B型・C型肝炎ウイルスで陽性と言われたら?精密検査の費用を島根県が助成してくれます

佐藤
編集長
健康診断でB型肝炎ウイルスの検査が陽性になったんですけど、精密検査ってけっこうお金かかりますよね?

室谷
代表取締役
そうなんですよ!実は島根県には、まさにそういう方のための「肝炎等精密検査費用助成事業」という制度があって、精密検査の自己負担額を助成してくれるんです。

佐藤
編集長
えっ、お金が戻ってくるんですか!

室谷
代表取締役
そうです。B型またはC型肝炎ウイルス検査で陽性と判定された島根県在住の方が対象で、指定医療機関で受けた精密検査の自己負担額を償還払い方式でお返しする仕組みです。一旦は自分で払いますが、申請すると後から口座に振り込まれるんです。

佐藤
編集長
なるほど!「初回」と「定期」の2種類があるって聞きましたが、どう違うんですか?

室谷
代表取締役
大きく2種類あります。「初回精密検査」は陽性と判定された後、初めて受ける精密検査のことで、一人1回限り、自己負担額の全額が戻ってきます。もう一方の「定期検査」は、慢性肝炎・肝硬変・肝がんと診断された後に定期的に受ける検査で、年度内に最大2回まで助成が受けられます。
対象者は?自分がもらえるか確認しよう

佐藤
編集長
対象者の要件って複雑そうですね。

室谷
代表取締役
初回精密検査については比較的シンプルです。島根県内に住所があって、健康保険(後期高齢者も含む)の被保険者または被扶養者であること。そして、1年以内に肝炎ウイルス検査で陽性と判定されたことが条件です。

佐藤
編集長
「1年以内」ってどんな検査が対象ですか?

室谷
代表取締役
対象になる陽性判定の検査は4種類あります。島根県または市町村が実施した肝炎ウイルス検査、職場健診、妊婦健診、手術前検査の4つです。どれか1つで陽性が出れば対象になります!

佐藤
編集長
妊婦健診でも対象になるんですね!それは知らなかったです。

室谷
代表取締役
そうなんですよ。母子手帳のHBs抗原やHCV抗体の欄に陽性の記録があれば対象です。あと、もう1つ条件があって、「島根県または市町村が実施するフォローアップ事業に同意すること」が必要です。これは難しいことじゃなく、保健所でフォローアップに同意する書類にサインするだけです。
初回精密検査の対象者チェックリスト
- 島根県内に住所を有すること
- 健康保険(後期高齢者含む)の被保険者または被扶養者であること
- 1年以内に実施した検査(県・市町村健診、職場健診、妊婦健診、手術前検査)でB型またはC型肝炎ウイルス陽性と判定されたこと
- 島根県指定の医療機関(または県外の肝疾患専門医療機関)で精密検査を受けること
- 島根県・市町村のフォローアップ事業に同意すること

佐藤
編集長
定期検査の場合はもっと条件が厳しいんですか?

室谷
代表取締役
定期検査には追加の条件が2つあります。まず慢性肝炎・肝硬変・肝がんの診断を受けていること。それから、住民税非課税世帯または市町村民税所得割課税年額が235,000円未満の世帯に属していることです。

佐藤
編集長
所得制限があるんですね。

室谷
代表取締役
そうです。所得が一定以上の方は定期検査の助成対象外になります。あと、肝炎治療医療費助成を受給中の方は定期検査の助成は受けられないのでご注意ください。どちらかを選ぶ必要があります。ちなみに肝炎治療医療費助成については肝炎治療医療費助成事業も参考にしてみてください。
助成額はいくら?所得によって変わります

佐藤
編集長
で、実際いくら戻ってくるんですか?

室谷
代表取締役
初回精密検査は自己負担額の全額が戻ってきます!血液検査、超音波検査、初診料など、島根県が対象と認めた検査費用の健康保険自己負担分がまるまる返ってくるイメージです。

佐藤
編集長
定期検査は?

室谷
代表取締役
定期検査は所得によって変わります。住民税非課税世帯(乙)の方は全額助成。一方、課税年額235,000円未満の世帯(甲)の方は、申請1回につき自己負担額から一定額を引いた額が助成されます。

定期検査の助成額(自己負担限度額)比較表

| 区分 | 階層 | 慢性肝炎 | 肝硬変・肝がん |
|---|---|---|---|
| 甲(課税年額235,000円未満) | 所得あり | 対象額から2,000円を差し引いた額 | 対象額から3,000円を差し引いた額 |
| 乙(住民税非課税世帯) | 非課税 | 対象額の全額 | 対象額の全額 |

佐藤
編集長
甲の場合、慢性肝炎なら2,000円、肝硬変・肝がんなら3,000円の自己負担が残るということですね。

室谷
代表取締役
そうです。この自己負担額はけっこう小さいので、ほぼ全額戻ってくるイメージで大丈夫ですよ!
こんな検査費用が対象になります(初回・定期共通)
- 初診料(または再診料)
- ウイルス疾患指導料
- 血液検査(末梢血液一般、出血・凝固検査、血液化学検査、腫瘍マーカー、肝炎ウイルス関連検査など)
- 超音波検査(胸腹部の断層撮影)
- 定期検査の場合、肝硬変・肝がんではCT撮影またはMRI撮影も対象

佐藤
編集長
なるほど、検査費用の中身がけっこう細かく決まっているんですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。保険適用外の検査は対象外ですし、対象の検査は同じ日に受けることが原則ですが、やむを得ない場合は複数日にまたがっても認められることがあります。
申請方法・必要書類を確認しよう

佐藤
編集長
申請の手順を教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
流れはこんな感じです!

申請の流れ フロー図


佐藤
編集長
申請期限はいつまでですか?

室谷
代表取締役
初回精密検査は、陽性と判定された日から原則1年以内に申請が必要です。定期検査は検査を受けてから1年以内に申請してください。この期限を過ぎると助成を受けられなくなる可能性があるので、早めに動くのがおすすめです!

佐藤
編集長
必要書類って多いですか?

室谷
代表取締役
初回精密検査(様式2-1)の場合は、主にこれだけあれば大丈夫です。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 申請書(様式2-1) | 島根県ホームページまたは保健所で入手 |
| 領収書 | 自己負担割合が分かるもの(レシート不可) |
| 診療明細書 | 検査項目と点数が分かるもの |
| 陽性判定の結果通知書 | 最初に陽性と判定された検査の結果 |
| フォローアップ同意書(フォローアップ-様式1) | 保健所でもらえます |
| 振込先口座が分かる書類 | 預金通帳の写し等(口座番号とカナ氏名の記載あるもの) |

佐藤
編集長
職場健診や手術前検査で陽性になった場合は追加書類があるんでしたよね。

室谷
代表取締役
そうです!職場健診で陽性の場合は追加で住民票(原本)と職域検査受検証明書が必要になります。手術前検査の場合は、手術料が算定されたことが確認できる診療明細書が必要です。ちょっと多いですが、保健所に相談すれば丁寧に教えてもらえますよ。

佐藤
編集長
定期検査の場合は?

室谷
代表取締役
定期検査(様式2-2)では追加で、世帯全員分の住民票(原本)と課税・非課税証明書が必要になります。所得状況の確認が必要なためです。また、初めて申請する場合は医師の診断書(様式3)も必要です。ただし、以前に定期検査費用の助成を受けたことがある方は、診断書の提出が省略できる場合があります。
申請時の注意点
- 領収書はレシートでは不可。自己負担割合が分かる正式な領収書が必要
- 書類に不備があると助成金が支払われない場合あり
- 郵送で申請する場合は連絡先の記載を必ず確認
- 助成金振込先の口座名義人が申請者と異なる場合は委任状(様式5)も必要
申請先の保健所一覧

佐藤
編集長
どこに申請すればいいんですか?

室谷
代表取締役
住んでいる地域によって管轄の保健所が異なります。下の表で確認してください!
| 対象地域 | 保健所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 松江市、安来市 | 松江保健所 医事・難病支援課 | 0852-23-1315 |
| 雲南市、奥出雲町、飯南町 | 雲南保健所 医事・難病支援課 | 0854-42-9638 |
| 出雲市 | 出雲保健所 医事・難病支援課 | 0853-21-1191 |
| 大田市、川本町、美郷町、邑南町 | 県央保健所 医事・難病支援課 | 0854-84-9824 |
| 浜田市、江津市 | 浜田保健所 医事・難病支援課 | 0855-29-5788 |
| 益田市、津和野町、吉賀町 | 益田保健所 医事・難病支援課 | 0856-31-9548 |
| 隠岐の島町 | 隠岐保健所 総務医事課 | 08512-2-9901 |
| 海士町、西ノ島町、知夫村 | 隠岐保健所 島前保健環境課 | 08514-7-8121 |

佐藤
編集長
島根県全域に保健所があるんですね。

室谷
代表取締役
そうです!県の肝臓専門の相談窓口としては、島根大学医学部附属病院内の「肝疾患相談支援センター」(TEL 0853-20-2721、平日9時から16時まで)にも相談できます。制度のことから治療のことまで専門家に聞けるので安心ですよ。

佐藤
編集長
制度についての全体的な問い合わせは?

室谷
代表取締役
島根県健康福祉部薬事衛生課(TEL 0852-22-6532)に連絡してください。申請書のダウンロードは島根県公式サイトの申請様式ページから入手できます。
主な問い合わせ先
- 島根県健康福祉部薬事衛生課: TEL 0852-22-6532
- 肝疾患相談支援センター(島根大学医学部附属病院内): TEL 0853-20-2721(平日9時から16時まで)
- 各保健所(上記の一覧参照)
給付金詐欺にご注意ください
- 島根県や保健所からATMでの手続きを求めることはありません
- 電話やメールで口座番号・暗証番号等の個人情報を聞くことはありません
- 不審な連絡があった場合は最寄りの保健所や警察に相談してください
- 申請書類の提出先は必ず「管轄の保健所」です
この制度と組み合わせて使える関連制度

佐藤
編集長
肝炎関連で他にも使える制度はありますか?

室谷
代表取締役
島根県には肝炎に関連した制度がいくつかあります!治療費の助成については肝炎治療医療費助成事業があります。B型・C型肝炎の治療薬(インターフェロン等)の医療費を支援する制度です。ただし、この治療医療費助成を受給中の間は、今回の定期検査費用助成は受けられないので注意が必要です。

佐藤
編集長
えっ、両方は使えないんですか!

室谷
代表取締役
定期検査の助成については、肝炎治療医療費助成の受給中は対象外なんです。初回精密検査は別途利用できる場合がありますが、定期検査については保健所に確認してください。

佐藤
編集長
肝がん・重度肝硬変になってしまった場合は?

室谷
代表取締役
そういった方向けにはウイルス性肝炎による肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業があります。この制度は治療に係る医療費の自己負担を月額上限まで助成するものです。肝炎が進行してしまった方は活用できます。また、難病の医療費助成については難病の医療費助成制度(特定医療費支給認定)も参考にしてみてください。

佐藤
編集長
いろいろな段階に応じた制度があるんですね。

室谷
代表取締役
そうなんですよ!「陽性判定→精密検査→慢性肝炎の治療→重症化した場合の治療」という流れそれぞれに対応した助成制度が島根県には整っています。特定疾患の支援については特定疾患治療研究事業も確認しておくと良いでしょう。肝炎の状況に応じて適切な制度を活用していくことが大切です。
よくある質問

佐藤
編集長
まとめに入る前に、よくある疑問点も教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
はい!代表的な質問に答えますね。まず「島根県外の医療機関で受けた検査も対象になりますか?」という質問ですが、県外の肝疾患専門医療機関は「指定の医療機関」とみなされるので、対象になります!

佐藤
編集長
それは助かりますね。県内に指定医療機関が少ない地域の方も使えるということか。

室谷
代表取締役
そうです。離島などに住んでいる方でも安心して使えるよう配慮されていますよ。次の疑問は「初回精密検査の後、その年度内に定期検査も受けられますか?」ということ。これは同じ年度内であれば、初回精密検査を受けた年度に定期検査の助成を1回受けられます。ただし年度内の合計は初回1回+定期1回で、定期検査の年度内2回助成のうち1回分となります。

佐藤
編集長
ちょっと複雑ですね(笑)

室谷
代表取締役
ですね!困ったら保健所に確認するのが一番確実です。あとよく聞かれるのが「審査にどれくらいかかりますか?」という質問で、承認されると受理日の翌々月を目安に口座に振り込まれます。例えば4月に申請書を受理してもらえれば、6月頃に振り込まれるイメージです。

佐藤
編集長
2ヶ月くらい待つんですね。

室谷
代表取締役
そうです。急ぎの方は早めに保健所に相談して申請を進めることをおすすめします!
基本情報まとめ

佐藤
編集長
最後に制度の基本情報をまとめてもらえますか?

室谷
代表取締役
もちろんです!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 肝炎等精密検査費用助成事業 |
| 対象者 | 島根県在住のB型・C型肝炎ウイルス検査陽性者(健康保険加入者) |
| 助成額(初回) | 精密検査の自己負担額の全額 |
| 助成額(定期・乙) | 精密検査の自己負担額の全額(住民税非課税世帯) |
| 助成額(定期・甲) | 慢性肝炎 2,000円引き / 肝硬変・肝がん 3,000円引きの額 |
| 助成回数 | 初回 1人1回限り、定期 年度内最大2回 |
| 申請期限 | 初回 陽性判定から原則1年以内、定期 検査から1年以内 |
| 申請先 | 住所地を管轄する保健所 |
| 振込時期 | 受理日の翌々月を目安 |
| 公式サイト | 島根県公式ページ |

佐藤
編集長
島根県在住でB型・C型肝炎陽性の方は、精密検査の前に保健所に相談しておくのがベストですね!

室谷
代表取締役
そうですね!事前に相談しておくと、申請書の入手や手続きの流れをしっかり確認できます。精密検査は肝炎の重症化予防にとても大切ですから、費用の心配なく受けてほしいです。肝炎治療医療費助成事業も活用しながら、ぜひ定期的に検査を続けてください。島根県の他の給付金・助成制度については、島根県の給付金一覧もご覧ください。