
佐藤
編集長
埼玉県でDX推進を考えているんですが、どのような補助金が使えるのでしょうか?やはりIT導入補助金などが有名ですけど、埼玉県独自のものもあるんですか?

室谷
代表取締役
おっしゃる通りIT導入補助金は有名ですが、今回ご紹介するのは、国や県が実施するより広範なDX関連補助金です。埼玉県のDX推進を進めるには、工具・設備導入から事業転換まで、投資規模や目的に合わせて複数の制度を組み合わせるのがポイントです。まず大きな方向性として、「地域課題解決型のDX」と「産業競争力強化型のDX」に分けて考えると整理しやすいでしょう。
地域課題解決とDX:総務省系補助金

佐藤
編集長
地域課題解決型というと、具体的にどんな補助金がありますか?

室谷
代表取締役
埼玉県内の地方公共団体や地域企業がデジタル技術で社会課題を解決するための補助金として、総務省が実施する「地域社会DX推進パッケージ事業」が代表例です。この制度には複数の類型があり、いずれも補助率1/2で、無線ネットワーク設備やセンサーなどのインフラ整備を支援します。
- 地域社会DX推進パッケージ事業(補助事業)は、人口減少や少子高齢化といった地域課題にデジタルで立ち向かうための制度。地方公共団体や地域企業・団体が申請でき、補助率1/2です。
- 情報通信技術利活用事業費補助金(令和6年度補正地域社会DX推進パッケージ事業)も同様の枠組みで、AIや自動運転などの先進ソリューションの実証を支援します。締切は2025年3月6日ですが、参考までに。
- さらに、情報通信技術利活用事業費補助金(地域デジタル基盤活用推進事業)(締切2024年6月26日)や同(令和6年度地域課題解決のためのスマートシティ推進事業)(締切2024年5月10日)など、時期は過ぎていますが、毎年度同様の公募が想定されます。

佐藤
編集長
なるほど。これらの補助金は埼玉県内の自治体が主体になるイメージですか?企業だけで申請できるものもあるのでしょうか?

室谷
代表取締役
地方公共団体が中心になるケースが多いですが、地域の企業・団体も連携して申請可能です。例えば、県内の複数企業がコンソーシアムを組み、自治体と協力してスマートシティ事業を提案する、といった活用が想定されます。補助率1/2と手厚く、上限額の設定がないものもあるため、大規模なデジタルインフラ整備にも対応できます。
大規模設備投資とDX:建築・モビリティ分野

佐藤
編集長
製造業や物流業のDXを考えているんですが、もっと大型の補助金はありますか?

室谷
代表取締役
はい。埼玉県は製造業や物流業の集積地ですから、大規模な設備投資を伴うDXには以下のような制度が有効です。
まず、建設業や不動産業向けですが、建築GX・DX推進事業(令和7年度、締切2026年2月13日)は、建築物のライフサイクルCO2削減とBIM活用を一体的に支援します。補助率の記載はありませんが、設計費や建設工事費が対象となります。また、令和6年度補正 建築GX・DX推進事業(締切2025年6月30日)もあります。
次に、物流・運輸分野では、モビリティDX促進のための自動運転開発・実証支援補助金(上限10億円)やモビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金(上限約23億円)があります。自動運転技術の開発から実証までをカバーし、ドライバー不足対策として埼玉県内の物流拠点での実証などに活用できます。補助率は中小企業2/3、大企業1/3など手厚い設定です。
まず、建設業や不動産業向けですが、建築GX・DX推進事業(令和7年度、締切2026年2月13日)は、建築物のライフサイクルCO2削減とBIM活用を一体的に支援します。補助率の記載はありませんが、設計費や建設工事費が対象となります。また、令和6年度補正 建築GX・DX推進事業(締切2025年6月30日)もあります。
次に、物流・運輸分野では、モビリティDX促進のための自動運転開発・実証支援補助金(上限10億円)やモビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金(上限約23億円)があります。自動運転技術の開発から実証までをカバーし、ドライバー不足対策として埼玉県内の物流拠点での実証などに活用できます。補助率は中小企業2/3、大企業1/3など手厚い設定です。

佐藤
編集長
上限が10億円や23億円はすごいですね。でも、こんな大型補助金は中小企業にはハードルが高そう…。

室谷
代表取締役
確かに大規模案件向けですが、中小企業でもコンソーシアムを組んで応募する事例があります。また、より小さな規模から始めたい場合は、環境省の【令和7年度】DX型CO2削減対策実行支援事業(上限200万円、補助率3/4)や【令和6年度補正】DX型CO2削減対策実行支援事業(上限200万円、補助率3/4)がおすすめです。DXシステムを活用した省エネ改修を低コストで試せます。
貿易・物流の手続きDX

佐藤
編集長
埼玉県には国際物流の拠点もありますが、貿易手続きのDXを支援する補助金はありますか?

室谷
代表取締役
あります。経済産業省の貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金(上限5,000万円、補助率中小企業2/3、大企業1/2)は、貿易PFと社内システムの連携やデジタル化実証を支援します。埼玉県内の輸出企業や物流事業者にとって、通関手続きの効率化に直結する制度です。三次公募は締切済みですが、令和6年度補正予算で再度公募される可能性があります。
申請のポイントと相談窓口

佐藤
編集長
複数の補助金があるのは分かりましたが、どのように選べばいいですか?埼玉県に相談できる窓口はあるのでしょうか?

室谷
代表取締役
まずは自社の「ツール導入レベルか、事業転換レベルか」を整理しましょう。例えば、既存業務のデジタル化なら上限200万円のDX型CO2削減事業、新たなデジタルサービス開発なら地域社会DX推進パッケージ事業が適しています。大規模な工場のスマート化なら建築GX・DXやモビリティDXも視野に入ります。
相談窓口としては、埼玉県中小企業省力化支援事業がワンストップで対応してくれます。県の公式ページで、DXに関する個別相談や補助金紹介を受け付けています。また、各補助金の詳細は公募要領で必ず確認してください。特に補助率や締切は年度ごとに変わるため、最新情報をチェックしましょう。
相談窓口としては、埼玉県中小企業省力化支援事業がワンストップで対応してくれます。県の公式ページで、DXに関する個別相談や補助金紹介を受け付けています。また、各補助金の詳細は公募要領で必ず確認してください。特に補助率や締切は年度ごとに変わるため、最新情報をチェックしましょう。

佐藤
編集長
具体的な制度が多くて驚きました。まずは窓口に相談してみます。ありがとうございました!

室谷
代表取締役
埼玉県のDX推進、ぜひ補助金を活用して加速させてください。何かあればまた聞いてくださいね。