令和4年度日中経済交流等事業費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
日中間の調査事業とハイレベル交流の一体実施
本補助金の最大の特徴は、単なる市場調査だけでなく、中国の中央・地方政府関係者とのハイレベル交流事業を組み合わせて実施できる点です。中国ビジネスでは政府との関係構築が極めて重要であり、調査で得た知見を交流事業で直接活かすことで、より実効性の高い事業環境整備が可能になります。
中国全域・広分野をカバーする包括的支援
対象となる事業は特定の地域や業種に限定されず、中国全域と幅広い分野をカバーします。省・直轄市・自治区など各行政レベルの政策を横断的に調査でき、技術移転や規制対応など多様なテーマに対応可能です。
コンソーシアム形式での申請が可能
単独の企業・団体だけでなく、複数の組織がコンソーシアムを組んで申請できます。業界団体と個別企業、研究機関と商社など、異なる強みを持つ組織が連携することで、より質の高い調査・交流事業を実現できます。
日本の技術力を中国市場で展開するための基盤づくり
本補助金は、日本の優れた技術やサービスが中国市場でビジネスベースで展開されるための環境整備を目的としています。単なる情報収集に留まらず、日本側の法制度や技術に対する中国側の理解醸成まで含む実践的な支援です。
ポイント
対象者・申請資格
組織要件
- 日本に拠点を有する企業・団体であること
- 事業を的確に遂行する組織・人員を有すること
- 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有すること
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
中国関連の実績要件
- 中国における十分な活動実績(交流事業、調査・研究等)を有すること
- 中国共産党および中央・地方政府関係機関等との十分な協力関係を有すること
事業遂行能力
- 中国に進出済みまたは進出予定の日本企業・業界のニーズを把握していること
- 中国全域と広い分野を対象とした事業を計画・遂行する能力を有すること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認と説明会参加
まず公募要領を熟読し、補助対象となる事業内容や経費の範囲を正確に把握します。オンライン説明会(Microsoft Teams)が開催されるため、参加して疑問点を解消しておくことが重要です。
ステップ2:事業計画の策定
調査事業とハイレベル交流事業を組み合わせた具体的な事業計画を策定します。中国側の対象地域・機関、調査テーマ、交流事業の具体的な内容とスケジュールを明確にします。
ステップ3:事業提案書の作成・提出
公募要領に沿って事業提案書を作成します。コンソーシアム形式の場合は幹事者が提出します。中国での活動実績や政府関係機関との協力関係を具体的に記載することが重要です。
ステップ4:審査・採択
提出された事業提案書は審査され、採択結果が通知されます。事業の実現可能性、申請者の実績・能力、費用対効果などが評価ポイントとなります。
ステップ5:事業実施・報告
採択後は計画に沿って事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。補助対象経費の適切な管理と証拠書類の保管が必要です。
ポイント
審査と成功のコツ
中国側パートナーとの事前調整を徹底する
調査テーマと交流事業の連動性を明確にする
日本産業界の具体的ニーズを盛り込む
成果の波及効果を定量的に示す
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 事業に従事する職員の人件費
- 中国現地スタッフの人件費
- 調査研究員の報酬
旅費・交通費(4件)
- 中国への渡航費(航空運賃)
- 国内出張旅費
- 中国国内の移動費
- 宿泊費
調査・研究費(3件)
- 文献・資料の購入費
- データベース利用料
- 翻訳・通訳費用
会議・交流費(3件)
- 会場借料
- 交流イベントの運営費
- 会議資料の作成費
外注・委託費(3件)
- 専門調査の外注費
- 報告書作成の委託費
- 現地コーディネート費用
印刷・通信費(3件)
- 報告書の印刷費
- 通信費
- 郵送費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の取得費
- 汎用性のある備品(パソコン、カメラ等)の購入費
- 申請者の通常業務に係る経費
- 飲食・接待費(会議費として認められるものを除く)
- 消費税および地方消費税
- 事業に直接関係しない出張・旅費
- 他の補助金で充当される経費
- 事業完了後に発生した経費
よくある質問
Q日中経済交流等事業費補助金はどのような事業が対象ですか?
中国における調査事業(政策・法制度の調査、市場動向分析等)とハイレベル交流事業(中国政府関係者との対話、業界交流等)を組み合わせた事業が対象です。両方を一体的に実施することが求められます。
Q補助率と補助上限額はいくらですか?
補助率は補助対象経費の1/2で、補助上限額は約437.9万円(4,379,000円)です。
Q中国での活動実績がない場合でも申請できますか?
単独での申請は困難です。応募要件として中国における十分な活動実績と中国政府関係機関との協力関係が求められます。ただし、実績のある団体とコンソーシアムを組んで申請することは可能です。
Qコンソーシアム形式で申請する場合の注意点は?
幹事者を決めて事業提案書を提出する必要があります。ただし、幹事者が業務の全てを他の者に再委託することはできません。各構成員の役割分担を明確にしておくことが重要です。
Qどのような経費が補助対象になりますか?
人件費、旅費(中国渡航費・国内出張費)、調査研究費(翻訳費・資料購入費等)、会議運営費、外注・委託費、印刷・通信費などが対象です。飲食接待費や汎用備品の購入費は対象外です。
Q説明会はどのように開催されますか?
Microsoft Teamsを使ったオンライン形式で開催されます。参加を希望する場合は事前に問い合わせ先へ連絡が必要です。
Q事業の実施期間はどのくらいですか?
補助事業期間は単年度です。採択後、当該年度内に事業を完了し、実績報告書を提出する必要があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
日中経済交流等事業費補助金は経済産業省の補助金であり、同一の事業内容に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、事業の目的や内容が異なる場合は、他の補助金と組み合わせて活用できる可能性があります。例えば、本補助金で中国市場の調査・交流を行った後、その成果を活かして海外展開に関する別の補助金(JETRO等の海外展開支援事業)を活用して実際の事業展開を進めるといった段階的な活用が考えられます。また、自治体独自の海外ビジネス支援制度(海外展示会出展補助、海外販路開拓支援等)は国庫補助金とは財源が異なるため、併用できるケースもあります。ただし、補助対象経費の二重計上は厳禁ですので、それぞれの補助金で対象とする経費を明確に区分する必要があります。申請前に各補助金の事務局に併用の可否を確認することを強くお勧めします。
詳細説明
日中経済交流等事業費補助金とは
日中経済交流等事業費補助金は、日本と中国の間の経済交流を促進するために設けられた経済産業省の補助金制度です。中国市場は世界最大級の経済圏である一方、独特の政治社会構造を持ち、中央政府だけでなく省・直轄市・自治区レベルの地方行政がそれぞれビジネスに影響力を持つ権限を有しています。
このため、日本企業が中国でビジネスを成功させるには、現地の政策動向の把握と政府関係者との信頼関係構築が不可欠です。本補助金は、こうした課題に対応するため、調査事業とハイレベル交流事業を組み合わせた包括的な支援を提供します。
補助金の仕組みと金額
補助率は対象経費の1/2、補助上限額は約437.9万円です。補助対象となるのは、中国における政策・法制度の調査、市場動向分析、中国政府関係者との交流イベントの開催などに要する経費です。
- 人件費(事業従事者、調査研究員等)
- 旅費(中国への渡航費、国内出張費等)
- 調査・研究に必要な経費(翻訳費、資料購入費等)
- 会議・交流イベントの運営費
- 外注・委託費
対象となる事業者
本補助金は、以下の要件を全て満たす企業・団体が対象です。
- 日本に拠点を有すること
- 中国における十分な活動実績(交流事業、調査・研究等)を有すること
- 中国共産党および中央・地方政府関係機関等との十分な協力関係を有すること
- 日本企業の中国ビジネスニーズを把握し、中国全域を対象とした事業を遂行する能力を有すること
コンソーシアム形式での申請も可能であり、複数の組織が強みを持ち寄って事業を実施することも認められています。
活用のポイント
本補助金を最大限に活用するためには、以下の点を意識した事業計画の策定が重要です。
- 調査と交流の連動性:調査で明らかになった課題を交流事業で解決する、交流で得た情報を調査に反映するなど、両事業の相乗効果を設計する
- 具体的な産業界ニーズ:中国進出企業が直面する規制・政策上の課題など、実務的なニーズに基づいた計画を立てる
- 成果の共有:事業成果を日本産業界全体に還元する仕組みを盛り込み、事業の公益性を示す
注意点
本補助金は、既に中国との経済交流において実績のある組織を対象としており、中国ビジネスの初期段階にある企業が単独で申請するのは難しい制度設計となっています。中国との接点が限られる場合は、実績のある団体とのコンソーシアム形式での参加を検討するとよいでしょう。
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