大阪市の妊婦支援給付金って何?制度の背景

佐藤
編集長
室谷さん、「妊婦のための支援給付」って最近よく耳にするんですけど、これって大阪市で新しく始まった制度なんですか?

室谷
代表取締役
そうなんですよ!令和7年(2025年)4月から大阪市でも始まった、かなり注目度の高い制度です。「子ども・子育て支援法」が改正されて、全国で法定事業として始まりました。

佐藤
編集長
え、法律が変わって始まったんですか!それはすごい!

室谷
代表取締役
はい。もともと国が「出産・子育て応援交付金」という事業をやっていたんですが、それが令和7年4月から法律に基づく正式な制度「妊婦のための支援給付事業」としてグレードアップしたんです。大阪市では子ども・子育て支援法の「妊婦のための支援給付事業」と、児童福祉法の「妊婦等包括相談支援事業」を組み合わせて実施しています。

佐藤
編集長
ふたつの事業が組み合わさってるんですね。どんな組み合わせなんですか?

室谷
代表取締役
ひとつは経済的支援として現金を給付するもの(妊婦支援給付金)で、もうひとつは保健師や助産師が面談してサポートする伴走型相談支援(妊婦等包括相談支援事業)です。お金の支援と寄り添いサポートをセットで届けるというわけです。

佐藤
編集長
なるほど!お金だけじゃなくて相談サポートもついてくるんですか。妊娠中って不安なこと多いですもんね。

室谷
代表取締役
まさに。妊娠届を出したとき、妊娠8か月ごろ、そして出産後の家庭訪問時の3回、保健師または助産師と面談できるんです。給付金の案内もそのタイミングで行われます。
妊婦支援給付金のポイント
- 令和7年4月から大阪市で開始した新制度
- 子ども・子育て支援法の改正に基づく全国法定事業
- 現金給付と保健師等による伴走型相談支援をセットで実施
- 妊娠届出時・妊娠8か月頃・出産後家庭訪問時の3回面談あり
自分は対象?受給要件をチェック


佐藤
編集長
具体的に誰がもらえるのか、教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
対象となるのは2つの要件を両方満たしている方です。まず「申請及び届出時点において大阪市に住所がある妊婦または産婦」であること。そして「令和7年4月1日以降において国内に住所があり、かつ妊婦(産科医療機関で医師等による胎児心拍の確認が必要)だった方」であること。

佐藤
編集長
「令和7年4月1日以降」というのは、4月以降に妊娠がわかった人だけですか?

室谷
代表取締役
いいえ、それより前から妊娠していた方でも対象になり得ます。令和7年3月31日以前に胎児心拍が確認されていた場合は、令和7年4月1日が起算日になりますから、その日から2年以内に申請すれば受け取れます。

佐藤
編集長
なるほど、令和7年4月前から妊娠していた方も申請できるんですね!じゃあ、大阪市外から引っ越してきた場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
転入してきた場合でも、転入前の市町村で給付金を受け取っていなければ大阪市で申請できます。ただし同一の妊娠で重複して受け取ることはできないので注意が必要です。

佐藤
編集長
逆に大阪市から引っ越す場合は?

室谷
代表取締役
認定後に大阪市外に転出すると認定が取り消されます。まだ受け取っていない給付がある場合は、転出先の市区町村で改めて認定申請をしてください。
対象者まとめ
- 申請・届出時点で大阪市に住所がある妊婦または産婦
- 令和7年4月1日以降、国内在住かつ妊婦だった方(産科医療機関で胎児心拍の確認が必要)
- 転入前市町村で未受給であれば転入後に申請可能
- 「出産・子育て応援給付金」と同一妊娠では重複受給不可
| 状況 | 対象かどうか |
|---|---|
| 申請時点で大阪市在住の妊婦 | 対象 |
| 令和7年3月以前から妊娠中(4月1日起算) | 対象 |
| 他市から転入(転入前で未受給) | 対象 |
| 大阪市から転出後(認定取消) | 転出先で再申請が必要 |
| 出産・子育て応援給付金を同一妊娠で受給済み | 対象外(重複不可) |
いくらもらえる?給付金額の詳細


佐藤
編集長
対象者はわかりました。じゃあ実際にいくらもらえるんですか?

室谷
代表取締役
支給は2回に分けて行われます。1回目は妊婦であることの認定後に5万円、2回目はこどもの数の届出後に妊娠したこどもの数につき5万円が支給されます。

佐藤
編集長
ということは、1人出産したら合計10万円ですね!

室谷
代表取締役
そうです!単胎の場合は合計10万円です。双子の場合は2回目が10万円になるので、合計15万円になります。

佐藤
編集長
双子だと15万円!それはありがたいですね。

室谷
代表取締役
多胎であればあるほど2回目の給付が増えます。1回目の5万円は妊婦認定を受ければ誰でも同じ金額ですが、2回目はこどもの数に連動するんです。
| 出産パターン | 1回目(妊婦認定後) | 2回目(こどもの数届出後) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 単胎(1人) | 5万円 | 5万円 | 10万円 |
| 双子(2人) | 5万円 | 10万円 | 15万円 |
| 三つ子(3人) | 5万円 | 15万円 | 20万円 |

佐藤
編集長
流産や死産の場合はどうなるんですか?受け取れないんでしょうか…

室谷
代表取締役
流産・死産・人工妊娠中絶の場合でも支給対象になります!これは大事な点で、胎児心拍が確認されて妊婦認定を受けていれば、1回目の5万円は受け取れます。辛い状況の中でも、行政の支援は受け取っていいんです。

佐藤
編集長
それは知らなかったです…流産・死産された方も対象なんですね。申請方法はどうなるんですか?
申請方法と必要な手続き

室谷
代表取締役
申請はオンラインまたは専用の返信用封筒による郵送でのみ受け付けています。区役所の窓口では受け付けていない点が重要なポイントです!

佐藤
編集長
え!区役所に行っても受け付けてもらえないんですか!?

室谷
代表取締役
はい、これは間違えやすいポイントです。でも安心してください。妊娠届を出すタイミングで保健師等から制度案内と申請方法の説明が行われます。その案内に沿って進めればOKです。
1妊娠届を区役所に提出(母子健康手帳の交付手続き)
2担当の保健師または助産師から妊婦支援給付金の制度案内を受ける
3案内に従ってオンラインまたは専用返信用封筒で「妊婦であることの認定申請」を提出
4認定後に1回目の給付金(5万円)が振り込まれる
5出産後、乳児家庭全戸訪問時に保健師から「こどもの数の届出」の案内を受ける
6案内に従ってオンラインまたは専用返信用封筒で届出を提出
7こどもの数に応じた2回目の給付金(1人あたり5万円)が振り込まれる

佐藤
編集長
申請書類とか必要書類は何が必要ですか?

室谷
代表取締役
申請時に案内される必要書類を準備します。妊婦認定申請では産科医療機関での心拍確認が必要なので、医師等による確認を受けておいてください。具体的な書類は妊娠届出時の面談で保健師が説明してくれます。
申請の注意点
- 区役所窓口では申請を受け付けていない(オンラインまたは郵送のみ)
- 申請時点で大阪市に住所があることが必要
- 産科医療機関での胎児心拍の確認が必須要件
- 妊娠届出時の面談を受けないと制度案内が受けられないことがある
申請期限はいつまで?

佐藤
編集長
申請には期限があるんですよね?うっかり忘れないようにしたいんですが。

室谷
代表取締役
はい、ちゃんと期限があります。妊婦であることの認定申請は、産科医療機関の医師等が胎児心拍を確認した日から2年後の前日までです。2回目のこどもの数の届出は、出産予定日の8週間前から2年後の前日までが期限です。

佐藤
編集長
2年もあるんですね。でも早めにした方がいいですよね?

室谷
代表取締役
もちろんです。妊娠届出のタイミングで保健師から案内されますので、その流れで申請するのがスムーズです。産後で忙しい時期に申請を忘れないよう、早めの行動をおすすめします。
| 申請の種類 | 申請できる時期 | 期限(時効) |
|---|---|---|
| 妊婦認定申請 | 産科医療機関で胎児心拍確認後 | 心拍確認日から2年後の前日 |
| こどもの数の届出 | 出産予定日8週間前から | 出産予定日8週間前から2年後の前日 |

佐藤
編集長
届出の開始時期が「出産予定日8週間前から」なんですね。産後じゃなくてもいいんですか?

室谷
代表取締役
そうなんです!お腹の中にいる段階でも届け出ができるんです。出産後には乳児家庭全戸訪問のタイミングで改めて案内があるので、そこで届け出る方が多いですが、制度上は出産前から申請できます。
伴走型相談支援について

佐藤
編集長
給付金のほかに「伴走型相談支援」というものもあると最初に聞きましたが、これはどんなものですか?

室谷
代表取締役
妊婦等包括相談支援事業として、大阪市の保健師または助産師が3つのタイミングで面談してくれるんです。妊娠届出(母子健康手帳交付)の時、妊娠8か月ごろ、出生後の家庭訪問時の3回です。

佐藤
編集長
3回も面談してくれるんですか!それは心強いですね。

室谷
代表取締役
出産・育児の見通しを立てるための相談サポートです。特に初めての妊娠や、一人で不安を抱えている方には本当に心強い制度だと思います。この伴走型相談支援は全ての妊婦及び子育て世帯が対象で、給付金の対象外でも相談支援は受けられます。

佐藤
編集長
それは知らなかった!相談支援は別に受けられるんですね。給付金と相談支援をうまく活用すれば、妊娠から育児まで安心できそうですね。
伴走型相談支援の3回の面談
- 妊娠届出時(母子健康手帳交付のとき)
- 妊娠8か月ごろ(安定期以降)
- 出生後の家庭訪問時(乳児家庭全戸訪問)
よくある疑問

佐藤
編集長
住民票は大阪市にあるけど、実際に別の市に住んでいる場合はどうなりますか?

室谷
代表取締役
申請及び届出時点で大阪市に住所(住民登録)があることが要件です。実際の居住地と住民票の住所が異なる場合は、住民票のある市で申請することになりますので、まず住民票の移動を確認してください。

佐藤
編集長
なるほど。ところで、これは確定申告で所得として申告しなければいけないんでしょうか?

室谷
代表取締役
給付金は原則として非課税です。税金の申告は不要です。ただし心配な方は税務署や確定申告の専門家に確認するとよいでしょう。

佐藤
編集長
安心しました!コールセンターには電話したら詳しく教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
はい、大阪市妊婦支援給付金コールセンターが開設されています。詳しくは以下の窓口情報をご覧ください。
問い合わせ先
- 電話: 06-7712-2830
- 受付時間: 午前9時から午後5時30分(土日祝日・年末年始を除く)
- FAX: 06-6202-6963
給付金詐欺にご注意ください
- 大阪市や国が給付金の手続きのためにATMを操作するよう求めることは絶対にありません
- 電話で口座番号や暗証番号を聞いてくることはありません
- 手数料の支払いを求めることはありません
- 不審な連絡があった場合は、大阪市妊婦支援給付金コールセンター(06-7712-2830)に確認してください
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 妊婦のための支援給付(妊婦等包括相談支援事業) |
| 実施主体 | 大阪市 |
| 対象者 | 申請時点で大阪市在住の妊婦または産婦(令和7年4月1日以降に妊婦だった方) |
| 給付額 | 妊婦認定後5万円+こどもの数×5万円(最大額は多胎による) |
| 申請方法 | オンラインまたは専用返信用封筒による郵送(区役所窓口不可) |
| 申請期限 | 妊婦認定申請:心拍確認日から2年後の前日まで |
| 問い合わせ | コールセンター:06-7712-2830(平日9時から17時30分) |
| 公式情報 | 大阪市公式ページ |
大阪市の関連給付金・支援制度

佐藤
編集長
大阪市には他にも妊娠・出産・育児に関する制度がありますか?

室谷
代表取締役
ありますよ!妊娠・出産・子育てに関連する大阪市の給付金・支援制度をいくつかご紹介しますね。

佐藤
編集長
どんな制度があるか教えてください!

室谷
代表取締役
出産育児一時金(大阪市国民健康保険)は国民健康保険に加入している方が出産した際に受け取れる給付です。またこども医療費助成制度(大阪市)では、子どもの医療費の自己負担分を大阪市が助成してくれます。児童手当(大阪市)も0歳から中学生まで毎月支給される制度で、妊婦支援給付金と合わせて活用している方が多いです。

佐藤
編集長
合わせ技でいろんな制度を活用できるんですね!

室谷
代表取締役
ひとり親家庭の方には児童扶養手当(大阪市)もあります。制度は複数あるので、自分に該当するものをしっかり確認してみてください。
| 関連制度 | 概要 |
|---|---|
| 出産育児一時金(大阪市国保) | 国保加入者の出産時一時金 |
| こども医療費助成(大阪市) | 子どもの医療費自己負担分を助成 |
| 児童手当(大阪市) | 0歳〜中学生まで毎月支給 |
| 児童扶養手当(大阪市) | ひとり親家庭への手当 |
| 特別児童扶養手当(大阪市) | 障がいのある子の家庭への手当 |

佐藤
編集長
大阪市には本当にいろんな支援があるんですね。詳しくは大阪市の各ページや、コールセンターで確認するといいですね。

室谷
代表取締役
ぜひ活用してください!大阪市の全体的な給付金一覧は大阪市の給付金・補助金一覧からも確認できますよ。