募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

民放ラジオ難聴解消支援事業(令和2年度第2次公募)

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2020-06-01 〜 2020-06-26
対象地域日本全国
対象業種情報通信業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

民放ラジオ難聴解消支援事業(令和2年度第2次公募)は、総務省が実施するラジオの難聴地域を解消するための中継局整備を支援する補助制度です。ラジオ放送は災害時における生命・財産の確保に必要な情報を住民に届ける最も重要な媒体の一つですが、地形条件や都市部の電波障害等により、一部地域では十分に受信できない難聴問題が存在しています。本事業では、こうしたラジオ難聴地域に必要最小の空中線電力(送信出力)の中継局を設置する費用の一部を、ラジオ放送事業者等に対して国が補助します。令和2年度の第2次公募として実施され、第1次公募で対応しきれなかった地域や新たに難聴が確認された地域の解消を目指しています。国民生活に密着した情報提供と防災情報の確実な伝達を支える基盤整備として重要な位置づけにあります。

この補助金の特徴

1

ラジオ難聴地域の解消が目的

本事業の最も重要な目的は、ラジオが聞こえない・聞こえにくい地域(難聴地域)を解消することです。山間部の谷間、高層建築物の影になる都市部、海岸沿いの地形的に電波が届きにくい地域など、さまざまな原因で生じるラジオ難聴を中継局の新設によって解消します。受信環境の改善により、住民が確実にラジオ放送を聴取できる環境を整備します。

2

必要最小の空中線電力による中継局整備

補助対象は「必要最小の空中線電力」の中継局整備に限定されています。これは大規模な送信所の建設ではなく、難聴地域をピンポイントでカバーするための小規模な中継局を意味します。出力を最小限に抑えることで、周辺の既存放送との電波干渉を避けつつ、効率的に難聴を解消する整備手法です。

3

災害時の情報伝達手段としての重要性

ラジオは停電時でも乾電池で受信可能であり、災害発生時の情報伝達手段として他のメディアにはない優位性を持っています。本事業は平時の放送サービス改善にとどまらず、災害時の住民の安全確保に直結する防災インフラの整備という側面を強く持っています。

4

ラジオ放送事業者等が対象

補助の対象はラジオ放送事業者等(民間ラジオ放送局)であり、中継局の整備主体として申請します。AMラジオ放送局、FMラジオ放送局のいずれも対象となり、難聴地域の状況に応じた周波数帯・方式での中継局整備が可能です。

ポイント

本事業は「難聴解消」に特化した補助であり、放送エリアの拡大や番組品質の向上を目的とした設備投資は対象外です。申請にあたっては、対象地域がラジオ難聴地域であることを客観的なデータ(電界強度測定等)で証明する必要があります。第2次公募は年度中盤の募集であるため、年度内完了のスケジュール管理が重要なポイントです。

対象者・申請資格

申請者の要件

  • 民間ラジオ放送事業者(AMラジオ放送局、FMラジオ放送局)
  • 放送法に基づく基幹放送事業者であること
  • ラジオの難聴解消を目的とした中継局整備を行うこと

対象事業の要件

  • ラジオ難聴地域の解消を目的とした中継局の新設
  • 必要最小の空中線電力(送信出力)による整備であること
  • 交付要綱および執行マニュアルに定める技術基準を満たすこと

対象地域の要件

  • 現にラジオ放送の受信が困難な地域であること
  • 電界強度の測定等により難聴の実態が確認できること
  • 中継局設置により難聴が解消される見込みがあること

ポイント

申請の大前提は「ラジオの難聴地域が存在し、中継局整備によって解消される」ことの客観的な証明です。難聴の実態を電界強度の測定データで示す必要があり、「何となく聞こえにくい」という主観的な訴えだけでは不十分です。また、新規の放送エリア拡大を目的とした整備は対象外であるため、既存の放送エリア内での難聴解消に限定される点に注意してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:難聴地域の特定と実態調査

自社の放送エリア内でラジオ難聴が報告されている地域を特定し、電界強度の測定調査を実施します。測定結果をもとに、難聴の範囲・程度・原因を分析し、中継局設置の必要性を客観的に裏付けます。

2

ステップ2:中継局の技術設計

難聴地域をカバーするために必要な中継局の設置場所、空中線電力(送信出力)、アンテナ高、周波数を設計します。既存の放送局との電波干渉を避けつつ、必要最小の出力で難聴を解消できる技術的な計画を策定します。

3

ステップ3:用地確保と関係者調整

中継局の設置場所となる用地の確保、地権者との交渉、近隣住民への説明などを行います。無線局免許の申請に必要な技術的条件の整理も並行して進めます。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

交付要綱に定められた様式で申請書を作成し、難聴実態調査結果、技術設計書、見積書、用地確保の状況等の書類を添えて総務省情報流通行政局地上放送課に提出します。

5

ステップ5:交付決定・施工・運用開始

交付決定後に施工を開始し、中継局を設置します。完成後は試験電波の発射、技術検査を経て本放送を開始。実績報告書の提出により補助金が確定交付されます。

ポイント

第2次公募は年度途中の募集であるため、交付決定から年度末までの期間内に施工・完了報告を終える必要があります。用地確保や無線局免許の手続きに時間がかかる場合があるため、公募開始前から準備を進めておくことが重要です。総務省情報流通行政局地上放送課(03-5253-5949)への事前相談を強くお勧めします。

審査と成功のコツ

難聴実態の科学的証明
採択の鍵は、難聴の実態を科学的に証明することです。電界強度の測定データを地図上にプロットし、難聴地域の範囲と受信不能の程度を視覚的にわかりやすく示しましょう。住民からの受信相談・苦情の記録も補助的な証拠として有効です。
防災上の必要性の強調
ラジオは災害時の情報伝達において最も信頼性の高いメディアです。対象地域が過去に災害を経験している場合や、ハザードマップ上のリスクが高い地域である場合は、防災上の必要性を強く訴えることで審査の評価が高まります。
技術的最適性の実証
中継局の設置場所、出力、アンテナ特性が、難聴解消に最も効果的かつ効率的であることを技術的に示してください。電波伝搬シミュレーションにより、設置後のカバーエリアを予測し、既存局との干渉がないことを確認します。
費用対効果の明示
中継局の整備費用に対して、難聴が解消される世帯数・人口を算出し、1世帯あたりの整備コストを示しましょう。費用対効果が高い計画は審査で優位に立ちます。

ポイント

第2次公募では、第1次公募で対応できなかった地域や新たに難聴が確認された地域からの申請が中心となります。第1次公募の採択傾向を参考にしつつ、難聴の深刻度と防災上の緊急性をバランスよく訴求する申請書を作成してください。予算残額での募集となるため、コスト効率の高い計画が好まれます。

対象経費

対象となる経費

送信設備費(3件)
  • 中継局用送信機の購入費
  • 送信アンテナの購入費
  • 送信出力制御装置の購入費
受信設備費(2件)
  • 親局電波の受信アンテナ購入費
  • 受信増幅装置の購入費
電源設備費(2件)
  • 中継局用電源装置の購入費
  • 非常用電源(蓄電池等)の設置費
局舎・鉄塔工事費(3件)
  • 中継局舎の建設費
  • 鉄塔・アンテナ柱の設置費
  • 基礎工事費
設計・調査費(3件)
  • 電波伝搬調査費
  • 中継局設計費
  • 環境影響評価費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 放送番組の制作・編成に関する費用
  • スタジオ設備・編集設備の購入費
  • 土地の取得費用
  • 人件費・旅費等の間接経費
  • 既存中継局の更新・保守費用
  • 交付決定前に着手した工事の費用
  • 他の国庫補助金と重複する経費

よくある質問

QAMラジオとFMラジオのどちらの中継局が対象ですか?
A

AMラジオ(中波放送)、FMラジオ(超短波放送)のいずれの中継局も対象です。難聴地域の状況や技術的条件に応じて、最適な周波数帯・方式を選択して申請できます。近年はAM放送のFM補完放送(ワイドFM)の中継局整備も選択肢の一つとなっています。どの方式で整備するかは、難聴の原因と地域の受信環境を踏まえて判断してください。

Q第1次公募で不採択だった場合、第2次公募に再申請できますか?
A

はい、第1次公募で不採択となった事業について、第2次公募に再申請することは可能です。ただし、不採択の理由を分析し、申請内容を改善した上で再申請することが重要です。不採択の理由が予算不足によるものであれば内容はそのままでも採択の可能性がありますが、計画や書類の不備が原因であれば修正が必要です。

Q中継局の設置場所はどのように選定すべきですか?
A

中継局の設置場所は、難聴地域を効果的にカバーできる地点を技術的に選定します。電波伝搬シミュレーションを行い、最小の送信出力で最大の難聴解消効果が得られる場所を特定します。既存の通信鉄塔や公共施設の屋上を活用できる場合は、用地確保のコストと期間を大幅に削減できます。地権者との用地交渉や電力供給の確保も設置場所選定の重要な要素です。

QコミュニティFM放送局も申請できますか?
A

本事業は主に県域以上の民間ラジオ放送事業者を対象としていますが、コミュニティFM放送局が申請できるかどうかは交付要綱の定めによります。コミュニティFM局の場合、元々の放送エリアが限定的であるため「難聴解消」の定義に該当するかの判断が必要です。詳細は総務省の担当課にお問い合わせください。

Q補助率はどのくらいですか?
A

補助率は交付要綱に定められており、対象経費の一定割合(一般的には2分の1以内等)が補助されます。正確な補助率や補助上限額は年度や公募回によって異なる場合があるため、最新の交付要綱および公募要領で確認してください。予算の範囲内での交付となるため、申請額全額が認められない場合もあります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

民放ラジオ難聴解消支援事業は、ラジオ放送の受信環境改善に特化した補助金ですが、同じ総務省の放送関連補助制度と組み合わせることで、放送インフラ全体の強靭化を図ることができます。「地上基幹放送ネットワーク整備事業」は予備送信所や災害対策補完送信所の整備を支援しており、難聴対策と災害対策を一体的に進めることが可能です。ただし同一設備への重複補助は不可のため、対象設備を明確に区分する必要があります。「地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業」は停電対策や予備設備の整備を対象としており、新設する中継局に付帯する耐災害性設備の整備と組み合わせることも検討できます。地方自治体が独自に実施する防災情報伝達体制の強化事業(防災行政無線や戸別受信機の整備等)と連携することで、ラジオ難聴解消と地域防災力向上の相乗効果が期待できます。複数の補助制度を活用する際は、経費の切り分けを明確にし、交付要綱を遵守してください。

詳細説明

民放ラジオ難聴解消支援事業の概要

民放ラジオ難聴解消支援事業は、総務省情報流通行政局が所管するラジオの受信環境改善を目的とした補助制度です。国民生活に密着した情報や、災害時における生命・財産の確保に必要な情報を確実に届けるため、ラジオ難聴地域に中継局を新設する費用の一部を国が補助します。

ラジオ難聴が発生する原因

ラジオの難聴は主に以下の原因で発生します。

  • 地形的要因:山間部の谷間や、山の裏側など、電波が直接到達しない地域。AMラジオの中波は回折性がありますが、FMラジオの超短波は直進性が強いため地形の影響を受けやすい特性があります。
  • 都市部の電波障害:高層建築物による電波の遮へいや反射により、受信品質が劣化する地域。特にAM放送は都市部のノイズの影響を受けやすくなっています。
  • 距離的要因:送信所から遠距離にある地域で電界強度が不足し、安定した受信ができない場合。

令和2年度第2次公募の特徴

本公募は令和2年度における第2次の募集です。第1次公募で対応しきれなかった地域や、新たに難聴が確認された地域を対象として追加募集が行われます。年度途中の公募であるため、年度内に事業を完了させる必要があり、迅速な対応が求められます。

中継局整備の技術的アプローチ

本事業で整備される中継局は、「必要最小の空中線電力」で運用されることが要件です。これは、難聴地域をピンポイントでカバーしつつ、既存の放送局との電波干渉を最小限に抑えるための考え方です。小出力の中継局を効果的に配置することで、限られた予算で最大の難聴解消効果を実現します。

防災インフラとしてのラジオ

ラジオは乾電池やカーラジオで受信でき、停電時や通信網がダウンした状況でも情報を入手できる唯一のメディアです。東日本大震災や各地の豪雨災害において、ラジオが果たした情報伝達の役割は非常に大きく、ラジオ難聴地域の解消は防災力の向上に直結する取り組みとして位置づけられています。

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