最近、地方移住への関心ってますます高まっていますよね。愛媛県でも移住者向けに手厚い支援があると聞いたんですが、これって本当に最大400万円もらえるんですか?
ほんとに! 愛媛県の「移住者住宅改修支援事業」のことですね。子育て世帯なら住宅改修費として最大400万円(県200万円+市町200万円)、働き手世帯でも最大200万円(県100万円+市町100万円)が受け取れる制度です。平成28年度(2016年度)から続いている、かなり実績のある制度ですよ。
えっ、平成28年からですか! じゃあかなり多くの移住者がこれを使ってきたんですね。
そうなんです。愛媛県全20市町のうち、参加している市町で移住者の住宅リフォームをがっちりサポートしてきた制度です。空き家の活用と移住促進、両方に効く施策として県と市町が連携して運用しています。
愛媛県移住者住宅改修支援事業 補助金額比較表
対象者のところが気になります。愛媛に移住すれば誰でもいいんですか?
基本的には「平成28年(2016年)4月1日以降に愛媛県内の市町に移住した方」が対象です。移住した時期とあわせて、「移住先に5年以上居住する意思があること」も必須条件になっています。
5年以上は住む気がある、ってことですね。あと、子育て世帯と働き手世帯って言葉が出てきましたが、その違いを教えてください。
はい。大きく2種類に分かれていて、補助額が変わるんです。子育て世帯は18歳未満の子どもがいる世帯が基本的なイメージで、最大400万円。働き手世帯は移住して就業・就農・起業などをする世帯で、最大200万円が上限です。ただし、具体的な定義は市町によって若干違うので、移住予定の市町に確認するのが確実ですね。
- 平成28年(2016年)4月1日以降に愛媛県内の市町に移住した(または移住予定の)方
- 移住先に5年以上居住する意思がある方
- 住宅の改修工事または家財道具の搬出を行う方
- 子育て世帯または働き手世帯に該当する方
- 移住先の市町が定める要件を満たす方
- 予算の範囲内で申請できる方(予算切れ次第終了)
予算切れ次第終了って、早めに動いたほうがよさそうですね。
そうなんですよ! 特に人気の市町は早期に予算が終わることもあるので、移住を検討している段階から早めに市町の担当窓口に相談することをおすすめします。
具体的な金額のところ、もう少し詳しく教えてもらえますか?
補助の仕組みはシンプルです。補助対象経費の3分の2を県と市町が折半して補助する形で、移住者本人は費用の3分の1を負担します。
| 区分 | 住宅改修費 上限 | 家財道具搬出 上限 |
|---|
| 子育て世帯 | 最大400万円(県200万円+市町200万円) | 最大20万円(県10万円+市町10万円) |
| 働き手世帯 | 最大200万円(県100万円+市町100万円) | 最大20万円(県10万円+市町10万円) |
なるほど、自己負担は3分の1か! たとえば600万円のリフォームをしたとしたら、400万円もらえるということですか?
そういう計算になります! ただし上限が400万円(子育て世帯の場合)なので、600万円の工事でも最大400万円まで。それ以上の工事費は全額自己負担になりますね。一方で200万円の工事なら、ざっくり133万円くらいが補助されます。
200万円の工事で133万円補助は、かなり大きいですね!
そうなんです。しかも、この事業の助成を受ける方は、伊予銀行の住宅関連ローンの金利引下げや住宅金融支援機構(フラット35)の金利引下げも利用できるんです。補助金で初期費用を下げつつ、ローンの金利まで優遇されるというダブルのメリットがあります。
えっ、金利引下げまで! これは移住するしかないですね(笑)。
- 伊予銀行の住宅関連ローン金利引下げ
- 住宅金融支援機構「フラット35」の金利引下げ
- 補助金との併用が可能
愛媛県移住者住宅改修支援事業 申請フロー
申請方法はどうすればいいんですか? 愛媛県庁に行けばいいんでしょうか?
ここが重要なポイントで、申請先は愛媛県庁ではなく移住先の市町の担当窓口です。市町ごとに募集開始時期や申請手続きが違うので、まず移住先の市町に連絡するところから始めましょう。
事前相談(移住先市町の担当窓口へ)。工事着手前に必ず相談する
補助金交付申請書の提出(必要書類一式を窓口へ持参)
ステップ4の「交付決定後に工事を実施」というのが大事なんですね。
超大事です! 交付決定の前に工事を始めてしまうと、補助の対象外になってしまいます。これはよくあるミスなので、必ず決定通知を受け取ってから動き出してください。
市町によって多少違うのですが、一般的に必要になるのはこういった書類です。
| 書類種別 | 内容 |
|---|
| 申請書類 | 補助金交付申請書(様式は各市町HPから取得) |
| 身分・住所証明 | 世帯員全員の住民票 |
| 移住証明 | 転入前の住所を証明する書類(前住所地の住民票等) |
| 工事関係書類 | 工事見積書・工事計画書・住宅の図面(配置図・平面図) |
| 現況写真 | 改修前の住宅の写真 |
| 税務証明 | 市町村税の納税証明書(同一世帯の納税義務者含む) |
| その他 | 誓約書(様式は申請書に附属)、権原証明書類 |
ちょっと書類が多いですね。でも計画的に準備すれば大丈夫そうです。
ここが少し注意が必要なんですが、申請期限は市町ごとに異なります。たとえば西条市は2026年(令和8年)4月1日から2026年(令和8年)12月1日までが受付期間で、工事は2027年(令和9年)3月31日までに完了することが条件です。他の市町も同様のスケジュール感で運用されています。
なるほど、自分が移住する市町のスケジュールをしっかり確認しなきゃいけないんですね。
そうです。しかも「予算がなくなり次第終了」という点も忘れずに。特に移住支援に力を入れている市町は早めに予算が消化されることがあります。移住を考えたら、まず市町窓口に電話して今年度の予算の残り状況を確認するのが賢いやり方です。
- 工事着手後に申請しようとして補助対象外になる(交付決定が先!)
- 予算切れで申請できなかった(早めの相談が必須)
- 申請する市町の要件を事前に確認していなかった
- 補助確定後5年以内に住宅を売却・退去すると補助金返還が必要になる
補助金をもらった後に5年以内に売ったら返還が必要なんですか。それは知らなかった!
これ、見落としやすいポイントなんです。5年以上住む意思があることが条件なので、万一それ以内に引越し等があると補助金を返さないといけないことがあります。長く住む前提で申請してください。
「中古住宅の購入費用も補助されますか?」という疑問はよく出そうですが。
購入費そのものは対象外です。ただ、購入した後に行うリフォーム(改修)工事費は対象になります。要は「購入代金はNG、直す工事費はOK」というイメージですね。
愛媛県外からじゃないと対象にならないんですか? 県内の別の市町から移住した場合は?
基本的には「県外から愛媛県内への移住」が前提なんですが、詳細は市町によって違います。西条市の場合は「県外から県内の他市町に移住し、その後本市に住民票を異動した者」も含まれます。県内転居でも申請できるケースがあるので、まず問い合わせてみてください。
移住後に申請するケースがほとんどですが、「移住予定の者で、住宅の改修等が完了した後速やかに住民票を異動する者」として申請できる市町もあります。移住前でも相談できるので、引越し前から市町窓口に連絡しておくといいですよ。
複数の市町を検討している場合、並行して申請できますか?
それは難しいです。補助金は実際に住民票を移す市町での申請になりますし、「過去に当該補助金の交付を受けたことがない者」という要件もあります。1回限りの補助なので、移住先をしっかり決めてから動くことをおすすめします。
申請について整理してもらったところで、具体的な問い合わせ先を教えてください。
- 制度名: 愛媛県移住者住宅改修支援事業
- 対象者: 平成28年(2016年)4月1日以降に愛媛県内の市町に移住した子育て世帯・働き手世帯
- 補助額(住宅改修): 子育て世帯 最大400万円、働き手世帯 最大200万円
- 補助額(家財道具搬出): 最大20万円(両世帯共通)
- 補助割合: 補助対象経費の3分の2(県・市町がそれぞれ3分の1)
- 申請先: 移住先各市町の担当窓口(市町ごとに異なる)
- 申請期限: 各市町により異なる(予算がなくなり次第終了)
- 公式ページ: 愛媛県庁 移住・住まい情報
| 項目 | 内容 |
|---|
| 運営 | 愛媛県 各市町 |
| 制度開始 | 平成28年(2016年)4月1日 |
| 対象地域 | 愛媛県内20市町(参加市町に限る) |
| 補助率 | 対象経費の3分の2 |
| 問い合わせ | 移住先の各市町担当窓口 |
問い合わせは移住先の市町窓口に直接、ですね。主要な市町の窓口ってどこに問い合わせればいいですか?
市町のホームページで「移住」「住宅改修」といったキーワードで検索すると担当課が見つかります。西条市なら移住推進課、松山市なら移住担当課、今治市なら地方創生課といった感じで名称はさまざまですが、移住系の窓口に問い合わせれば間違いありません。
愛媛県や市町が補助金についてATMの操作を求めることは絶対にありません。「申請手数料が必要」「今すぐ振り込んでください」といった電話やメールが来たら詐欺です。個人情報や口座番号を電話で聞くことは正規の手続きでは行われません。不審に思ったら移住先の市町窓口に直接確認してください。
愛媛への移住には住宅改修支援のほかにも使える制度がありそうですね。
住宅取得の補助まであるんですか! 愛媛はかなり手厚いですね。
移住促進にかなり力を入れている県なので、制度が充実しています。まず移住先の市町に相談して、使える支援をフル活用する戦略が大事です。
読んでいただいた皆さん、愛媛への移住を検討中の方はぜひ早めに動いてみてください! 予算がなくなったら終わりなので、早め早めの相談がポイントです。
そうですね。住宅改修支援だけでなく、金利引下げ等の金融支援も含めて、移住にかかるコストを大きく下げられる制度です。愛媛への移住を少しでも考えているなら、まず市町窓口に電話することを強くおすすめします!愛媛県内の給付金・補助金一覧は
愛媛県の補助金・給付金一覧からもご確認いただけます。