燃料費対策の本命はEV・燃料電池化への転換
大阪府の製造業・物流業が直面する燃料費高騰への対策として、国は直接の燃料費補填よりも設備転換補助を軸に据えている。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は配送トラックのEV・FCV化を定額で支援し、大阪港・堺泉北臨海工業地帯を拠点とする物流事業者にとって長期的な燃料費削減と脱炭素を同時に達成できる数少ない手段だ。
大阪府も「大阪カーボンニュートラル2050」のもとで電動化・燃料転換に関連する中小企業向け支援を強化しており、国の補助金との組み合わせで実質的な自己負担をさらに圧縮できるケースがある。燃料費を「経費」として吸収し続けるより、一度の設備投資で固定費を構造的に下げる方向に補助政策の重心が移っている点を押さえておきたい。
