埼玉県 車両補助金 比較チャート 2026年版
室谷さん、うちの会社トラックを何台か入れ替えようと思ってるんですよ。埼玉で使える補助金って、どのくらいあるんですか?
埼玉の運送・物流業者さんに今一番ホットな話題ですよね。まず大きく分けると、国の補助金と埼玉県・市区町村独自の補助金の2系統があります。国の補助金だけでも今年使えるものが10種類以上あって、案件の規模やトラックの種類によって最適な組み合わせが変わってくるんです。
そんなにあるんですか!ちょっと整理してもらえますか?
はい。大きく「電動化系」と「安全・省エネ系」の2軸で考えると分かりやすいです。電動化系は主に環境省が所管していて、EVトラック・FCVトラック・PHVトラックの導入を差額分補助する仕組み。安全・省エネ系は国土交通省や資源エネルギー庁が担っていて、デジタコやドラレコ、省エネシステムの導入を半額補助する制度が揃ってます。
埼玉県の「電気自動車等導入費補助金」は令和7年度分の受付が終了しています。令和8年度の新規募集は2026年4月時点で未発表の状態です。ただし、国の補助金は埼玉の事業者さんも問題なく申請できるので、むしろ今は国の制度を上手く活用するのがポイントですね。
なるほど、国の制度をしっかり使い切るのが大事なんですね。
まず電動系から教えてください。EVトラックを入れたいと思ってるんですが。
一番規模が大きいのが環境省の
「商用車等の電動化促進事業」ですね。令和7年度補正予算版(
商用車等の電動化促進事業(トラック))で予算総額約175億円という超大型事業です。執行団体はLEVO(一般財団法人環境優良車普及機構)で、2026年4月24日から申請受付が再開されました。
EVトラック・バス・タクシー全部含めたらそれくらいになります。車両の電動化補助はEV(BEV)・PHEV・FCV・水素内燃機関型が対象で、補助額は「ディーゼル車との価格差額相当」が基本になります。大型EVトラックだと1台あたり数百万〜1,000万円規模の補助を受けられるケースもあって、フリート更新を一気に進める会社さんには今が絶好のタイミングです。
2.5トン超のトラックじゃないとダメなんでしたっけ?
車両総重量2.5トン超は事業用・自家用どちらも対象。2.5トン以下は事業用のみです。あと気をつけてほしいのが「事前登録された車両のみ対象」という点で、環境省が認めた車両しか補助金を使えません。メーカーに確認してから動くのが鉄則ですね(笑)
出ます!トラックと一体的に導入する充電設備(普通充電・急速充電・バッテリー交換式充電設備・V2H)も対象になります。車両購入と同時に充電インフラも整備できる、かなり手厚い制度ですよ。
- 対象: EVトラック・バス・タクシー(BEV/PHEV/FCV/水素内燃機関型)
- 補助額: ディーゼル車との価格差額相当(上限なし、車両クラスによる)
- 充電設備も同時申請OK
- 令和7年度補正予算 予算総額約175億円(予算消化次第終了)
- 申請先: LEVO(環境優良車普及機構)電話: 03-5944-0883
EVにはまだハードルが高い会社もありますよね。ディーゼルのままでも使える補助金はありますか?
1台あたり上限75万円です。1事業者あたり最大4台まで申請可能なので、最大300万円の補助が受けられます。対象は資本金3億円以下または従業員300人以下の中小企業の貨物自動車運送事業者です。令和7年度分は令和8年1月30日で受付終了したので、令和8年度版の公募を待つ形になります。
令和8年度版については2026年4月時点でLEVOが準備中という案内を出しています。申請を予定している方は早めにLEVOのサイトをチェックしておくのが得策ですね。予算消化ペースが早くて、令和7年度も12月には「予算残額2割」のお知らせが出るほど人気があった制度なので。
まさに。手続きに慣れていない事業者さんは、補助金申請の専門家に相談しながら進めると安心ですよ。埼玉県内だと埼玉県産業振興公社が中小企業の相談窓口になってます。
ハイブリッドトラックやバスにも補助金がありますよね?
ハイブリッド大型バスは車両価格がディーゼルに比べてかなり高いので、その差額の半分を補助してもらえる制度です。路線バスや観光バス事業者さんには特に有効ですよ。令和8年度版も既にLEVOが情報公開していて、継続的な事業になっています。
EVにはまだ移行できないけど環境負荷を下げたい事業者にはピッタリですね。
そうですね。「完全電動化は2030年以降に対応する」という方針の会社でも、今すぐハイブリッドや天然ガス車に切り替えることでCO2削減をアピールできますし、脱炭素対応の実績を積めます。取引先から環境への取り組みを求められているケースが増えていますから、この補助金は経営的な観点でも活用価値が高いです。
安全装置の補助金は何がありますか?うちは小さいトラック事業者なんで、そっちも気になってます。
国土交通省の「被害者保護増進等事業費補助金」が3〜4種類走ってます。まず一番よく使われるのがデジタコ・ドラレコ系ですね。
令和7年度 運行管理の高度化に対する支援という制度で、デジタル式運行記録計(デジタコ)や映像記録型ドライブレコーダー(ドラレコ)の導入費用を補助します。
補助率は機器取得費の1/3(小規模貨物事業者の初回導入は1/2)で、上限は通常80万円、通信機能付一体型を含む場合は120万円です。総車両台数10両未満の小規模事業者さんが対象で、申請は先着順なので毎年度始まったら早めに動くといいですよ。
そうなんです。初めてデジタコを入れる事業者は優遇されています。運転者の過労運転防止のためのIT機器(疲労測定・自動点呼機器)も別制度で補助があって、
過労運転防止のための先進的な取り組みという事業ですと上限80万円(特殊機器含む場合は120万円)で補助率1/2です。
ドライバーの健康診断費用の補助もあると聞きましたが?
健康起因事故防止を推進するための取り組みですね。バス・タクシー・トラックのドライバーが睡眠時無呼吸症候群(SAS)や脳血管疾患のスクリーニング検査を受ける費用を補助率1/2・上限50万円で支援してくれます。乗務員の健康管理を強化したい事業者さんに使いやすい制度です。
あります!
先進安全自動車(ASV)の整備環境の確保に対する支援という制度で、スキャンツール(故障診断機器)の導入費用を補助率1/3・上限16万円で支援しています。ASVが増えてきたことで整備側の対応も必要になっていますから、整備工場さんには活用してほしい制度ですね。
埼玉県 車両補助金 申請フロー 2026年版
トラック自体の補助以外に、物流システムの補助金もありましたよね?
はい、資源エネルギー庁の「運輸部門エネルギー使用合理化・非化石エネルギー転換推進事業費補助金」が複数走ってます。
高輸送効率車両導入はダブル連結トラックやスワップボディコンテナ車を入れる場合に使えて、1台あたり上限1,000万円・最大10台まで対象です。
ただしトラック事業者と荷主等の連携が必須要件です。荷主さんと組んで輸送効率化に取り組む形が求められるので、個社だけではなく荷主巻き込みで申請する必要があります。
配車システムやドラレコみたいなソフト面の補助もありますか?
倉庫・物流施設を持っている事業者さんには
燃料電池フォークリフトの補助金もあります。FCフォークリフト(燃料電池フォークリフト)の導入費用を、エンジン式との差額の1/2(過去に補助金利用実績がある場合は1/3)・1台あたり上限550万円で支援しています。倉庫内のCO2排出ゼロを目指したい方に有効ですよ。
そんなに補助金が揃ってるんですね。全然知りませんでした(笑)
| 補助金名 | 対象 | 補助率 | 上限額 | 所管 |
|---|
| 商用車等の電動化促進事業(トラック) | EVトラック・FCV・PHEV | 差額相当 | 上限なし | 環境省/LEVO |
| 低炭素型ディーゼルトラック | 最新規制適合ディーゼル | 定額 | 75万円/台 | 環境省/LEVO |
| ハイブリッドトラック・バス | HV・天然ガス車 | 差額の1/2 | 1,155万円/台 | 環境省/北海道環境財団 |
| デジタコ・ドラレコ(R7年度) | 運送事業者 | 1/3〜1/2 | 80〜120万円 | 国土交通省/TOPPAN |
| ASV整備スキャンツール | 自動車整備事業者 | 1/3 | 16万円 | 国土交通省/TOPPAN |
| 高輸送効率車両(ダブル連結等) | トラック事業者+荷主 | 1/2〜1/3 | 1,000万円/台 | 資源エネルギー庁 |
| 配車計画システム | トラック事業者+荷主 | 1/2以内 | 4,000〜5,000万円 | 資源エネルギー庁 |
| 燃料電池フォークリフト | 倉庫・物流事業者 | 差額の1/2 | 550万円/台 | 環境省 |
| 健康スクリーニング検査 | 運送事業者(乗務員) | 1/2 | 50万円 | 国土交通省/TOPPAN |
まず絶対に押さえてほしいのが「交付決定の前に購入してしまうと補助金を受け取れない」という点ですね。補助金の流れは「申請→交付決定→購入→完了報告→入金」という順序で、先に車を買ってから申請しても基本的に対象外になります。これで毎年かなりの数の事業者さんが泣かされてます。
そうなんです。ただ、EVトラック系の「商用車等の電動化促進事業」は交付決定前でも購入は認められていますが、充電設備は交付決定後に工事開始が必要という設計になってます。制度ごとにルールが微妙に違うので、必ず公募要領を最初から確認してください。
国の電動化補助金と自治体の補助金は重複可能な場合が多いです。ただし同じ目的・対象物について複数の国補助金を重ねるのは基本的にNG。例えばEVトラックでLEVOの補助と資源エネルギー庁の補助を同時に使うのは難しいです。組み合わせの詳細は各制度の公募要領で確認してください。
申請から入金まで、どのくらい時間がかかるものなんですか?
ざっくり3〜6ヶ月見ておくといいです。審査期間、交付決定、購入・工事、完了実績報告書の提出、入金確認という流れがあります。資金繰りの面では「補助金は後払い」という点を絶対に忘れないでください。先に購入費用を立て替える必要があるので、運転資金の余裕を持った計画が必要ですよ。
- 車両購入前に必ず交付申請し、交付決定通知を受け取ること
- 補助金は後払い(先払い立替が必要)
- 保有義務期間(3〜7年程度)に早期売却すると返還対象になる
- 予算消化次第終了。公募開始後できるだけ早く申請すること
- 複数補助金の重複申請は制度ごとに要確認
申請書類の準備が大変そうですが、どこに相談すればいいですか?
埼玉県内の相談窓口としては、まず埼玉県産業振興公社の中小企業支援センター(電話: 048-647-4085)があります。国の補助金については各制度の執行機関(LEVO、TOPPAN株式会社等)が直接相談を受け付けています。補助金申請に慣れた中小企業診断士やコンサルタントに依頼するのも一つの手ですよ。
改めて確認なんですが、どの補助金から優先的に動くといいですか?
今すぐ動けるものを優先順で言うと、EVトラック導入を検討している事業者さんは「商用車等の電動化促進事業」がダントツのプライオリティです。令和7年度補正予算で2026年4月から申請再開、予算が尽きれば終了なので早い者勝ちです。
低炭素ディーゼルの令和8年度公募が始まったらすぐ申請。デジタコ・ドラレコはTOPPANの窓口に問い合わせると令和7年度分の残額確認ができます。安全装置系は先着順なので、予算がある時期に早めに動くのが鉄則ですね。
物流2024年問題でドライバーが大変な中、補助金をフル活用して省力化も進めたいですよね。
まさに。配車システムや車両動態管理システムの補助金も使って、同じ台数のトラックでより多くの荷物を効率よく運ぶ体制を作るのが今の時代の正解です。埼玉は首都圏物流の拠点だけに、DX化と脱炭素化を同時に進めることで競争力を上げている会社が増えています。ぜひ補助金をフル活用してください!
ありがとうございました!他の補助金も調べてみます。埼玉県全体の補助金・助成金を網羅した
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ぜひ!幅広い制度を比較しながら申請戦略を立てると効果的ですよ。応援しています(笑)