募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

令和4年度地熱発電資源量調査・理解促進事業費補助金(理解促進事業に係るもの)(第2次公募)

基本情報

補助金額
1億円
補助率: 10/10(補助上限額はテーマによって異なります。備考の記載をご確認ください。)
0円1億円
募集期間
2022-06-10 〜 2022-07-10
対象地域日本全国
対象業種建設業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 公務(他に分類されるものを除く) / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業

この補助金のまとめ

地熱発電資源量調査・理解促進事業費補助金(理解促進事業)は、経済産業省資源エネルギー庁が実施する地熱開発の地域理解促進を支援する制度です。開発規模1,000kW以上の地熱開発に対する地域住民等への勉強会等の取り組み支援と、開発規模5,000kW以上の地点周辺温泉での代替井戸掘削支援の2つのメニューがあります。補助上限額は勉強会等で1,500万円、代替井戸で1億円、補助率はいずれも10/10(全額補助)です。第2次公募として実施されました。地熱発電は再生可能エネルギーの中でも安定的な電力供給が可能ですが、地域の温泉事業者との利害調整が最大の課題であり、本制度はその課題解決を直接支援します。

この補助金の特徴

1

全額補助(10/10)による完全支援

勉強会等の理解促進活動も、代替井戸の掘削もともに補助率10/10で全額が支援されます。地域理解の促進という公益性の高い活動に事業者が自己負担なく取り組める設計です。

2

温泉への影響リスクを直接カバー

地熱開発と温泉事業者の対立は長年の課題です。万が一温泉湧出量が減少した場合の代替井戸掘削を最大1億円で支援することで、温泉事業者の不安を制度的に解消する画期的な仕組みです。

3

地域の合意形成プロセスを支援

技術開発ではなく、地域住民等の理解促進に特化した補助金です。勉強会、説明会、見学会など、地域とのコミュニケーションに必要な費用を全額カバーすることで、合意形成プロセスの加速を図ります。

ポイント

地熱発電開発の最大のボトルネックは技術ではなく地域の理解です。本補助金は「社会的受容性」という開発の前提条件を整備するための制度であり、技術開発や設備投資の補助金とは根本的に異なるアプローチで地熱普及を促進しています。

対象者・申請資格

理解促進事業(勉強会等)

  • 開発規模1,000kW以上の地熱発電開発を計画している事業者
  • 地域住民等への理解促進活動を実施すること

代替井戸掘削

  • 開発規模5,000kW以上の地熱発電開発地点の周辺で温泉事業を営む者
  • 温泉の湧出量等が過度に減少した場合に代替井戸の掘削が必要であること

ポイント

理解促進事業は開発規模1,000kW以上、代替井戸は5,000kW以上と規模要件が異なります。小規模な地熱開発の場合は本制度の対象外となりますが、自治体独自の支援制度がある場合もありますので確認をお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:管轄の経済産業局への事前相談

地熱開発地点を管轄する経済産業局に事前相談を行います。各地域の担当窓口は公募要領に記載されています。

2

ステップ2:理解促進計画の策定

勉強会や説明会の実施計画、対象となる地域住民等の範囲、期待される理解促進効果などを具体的に計画します。

3

ステップ3:申請書類の提出

管轄の経済産業局に申請書類を提出します。制度全般の問い合わせは資源エネルギー庁資源・燃料部政策課(TEL: 03-3501-2773)です。

ポイント

管轄の経済産業局が地域ごとに異なるため、まず自社の開発地点がどの経済産業局の管轄かを確認することが最初のステップです。事前相談を通じて申請の方向性を固めてから書類作成に取りかかることで、手戻りを防げます。

審査と成功のコツ

地域住民の不安に寄り添うプログラム設計
一方的な説明ではなく、地域住民の疑問や不安に丁寧に応える双方向のコミュニケーションプログラムを設計しましょう。他地域の成功事例の見学会なども効果的です。
温泉事業者との信頼関係構築
地熱開発に対する温泉事業者の不安は根深いため、科学的データに基づく影響評価の共有と、万が一の場合の補償体制の説明が信頼構築の基盤となります。
長期的な視点での合意形成
地域の理解促進は一度の勉強会で完了するものではありません。継続的な対話の仕組みを構築し、開発の各段階で適時に情報提供を行う計画を立てましょう。

ポイント

地域理解の促進は「説得」ではなく「対話」です。地域住民が地熱開発のメリット(雇用創出、地域経済への貢献、温泉との共存可能性)を自ら実感できるプログラムを設計することが、本質的な理解促進につながります。

対象経費

対象となる経費

理解促進活動費(3件)
  • 勉強会・説明会の開催費
  • 資料作成費
  • 会場費
調査費(2件)
  • 温泉モニタリング費
  • 環境影響調査費
広報費(2件)
  • パンフレット制作費
  • 見学会の運営費
代替井戸掘削費(3件)
  • 掘削工事費
  • 地質調査費
  • 付帯設備費

対象外の経費

対象外の経費一覧(5件)
  • 地熱発電設備の建設費
  • 探査・掘削の費用(理解促進目的以外)
  • 人件費(常勤職員の給与)
  • 汎用的な事務機器
  • 交際費・接待費

よくある質問

Q理解促進事業ではどのような活動が補助対象ですか?
A

地熱開発に対する地域住民等の理解を促進するための勉強会、説明会、見学会などの取り組みが対象です。先進地域への視察旅行、地熱に関する科学的知見の提供、温泉との共存事例の紹介など、幅広い活動が含まれます。全額補助(10/10)であるため、事業者の自己負担なく地域対話に取り組めます。

Q代替井戸の掘削はどのような場合に支援されますか?
A

開発規模5,000kW以上の地熱発電開発地点の周辺温泉において、何らかの理由により温泉の湧出量等が過度に減少した場合に、代替井戸の掘削費用が最大1億円まで全額補助されます。これは温泉事業者にとってのセーフティネットとして機能し、地熱開発への合意形成を促進する制度的な担保です。

Q開発規模1,000kW未満でも申請できますか?
A

本補助金の理解促進事業は開発規模1,000kW以上、代替井戸支援は5,000kW以上が要件です。それ未満の小規模開発は対象外となります。ただし、自治体独自の地熱関連支援制度がある場合もありますので、開発地点の自治体に確認されることをお勧めします。

Q問い合わせ先はどこですか?
A

制度全般の問い合わせは資源エネルギー庁資源・燃料部政策課(TEL: 03-3501-2773)です。地域ごとの具体的な相談は、管轄の経済産業局のエネルギー関連部署が窓口となります。北海道から九州まで各地域の担当部署の連絡先が公募要領に記載されていますので、開発地点に応じた窓口にお問い合わせください。

Q温泉事業者として地熱開発に不安がある場合、相談できますか?
A

はい。本制度は温泉事業者の不安を解消することも目的の一つです。管轄の経済産業局に相談すれば、地熱開発と温泉の共存に関する科学的なデータや他地域の事例を共有してもらえます。また、万が一湧出量が減少した場合には代替井戸の掘削支援(最大1億円・全額補助)があることも、安心材料の一つとなります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は理解促進に特化した制度であり、地熱開発の他の段階(資源量調査、掘削、建設)には別途の補助制度があります。地熱発電資源量調査補助金(掘削調査)や、地熱発電導入のための設備投資補助金などと組み合わせることで、開発の全段階を通じた支援を受けることが可能です。同一事業に対する他の国庫補助金との重複は認められませんが、異なるフェーズの異なる経費であれば別制度の活用が検討できます。詳細は資源エネルギー庁または管轄の経済産業局にご確認ください。

詳細説明

事業の目的

本補助金は、地熱開発に対する地域住民等の理解促進を支援する制度です。地熱発電の導入拡大に不可欠な地域の合意形成プロセスを国が支援します。

支援メニュー

①理解促進事業(勉強会等)

  • 対象: 開発規模1,000kW以上の地熱発電開発
  • 補助上限額: 1,500万円
  • 補助率: 10/10(全額補助)
  • 内容: 地域住民等への勉強会、説明会、見学会等の開催

②代替井戸掘削支援

  • 対象: 開発規模5,000kW以上の地熱発電開発地点周辺の温泉
  • 補助上限額: 1億円
  • 補助率: 10/10(全額補助)
  • 内容: 温泉湧出量減少時の代替井戸掘削

地熱開発と地域の共生

地熱発電は再生可能エネルギーの中でも特に安定的な電力供給が可能な電源です。しかし、温泉資源への影響を懸念する地域住民や温泉事業者との合意形成が開発の最大の課題となっています。本制度は、科学的なデータに基づく対話と万が一の場合のセーフティネット(代替井戸)により、地域と開発事業者の共存を支援します。

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