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準備期間の目安: 約21

令和8年度 FS調査事業 第1次公募 【 廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業 】

基本情報

補助金額
1億円
補助率: 原則、定額、ただし、算出された額が1,500万円を超える場合は、1,500万円
0円1億円
募集期間
2026-04-13 〜 2026-05-08
残り20
対象地域日本全国
対象業種建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業
使途災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業の「FS調査事業」は、廃棄物処理施設で生じた余熱や電力を地域で利活用する事業の実現可能性を調査するための費用を支援する環境省の補助金です。定額補助(上限1,500万円)で、余熱見込量の算定、熱・電力の供給先の需要調査、配管・自営線ルートの検討、事業採算性の分析等を行うFS(フィージビリティスタディ)が対象です。同じ親事業には「熱利活用事業」「電力利活用事業」という設備導入補助もあり、まずFS調査で事業の実現可能性を確認してから翌年度以降に設備投資に進むステップアップ方式が推奨されています。廃棄物処理施設の廃熱・電力活用に初めて取り組む自治体や企業にとって、リスクを最小化しながら事業化を進めるための最初のステップとなる補助金です。

この補助金の特徴

1

設備投資前のリスク低減に最適な定額補助

本事業は、実際の設備導入に先立って事業の実現可能性を調査するFS(フィージビリティスタディ)を支援します。定額補助で上限1,500万円と手厚く、余熱見込量の計測、需要先の調査、配管ルートの検討、事業採算性のシミュレーション等を包括的に実施できます。数千万〜数億円規模の設備投資判断に必要な客観的データを、補助金で得られる貴重な機会です。

2

熱利活用・電力利活用事業へのステップアップに直結

FS調査の成果は、同じ親事業の「熱利活用事業」「電力利活用事業」の申請書作成に直接活用できます。CO2削減量の算定根拠、費用対効果の計算、需要と供給のマッチングデータ等、設備補助申請に必要な要素がFS調査の過程で揃います。FS調査の採択実績があれば、翌年度の設備補助申請時に計画の信頼性が高まります。

3

幅広い調査項目をカバー

余熱量・発電量の計測・推定、熱・電力の潜在需要先の特定と需要量調査、供給インフラ(熱導管・自営線等)のルート設計、建設コストの概算、長期事業収支シミュレーション、環境影響評価、法的要件の確認等、事業化判断に必要な調査項目を幅広くカバーできます。

4

コンサルタント・調査機関への外注が基本形

FS調査は専門的な知見を要するため、エネルギーコンサルタントや環境系調査機関、エンジニアリング会社への委託が一般的です。調査の企画立案は申請者(自治体や施設運営企業)が主体的に行い、実務をコンサルタントに委託する形が推奨されています。

ポイント

設備投資の前段階としてFS調査を実施することは、補助金活用の常道です。特に廃熱利活用は配管ルートや需要先との距離によって事業採算性が大きく変わるため、FS調査なしでの設備投資判断はリスクが高すぎます。上限1,500万円の定額補助は調査費用の全額をカバーできるケースも多く、実質自己負担ゼロで事業化判断の材料が得られる点が最大のメリットです。

対象者・申請資格

事業主体の要件

  • 民間企業(廃棄物処理施設の運営企業、エネルギー事業者等)
  • 地方公共団体(焼却施設を運営する市区町村・一部事務組合等)
  • 独立行政法人(独立行政法人通則法第2条第1項に規定する法人)
  • 一般社団法人・一般財団法人および公益社団法人・公益財団法人
  • 環境大臣の承認を得て技管協が適当と認めるその他の者

対象事業の要件

  • 廃棄物処理施設で生じた熱や発電した電力を地域で利活用するための実現可能性調査であること
  • 余熱見込量や事業採算性の検討を含むこと
  • 調査対象の廃棄物処理施設が特定されていること

調査内容の要件

  • 熱または電力を利活用する設備設置に関する調査であること
  • 供給先となる需要施設の特定と需要量の把握を含むこと
  • 事業としての実現可能性(技術面・経済面)を客観的に評価するものであること

ポイント

地方公共団体が運営する焼却施設を対象としたFS調査が最も一般的な申請パターンです。民間企業の場合は、廃棄物処理施設との関係性(運営受託、PFI事業者等)を明確にし、調査結果を実際の設備投資に結びつける計画を示すことが重要です。既に具体的な需要先候補がある場合はFS調査の実効性が高く評価されます。

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申請ガイド

1

ステップ1:調査企画の立案

廃棄物処理施設の概要(処理能力、発電・発熱量、余剰エネルギー量等)を整理し、どのようなFS調査を行うかの企画を立案します。調査範囲、想定する需要先、調査手法、スケジュール等を明確にしてください。

2

ステップ2:調査委託先の選定・見積取得

エネルギーコンサルタントやエンジニアリング会社等の調査委託先を選定し、見積を取得します。上限1,500万円以内に収まる調査内容と委託費を設計してください。複数社からの見積比較が推奨されます。

3

ステップ3:申請書類の準備

公募要領を技管協ホームページまたはjGrantsポータルからダウンロードし、事業計画書・調査計画書・経費見積書等を作成します。調査の目的、方法、想定される成果物、設備投資への展開計画を具体的に記載してください。

4

ステップ4:jGrantsからのオンライン申請

GビズIDプライムアカウントを用いてjGrantsポータルから電子申請します。公募期間は令和8年4月13日〜5月8日17時着信の約3週間です。

5

ステップ5:審査・交付決定・調査実施

技管協による審査を経て交付決定後、調査業務を開始します。交付決定前の着手は補助対象外です。調査完了後は報告書を提出し、精算払いで補助金が支給されます。

ポイント

調査委託先の選定と見積取得は公募開始前に進めておくべきです。公募期間が3週間と短いため、調査計画の具体化と委託先の目星をつけた状態で公募開始を迎えることが理想です。調査企画書では、FS調査の結果をどのように設備投資判断に活用するかのロードマップを明確に示してください。

審査と成功のコツ

調査から設備投資へのロードマップを明示する
FS調査は手段であり目的ではありません。採択審査では、調査結果をどのように活用し、いつ設備投資に移行するのかのロードマップが重視されます。例えば「R8年度にFS調査→R9年度に熱利活用事業で設備導入申請→R10年度に供用開始」のような具体的なタイムラインを示してください。
複数の需要先候補を調査対象に含める
特定の需要先1か所だけを想定すると、その施設の事情で事業化が頓挫するリスクがあります。複数の需要先候補を調査対象に含め、最適な供給先の組み合わせを検討する計画にすることで、調査の実効性と事業化の確実性が高まります。
既存データの活用と新規データの取得を組み合わせる
施設の運転データ(焼却量、発電量、蒸気量等)の既存データを最大限活用しつつ、余熱量の実測や需要先での温度・熱量計測等の新規データ取得も計画に含めてください。机上調査だけでなく現地調査を含む計画は、調査結果の信頼性が高く評価されます。
地域の脱炭素計画との整合性を示す
自治体の地球温暖化対策実行計画や地域脱炭素ロードマップとの整合性を示すことで、政策的な位置づけが明確になり採択力が高まります。環境省が推進する「脱炭素先行地域」に選定された自治体の案件は特に高評価が期待できます。

ポイント

FS調査補助金の採択率を高めるには「調査のための調査」で終わらない実効性の高い計画設計が鍵です。既に需要先候補との協議が始まっている案件や、自治体の脱炭素計画に位置づけられた案件は、調査から実装へのパスが明確なため高く評価されます。調査費用が1,500万円上限に満たない場合、無理に予算を膨らませず適正規模で申請してください。

対象経費

対象となる経費

調査・コンサルティング費(3件)
  • エネルギーコンサルタントへの委託費
  • エンジニアリング会社への調査委託費
  • 環境アセスメント調査費
計測・分析費(3件)
  • 余熱量の実測費用
  • 温度・流量等の計測機器レンタル費
  • データ分析費
設計・検討費(3件)
  • 配管ルートの概略設計費
  • 自営線ルートの概略設計費
  • 建設コスト概算費
事業性評価費(3件)
  • 事業採算性シミュレーション費
  • 長期収支計画の策定費
  • リスク分析費
報告書作成費(3件)
  • FS調査報告書の作成費
  • 図面・資料の作成費
  • 関係者説明資料の作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地の取得費・賃借料
  • 設備・機器の購入費(計測目的の一時的なレンタルは除く)
  • 建設工事費(FS調査は調査のみが対象)
  • 一般管理費・人件費(補助事業に直接従事する者の旅費等を除く)
  • 消費税および地方消費税
  • 既に実施済みの調査に対する遡及的な費用
  • 他の補助金で計上済みの経費

よくある質問

QFS調査は自社で実施できますか?外注必須ですか?
A

自社内に専門人材がいれば自社実施も可能ですが、客観性と専門性の観点からエネルギーコンサルタントやエンジニアリング会社への外部委託が一般的です。審査では調査体制の妥当性が評価されるため、専門資格者や実績のある調査機関の参画が採択力を高めます。自社人件費は原則補助対象外のため、外注費として計上する方が経理上も扱いやすくなります。

QFS調査の結果、事業化が困難と判明した場合でも補助金は返還しなければなりませんか?
A

FS調査の目的は事業の実現可能性を客観的に評価することであり、調査の結果として事業化が困難と判断される場合もあり得ます。適切に調査を実施し報告書を提出すれば、事業化を断念したこと自体を理由とする補助金返還は求められません。ただし、調査を途中で中止した場合や実績額が交付決定額を下回った場合は、精算の対象となります。

Q上限1,500万円の定額補助とは、調査費用が1,500万円以下なら全額補助されるということですか?
A

はい、原則としてそのとおりです。定額補助のため、算出された補助金額(=調査に要する費用)が1,500万円以下であれば全額が補助対象となります。ただし、補助対象外の経費(消費税、一般管理費等)は除かれるため、実際の補助金額は見積から対象外経費を差し引いた額となります。

Q同じ年度にFS調査事業と熱利活用事業を同一施設で申請できますか?
A

できません。同一年度に同一施設についてFS調査事業と設備導入事業(熱利活用・電力利活用)を重複申請することは認められていません。FS調査を先に実施し、翌年度以降に設備補助を申請するステップアップ方式が推奨されています。ただし、異なる施設であれば同一年度に両事業を申請することは可能です。

Q以前にFS調査を実施した施設について、再度FS調査を申請できますか?
A

原則として同一施設について同一内容のFS調査を重複して申請することはできません。ただし、前回の調査から状況が大きく変化した場合(需要先の変更、新技術の導入検討等)や、前回は熱利活用のFSで今回は電力利活用のFS等、調査内容が異なる場合は申請できる可能性があります。事前に技管協に相談してください。

QGビズIDの取得が間に合わない場合、紙で申請できますか?
A

本事業はjGrantsポータルからの電子申請が原則です。紙での申請は原則受け付けていません。GビズIDプライムアカウントの発行には通常2〜3週間かかるため、未取得の場合は直ちに申請手続きを開始してください。公募期間が4月13日〜5月8日と短いため、GビズIDの取得が申請のボトルネックにならないよう早めの対応が必要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本FS調査事業は、同じ親事業の設備導入補助(熱利活用事業・電力利活用事業)へのステップアップを前提とした調査補助金です。最も効果的な活用方法は、本事業でFS調査を実施し、その成果をもとに翌年度以降に熱利活用事業(1/2補助)や電力利活用事業(1/2〜3/4補助)に申請するパターンです。 ただし、同一年度にFS調査事業と設備導入事業(熱利活用・電力利活用)を同一施設で重複申請することはできません。異なる施設であれば同一年度に両事業の申請が可能です。 環境省の他の調査事業補助金(例:脱炭素先行地域づくり事業の計画策定支援)とは、調査対象や目的が重複しないよう区分すれば併用可能な場合があります。事前に技管協に確認してください。 地方自治体が独自に実施する脱炭素関連の調査事業補助金との併用も、同一経費への二重補助に該当しない限り可能です。国の補助金と自治体の補助金を組み合わせることで、より包括的なFS調査を実施できます。

詳細説明

設備投資前のリスクを最小化するFS調査補助金

「廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業(FS調査事業)」は、廃棄物処理施設で発生する余熱や発電電力を地域で利活用する事業の実現可能性を調査するための費用を、定額(上限1,500万円)で補助する環境省の補助金です。

FS調査とは何か

FS(Feasibility Study=実現可能性調査)とは、事業の技術的・経済的な実現可能性を調査・分析することです。廃棄物処理施設の廃熱・電力活用においては、以下のような項目を調査します。

  • 余熱・電力の供給ポテンシャル:焼却施設の処理能力、発電量、余剰熱量を計測・推定
  • 需要先の特定と需要量調査:周辺の公共施設、民間施設、農業施設等の熱・電力需要を調査
  • 供給インフラの概略設計:熱導管や自営線のルート、配管径、熱損失率等の技術検討
  • 事業採算性の分析:建設コスト、運用コスト、熱・電力販売収入、投資回収年数の試算
  • CO2削減効果の算定:代替される化石燃料からの削減量を定量的に評価

なぜFS調査が必要なのか

廃棄物処理施設の廃熱・電力利活用は、数千万円から数億円規模の設備投資を伴います。配管ルートや需要先との距離によって事業採算性が大きく変わるため、投資判断には客観的なデータに基づくFS調査が不可欠です。本補助金を活用すれば、最大1,500万円の調査費用を定額補助で賄うことができ、事業化判断のリスクを大幅に低減できます。

設備補助事業へのステップアップ

FS調査の成果は、同じ親事業の設備導入補助に直結します。

  • 熱利活用事業:熱導管、熱交換器、EMS等の設備導入に1/2補助
  • 電力利活用事業:EV収集車(3/4補助)、自営線、蓄電池、EMS等(1/2補助)

FS調査で採択実績を持つ事業者は、設備補助申請時に計画の信頼性が高く評価される傾向があります。「R8年度FS調査→R9年度設備導入」のステップアップ方式が推奨されています。

補助金額と補助方式

補助方式は定額です。算出された補助金額が1,500万円を超える場合は1,500万円が上限となります。調査費用の全額が補助される可能性があり、実質自己負担ゼロで事業化判断の材料を得られるのが大きなメリットです。

申請資格と公募スケジュール

民間企業、地方公共団体、独立行政法人、一般社団・財団法人等が申請できます。令和8年度第1次公募は4月13日〜5月8日(17時着信)です。GビズIDプライムアカウントを利用したjGrantsポータルからの電子申請が必要です。

問い合わせ先

執行団体は一般社団法人廃棄物処理施設技術管理協会です。電話: 044-742-6228、メール: hojyo-01@jaem.or.jp まで問い合わせてください。

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