山口県に「肝炎検査の費用を助成してくれる制度」があると聞いたんですが、これって具体的にどんな制度ですか?
ほんとにいい制度ですよ!肝炎ウイルス検査で陽性が出た方を早期治療につなげるために、山口県が肝炎検査にかかる費用の自己負担分を助成してくれる制度です。「初回精密検査」と「定期検査」の2種類があって、対象者や助成内容が違うんです。
えっ、2種類あるんですか!それはちゃんと整理しないといけませんね!
そうなんです。まず「初回精密検査」は、肝炎ウイルス検査で陽性と判定された方が最初の精密検査を受けるときの自己負担を全額助成してくれます。1回限りですが、費用がゼロになるので、「陽性って言われたけどお金が心配で検査に行けてない」という方には本当にありがたいですよ。
定期検査は、慢性肝炎・肝硬変・肝がんと診断された患者さんが対象です。年2回の検査費用を助成してくれます。ただし所得要件があって、住民税非課税世帯、または市町村民税の所得割課税年額が235,000円未満の世帯に属する方が対象になります。自己負担は慢性肝炎で上限2,000円、肝硬変・肝がんで上限3,000円です。
なるほど、定期検査には所得の条件があるんですね。初回精密検査とは対象が違うわけか。では次に、それぞれ誰が対象なのかを詳しく教えてもらえますか?
山口県肝炎検査費用助成制度の対象者比較図
まず初回精密検査から教えてください。どんな人が対象ですか?
初回精密検査の対象者は4つの条件を全て満たす必要があります。1つ目は山口県内に住所があること、2つ目は健康保険(医療保険)に加入していること、3つ目は1年以内に県・市町・職域検査・妊婦健診・手術前検査などで実施した肝炎ウイルス検査で陽性と判定されたこと、そして4つ目が山口県肝炎ウイルスフォローアップ事業に同意していること、です。
「1年以内」というのがポイントなんですね。どんな機会で検査を受けた場合でも対象になるんですか?
いろんな機会で受けた検査が対象になりますよ!県や市町の保健所が実施する肝炎ウイルス検査、職場の健診、妊婦健診、手術前の検査など、さまざまな機会が対象です。「去年の健診で引っかかったけどそのままにしてた」という方も、1年以内なら助成を受けられる可能性があります。
定期検査はもう少し条件が増えます。まず山口県内に住所があること、健康保険に加入していること、この2つは初回と同じです。それに加えて肝炎ウイルス感染による慢性肝炎・肝硬変・肝がんと診断されていることが必要で、さらに所得要件として「住民税非課税世帯」または「市町村民税の所得割課税年額が235,000円未満の世帯」に属すること、フォローアップ事業への同意、そして「肝炎治療特別促進事業の受給者証を持っていないこと」、という条件があります。
「肝炎治療特別促進事業の受給者証を持っていない」というのはどういう意味ですか?
肝炎治療特別促進事業というのは、B型・C型肝炎の治療費を助成する別の制度です。その受給者証を持っている方は、すでに医療費の助成を受けているので、定期検査費用の助成は重複して受けられないんです。別の給付金として
肝炎治療費助成制度(B型・C型肝炎治療費助成)という制度も山口県内にありますので、治療費の助成を探している方はそちらも確認してみてください。
- 山口県内に住所がある
- 健康保険(医療保険)に加入している
- 1年以内に肝炎ウイルス検査で陽性と判定された
- 山口県肝炎ウイルスフォローアップ事業に同意する
- 山口県内に住所がある
- 健康保険(医療保険)に加入している
- 慢性肝炎・肝硬変・肝がんと診断されている
- 住民税非課税世帯 または 市町村民税(所得割)課税年額235,000円未満
- 山口県肝炎ウイルスフォローアップ事業に同意する
- 肝炎治療特別促進事業の受給者証を持っていない
わかりました!じゃあ実際にいくらもらえるのか教えてください。
「自己負担分を助成」と言っても、実際どのくらいの金額になるんでしょうか?
初回精密検査は自己負担分を全額助成します。精密検査には血液検査や超音波検査などが含まれていて、医療機関や検査内容によって費用は変わりますが、3割負担で数千円から1万円程度になることが多いです。それがゼロになるわけです!
定期検査は少し複雑で、対象者の区分によって自己負担額が変わります。住民税非課税世帯の方は自己負担ゼロで全額助成されます。市町村民税の所得割課税年額が235,000円未満の世帯の方は、慢性肝炎の場合は上限2,000円、肝硬変・肝がんの場合は上限3,000円が自己負担で、それを超えた分は助成されます。
そうです。大事なのは「検査を受けてから申請する」という流れで、一度は医療機関で自己負担分を払ってから、後で申請して助成を受ける「償還払い」方式なので、最初の資金は必要です。
| 区分 | 対象 | 助成額 | 自己負担上限 |
|---|
| 初回精密検査 | 1年以内に陽性判定の方 | 自己負担分全額 | 0円 |
| 定期検査(住民税非課税世帯) | 慢性肝炎・肝硬変・肝がん患者 | 自己負担分全額 | 0円 |
| 定期検査(所得割235,000円未満) | 慢性肝炎患者 | 2,000円超の分 | 2,000円 |
| 定期検査(所得割235,000円未満) | 肝硬変・肝がん患者 | 3,000円超の分 | 3,000円 |
かなり充実した内容ですよ。山口県肝疾患診療連携拠点病院や県に登録した肝臓専門医の医療機関(肝炎ウイルス等精密検査医療機関)で実施した、初診料、血液検査(AST・ALT・アルブミン等)、腫瘍マーカー(AFP・PIVKAなど)、超音波検査などが対象です。定期検査では肝硬変・肝がんの場合、超音波検査の代わりにCT・MRIも対象になります。
しっかりした内容の検査が対象になっているんですね!では実際の申請方法に移りましょうか。
山口県肝炎検査費用助成申請フロー図
申請って難しいんですか?どうやって手続きすればいいですか?
基本的な流れは同じで、「医療機関で検査を受ける → 書類を集める → 健康福祉センターに申請する → 口座に振り込まれる」という流れです。一度費用を自分で払う「償還払い」方式なので、その点だけ覚えておいてください。
初回精密検査と定期検査で少し違います。初回精密検査では「申請書(様式1-1号)」「医療機関の領収書」「診療明細書」「肝炎ウイルス検査の結果通知書」が基本です。職域検査で陽性と判定された方は「職域検査受検証明書」も必要で、妊婦健診で陽性だった方は母子健康手帳のコピーが必要なこともあります。
定期検査は追加で「世帯全員の住民票の写し(発行から3か月以内)」と「課税等証明書または住民税非課税証明書(発行から3か月以内)」、そして「医師の診断書(様式3号)」が必要です。ただし2回目以降の申請や、前回と同じ内容の書類は省略できるケースもあるので、健康福祉センターに確認してみてください。
| 書類 | 初回精密検査 | 定期検査 |
|---|
| 申請書 | 様式1-1号 | 様式2号 |
| 医療機関の領収書 | 必須 | 必須 |
| 診療明細書 | 必須 | 必須 |
| 肝炎ウイルス検査の結果通知書 | 必須 | 不要 |
| フォローアップ事業同意書 | 初回のみ必要 | 初回のみ必要 |
| 住民票の写し(3か月以内) | 不要 | 必須 |
| 課税証明書または非課税証明書 | 不要 | 必須 |
| 医師の診断書(様式3号) | 不要 | 必須(省略可の場合あり) |
| 振込先口座情報 | 必須 | 必須 |
定期的な申請期限はなく、随時申請できます。ただし、検査を受けてから時間が経ちすぎると書類が揃わなくなることもあるので、検査後なるべく早めに手続きを進めるのがおすすめです。
お住まいの市町によって窓口が違います。下関市に住んでいる方は「下関市立下関保健所」、それ以外の山口県内の市町にお住まいの方は各地域の健康福祉センターが窓口です。
| お住まいの市町 | 申請窓口 | 電話番号 |
|---|
| 岩国市、和木町 | 岩国健康福祉センター(岩国環境保健所) | TEL 0827-29-1523 |
| 柳井市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町 | 柳井健康福祉センター(柳井環境保健所) | TEL 0820-22-3631 |
| 周南市、下松市、光市 | 周南健康福祉センター(周南環境保健所) | TEL 0834-33-6425 |
| 山口市 | 山口健康福祉センター(山口環境保健所) | TEL 083-934-2531 |
| 防府市 | 山口健康福祉センター(防府保健所) | TEL 0835-22-3740 |
| 宇部市、美祢市、山陽小野田市 | 宇部健康福祉センター(宇部環境保健所) | TEL 0836-31-3202 |
| 長門市 | 長門健康福祉センター(長門環境保健所) | TEL 0837-22-2811 |
| 萩市、阿武町 | 萩健康福祉センター(萩環境保健所) | TEL 0838-25-2667 |
| 下関市 | 下関市立下関保健所 | TEL 083-231-1530 |
申請の際は事前に健康福祉センターへ電話相談しておくと、必要書類の確認や不明点の解消ができてスムーズです。山口県全体の相談窓口は健康増進課(電話 083-933-2956)でも受け付けています。
都道府県ごとに問い合わせ先が変わるんですね。では、よくある質問も教えていただけますか?
定期検査の年2回の中に初回精密検査が含まれる形です。初回精密検査でまず1回、その後定期検査として追加で年1回、という活用もできます。ただし初回精密検査の対象者と定期検査の対象者の要件が違うので、両方の条件を満たしているかどうか確認してから申請してください。
山口県が実施する「肝炎ウイルスフォローアップ事業」は、肝炎ウイルス陽性者が適切な医療を継続して受けられるよう県がサポートするプログラムです。同意することで定期的に連絡が来たり、適切な医療機関への紹介などのサポートを受けられます。同意書は申請書と一緒に健康福祉センターで入手できます。
所得要件の「市町村民税の所得割課税年額235,000円未満」って、どうやって確認するんですか?
市区町村の役所・役場で発行してもらえる「課税証明書」や「住民税決定通知書」で確認できます。所得割の金額が記載されていますよ。非課税の場合は「住民税非課税証明書」を請求してください。いずれも発行から3か月以内のものが必要です。
それが少し注意が必要で、助成を受けられる医療機関は限定されています。山口県肝疾患診療連携拠点病院、山口県肝疾患専門医療機関、または県に登録した日本肝臓学会認定肝臓専門医が常勤する医療機関(肝炎ウイルス等精密検査医療機関)での受診が対象です。受診前に健康福祉センターや医療機関に「助成対象医療機関かどうか」を確認しておくと安心です。
初回精密検査は1回限りです。定期検査は年2回(初回精密検査を含む)で、これは毎年継続して申請できます。ただし対象要件(所得要件や診断状況など)は毎回確認が必要です。
行政機関(山口県・健康福祉センター)が肝炎検査費用助成のために電話でお金を要求したり、ATMの操作を求めることはありません。「助成金を受け取るためにATMへ行ってください」「手数料が必要です」という電話は詐欺です。不審な連絡を受けた場合は、すぐに山口県健康増進課(電話 083-933-2956)または最寄りの健康福祉センターに確認してください。
詐欺には気をつけないといけないですね!では、制度全体のまとめを教えてください。
改めて制度全体の概要を確認したいんですが、まとめてもらえますか?
はい、まとめると山口県が実施する肝炎ウイルス陽性者の早期治療促進のための助成制度で、「初回精密検査」は自己負担ゼロ・1回限り、「定期検査」は低所得世帯向けに年2回の検査費用を助成する、という内容です。申請は随時可能で、住所地の健康福祉センターへの償還払いで手続きします。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 山口県肝炎検査費用助成制度(初回精密検査・定期検査) |
| 対象者 | 山口県内在住の肝炎ウイルス陽性者・慢性肝炎・肝硬変・肝がん患者(健康保険加入者) |
| 助成額 | 初回精密検査は自己負担全額 / 定期検査は自己負担超過分(慢性肝炎2,000円・肝硬変肝がん3,000円上限) |
| 申請期限 | 随時 |
| 申請先 | 住所地の健康福祉センター(下関市は下関市立下関保健所) |
| 支払方法 | 償還払い(口座振込) |
| 問い合わせ | 山口県健康福祉部健康増進課感染症班 TEL 083-933-2956 |
| 公式ページ | 山口県公式ページ |
ありがとうございます!肝炎ウイルスで陽性と判定されても、こういう助成があれば安心して精密検査を受けられますね。
山口県内にはほかにも医療費を助けてくれる制度があるんですね。
山口県に住んでいて肝炎で悩んでいる方は、ぜひ活用してほしいですね。山口県内の給付金・補助金を調べたい方は
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