンセリング費用(3件)
  • キャリアコンサルタントの人件費・委託費
  • キャリア相談窓口の設置・運営費
  • オンライン相談システムの導入・運用費
リスキリング講座の提供・助成費用(3件)
  • 在職者向け教育訓練講座の受講料助成
  • 教育訓練プログラムの開発・委託費
  • オンライン学習プラットフォームの導入費
転職支援・就職斡旋費用(3件)
  • 転職支援プログラムの運営費
  • 求人企業とのマッチングシステム構築費
  • 転職セミナー・合同説明会の開催費
基金管理・運営費(3件)
  • 事務局スタッフの人件費
  • 会計管理・監査費用
  • 情報管理システムの構築・運用費
広報・周知費用(3件)
  • 在職者向け事業広報費(Web・SNS・チラシ等)
  • 企業・経営者向け周知活動費
  • 説明会・セミナー開催費
調査・評価費用(3件)
  • 事業効果測定・アンケート調査費
  • 第三者評価・外部審査費用
  • 改善計画策定のための分析費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 申請法人の通常業務に関わる一般管理費(按分不能なもの)
  • 本事業の対象外となる在職者以外(学生・無職者等)への支援費用
  • 不動産取得費・土地購入費
  • 基金設置目的に直接関係しない投資・運用活動への支出
  • 採択前に発生した準備費用(遡及適用不可)
  • 政治活動・宗教活動に関連する費用
  • 他の補助金・交付金と重複して計上される費用

よくある質問

Qこの補助金は個人(在職者)も申請できますか?
A

いいえ、個人は申請できません。本事業は在職者を「受益者」と位置づけていますが、申請・採択の対象はあくまで基金を設置・管理できる「法人」です。在職者個人がリスキリング支援を受けたい場合は、本事業で採択された法人が提供するサービスを利用する形になります。採択法人が運営する窓口に直接問い合わせるか、経済産業省の公式サイトで支援窓口の情報をご確認ください。

Qどのような法人が申請対象になりますか?
A

全国規模でキャリア相談・リスキリング・転職支援を一体的に提供できる体制を持つ、または構築できる法人が対象です。具体的には、業界団体・経済団体、民間の人材サービス企業、教育訓練機関、一般社団・財団法人等が想定されます。複数法人によるコンソーシアム(共同申請)も可能です。いずれも、基金の適切な管理・運用に必要なガバナンス体制を有していることが前提条件です。

Q補助上限「約753億円」はどのように配分されますか?
A

753億円は基金総額であり、採択された法人がこの基金を受け取り、全国の在職者への支援事業に執行します。一法人が全額を受け取るのか、複数法人に分配されるのかは公募要領・採択状況によります。基金型事業の性質上、単年度での全額執行は求められず、需要に応じて複数年にわたって活用することが想定されています。

Q申請期間が終了しています。今からでも申請できますか?
A

申請期間(2022年12月19日〜2023年1月20日)は既に終了しており、新規申請は受け付けていません。ただし、同様の政策目的を持つ後継事業・類似事業が経済産業省や厚生労働省から別途公募される可能性があります。最新情報は経済産業省公式サイトおよびe-Gov補助金ポータルでご確認ください。

Q在職者がこの事業のリスキリング支援を利用するには何をすればよいですか?
A

採択法人が開設する相談窓口(オンライン・対面)に申し込む形になります。通常、費用負担なくキャリア相談→リスキリング講座受講→転職支援までを一連で受けられます。利用条件(年齢・雇用形態・業種等)は採択法人の実施要件によって異なる場合があります。経済産業省の公式発表や採択法人のWebサイトで最新の利用案内をご確認ください。

Q「分類不能の産業」が対象業種とされていますが、どういう意味ですか?
A

本事業はjGrants等のシステム上で業種コードを付与する際に「分類不能の産業」に分類されていますが、実際には特定業種に限定しない全業種対応の事業です。デジタル・グリーン・医療介護・製造・サービス業等、幅広い業種の在職者が対象となっています。「分類不能」という表記は事務的な分類上の表記であり、申請資格を業種で制限するものではありません。

Q採択法人は応募後どのような義務を負いますか?
A

採択法人は基金の設置・管理責任を担い、計画通りに在職者支援事業を実施する義務があります。具体的には、定期的な実績報告(支援人数・転職成功率等)、外部監査の受入れ、経済産業省への情報公開・会計報告などが求められます。基金の目的外使用・不正執行があった場合は返還を命じられることがあります。また、事業期間終了後の精算・残額返納も義務付けられます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は基金設置・管理法人を対象とした大型公募であるため、一般的な補助金との「重複申請」という概念が当てはまりにくい特殊な事業です。ただし、採択された法人が基金を活用して在職者支援を行う際に、関連する制度との連携・組み合わせが重要になります。 人材開発支援助成金(厚生労働省)との連携: 企業が従業員に教育訓練を受けさせる際に活用できる厚労省の助成金です。本事業のリスキリング講座と組み合わせることで、企業側の費用負担をさらに軽減できます。 キャリア形成・リスキリング推進事業(厚生労働省)との整合: 厚労省も同時期にリスキリング支援を推進しており、経産省・厚労省の縦割りを超えた連携体制を構築している法人は審査上プラスに評価されます。 地方自治体の産業人材育成補助金との連携: 都道府県・政令市レベルでも産業人材育成に関する補助金を実施しており、地域版の実施体制構築にこれらを活用することで、全国カバレッジの実現コストを抑えられます。 注意点: 同一の事業費を複数の補助金で重複計上することは厳禁です。経産省・厚労省の双方から資金を受け取る場合は、対象事業・費用の明確な分離が必要です。

詳細説明

事業の背景と政策目的

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」実現プランの柱の一つとして位置づけられた大型人材政策です。デジタル化・脱炭素化が急速に進む中、日本では「在職中の学び直し」が欧米と比較して大幅に遅れており、転職・キャリアチェンジを阻む構造的障壁となっています。

本事業は、在職者が費用負担なく①キャリア相談→②リスキリング→③転職支援までを一気通貫で受けられるインフラを民間の力で構築することを目的としています。政府が約753億円の基金を造成し、このインフラを担える法人を公募・採択するという官民連携モデルを採用しています。

申請対象者:「基金設置法人」とは何か

本事業の最大の特徴は、個人(在職者)ではなく法人が申請主体である点です。採択された法人は「基金設置法人」として、経済産業省から基金を受け取り、全国の在職者への支援事業を運営します。

  • 業界団体・経済団体(例:経団連、業種別組合等)
  • 民間の人材サービス企業・教育訓練機関
  • 非営利法人・一般社団法人・財団法人
  • 複数法人によるコンソーシアム

申請を検討できる法人は、全国規模での人材育成・キャリア支援の実施能力を持つ組織に限られます。中小企業単独での採択は事実上困難であり、業界横断的な団体や大規模な人材サービス企業が主な応募主体となっていました。

支援の3本柱:一気通貫モデルの詳細

採択法人が提供しなければならない支援は、以下の3ステップで構成されます:

  • キャリア相談:国家資格キャリアコンサルタント等の専門家が、在職者一人ひとりの強み・志向・市場価値を分析し、キャリアパスを設計します。
  • リスキリング(学び直し):DX・GX・医療・介護等の成長分野に関する教育訓練プログラムを提供・助成します。在職者は費用負担なく受講できます。
  • 転職支援:スキルを習得した在職者が希望するキャリアに転職できるよう、求人マッチング・面接対策・転職後フォローまでを支援します。

事業規模と予算規模の意味

約753億円という予算規模は、単年度の補助金としては異例の大きさです。これは政府が「数十万人規模の在職者のキャリアチェンジを支援する」という野心的な目標を持っていることを示しています。採択法人は数年単位で基金を管理・執行し続ける長期的な責任を負います。

基金型事業の特性として:
  • 単年度主義ではなく、複数年にわたる柔軟な予算執行が可能
  • 需要変動に応じた弾力的な支出が認められる
  • 未執行残金は国庫返納の対象となる

審査の重点ポイント

本事業の審査では、以下の要素が特に重視されます:

  • 実施体制の実効性:全国の在職者にサービスを届けるためのネットワーク・拠点・オンライン対応の具体性
  • キャリアコンサルタントの確保計画:資格保有者の数・研修体制・質保証の仕組み
  • リスキリングプログラムの質と多様性:デジタル・グリーン・医療介護等の成長分野に対応したプログラムの充実度
  • 基金管理のガバナンス:内部統制・外部監査・情報公開の体制
  • 費用対効果の見込み:753億円の投資に見合うキャリアアップ・転職成功の実績見込み

問い合わせ先・所管省庁

本事業の所管は経済産業省 経済産業政策局 産業人材課です。事業の詳細・採択結果等については経済産業省の公式Webサイトおよびe-Govの補助金ポータルを参照してください。なお、本公募は2023年1月20日に締め切られており、新規申請の受付は終了しています。

関連書類・リンク

北海道の給付金・支援金もチェック

子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。

北海道の給付金一覧を見る →