肝炎ウイルスで陽性になったら?精密検査費用を全額助成してもらえる制度がある

佐藤

佐藤

編集長

肝炎ウイルスの検査で「陽性」って言われたとき、どうすればいいんですか?
室谷

室谷

代表取締役

それ、すごく大事な疑問です! 実は陽性判定を受けた方の多くが、そのまま医療機関を受診しないでいるんですよ。放置すると慢性肝炎から肝硬変、肝がんへと重症化するリスクがあるので、早期に精密検査を受けることがとても重要なんです。
佐藤

佐藤

編集長

でも精密検査ってお金がかかるじゃないですか!
室谷

室谷

代表取締役

そこが今日の本題です! 「ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業」という国の補助事業があって、精密検査費用を全額助成してもらえるんです。平成27年(2015年)4月1日から都道府県が実施していて、大分県でも制度が整っています!
佐藤

佐藤

編集長

全額!? それは嬉しいですね。

この制度で何がもらえるのか

佐藤

佐藤

編集長

この制度、具体的にどんな助成があるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

大きく2種類あります。まず「初回精密検査費用の助成」。肝炎ウイルス検査で陽性と判定された方が初めて精密検査を受けるとき、医療保険適用後の自己負担額を全額助成してもらえるんです。
佐藤

佐藤

編集長

全額って、0円になるってことですか!
室谷

室谷

代表取締役

そうです! 健康保険を使った後に残る自己負担分が全部戻ってくる仕組みです。もう1つが「定期検査費用の助成」で、慢性肝炎・肝硬変・肝がんの患者さんが定期的に受ける検査費用を助成してもらえます。こちらは所得状況に応じた自己負担があります。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、2種類の助成があるんですね。金額や条件の違いをもっと教えてもらえますか?

2種類の助成制度を比較した表
2種類の助成制度を比較した表
項目初回精密検査費用助成定期検査費用助成
対象者肝炎ウイルス検査で陽性判定を受けた方慢性肝炎・肝硬変・肝がん患者
助成額医療保険適用後の自己負担額を全額所得に応じた自己負担あり
申請回数1人1回限り年度内2回まで
所得要件なし住民税非課税または課税年額235,000円未満
室谷

室谷

代表取締役

定期検査費用の自己負担額については、住民税非課税世帯の方は自己負担なしです。市町村民税(所得割)の課税年額が235,000円未満の世帯は、慢性肝炎が1回あたり2,000円、肝硬変・肝がんが1回あたり3,000円の自己負担となっています。
佐藤

佐藤

編集長

所得に応じて変わるんですね。課税年額235,000円以上の方は対象外ということ?
室谷

室谷

代表取締役

定期検査費用の助成については対象外です。ただし初回精密検査費用の助成には所得要件がありませんので、所得に関わらず誰でも申請できますよ!

2種類の助成制度まとめ

  • 初回精密検査費用の助成: 自己負担額が全額戻ってくる。所得制限なし。1人1回限り
  • 定期検査費用の助成: 住民税非課税世帯は自己負担ゼロ。課税年額235,000円未満は一部自己負担あり(慢性肝炎2,000円/回・肝硬変・肝がん3,000円/回)。年度内2回まで申請可

自分は対象になる? 対象者チェックリスト

佐藤

佐藤

編集長

誰でも申請できるわけじゃないですよね? 条件を教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。まず初回精密検査費用の助成では、5つの条件が全て揃っていることが必要です。
佐藤

佐藤

編集長

5つ全部! 複雑そうですね…
室谷

室谷

代表取締役

順番に確認していけば大丈夫ですよ。一番のポイントは「どの検査で陽性になったか」です!

初回精密検査費用助成の対象者要件(全て満たすこと)

  • 居住要件: 都道府県(大分県)内に居住している方
  • 検査歴: 過去に精密検査を受けたことがない方
  • 医療保険: 医療保険の被保険者または被扶養者
  • 陽性判定の種類: 以下のいずれかで陽性と判定された方
    • (a) 特定感染症検査等事業の肝炎ウイルス検査
    • (b) 健康増進事業の肝炎ウイルス検診
    • (c) 職域の肝炎ウイルス検査
    • (d) 妊婦健診の肝炎ウイルス検査
    • (e) 手術前の肝炎ウイルス検査
  • フォローアップ同意: 陽性者フォローアップ事業への参加に同意できる方
佐藤

佐藤

編集長

えっ、検査の種類によっては対象外になることもある?
室谷

室谷

代表取締役

健康診断のオプションで個人が費用を払って受けた検査など、上記5種類以外は対象外になる可能性があります。まず保健所に確認するのが一番確実ですよ。
佐藤

佐藤

編集長

陽性判定からどれくらいの期間内に申請しないといけないんですか?
室谷

室谷

代表取締役

原則として陽性判定から1年以内に受診したものが対象です。ただし例外があって、(d)妊婦健診で陽性だった場合は最大4年、(e)手術前の検査で陽性だった場合は最大2年まで申請できます。陽性からしばらく時間が経っている方も、まず保健所に相談してみてください!
佐藤

佐藤

編集長

定期検査費用の助成の対象者は? 今度は誰が対象ですか?

定期検査費用助成の対象者要件(全て満たすこと)

  • 居住要件: 都道府県(大分県)内に居住している方
  • 病態: 慢性肝炎・肝硬変・肝がんの患者
  • 医療保険: 医療保険の被保険者または被扶養者
  • 受給者証なし: 肝炎治療特別促進事業の受給者証の交付を受けていない方
  • 所得要件: 住民税非課税世帯、または市町村民税(所得割)課税年額235,000円未満の世帯
  • フォローアップ同意: 陽性者フォローアップ事業への参加に同意できる方
室谷

室谷

代表取締役

「肝炎治療特別促進事業の受給者証」を持っている方は定期検査費用の助成対象外なのですが、あの制度は抗ウイルス薬治療への助成なので、治療が必要な方はそちらの制度が優先されるという関係性です。肝炎治療に対する医療費の助成についてという別の制度も確認してみてください!

申請方法と必要書類

佐藤

佐藤

編集長

条件に当てはまりそうです! どうやって申請すればいいんですか?
室谷

室谷

代表取締役

「償還払い」方式なので、先に指定医療機関で受診して費用を支払い、後から申請して戻してもらう流れです。申請の手順を順番に説明しますね。
佐藤

佐藤

編集長

必要書類はどんなものを準備すればいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

初回精密検査と定期検査で少し違うので整理しますね!
書類初回精密検査定期検査
申請・請求書(第1号様式)必須必須
領収書(写し可、レシート不可)必須必須
診療明細書(写し可)必須必須
肝炎ウイルス検査の結果通知書(写し可)必須必須
医師の診断書(第3号様式)不要必須(一部省略可)
世帯全員の住民票不要必須
住民税非課税証明書または課税額証明書不要必須
佐藤

佐藤

編集長

定期検査の方が書類が多いですね!
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。特に診断書(第3号様式)は医療機関に有料で発行してもらう書類なので、注意が必要です。場合によっては診断書料などの申請書類作成費用が、助成される金額より高くなることがあるので、事前に医療機関に診断書料を確認して比較することをおすすめします!
佐藤

佐藤

編集長

えっ、それは損になりますね!
室谷

室谷

代表取締役

公式ページにも「必ず、県からの還付額と必要経費を比較して申請について判断してください」と明記されているくらい重要な注意事項です。住民票や証明書類の取得費用も助成対象外ですよ。ちゃんと試算してから申請の判断をしてください!

どこに申請すればいいか — 保健所・保健部の一覧

佐藤

佐藤

編集長

申請窓口はどこになりますか?
室谷

室谷

代表取締役

大分県の場合、お住まいの市町村によって申請窓口が異なります。一覧で確認しましょう。
お住まいの市町村提出先電話番号
別府市・杵築市・日出町東部保健所0977-67-2511
国東市・姫島村国東保健部0978-72-1127
臼杵市・津久見市中部保健所0972-62-9171
由布市由布保健部097-582-0660
佐伯市南部保健所0972-22-0562
竹田市・豊後大野市豊肥保健所0974-22-0162
日田市・九重町・玖珠町西部保健所0973-23-3133
中津市・宇佐市北部保健所0979-22-2210
豊後高田市豊後高田保健部0978-22-3165
大分市健康政策・感染症対策課097-506-2757
佐藤

佐藤

編集長

大分市だけ保健所じゃなくて課が窓口になってるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

はい、大分市にお住まいの方だけは、大分県の健康政策・感染症対策課(大分市大手町3丁目1番1号 別館4階)が申請窓口になります。間違えて別の保健所に行かないように注意してください!

お問い合わせ先(県全体の制度について)

申請の流れをおさらいしよう

佐藤

佐藤

編集長

ここまで説明してもらって、申請の流れがつかめてきました。全体の流れを最後にまとめてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

もちろんです! 図で確認しましょう。

精密検査費用助成の申請フロー図
精密検査費用助成の申請フロー図
佐藤

佐藤

編集長

受診してから申請するんですね。先に申請じゃないと。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。「受診→申請→振込」の順番です。ポイントは受診する前に指定医療機関かどうかを確認して、受診予定を医療機関に伝えておくことですね。書類が揃えば申請自体はそれほど難しくないはずです!

よくある質問

佐藤

佐藤

編集長

まだ疑問が残っている方のために、よくある質問も教えてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

相談窓口でよく聞かれることをまとめてみました!
よくある質問回答
初回精密検査は何度でも申請できる?1人1回限りです
陽性判定から1年以上経過したが申請できる?原則1年以内だが、妊婦健診由来は最大4年・手術前検査由来は最大2年。まず保健所に相談を
定期検査費用の助成に所得制限は?住民税非課税世帯または課税年額235,000円未満が対象。235,000円以上は対象外
指定医療機関はどこで確認できる?都道府県ホームページまたは保健所で確認。大分県はPDFリストあり
申請書類はどこで入手できる?保健所・保健部または都道府県ホームページからダウンロード可
佐藤

佐藤

編集長

年度をまたいで申請する場合の締め切りを教えてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

年度内(4月1日から翌年3月31日)に受診した定期検査については、翌年度4月末までに申請を受理してもらう必要があります。締め切りギリギリにならないよう、受診したらなるべく早めに申請書類を準備することをおすすめします!

関連する給付金・支援制度も確認しよう

佐藤

佐藤

編集長

肝炎に関係する他の支援制度はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

いくつかありますよ! 大分県内の関連制度を紹介しますね。慢性肝炎・肝硬変の方向けに複数の支援があります。
佐藤

佐藤

編集長

ほんとに! それはぜひ教えてください!
室谷

室谷

代表取締役

まず肝炎治療に対する医療費の助成という制度があります。B型・C型肝炎の抗ウイルス薬治療を受ける際の医療費を助成する制度で、今回紹介した精密検査費用助成とセットで活用する方も多いです。また、進行が進んだ方向けには肝がん・重度肝硬変に対する医療費の助成もあります!
佐藤

佐藤

編集長

段階に応じて複数の制度が用意されているんですね!
室谷

室谷

代表取締役

そうです! 肝炎は早期発見・早期治療が命取りになることもあります。精密検査を受けた結果、より進んだ治療が必要になった場合は、次の段階の助成制度を使ってください。治療費の不安で受診を躊躇しないでほしいですね。また、難病の認定を受けた方は難病医療費助成制度についても活用できます。
佐藤

佐藤

編集長

骨髄移植ドナーの支援もあるって聞きましたが?
室谷

室谷

代表取締役

はい、大分県骨髄移植ドナー支援事業についてという制度も大分県にあります。直接の肝炎関連ではありませんが、医療分野全般での県の支援体制が整っています。大分市子ども医療費助成事業なども含めて、お子さんのいる家庭は医療費関連の制度を総合的に確認してみてください!

制度の基本情報まとめ

佐藤

佐藤

編集長

最後に制度の基本情報をまとめてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい、一覧で整理しますね!
項目内容
制度名ウイルス性肝炎患者等の重症化予防推進事業
実施主体都道府県(大分県)
開始時期平成27年(2015年)4月1日
助成内容精密検査・定期検査費用の助成(償還払い)
対象者肝炎ウイルス検査で陽性判定を受けた方、慢性肝炎・肝硬変・肝がん患者
助成額初回精密検査は全額、定期検査は所得に応じ
申請期限年度内受診分は翌年度4月末まで
申請先お住まいの地域の保健所・保健部
公式URL大分県公式ページ
佐藤

佐藤

編集長

ありがとうございます! 肝炎ウイルス検査で陽性になっても、こういう制度を使えば費用を気にせず精密検査が受けられるんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです! 陽性判定のまま放置するのが一番危険です。精密検査で詳しい状態を把握することが、重症化を防ぐ第一歩です。費用の心配があって受診を躊躇している方は、ぜひこの制度を活用してください!

給付金詐欺にご注意ください

  • 保健所や都道府県が「給付金のためにATMを操作してください」と案内することは絶対にありません
  • 電話で口座番号や暗証番号を聞くことはありません
  • 不審な電話・メールには応じず、必ず正式な窓口(保健所・保健部)に直接お問い合わせください
  • 申請は必ず公式の申請書類を使い、指定窓口に提出してください
佐藤

佐藤

編集長

詐欺の注意も大切ですね! 大分県内にお住まいの方は、ぜひ保健所に相談してみてください。大分県以外の方も、お住まいの都道府県に同様の制度があるはずなので、県のホームページで確認してみてくださいね。
室谷

室谷

代表取締役

各都道府県のページは大分県の補助金・給付金一覧からも確認できますし、全国の医療・健康系給付金は都道府県別の給付金一覧なども参考にしてみてください!