宮崎県DX補助金比較早見表
宮崎県で会社のデジタル化を進めたいんですけど、補助金って実際どれくらいあるんですか。いろいろ調べたら多すぎて正直把握できなくて。
けっこうあるんですよ。大きく分けると「宮崎県独自の補助金」と「全国で使える国の補助金」の2種類があって、上手に組み合わせると数百万円規模の支援を受けられます。
ほんとですか!それは嬉しいですね。どこから手をつければいいんですか?
まず宮崎県独自の制度から押さえましょう。令和8年度(2026年度)は大きく3つの県の補助金が走っています。「産業DX推進事業費補助金(導入タイプ)」「物価高騰対策DX推進事業費補助金(デジタルツール導入事業)」「同じく戦略的DX推進事業」です。
端的に言うと「規模感と目的」が違います。導入タイプは既存業務の効率化がメインで上限250万円、物価高騰のデジタルツール導入は200万円まで、戦略的DXは組織まるごとの変革を目指すやつで500万円まで狙えます。補助率はどれも1/2で、対象は宮崎県内の中小企業・小規模事業者です。
そうですね、同じ事業内容で重複申請はできないですね。ただ「投資AにはDX推進補助金、投資BにはIT補助金」みたいに事業ごとに使い分けるのは問題ないです。この組み合わせ戦略が申請コンサルの腕の見せ所でもあります(笑)
なるほどー。国の補助金とも組み合わせられるんですか?
国の制度は基本的に全国どこでも使えるので、宮崎の事業者も普通に申請できます。中小企業がDX文脈で狙いやすいのは「デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)」「DX型CO2削減対策実行支援事業」「地域DX支援活動型」の3つが代表的ですね。
「SECURITYACTION★★二つ星」の宣言と、「作業工数・時間を12.5%以上削減すること」が必須要件ですね。8時間かかっていた作業を7時間に削減できれば12.5%クリアです。これが最低ラインなので、導入前後の作業時間を計測しておくことが大事です。
12.5%削減かぁ。どんなシステムを導入すれば達成できますか?
現場ではクラウド給与管理システムの導入が多いですね。手書き・Excel管理から切り替えるだけで月30時間かかっていた給与計算が5時間以下になったとかザラにあります(笑)。勤怠管理のデジタル化や、受発注の電子化なども効果が出やすいです。
令和8年度からは導入タイプもJグランツ一本になりました。前年度まで郵送も使えたんですが。GビズIDの「gBizIDプライム」が必要で、取得まで2〜3週間かかるので、余裕を持って準備してほしいですね。
2〜3週間!知らなかったら申請期限に間に合わなかったかもしれない。
そうなんですよ(笑)。令和8年度の導入タイプ受付は2026年6月12日必着なので、まだ間に合います。今すぐGビズIDを申請しておくことをオススメします。
もう一個の「物価高騰対策DX」はどんな制度ですか?
こちらは令和7年度補正予算を使った制度で、受付が令和8年3月26日から5月15日までです。2つのメニューがあって、「デジタルツール導入事業」が上限200万円・1/2補助、「戦略的DX推進事業」が上限500万円・1/2補助です。
令和8年5月15日って、もう締め切り近いですね!急がないと。
そうですね、今日(2026年4月28日)から数えると2週間ちょっとしかないです。戦略的DXは労働生産性を年1%ずつ、3年間で累計3%上げる事業計画が必要なので、数字で裏付けられる準備をしてから動かないと間に合わないかも。
「既存業務の効率化」が目的なら産業DX推進(導入タイプ)か物価高騰デジタルツール導入が向いています。「データ活用で新しいビジネスを作りたい」「業務プロセスを抜本的に改革したい」という場合は戦略的DXや産業DX(発展タイプ・上限1,000万円)を検討してください。
DX補助金申請フロー
一番メジャーなのは「デジタル化・AI導入補助金2026」ですね。旧IT導入補助金が2026年度からリニューアルした制度で、中小企業・小規模事業者のITツール導入全般を支援します。ソフトウェア、クラウドサービス、AIツールの導入費用が対象になります。
旧IT導入補助金から変わったんですか?どう違うんですか?
AI活用が明確に対象範囲に入ったのが大きな変化ですね。ChatGPTを業務に組み込んだり、AIで画像検査システムを作ったりというプロジェクトも補助対象に入ってきました。宮崎では農業・水産業・観光業の事業者がAIを活用したケースが出始めています。
もちろん。農作物の出荷管理・品質チェックのAI化、観光施設の予約・顧客管理のクラウド化、製造業の在庫管理自動化などは典型的な活用例ですね。業種を問わず使えるのがこの補助金の強みです。
これは環境省が実施しているやつで、中小企業のCO2削減をDXシステムで実現するプロジェクトに補助が出ます。上限200万円で補助率が4分の3と高いのが特徴です。エネルギー管理システムの導入や、CO2排出量の見える化ツール導入が典型的な活用例ですね。
補助率75%って太っ腹ですね!宮崎の製造業とかに合いそう。
そうですね。食品加工や農産物の低温倉庫管理でエネルギーを大量消費している事業者には相性がいいです。CO2削減が同時に達成できれば、県のカーボンニュートラル政策とも合致するので採択率も高めです。
地域DX支援活動型は中小企業支援機関向けの制度で、産業支援機関や商工会議所などが地域企業のDX支援をするための費用に上限3,000万円・全額補助が出ます。直接申請するというより「うちの商工会がこれを使って無料でDX相談会をやってくれる」という形で恩恵を受けることになります。
つまり商工会や支援機関にDX相談すると恩恵を受けられるってことですか。
その通りです。宮崎県には「産業DXサポートセンター(宮崎県情報産業協会が運営)」がありまして、無料でDX相談ができます。補助金申請の事前相談もここでやってくれるので、まず問い合わせてみるのが最短ルートです。
| 補助金名 | 上限額 | 補助率 | 対象者 | 申請先 |
|---|
| 産業DX推進事業費補助金(導入タイプ) | 250万円 | 1/2 | 宮崎県内中小企業 | 宮崎県情報産業協会 |
| 産業DX推進事業費補助金(発展タイプ) | 1,000万円 | 1/2 | 宮崎県内中小企業 | 宮崎県産業政策課 |
| 物価高騰対策DX・デジタルツール導入 | 200万円 | 1/2 | 宮崎県内中小企業 | 宮崎県情報産業協会 |
| 物価高騰対策DX・戦略的DX推進 | 500万円 | 1/2 | 宮崎県内中小企業 | 宮崎県産業政策課 |
| デジタル化・AI導入補助金2026 | 要確認 | 要確認 | 全国中小企業 | IT推進機構(SMRJ) |
| DX型CO2削減対策実行支援事業 | 200万円 | 3/4 | 全国中小企業 | 環境省委託機関 |
| 地域DX支援活動型 | 3,000万円 | 10/10 | 支援機関向け | 中小企業庁 |
一覧で見ると多いですね。県の制度だけで上限1,000万円のやつもあるんですか。
発展タイプは上限1,000万円ですが、こっちは審査が厳しめです。「県内においてモデルケースになるような事業」という縛りがあるので、業務効率化だけじゃなく新しいビジネスモデルや業界横断的なDXプロジェクトとして設計する必要があります。
一般的に200〜500万円クラスを狙う企業が多いですね。産業DX導入タイプ(250万円)か物価高騰対策DX(200〜500万円)、それに国の補助金を組み合わせるのが現実的です。
- GビズIDの取得に2〜3週間かかる。申請締め切りの1ヶ月前から動く
- SECURITYACTION★★二つ星の宣言が必須(GビズID取得後に登録可能)
- 産業DXサポートセンターへの事前相談が要件になっている制度もある
- 補助金は後払い(先に費用を払って後から補助金が入る)。資金繰りに要注意
- 採択後は実績報告の義務あり。領収書・作業時間の記録を整理しておく
後払いなんですか!知らなかった。先に費用が出ていくんですね。
そうなんですよ。補助金が振り込まれるのは事業完了後の実績報告の審査が通ってから。数ヶ月後になることもあります。250万円の補助金を狙うなら、まず500万円が手元にある状態で投資して、後から250万円が戻ってくるイメージです。
うーん、それは資金繰りをちゃんと考えないといけませんね。
金融機関に事前に補助金採択後のつなぎ融資を相談しておくのが定石です。日本政策金融公庫や地方銀行はこういったケースに慣れているので、採択通知書を見せれば融資の相談に乗ってもらいやすいです。
- 申請書に「〜のために導入する」という目的だけ書いて、「どれだけ効率化できるか」の数値が書いていない
- GビズIDを申請期限ギリギリに取得しようとしてパンク
- SECURITYACTION宣言を後回しにして申請要件を満たせなくなる
- 産業DXサポートセンターへの事前相談をせずに独断で申請書を出す
審査員は「この会社が補助金を使ったら本当に生産性が上がるか」を見ています。「月30時間かかっていた在庫管理を10時間に削減できる」みたいに、現状の課題を数値で示して、導入後の改善幅を定量的に書くのが採択率を上げる最大のコツです。
GビズIDプライムを申請(申請から取得まで2〜3週間)
産業DXサポートセンターに無料相談予約(産業DX補助金の場合は必須)
現状の業務課題を数値化(何時間かかっているか、コストはいくらか)
導入後の改善効果を試算(12.5%以上の工数削減を根拠とともに)
そこは支援機関に相談するのが早いです。産業DXサポートセンターや宮崎県産業振興機構、商工会議所に「補助金申請を検討しているので課題整理を手伝ってほしい」と持ちかければ無料でサポートしてもらえます。
宮崎は企業数が多くない分、一社一社へのサポートが手厚い印象があります。東京や大阪だとコンサルを雇わないと申請書を通せないケースも多いですが、宮崎は公的機関が面倒を見てくれる環境が整っています(笑)
初めて使う方には「産業DX推進事業費補助金(導入タイプ)」が一番入り口として合います。上限250万円、補助率1/2、業種問わず使えて、事前相談窓口も整っています。まず
宮崎県産業DX推進事業費補助金のページを確認して、産業DXサポートセンターに相談してみてください。
DXってハードルが高そうで後回しにしがちなんですが、補助金があれば踏み出しやすいですよね。
そうなんです。250万円の投資を自己負担125万円でできる、ってこれ相当でかいんですよ。しかも今の物価高で人件費も上がっているから、業務効率化を早めにやった会社とやらなかった会社では数年後に差がついてきます。宮崎県には今年だけで複数のDX補助金が走っているので、使わないのはもったいないです。
ありがとうございます。宮崎の他の補助金や助成金も気になってきました。