募集終了
普通
準備期間の目安: 約60

令和5年度金融機関と連携したサステナビリティ経営促進事業

基本情報

補助金額
100万円
補助率: 補助対象と認められる経費の合計額の1/2 ※千円未満の端数は切り捨て
0円100万円
募集期間
2023-05-26 〜 2024-03-15
対象地域東京都
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

令和5年度金融機関と連携したサステナビリティ経営促進事業は、東京都が実施する都内中堅・中小企業のサステナビリティ経営への転換を支援する補助金です。連携金融機関からサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)やポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)を受ける際に必要となる外部費用の1/2(上限100万円、千円未満切捨)を補助します。サステナビリティ経営とは、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点を経営戦略に組み込み、持続可能な企業成長を目指す経営手法です。本補助金は金融機関との連携を前提としており、連携金融機関からの融資実行が申請条件となります。都内中堅・中小企業がサステナビリティ経営に取り組むきっかけを提供し、ESG要素を踏まえた資金調達を後押しする制度です。対象業種は学術研究・専門サービス業とされています。申請期間は2023年5月26日から2024年3月15日までで、現在は終了しています。

この補助金の特徴

1

サステナビリティ・リンク・ローンの実行費用を補助

サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)は、借り手のサステナビリティ目標(SPTs)の達成状況に応じて金利条件が変動する融資商品です。SLL実行にあたっては外部評価やフレームワーク策定などの費用が発生しますが、本補助金でその1/2(上限100万円)を補助します。中小企業にとって初めてのSLL導入のハードルを下げる効果があります。

2

ポジティブ・インパクト・ファイナンスにも対応

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)は、企業活動の環境・社会・経済への包括的なインパクトを評価し、そのインパクトを管理・モニタリングする融資手法です。PIFの実行に必要な外部評価費用も本補助金の対象となります。

3

金融機関との連携が前提の制度設計

本補助金は東京都が指定する連携金融機関からの融資実行が前提条件です。金融機関の専門知識を活用しながらサステナビリティ経営への移行を進めることができるため、単なる補助金交付にとどまらない伴走型の支援が受けられます。

4

都内中堅・中小企業に特化した支援

大企業ではなく、都内の中堅・中小企業を対象としている点が特徴です。サステナビリティ経営への取り組みが先行する大企業と比べ、リソースが限られる中堅・中小企業にとって、外部費用の補助は経営転換の重要な後押しとなります。

ポイント

連携金融機関からの融資が前提であるため、まず金融機関との関係構築が出発点になります。SLLやPIFは中小企業にとって馴染みが薄い融資形態ですが、金融機関がサステナビリティ目標の設定やモニタリングを支援してくれるため、初めてでも取り組みやすい仕組みです。補助率1/2・上限100万円と他の東京都ESG関連補助金に比べると控えめですが、融資と補助金のセットで資金面の支援が厚くなる点がメリットです。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 東京都内に事業所を有する中堅・中小企業であること
  • サステナビリティ経営への転換に取り組む意思があること
  • 連携金融機関からSLLまたはPIFの融資を受けること

融資要件

  • 東京都が指定する連携金融機関から融資を受けること
  • サステナビリティ・リンク・ローンまたはポジティブ・インパクト・ファイナンスの実行であること

業種要件

  • 学術研究・専門サービス業に該当すること

ポイント

最大のポイントは「連携金融機関からの融資実行」が前提条件である点です。自社のメインバンクが連携金融機関に含まれているかを最初に確認しましょう。含まれていない場合でも、連携金融機関リストから新たに取引先を開拓することは可能です。また、中堅・中小企業の定義(資本金・従業員数)が募集要項で定められているため、自社が該当するか事前に確認が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:連携金融機関への相談

東京都が指定する連携金融機関に相談し、SLLまたはPIFの利用について検討します。金融機関がサステナビリティ経営の現状評価や目標設定をサポートしてくれます。

2

ステップ2:サステナビリティ目標の設定

SLLの場合はサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を設定します。PIFの場合は企業活動のインパクト評価を実施します。いずれも連携金融機関と協議しながら進めます。

3

ステップ3:補助金申請書類の準備・提出

融資の実行計画とともに、補助金の申請書類を準備します。外部評価やフレームワーク策定に係る費用の見積書を取得し、申請期間内に提出します。

4

ステップ4:融資実行と外部費用の支出

交付決定後、連携金融機関からの融資実行と並行して、外部評価やモニタリングに関する費用を支出します。対象経費は千円未満切捨で算出します。

5

ステップ5:実績報告・補助金受領

融資実行後、実績報告書と経費証拠書類を提出します。審査を経て、対象経費の1/2(上限100万円)が補助金として交付されます。

ポイント

金融機関との連携がスムーズに進むかどうかが成功の鍵です。連携金融機関にはSLL・PIFの取り扱い実績がある先を選ぶことで、目標設定から融資実行までのプロセスが効率化されます。また、補助金申請と融資手続きは並行して進めることが多いため、スケジュール管理を綿密に行いましょう。

審査と成功のコツ

連携金融機関との早期相談
本補助金は金融機関連携が前提のため、できるだけ早い段階で連携金融機関に相談することが重要です。SLL・PIFの仕組みや必要な手続きについて理解を深め、融資実行までのスケジュールを把握しましょう。
実現可能なサステナビリティ目標の設定
SLLでは、達成可能かつ野心的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)の設定が求められます。CO2排出削減率、再生可能エネルギー使用比率、廃棄物削減量など、自社の事業内容に即した指標を選定し、具体的な数値目標を設定しましょう。
外部評価機関の適切な選定
SLLやPIFの外部評価を行う機関の選定は、費用と品質のバランスが重要です。評価実績が豊富な機関を選ぶことで、スムーズな評価プロセスが期待できます。複数の機関から見積もりを取得して比較検討しましょう。
モニタリング体制の整備
SLL・PIFでは融資実行後もサステナビリティ目標の達成状況やインパクトの測定・報告が必要です。社内でモニタリング担当者を決め、データ収集・報告の体制を事前に構築しておくことが成功のポイントです。

ポイント

SLL・PIFは融資後の継続的なモニタリングが必要なため、一過性の対応ではなく社内体制の構築が重要です。特に中小企業では専任担当者を置くことが難しい場合もありますが、金融機関のサポートを最大限活用しながら、無理のない体制で始めることをお勧めします。サステナビリティ経営への取り組み実績は取引先や投資家からの評価向上にもつながるため、中長期的な企業価値向上の観点でも有益です。

対象経費

対象となる経費

外部評価費用(3件)
  • SLL/PIF外部評価機関によるレビュー費用
  • サステナビリティ目標の妥当性評価費用
  • インパクト評価費用
フレームワーク策定費用(2件)
  • サステナビリティ・リンク・ローンフレームワーク策定支援費
  • SPTs設定支援コンサルティング費
モニタリング関連費用(2件)
  • 第三者検証費用
  • モニタリング報告書作成支援費用
その他専門家費用(2件)
  • ESG関連コンサルティング費用
  • サステナビリティ経営アドバイザリー費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 融資の金利・手数料
  • 社内人件費・役員報酬
  • 汎用的な設備・備品の購入費
  • 補助対象期間外に発生した経費
  • 他の補助金で助成を受けている同一経費
  • 飲食・接待に係る経費

よくある質問

Qサステナビリティ・リンク・ローンとは何ですか?
A

サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)は、借り手が設定したサステナビリティ目標(SPTs)の達成度に応じて融資条件(金利等)が変動する融資商品です。例えばCO2排出量20%削減などの目標を設定し、達成すれば金利が引き下げられます。通常の融資と異なり、環境・社会面での取り組みが融資条件に直結する点が特徴です。LMA(ローン・マーケット・アソシエーション)のガイドラインに準拠して設計されます。

Qポジティブ・インパクト・ファイナンスとは何ですか?
A

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)は、企業活動の環境・社会・経済への包括的なインパクトを分析・評価し、ポジティブなインパクトの拡大を目指す融資手法です。UNEP FI(国連環境計画金融イニシアティブ)の枠組みに基づき、企業の活動がSDGs等の社会的目標に与える影響を定量的に評価します。融資実行後もインパクトのモニタリングと開示が求められます。

Q連携金融機関はどこで確認できますか?
A

連携金融機関のリストは東京都産業労働局のウェブサイトまたは本事業の募集要項に掲載されています。都内の主要な銀行、信用金庫、信用組合などが連携金融機関として参加しています。自社のメインバンクが連携金融機関に含まれているか確認し、含まれていない場合はリスト内の金融機関に新たに相談することも可能です。

Q中堅・中小企業の定義は?
A

本事業における中堅・中小企業の定義は募集要項で定められています。一般的には中小企業基本法に基づく中小企業の定義(業種ごとに資本金・従業員数で区分)に加え、中堅企業(中小企業の範囲を超えるが大企業には該当しない規模の企業)も対象に含まれます。具体的な基準は東京都の募集要項で確認してください。

Qサステナビリティ目標(SPTs)はどのように設定しますか?
A

SPTsは自社の事業内容や経営課題に即した具体的な数値目標として設定します。CO2排出削減率、再生可能エネルギー導入比率、廃棄物リサイクル率、女性管理職比率など、測定可能で野心的な指標を選びます。連携金融機関が目標設定をサポートしてくれるため、ESG経営が初めての企業でも取り組みやすい体制が整っています。目標の妥当性は外部評価機関による検証を受けます。

Q補助金と融資は別々に受けるのですか?
A

はい、補助金と融資は別々の仕組みです。融資は連携金融機関からSLLまたはPIFとして実行され、返済義務があります。一方、補助金は融資実行に際して必要となる外部評価費用等を対象に東京都から交付されるもので、返済義務はありません。つまり、融資による事業資金の調達と、補助金による外部費用の軽減が組み合わさった支援スキームです。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は金融機関との連携によるサステナビリティ経営促進に特化していますが、他のESG関連支援制度と組み合わせることでより包括的な取り組みが可能です。東京都の「ESG債発行促進支援事業補助金」はソーシャルボンドやグリーンボンドの発行費用を補助する制度であり、将来的に社債発行を検討する企業には有用です。また、経済産業省の「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」は設備投資を通じた省エネを支援しており、SLLのサステナビリティ目標としてCO2削減を掲げる場合に補完的に活用できます。環境省の「脱炭素化事業支援」も同様に、カーボンニュートラルに向けた設備導入を支援しています。なお、同一経費に対する二重申請は認められないため、各補助金の対象経費を明確に区分した上で申請する必要があります。

詳細説明

金融機関と連携したサステナビリティ経営促進事業の概要

本事業は、東京都が令和5年度に実施した、都内中堅・中小企業のサステナビリティ経営への転換を促進するための補助金制度です。連携金融機関からサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)やポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)を活用した融資を受ける際に発生する外部費用を補助することで、中堅・中小企業のESG経営への移行を後押しします。

サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)とは

サステナビリティ・リンク・ローンは、借り手があらかじめ設定したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)の達成状況に応じて、金利などの融資条件が変動する融資商品です。例えば、CO2排出量の削減目標や再生可能エネルギーの導入比率など、具体的なサステナビリティ指標を設定し、その達成度に応じてインセンティブが付与されます。

  • 借り手のサステナビリティ戦略と整合した目標を設定
  • 目標達成時に金利優遇等のインセンティブあり
  • 外部機関による目標の妥当性評価と達成状況の検証が必要

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)とは

ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が環境・社会・経済に与えるポジティブなインパクトを包括的に評価し、そのインパクトの維持・拡大を目的とした融資手法です。UNEP FI(国連環境計画金融イニシアティブ)が策定したインパクト評価の枠組みに基づいています。

  • 企業活動の包括的なインパクト分析を実施
  • ポジティブなインパクトの拡大とネガティブなインパクトの低減を目指す
  • インパクトの継続的なモニタリングと開示が必要

補助内容

補助率は1/2、補助上限額は100万円です(千円未満切捨)。補助対象は、SLLまたはPIFの実行に際して必要となる外部評価費用、フレームワーク策定費用、第三者検証費用などです。

連携金融機関による伴走支援

本事業の特徴は、東京都が指定する連携金融機関との協力関係の下でサステナビリティ経営への転換を進める点です。金融機関がサステナビリティ目標の設定やモニタリング計画の策定を支援するため、ESG経営に初めて取り組む中堅・中小企業でも安心して導入できます。

連携金融機関は都内の銀行・信用金庫・信用組合などで構成されており、各金融機関がSLL・PIFの取り扱い体制を整備しています。

申請スケジュール

申請期間は2023年5月26日から2024年3月15日まででした。現在は募集を終了しています。東京都ではサステナビリティ経営の促進に関する支援施策を継続的に実施しているため、最新の情報は東京都産業労働局のウェブサイトでご確認ください。

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