埼玉の医療需要と補助が必要な背景
埼玉県は人口733万人(全国5位)を抱えながら、長年「医師不足県」の課題を抱えてきた。特に北部・秩父地域では医師の偏在が著しく、小児科・産婦人科・精神科の不足が顕在化している。県は埼玉医科大学や獨協医科大学との連携強化、医師の地域定着支援などを推進しているが、診療所の開設・承継を後押しする補助金は今も医療計画の主要な手段だ。
一方、東京圏のベッドタウンとして高齢化が進む埼玉南部では、在宅医療・訪問看護・介護施設の整備が急ピッチで進んでいる。設備投資に見合った収益確保が難しい福祉事業者にとって、国と県の補助を組み合わせることが経営安定の鍵になっている。