佐賀県のエコ・SDGs関連の補助金・助成金はどんな制度がある?


佐藤
編集長
室谷さん、最近「エコ・SDGs」って言葉、佐賀県の中小企業の間でもよく聞くんですよね。補助金って実際のところ、どれくらい使えるものなんですか?

室谷
代表取締役
かなり充実してますよ!国の制度だけでも常時20件以上、佐賀県独自の制度もあって、正直「こんなに選択肢あったのか」ってなる人が多いです(笑)。特に2026年度は大型制度が複数スタートしてるので、タイミング的にも今が狙い目ですね。

佐藤
編集長
へえ、それは知らなかった。でもエコとかSDGsって、具体的にどういう取り組みが補助対象になるんですか?

室谷
代表取締役
ざっくり言うと3つのカテゴリで考えるとわかりやすいです。「再エネ導入」「省エネ設備の更新」「脱炭素経営への転換」ですね。太陽光パネルや蓄電池の導入から、工場の省エネ設備の切り替え、はたまたZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の新築まで、幅が広いんです。

佐藤
編集長
事業者向けと個人向けで分けて考えた方がいいですか?

室谷
代表取締役
そうですね、明確に違います。事業者向けはボリュームが圧倒的に多くて、補助額も大きい。個人・家庭向けはどちらかというと市町村レベルの制度が中心になってきます。今日はまず事業者向けから丁寧に話しますね。
【事業者向け】佐賀県独自の脱炭素補助金

佐藤
編集長
佐賀県ならではの補助金って、具体的にどんなのがあるんでしょう?

室谷
代表取締役
2026年度にスタートした注目制度が2つあります。一つが「SAGAゼロカーボン加速化事業(事業者向け)補助金」、もう一つが「佐賀型カーボンニュートラルチャレンジ設備投資促進事業費補助金」です。

佐藤
編集長
SAGAゼロカーボン加速化事業、聞いたことある気がします!

室谷
代表取締役
環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を使った佐賀県の独自事業なんですよ。県内事業者なら法人でも個人事業主でも使えて、補助対象の設備が6種類あります。

佐藤
編集長
6種類って多いですね。どんな設備ですか?

室谷
代表取締役
まず再エネ系が3つ。自家消費型の太陽光発電(5万円/kW、上限250万円)、太陽光とセットで入れる蓄電池(補助対象経費の1/3、上限265万円)、地中熱利用空調設備(補助対象経費の2/3、上限2000万円)です。

佐藤
編集長
2000万円ってかなり大きいですね!

室谷
代表取締役
地中熱は初期費用が高い分、補助率も手厚いんです。で、省エネ系が3つあって、高効率空調機器・高効率照明・高効率給湯器の更新で、いずれも補助対象経費の1/2、上限150万円です。ただし、省エネ設備は原則として再エネ設備とセットで導入が必要なので注意が必要ですね。

佐藤
編集長
なるほど、再エネと省エネを組み合わせる感じですね。申請受付はいつまでですか?

室谷
代表取締役
令和8年5月11日から令和8年10月30日まで、先着順です。予算がなくなり次第終了なんで、早めに動くのがポイントですよ。申請は佐賀県地球温暖化防止活動推進センター(温暖化防止ネット)が事務局をやっています。
SAGAゼロカーボン加速化事業(事業者向け)の概要
- 対象: 佐賀県内に事業所を有する法人・個人事業主
- 申請期間: 令和8年5月11日〜令和8年10月30日(先着順)
- 補助設備: 自家消費型太陽光・蓄電池・地中熱・高効率空調・高効率照明・高効率給湯器
- 補助上限: 太陽光250万円、蓄電池265万円、地中熱2000万円、省エネ設備150万円(各)
- 問い合わせ: 佐賀県地球温暖化防止活動推進センター(温暖化防止ネット)公式サイト

佐藤
編集長
もう一つの佐賀型カーボンニュートラルチャレンジ補助金はどう違うんですか?

室谷
代表取締役
こちらは県内中小企業の省エネ設備等の導入・更新に特化した制度で、物価高騰対応の臨時交付金を使ってます。補助率は2/3以内で、上限がかなり高い。省エネ設備の入れ替えを本格的にやりたい製造業なんかに向いてる制度ですね。

佐藤
編集長
2つを組み合わせることはできますか?

室谷
代表取締役
同一設備に対して国の補助金と重複しなければOKですが、複数制度の併用はケースによるので、申請前に事務局に確認するのが鉄則ですよ。
【全国制度】エコ・SDGs系の主要国費補助金

佐藤
編集長
国の制度にはどんなものがありますか?佐賀県の人でも使えるやつ、教えてください。

室谷
代表取締役
環境省と経済産業省が毎年出してる制度がありまして、中小企業が特に使いやすいのはSHIFT事業(工場・事業場の省CO2化)ですね。SHIFT事業の詳細ページはこちらです。

佐藤
編集長
SHIFTって何の略ですか?

室谷
代表取締役
正式名称は「脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業」で、製造業・化学・建設業など幅広い業種が対象です。特徴は「診断→計画→設備導入」まで一気通貫で支援してくれる点。採択されやすいのは、具体的なCO2削減目標を数値で出せた事業者ですね。

佐藤
編集長
ZEBとかZEHって言葉もよく聞きますが、補助金の対象なんですか?

室谷
代表取締役
はい!ZEB(ゼロエネルギービル)実証事業は大規模建築向けで、補助率が対象経費の2/3以内、上限10億円という大型制度です。新築10,000㎡以上、既存2,000㎡以上が対象なんで、工場や大型商業施設の建て替えを考えてる事業者には刺さる制度ですよ。

佐藤
編集長
ZEHは個人でも使えるやつですよね?

室谷
代表取締役
環境省の「住宅の脱炭素化促進事業(ZEH化促進)」は、住宅メーカーや建設事業者向けですね。戸建住宅・集合住宅のZEH化を支援して、ビルダーが申請するタイプです。個人が直接申請するのではなく、施工業者経由で恩恵を受ける形になります。
| 制度名 | 主な対象 | 補助上限 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| SAGAゼロカーボン加速化(事業者) | 佐賀県内事業者 | 265万円(蓄電池) | 1/3〜2/3 |
| 佐賀型カーボンニュートラルチャレンジ | 佐賀県内中小企業 | 1000万円 | 2/3以内 |
| SHIFT事業(省CO2化) | 全業種・全国 | 上限なし | 要公募要領 |
| ZEB実証事業 | 大規模建築事業者 | 10億円 | 2/3以内 |
| ZEH住宅脱炭素化促進 | 住宅メーカー等 | 上限なし | 要公募要領 |
| DX型CO2削減支援 | 中小企業 | 200万円 | 3/4 |
| 省CO2型システム改修支援 | 工場・事業場 | 5億円 | 1/3 |
【個人・家庭向け】佐賀県の住宅・再エネ補助金

佐藤
編集長
一般家庭向けにはどんな補助金があるんですか?

室谷
代表取締役
家庭向けのメインは3つです。「DR補助金(家庭用蓄電システム)」「住宅省エネ2026キャンペーン」「SAGAゼロカーボン加速化事業(個人向け)」ですね。

佐藤
編集長
DR補助金って電力のデマンドレスポンスですよね?

室谷
代表取締役
そうです!DRリソース導入のための家庭用蓄電システム補助金は、電力需給がひっ迫した時に放電協力してくれる家庭に国が支援する制度で、補助上限はざっくり60万円前後、補助率は1/3以内です。蓄電池のメーカー・機種が対象リストに載っているかどうかが重要なポイントです。

佐藤
編集長
2026年度に佐賀市や上峰町でSAGAゼロカーボン補助金が始まるって聞きましたが?

室谷
代表取締役
市区町村レベルの制度ですね。佐賀市では太陽光7万円/kW(上限35万円)+蓄電池補助対象経費の1/3(上限47万円)という内容が令和8年10月30日まで受付中です。ただし抽選方式で17件程度なので倍率高めですよ。

佐藤
編集長
他の市町はどうなんですか?

室谷
代表取締役
上峰町、みやき町、有田町、太良町、神埼市、小城市なども令和8年度からSAGAゼロカーボン加速化事業を活用した補助金を順次受付開始する予定です。各市町によって件数や受付時期が違うので、お住まいの市町のホームページを定期的にチェックするのが確実ですね。
個人向け補助金の重要な注意点
- 佐賀県による個人向けの太陽光・蓄電池補助金は令和7年度実績では県レベルの制度はなし
- 市町村レベルの制度は件数が限られており先着・抽選のケースが多い
- 国の補助金(DR補助金・住宅省エネキャンペーン)との併用可否は案件ごとに確認が必要
エコ・SDGs補助金を使い切るための申請ポイント


佐藤
編集長
実際に申請するとき、何に気をつければいいですか?補助金って結構大変そうで…

室谷
代表取締役
最初のハードルは「GビズIDの取得」ですね。法人・個人事業主で国の補助金に申請する場合は必須なので、これだけは早めに取っておくこと。申請から発行まで2〜3週間かかるので、後回しにしてると公募に間に合わなくなります。

佐藤
編集長
ほんとに?知らなかった、GビズIDって。

室谷
代表取締役
あと意外と知られてないのが「後払いの資金繰りリスク」です(笑)。補助金は設備を入れて、実績報告して、審査が通って初めてお金が入ってくる仕組み。先に自分でお金を払う必要があるので、一時的な資金繰りに注意が必要なんですよ。

佐藤
編集長
なるほど、先払いして後から返ってくる感じですね。

室谷
代表取締役
そうです。特に佐賀型カーボンニュートラルチャレンジ補助金みたいな大型制度は、入金まで半年以上かかることもあります。地域の信用金庫や商工会議所に相談して、つなぎ融資の選択肢を持っておくといいですよ。

佐藤
編集長
採択率を上げるコツはありますか?

室谷
代表取締役
SHIFT事業なら、申請前に専門家によるエネルギー診断を受けておくのが有効です。診断結果をもとにCO2削減量を数値で示せると、審査委員の評価が上がりやすい。あとSDGsとの関連性を明示する、つまり「この設備投資で何のSDGsゴールに貢献するか」を書ける事業者が強いですね。

佐藤
編集長
佐賀県内で相談できる窓口ってありますか?

室谷
代表取締役
SAGAゼロカーボン加速化事業なら温暖化防止ネットが事務局です。国の補助金全般は中小企業診断士が常駐している佐賀県産業イノベーションセンターや、最寄りの商工会・商工会議所でも相談に乗ってくれますよ。補助金申請のプロが集まってる中小機構のJ-Net21も調べてみてください。
エコ・SDGs補助金よくある質問

佐藤
編集長
省エネ設備の補助金を使いたいんですが、うちみたいな小さい会社でも使えますか?

室谷
代表取締役
全然使えます!SHIFT事業のDX型CO2削減支援は補助上限200万円で補助率3/4というかなり手厚い制度で、中小企業が主なターゲットですよ。自己負担は25%ですんで、200万円の投資なら実質50万円の持ち出しですよね。

佐藤
編集長
SDGsの取り組みって中小企業に義務はあるんですか?

室谷
代表取締役
法律上の義務はないですが、取引先や金融機関が評価軸にしてきているのは間違いないです。大手企業のサプライチェーン見直しで「SDGs非対応の下請けは取引縮小」って動きもリアルにあるので、補助金を使いながら対応するのが賢いですね。

佐藤
編集長
「デコ活」って最近よく聞くんですが、補助金と関係あるんですか?

室谷
代表取締役
「デコ活」は「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称で、環境省が主導してます。デコ活推進事業は企業・団体が普及啓発活動やキャンペーンを実施する際に補助を受けられる制度です。SDGsの広報・啓発に予算を使いたい企業やNPOに向いてますね。

佐藤
編集長
最後に、佐賀県でエコ・SDGs補助金を使う際の一番のアドバイスは何ですか?

室谷
代表取締役
「制度を知らないと機会損失」です。特に佐賀型カーボンニュートラルチャレンジやSAGAゼロカーボン加速化事業は、使えるタイミングが限られてますし、同じ設備投資でも補助金を使うかどうかで実質コストがまるで変わります。まずは一度、商工会議所か県産業イノベーションセンターに問い合わせてみてください。相談は無料ですし、プロが一緒に探してくれます。

佐藤
編集長
頼もしい!今日はたくさん教えてもらいました、ありがとうございました。
佐賀県のエコ・SDGs補助金を探すならこちら
- 佐賀県内全域の補助金一覧は補助金一覧(佐賀県)で確認
- 脱炭素・省エネ系の全国制度は再生可能エネルギーの補助金・助成金も参照
- 佐賀県の事業者向け補助金全般は佐賀県の補助金ページから検索できます