募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約120

令和5年度ESG債発行促進支援事業補助金(ソーシャルボンド)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 補助対象と認められる経費の合計額の8/10 ※千円未満の端数は切り捨て
0円300万円
募集期間
2023-05-31 〜 2024-03-15
対象地域日本全国
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

令和5年度ESG債発行促進支援事業補助金(ソーシャルボンド)は、ソーシャルボンドの発行を促進するために東京都が実施した補助金制度です。ソーシャルボンド発行にあたって必要となる外部レビュー費用の8/10(上限300万円、千円未満切捨)を補助します。申請には、ESG評価・データ提供機関の行動規範への受入表明と、ソーシャルボンドの外部レビュー実績が求められます。ソーシャルボンドとは、社会的課題の解決に資するプロジェクトの資金調達を目的とした債券であり、少子高齢化対策、医療・福祉、教育、雇用創出などの分野への投資が対象となります。発行体は都内に事務所を有する事業者である必要がありますが、補助対象となる外部レビューの実施地域に制限はありません。ESG投資への関心が高まる中、ソーシャルボンド市場の拡大に寄与する施策として位置づけられています。申請期間は2023年5月31日から2024年3月15日までで、現在は終了しています。

この補助金の特徴

1

外部レビュー費用の8割を補助

ソーシャルボンド発行時に必須となる外部レビュー(セカンドパーティ・オピニオン等)の費用について、8/10(上限300万円)が補助されます。外部レビューは数百万円の費用がかかることもあり、特に初めてソーシャルボンドを発行する事業者にとって大きな負担となります。本補助金により、その費用障壁を大幅に軽減できます。

2

ESG評価機関の行動規範受入が要件

申請にはESG評価・データ提供機関の行動規範への受入表明が必要です。これは外部レビューの品質と信頼性を担保するための要件であり、国際的な基準に則った適正な評価プロセスを経たソーシャルボンド発行を促す仕組みとなっています。

3

ソーシャルボンド市場の拡大を後押し

東京都は国際金融都市構想の一環として、ESG関連金融商品の市場拡大を推進しています。本補助金はソーシャルボンドの発行コストを引き下げることで、より多くの事業者がソーシャルボンド市場に参入できる環境を整備することを目的としています。

4

上限300万円の手厚い補助

補助上限額が300万円と設定されており、外部レビュー費用の大部分をカバーできる水準です。ESG債の発行実績を積むことで、今後の資金調達手段の多様化にもつながるため、中長期的な投資として高い費用対効果が期待できます。

ポイント

外部レビュー費用は初回発行時に特に負担が大きく、この補助金は初めてソーシャルボンドを発行する事業者にとって極めて有効です。ESG評価機関の行動規範受入という要件は手続き上のハードルですが、既に外部レビュー実績がある機関を選定すれば対応は比較的スムーズです。ソーシャルボンドの発行実績は投資家からの信頼向上にもつながるため、単なるコスト補助以上の戦略的価値があります。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 都内に事務所を有する事業者であること
  • ソーシャルボンドの発行を予定していること
  • ESG評価・データ提供機関の行動規範への受入を表明していること

外部レビュー要件

  • ソーシャルボンドの外部レビュー実績を有する評価機関を利用すること
  • 外部レビューの種類はセカンドパーティ・オピニオン等、国際基準に準拠したものであること

業種要件

  • 学術研究・専門サービス業に該当すること

ポイント

「都内に事務所を有する」は本店所在地である必要は必ずしもありませんが、東京都内に実質的な事業拠点があることが求められます。ESG評価機関の行動規範受入は形式的な表明で足りますが、事前に評価機関との連携体制を構築しておくことが重要です。外部レビュー実績の有無は評価機関側の要件であり、発行体自身に過去の発行実績は不要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:ソーシャルボンド発行計画の策定

社会的課題の解決に資するプロジェクトを特定し、ソーシャルボンドの発行計画を策定します。ICMA(国際資本市場協会)のソーシャルボンド原則に準拠したフレームワークを整備します。

2

ステップ2:外部レビュー機関の選定

ESG評価・データ提供機関の行動規範への受入を表明している外部レビュー機関を選定します。ソーシャルボンドの外部レビュー実績がある機関から見積もりを取得し、費用を確認します。

3

ステップ3:補助金申請書類の作成・提出

必要書類(事業計画書、外部レビュー機関との契約書または見積書、行動規範受入表明書等)を準備し、申請期間内に提出します。補助対象経費は千円未満切捨で算出します。

4

ステップ4:外部レビューの実施

交付決定後、選定した評価機関による外部レビューを受けます。セカンドパーティ・オピニオンの取得やレビュー報告書の作成が行われます。

5

ステップ5:実績報告・補助金受領

外部レビュー完了後、実績報告書と経費証拠書類を提出します。審査を経て補助金が交付されます。

ポイント

外部レビュー機関の選定は早期に着手することをお勧めします。ESG評価機関は繁忙期にはスケジュールが詰まりやすく、レビュー完了までに数か月を要する場合があります。また、行動規範受入表明の手続きは評価機関側で対応するため、事前に対象機関が受入表明済みかどうかを確認しておくと手続きがスムーズです。

審査と成功のコツ

ソーシャルボンドフレームワークの品質
ICMAのソーシャルボンド原則に厳密に準拠したフレームワークを策定することが重要です。資金使途の社会的インパクト、プロジェクト評価・選定プロセス、資金管理体制、レポーティング体制の4項目を明確に文書化しましょう。
適切な外部レビュー機関の選定
ESG評価・データ提供機関の行動規範に受入表明済みで、かつソーシャルボンドの外部レビュー実績が豊富な機関を選定することが成功の鍵です。実績のある機関はレビュープロセスが確立されており、発行体への負担も軽減されます。
社会的インパクトの明確化
ソーシャルボンドの調達資金が投下されるプロジェクトの社会的インパクトを定量的に示すことが求められます。対象者数、雇用創出数、CO2削減量など、具体的な指標を設定し、測定方法を事前に定めておきましょう。
レポーティング体制の構築
発行後のレポーティング義務に対応できる社内体制を構築しておくことが重要です。資金の充当状況や社会的インパクトの測定結果を定期的に開示する仕組みを整備しましょう。

ポイント

ソーシャルボンドの外部レビューでは、フレームワークの整備状況とプロジェクトの社会的意義が厳しく審査されます。特に初回発行の場合は、外部レビュー機関と事前に十分な打ち合わせを行い、指摘事項への対応を済ませた上でレビューに臨むことが重要です。レビュー結果が良好であれば投資家の信頼も高まり、ソーシャルボンドの販売もスムーズに進みます。

対象経費

対象となる経費

セカンドパーティ・オピニオン取得費(3件)
  • 外部評価機関によるレビュー費用
  • オピニオン報告書作成費用
  • フレームワーク評価費用
外部認証・格付取得費(2件)
  • ESG格付取得費用
  • 認証機関による審査費用
レビュー関連コンサルティング費(3件)
  • フレームワーク策定支援費用
  • ソーシャルボンド原則適合性確認費用
  • 開示資料作成支援費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • ソーシャルボンドの引受手数料・発行手数料
  • 社内人件費・役員報酬
  • 外部レビュー以外のコンサルティング費用
  • 投資家向けIR活動に係る費用
  • 補助対象期間外に発生した経費
  • 他の補助金で助成を受けている同一経費

よくある質問

Qソーシャルボンドとグリーンボンドの違いは何ですか?
A

ソーシャルボンドは社会的課題の解決(医療・福祉・教育・雇用創出等)に資するプロジェクトへの資金調達を目的とした債券です。一方、グリーンボンドは環境課題の解決(再生可能エネルギー・省エネ・CO2削減等)に資するプロジェクトが対象です。いずれもICMA(国際資本市場協会)の原則に基づいて発行されますが、資金使途の対象分野が異なります。なお、両方の要素を含む場合はサステナビリティボンドとして発行することも可能です。

Q外部レビューとは具体的に何をするのですか?
A

外部レビューとは、ソーシャルボンドのフレームワーク(資金使途、プロジェクト選定プロセス、資金管理、レポーティング体制)がICMAのソーシャルボンド原則に適合しているかを、第三者の評価機関が審査・評価するプロセスです。代表的な形式にはセカンドパーティ・オピニオン(SPO)があり、評価機関が発行体のフレームワークを独立的に評価し、意見書を発行します。この評価結果は投資家の投資判断材料として活用されます。

QESG評価機関の行動規範受入表明はどのように行いますか?
A

ESG評価・データ提供機関の行動規範は、評価プロセスの品質・透明性・独立性を確保するための国際的なガイドラインです。受入表明は、外部レビューを依頼する評価機関がこの行動規範に賛同し、その原則に従って業務を行うことを公式に表明するものです。通常は評価機関のウェブサイト等で受入表明の有無が確認できます。発行体側は、受入表明済みの評価機関を選定して利用することで要件を満たします。

Q補助金の対象となる外部レビュー費用の範囲は?
A

補助対象はソーシャルボンド発行に際して必要な外部レビュー費用です。具体的には、セカンドパーティ・オピニオンの取得費用、ESG格付の取得費用、認証取得費用、フレームワーク評価に係る費用などが含まれます。ただし、ソーシャルボンドの引受手数料や発行手数料、社内人件費、投資家向けIR活動費用などは対象外です。補助率8/10、上限300万円で千円未満切捨となります。

Q過去にソーシャルボンドの発行実績がなくても申請できますか?
A

はい、発行体自身に過去のソーシャルボンド発行実績は求められていません。申請要件として求められる「外部レビュー実績」は、利用する外部レビュー機関側に対する要件です。つまり、初めてソーシャルボンドを発行する事業者であっても、実績のある外部レビュー機関を選定すれば申請可能です。むしろ本補助金は、初回発行時のコスト障壁を軽減する目的もあります。

Q都内に事務所がない場合は申請できませんか?
A

本補助金は「都内に事務所を有する事業者」を対象としています。本店所在地が都外であっても、都内に支店や営業所などの事務所を有していれば申請対象となり得ますが、都内に一切の事業拠点がない場合は申請要件を満たしません。詳細な要件については東京都の募集要項で確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はソーシャルボンドの外部レビュー費用に特化しているため、ESG関連の他の支援制度と組み合わせることで包括的な資金調達支援が可能です。東京都では同年度に「ESG債発行促進支援事業補助金(グリーンボンド)」や「ESG債発行促進支援事業補助金(サステナビリティボンド)」も実施しており、発行するESG債の種類に応じた補助金を選択できます。ただし同一のESG債発行に対して複数の補助金を重複して申請することはできません。また、環境省の「グリーンボンド等促進体制整備支援事業」ではグリーンボンドやサステナビリティボンドの発行支援を行っており、社会的課題と環境課題の両方に対応するプロジェクトの場合は、こちらの活用も検討に値します。いずれの制度も外部レビュー費用の補助が中心であるため、経費の重複に注意しながら最適な制度を選択してください。

詳細説明

ESG債発行促進支援事業補助金(ソーシャルボンド)の概要

本補助金は、東京都が令和5年度に実施したESG関連金融商品の発行促進施策の一つです。ソーシャルボンドの発行に際して必要となる外部レビュー費用を補助することで、社会的課題の解決に資する資金調達手段の普及を図ることを目的としています。

ソーシャルボンドとは

ソーシャルボンドは、ICMA(国際資本市場協会)が定めるソーシャルボンド原則に基づき、社会的課題の解決に貢献するプロジェクトの資金調達を目的として発行される債券です。以下のような分野が対象となります。

  • 基本的インフラ整備:上下水道、交通インフラ、エネルギーインフラ等
  • 社会サービス:医療・福祉、教育、住宅供給等
  • 雇用創出:中小企業支援、職業訓練、障がい者雇用等
  • 食料安全保障:食品アクセス改善、持続可能な食料供給システム等

補助内容

補助率は8/10、補助上限額は300万円です。千円未満は切り捨てとなります。補助対象となるのはソーシャルボンド発行にあたっての外部レビュー費用であり、具体的にはセカンドパーティ・オピニオンの取得費用やフレームワークの外部評価費用が含まれます。

申請要件

本補助金への申請には、以下の要件を満たす必要があります。

  • 都内に事務所を有する事業者であること
  • ESG評価・データ提供機関の行動規範への受入表明を行っていること
  • 利用する外部レビュー機関がソーシャルボンドの外部レビュー実績を有していること

ESG評価・データ提供機関の行動規範は、評価プロセスの透明性と品質を確保するための国際的な基準です。この受入表明が申請の前提条件となっているのは、外部レビューの信頼性を担保するためです。

外部レビューの重要性

ソーシャルボンドの外部レビューは、発行体のフレームワークがソーシャルボンド原則に適合しているかを第三者が評価するプロセスです。投資家にとっては投資判断の重要な材料となるため、信頼性の高い外部レビューを取得することがソーシャルボンドの成功的な発行に不可欠です。

外部レビューの形式には、セカンドパーティ・オピニオン、認証、ESG格付などがあり、発行体の規模や発行額に応じて最適な形式を選択します。

申請スケジュール

申請期間は2023年5月31日から2024年3月15日まででした。現在は募集を終了しています。東京都ではESG債発行促進に関する支援事業を継続的に実施する傾向があるため、最新の募集情報は東京都のウェブサイトで確認することをお勧めします。

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