募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

令和4年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」

基本情報

補助金額
5億円
補助率: 1/2
0円5億円
募集期間
2022-01-21 〜 2022-03-31
対象地域日本全国
対象業種運輸業 / 郵便業

この補助金のまとめ

経済産業省資源エネルギー庁・国土交通省海事局が共同で公募する内航海運向け実証補助金です。AI・IoT等の先進技術を活用して内航船の輸送効率を抜本的に改善する実証事業を対象に、補助上限5億円・補助率1/2で支援します。配船計画最適化、運航ルート・スケジュール最適化といったソフト面の取り組みに加え、高効率推進システム・バッテリー推進・スマート電動ウインチ・陸上電力受電設備などハード面の技術実装まで幅広く補助対象となります。海上輸送分野の脱炭素・省エネを国策として推進する事業であり、内航海運業者と技術ベンダーが連携して応募する大型実証事業です。公募期間は2022年1月〜3月と終了していますが、同種事業の参考情報としてご活用ください。

この補助金の特徴

1

補助上限5億円・補助率1/2

実証事業の費用の1/2を国が補助します。内航船へのハードウェア搭載からシステム開発・データ収集まで大規模な実証コストをカバーできる規模感です。

2

ソフト+ハード両面の対策が対象

配船計画AI最適化・運航ルート最適化といったデジタル技術だけでなく、バッテリー推進システム・スマート電動ウインチ・RORO船荷役最適化・陸上電力受電設備といったハードウェア革新も補助対象に含まれます。

3

輸送全体最適化が評価軸

個別の省エネ技術ではなく、複数技術を組み合わせた「輸送全体の最適化」を実証するコンソーシアム型の事業設計が求められます。船会社・荷主・港湾・技術ベンダー等が連携する提案が高く評価されます。

4

海上輸送の脱炭素政策に直結

本補助金は国の2050年カーボンニュートラル目標達成に向けた海事分野の施策の一環です。省エネ効果の定量的な実証データが政策立案にも活用されます。

ポイント

本補助金のポイントは「実証」という性格にあります。すでに商用化された技術の単純導入ではなく、革新的な運航効率化を実証・データ化することへの支援です。技術の新規性・実証計画の精緻さ・省エネ効果の測定方法が審査の核心となります。コンソーシアムとして内航船運航者と技術提供者を組み合わせた提案が採択されやすい傾向があります。

対象者・申請資格

申請主体

  • 内航海運業者(内航運送事業者または内航船舶貸渡事業者)が主たる申請者となることが基本
  • 技術ベンダー・システム会社・港湾事業者等とのコンソーシアム形式で応募可能

事業内容要件

  • AI・IoT等を活用した内航船の革新的運航効率化を実証する事業であること
  • 配船計画最適化、運航ルート最適化、高効率推進システム、RORO船荷役最適化等に係る技術を活用すること
  • 実証期間内に成果データを収集・報告できる計画であること

対象地域

  • 全国(日本国内の内航航路であれば地域制限なし)

規模要件

  • 補助上限5億円に対応できる規模の実証計画を持つこと

ポイント

主な対象は内航海運業者ですが、AI・IoT技術を提供するシステム会社・機械メーカー・エネルギー会社がコンソーシアムに参画する形態が想定されています。技術力のある企業が内航船会社に声をかけて共同提案するケースが多く、技術ベンダー側が主導して組成するコンソーシアムも採択された実績があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:コンソーシアム組成

内航船運航者と技術提供者(AI・IoT・機械メーカー等)が連携し、実証事業のコンソーシアムを組成します。役割分担・費用分担を明確にした協定書または協力覚書を締結します。

2

ステップ2:実証計画の策定

実証する技術の内容、対象船舶・航路、省エネ効果の測定方法、実施スケジュールを盛り込んだ事業計画書を作成します。基準値(ベースライン)と比較した効率化効果を定量的に示すことが必須です。

3

ステップ3:費用積算・見積取得

実証に要するシステム開発費・設備費・船舶改修費・運航費等を積算し、ベンダーから見積書を取得します。補助対象経費と対象外経費を明確に区分してください。

4

ステップ4:公募申請

資源エネルギー庁・国土交通省海事局が指定する申請方法で、必要書類一式を提出します。電子申請システムを使用する場合が多いため、事前にアカウント登録を済ませておきます。

5

ステップ5:実証実施・報告

採択後、計画に基づき実証を実施し、完了後に成果報告書を提出します。実証データの精度・網羅性が補助金の精算にも影響します。

ポイント

公募期間が約2か月(2022年1月〜3月)と短期設定です。コンソーシアム組成と実証計画策定には3〜4か月かかることが多いため、次回類似公募に備えて今から連携先の探索と技術検討を進めておくことが重要です。過去の採択事例(公表されている場合)を参照し、提案内容の水準感を把握しておきましょう。

審査と成功のコツ

実証の「革新性」を明確に
既存技術の単純導入ではなく、何が革新的であるかを具体的に説明することが審査の核心です。「従来の配船計画と比較してAIがどう異なる意思決定をするか」「バッテリー推進でどの程度のCO2削減が見込まれるか」など、技術の新規性と効果を定量的に示しましょう。
省エネ効果の測定設計を詳細に
実証によって得られるデータの測定方法・頻度・精度を詳細に設計することが重要です。審査官は「本当に効果が測れるか」を確認します。GPS・AIS・燃料計・電力計等のセンサー配置計画も含めて提案することで説得力が増します。
荷主・港湾との連携実績をアピール
船会社だけでなく荷主企業や港湾事業者との連携は高評価につながります。荷主が配船データを提供することでAI最適化の精度が向上する等、エコシステム全体での効率化を示せると差別化できます。
類似実証との差別化
同時期に複数件応募される可能性があります。採択枠に対して競争倍率が高い場合は、技術の独自性・実証スケールの大きさ・社会実装への道筋が評価ポイントになります。

ポイント

内航海運は「第二の国道」とも呼ばれ、物流の脱炭素化において政策的優先度が高い分野です。審査では技術的な実現可能性だけでなく、実証後の横展開・社会実装のシナリオが重視されます。実証終了後に技術をどう普及させるかのロードマップを提案書に盛り込むことで採択可能性を高められます。

対象経費

対象となる経費

システム開発・実装費(4件)
  • AI配船計画最適化システム開発費
  • 運航ルート・スケジュール最適化ソフトウェア開発費
  • IoTセンサーデータ収集・分析基盤構築費
  • クラウド基盤・データ連携システム構築費
高効率推進システム導入費(3件)
  • バッテリー推進システム搭載費
  • 高効率プロペラ・推進装置改修費
  • スマート電動ウインチ導入・設置費
船舶改修・設備費(3件)
  • 陸上電力受電設備(コールドアイロニング)設置費
  • RORO船荷役最適化装置導入費
  • 船内IoTセンサー・計測機器設置費
実証運航費(3件)
  • 実証期間中の追加的な燃料費・運航費
  • 実証データ収集のための人件費(直接従事分)
  • 実証船舶の港湾使用料等
調査・分析費(3件)
  • 省エネ効果測定・分析費
  • 第三者機関による検証費
  • 技術報告書作成費
コンサルティング・外注費(3件)
  • 技術設計・エンジニアリング費
  • 専門家委託費(海事・エネルギー分野)
  • 知財・権利調査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 実証と直接関係のない通常の船舶運航・維持管理費
  • 補助事業期間外に発生した経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 他の補助金・助成金で補填される同一経費
  • 土地取得費・建物建設費等の不動産取得費
  • 汎用的なオフィス機器(PC・プリンター等)の購入費
  • 接待・交際費および飲食費
  • 補助事業に直接関係しない一般管理費・間接費

よくある質問

Q内航船を保有していない技術ベンダーでも申請できますか?
A

内航船を保有していない技術ベンダーのみでの単独申請は難しいケースが多いですが、内航海運業者をコンソーシアムに加えることで参画が可能です。AI・IoTシステムの開発会社や機械メーカーが主導してコンソーシアムを組成し、内航船会社を実証パートナーとして加える形態での申請が想定されています。コンソーシアムの代表者となる主申請者要件を確認した上で、海運会社との連携を検討してください。

Q補助対象となる「革新的」な技術の水準はどの程度ですか?
A

「革新的」とは、既存の省エネ対策(低速航行・燃料添加剤等の一般的な手法)を大きく超える輸送効率化を実現するものを指します。AIを活用した動的配船計画、リアルタイム気象・海象データを組み合わせた最適ルーティング、電動推進ハイブリッドシステムなど、従来手法では実現が難しかった技術的飛躍が求められます。技術の新規性を示す文献・特許調査や、従来比での省エネ率の見込み値を具体的に提示することが審査上有効です。

Q補助金の5億円という上限は1コンソーシアムあたりですか?
A

補助上限5億円は1申請(1コンソーシアム)あたりの上限です。実証規模に応じて必要額を積算し、補助率1/2の範囲内で申請します。ただし、審査によって補助額が減額される場合や、複数の実証テーマがある場合は案件ごとに申請が分かれることもあります。詳細な上限設定については公募要領をご確認ください。

Q実証期間終了後、開発したシステムや技術の知的財産はどうなりますか?
A

補助金で開発した技術・システムの知的財産権は、原則としてコンソーシアム構成員に帰属します。ただし、国(経済産業省・国土交通省)に実施権を許諾することが条件となる場合があります。また、実証で得られたデータや成果は報告書として提出する義務があり、政策立案に活用される場合があります。コンソーシアム内での知財配分については、事前に協定書で明確に定めておくことを強く推奨します。

Qバッテリー推進システムのみを実証する場合でも申請できますか?
A

バッテリー推進システムの実証単体でも申請は可能ですが、採択可能性を高めるためには「輸送全体の最適化」という観点からの事業設計が重要です。バッテリー推進に加えて、省エネ効果を最大化するための運航管理システムやデータ収集・分析機能を組み合わせた複合的な実証計画の方が評価されやすい傾向があります。ハード面の技術革新にソフト面のAI・IoT活用を組み合わせることを検討してください。

Q本補助金の公募は終了していますが、同種の補助金を探すにはどうすればよいですか?
A

本補助金(令和4年度)の公募期間は2022年3月末に終了しています。同種の内航海運・省エネ実証補助金については、資源エネルギー庁の省エネルギー対策補助金ポータルや国土交通省海事局のウェブサイトで最新公募情報を定期的に確認することをお勧めします。また、グリーンイノベーション基金(NEDO)や環境省の脱炭素関連補助金にも類似事業が含まれることがあります。

QRORO船を運航していますが、荷役最適化の実証に特化して申請できますか?
A

RORO船荷役最適化は本補助金の明示的な対象事業です。荷役最適化に特化した実証計画でも申請は可能です。ただし、荷役効率化が輸送全体の省エネ・効率化にどう貢献するかを定量的に示すことが必要です。停泊時間短縮による1航海あたりの燃料消費量削減効果や、荷主への輸送サービス向上効果を具体的に算定した計画を策定してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省・国土交通省共同事業であり、省エネ法に基づく省エネ設備投資に関する税制優遇(省エネ投資促進税制等)と組み合わせることで、実質的な事業者負担をさらに軽減できる場合があります。ただし、同一の補助対象経費に対して国の他の補助金(グリーンイノベーション基金事業、運輸部門の省エネ補助金等)との重複受給は不可です。NEDOや国土交通省の別枠実証事業との経費区分が明確であれば、異なる実証フェーズで別制度を活用することは可能な場合があります。詳細は資源エネルギー庁・国土交通省海事局の担当窓口に事前確認することを強く推奨します。

詳細説明

AI・IoT等を活用した内航船革新的運航効率化実証事業とは

本補助金は、経済産業省資源エネルギー庁国土交通省海事局が共同で運営する実証支援事業です。AI・IoT等の先進技術を活用して内航船の輸送効率を抜本的に改善する実証プロジェクトを、補助上限5億円・補助率1/2で支援します。海上輸送部門の省エネ推進と2050年カーボンニュートラル達成に向けた政策の一環として実施されています。

補助内容

  • 補助上限額:5億円(500,000,000円)
  • 補助率:補助対象経費の1/2
  • 公募期間:2022年1月21日〜2022年3月31日
  • 対象地域:全国

対象となる実証技術・取り組み

本補助金では、ソフト面とハード面の両方にわたる革新的な取り組みが対象となります。

  • 配船計画最適化:AIを活用した最適な配船計画の立案・実証
  • 運航ルート・スケジュール最適化:IoTデータをリアルタイム活用した動的な運航最適化
  • 高効率推進システム:高効率プロペラ・推進装置の実証搭載
  • RORO船荷役最適化:荷役プロセスの効率化による停泊時間短縮
  • バッテリー推進:電動推進システムの内航船への実装実証
  • スマート電動ウインチ:係船作業の電動化・自動化実証
  • 陸上電力受電設備(コールドアイロニング):停泊中の陸上電力活用による燃料消費削減

申請の進め方

本補助金はコンソーシアム型の申請が基本です。内航海運業者を中心に、AI・IoT技術提供企業、機械メーカー、港湾事業者、荷主企業などが連携して実証チームを編成します。各社の役割・費用負担・知的財産の取り扱いを協定書で明確にした上で申請してください。

審査のポイント

審査では以下の観点が重視されます。

  • 革新性:既存技術との差別化が明確であること
  • 実証計画の精緻さ:省エネ効果を測定するデータ収集方法が具体的であること
  • 社会実装への道筋:実証後に技術を業界全体へ横展開するシナリオが描かれていること
  • コンソーシアムの実効性:船会社・技術提供者・荷主の連携が実質的であること

問い合わせ先

本補助金に関するお問い合わせは以下の窓口までご連絡ください。

  • 経済産業省 資源エネルギー庁(省エネルギー・新エネルギー部門担当)
  • 国土交通省 海事局(内航・グリーン物流担当)

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