【令和7年度補正】フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業(一次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
フェーズフリー×脱炭素の新しいコンセプト
平常時の省CO2効果と非常時の防災機能を両立させる「フェーズフリー」の考え方を補助事業に取り入れた先駆的な制度です。従来の省エネ補助金や防災補助金のいずれにも分類しきれない、両方の要素を兼ね備えた施設整備を支援します。
クーリングシェルター機能の付加を推進
近年深刻化する熱中症対策として、クーリングシェルター(暑さをしのぐ冷房施設)としての機能を備えた施設整備を特に重視しています。気候変動適応法に基づく制度的な位置づけがあり、自治体の熱中症対策計画との連動が可能です。
補助上限3,500万円・補助率1/3
省CO2性の高い空調設備、蓄電池、太陽光発電等の導入費用の1/3が補助されます。3,500万円の上限は中規模施設の設備改修に十分対応できる水準です。
災害時の独立型電源としての活用
蓄電池や太陽光発電設備を組み合わせることで、停電時にも独立して稼働できる施設を整備できます。BCP対策としての価値も高く、地域の防災力向上に直結します。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 民間企業・法人
- 地方公共団体
- 一般社団法人・一般財団法人
- NPO法人
対象施設・設備
- クーリングシェルターとしても活用可能な施設への省CO2設備導入
- 災害時の活動拠点としても機能する施設の整備
- 太陽光発電設備、蓄電池、高効率空調設備等
- エネルギーマネジメントシステム(EMS)
必須条件
- 平常時の省CO2効果が定量的に見込めること
- 非常時にも独立的に稼働できる設備構成であること
- 気候変動適応法等の関連法令を遵守すること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:施設コンセプトの策定
対象施設の用途(商業施設、公共施設、福祉施設等)を踏まえ、平常時の省CO2機能と非常時の防災機能を両立するコンセプトを策定します。クーリングシェルター指定の取得も視野に入れましょう。
ステップ2:設備仕様の検討
高効率空調、太陽光発電、蓄電池、EMS等の設備構成を検討します。省CO2効果の算定と非常時の独立稼働時間のシミュレーションを行い、設備仕様を確定させます。
ステップ3:申請書類の作成
補助事業計画書、CO2削減効果の算定資料、非常時対応計画、設備仕様書、見積書を準備します。フェーズフリーの観点から、平常時・非常時それぞれの機能と効果を明確に記載します。
ステップ4:jGrants電子申請
GビズIDプライムアカウントを用いてjGrantsから申請します。公募期間は2026年3月31日〜5月12日です。
ステップ5:審査・交付決定・事業実施
審査を経て交付決定後に設備の発注・施工を行います。交付決定前の着手は対象外のため、スケジュール管理に注意してください。
ポイント
審査と成功のコツ
フェーズフリーの両面価値を定量化
地域の防災計画・熱中症対策計画との連動
独立電源の設計品質
新たな「災害備蓄」としての位置づけ
ポイント
対象経費
対象となる経費
空調設備費(3件)
- 高効率エアコン
- GHP(ガスヒートポンプ)空調機
- 全熱交換換気システム
再エネ・蓄電設備費(3件)
- 太陽光発電設備
- 定置用蓄電池
- パワーコンディショナー
EMS関連費(3件)
- エネルギーマネジメントシステム
- 計測・監視機器
- デマンドコントローラー
工事費(3件)
- 設備設置工事
- 電気配線工事
- 断熱改修工事
設計費(3件)
- 設備設計費
- 省CO2効果算定費
- 非常時対応計画策定費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 土地の取得費・賃借料
- 建物本体の新築・建替え費用
- 汎用性の高い事務機器の購入費
- 消費税及び地方消費税
- 交付決定前に発注・契約した費用
- 日常的な施設運営・維持管理費
よくある質問
Qフェーズフリーとは何ですか?
フェーズフリーとは、平常時(日常のフェーズ)と非常時(災害のフェーズ)の区別なく、常に役立つモノやサービスの在り方を指す概念です。本補助金では、平常時は省CO2・省エネに寄与し、非常時(停電や災害)には地域の避難場所やクーリングシェルターとして機能する設備を導入する施設整備を「フェーズフリーの省CO2独立型施設」と位置づけています。
Qどのような施設が対象ですか?
クーリングシェルターや災害時の活動拠点として活用可能な施設が対象です。具体的には、商業施設、公共施設、福祉施設、事業所など幅広い施設が想定されます。重要なのは、高効率空調や蓄電池等の設備導入により、平常時の省CO2効果と非常時の独立稼働を両立できる計画であることです。
Q蓄電池や太陽光発電の導入は必須ですか?
非常時に独立的に稼働できる施設であることが要件のため、蓄電池と太陽光発電等の再エネ設備の導入は実質的に必須と考えられます。停電時にも空調等を稼働させるための独立電源が確保されていることが、「省CO2独立型施設」の核心的な要素です。
Qクーリングシェルターの指定を受ける必要がありますか?
クーリングシェルターの指定取得は申請時点では必須条件ではありませんが、指定を受ける計画があることは審査でプラスに評価される可能性が高いです。クーリングシェルターの指定は各自治体が行うため、所在地の自治体に事前相談されることをお勧めします。
Q既存建物の改修でも申請できますか?
既存建物への省CO2設備の導入・改修も対象です。高効率空調への更新、蓄電池・太陽光発電設備の新設、断熱改修等を組み合わせ、フェーズフリーの独立型施設として機能を強化する計画が想定されています。建物の新築そのものの費用は対象外ですが、既存建物の設備改修は補助対象となります。
Q他の省CO2補助金との違いは何ですか?
従来の省CO2補助金は平常時のCO2削減効果に焦点を当てていますが、本補助金は「フェーズフリー」の概念を導入し、非常時(災害時)の防災機能も重視している点が大きな違いです。クーリングシェルターや災害時活動拠点としての機能を持たせることが求められるため、防災とCO2対策を統合した施設整備を検討する事業者に最適な制度です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」の一メニューです。同じ環境省の他メニュー(民間建築物の省CO2改修支援事業、テナントビルの省CO2改修支援事業等)との重複申請は原則不可です。ただし、補助対象設備が完全に異なる場合は、経費の明確な区分を条件に検討の余地があります。内閣府の防災関連交付金との組み合わせは、防災設備部分と省CO2設備部分を明確に切り分けられる場合に可能性があります。自治体独自のクーリングシェルター整備補助金との併用は自治体の規定に依存しますが、国庫補助との重複を認めないケースが多いため事前確認が必要です。補助金総額が補助対象経費を超えることはできません。
詳細説明
フェーズフリーの省CO2独立型施設支援事業とは
本補助金は、環境省が令和7年度補正予算で創設した新しい支援制度です。「フェーズフリー」とは、平常時と非常時のフェーズ(局面)を分けずに、日常的に使用する設備や施設が災害時にもそのまま役立つという考え方です。本事業では、この概念を省CO2対策に適用し、平常時はCO2排出削減に寄与し、非常時には地域の防災拠点として機能する施設の整備を支援します。
事業の目的
近年、地球温暖化に伴う猛暑の常態化により、熱中症リスクが深刻化しています。同時に、自然災害の激甚化により防災力の強化も急務です。本事業は、クーリングシェルター(暑さをしのげる冷房施設)や災害時の活動拠点としても活用可能な設備等の導入を促進し、脱炭素化と地域の安全・安心を両立させることを目的としています。
補助内容
補助上限額は3,500万円、補助率は補助対象経費の1/3です。高効率空調設備、太陽光発電設備、蓄電池、エネルギーマネジメントシステム(EMS)等の導入費用が対象となります。これらの設備を組み合わせることで、平常時は省エネ・省CO2を実現しつつ、停電時にも独立的に稼働できる施設を整備します。
クーリングシェルターとの連携
気候変動適応法に基づき、各自治体は熱中症対策としてクーリングシェルターの指定を進めています。本補助金を活用して高効率空調と独立電源を整備した施設は、クーリングシェルターとして指定を受けることが期待されます。地域の熱中症予防インフラとしての役割を担いつつ、脱炭素にも貢献する一石二鳥の施設整備が可能です。
申請スケジュール
公募期間は2026年3月31日〜5月12日です。jGrants(電子申請システム)での提出が必要で、GビズIDプライムアカウントの事前取得が必須です。
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