目的別補助金比較図
最近、山口県でフリーランスしてる友人から「補助金って個人事業主でも使えるの?」って聞かれたんですよ。正直、自分もよくわかってなくて。
使えます!ただ、法人と個人事業主で使える補助金の種類がちょっと違うので、そこをまず整理しましょうか。
ありがたいです。山口県って、補助金的にはどういう地域なんですか?
山口県は石油化学・自動車部品・水産業が産業の柱になっている地域ですね。宇部・周南のコンビナート、下関の水産加工、萩や山口市のものづくり産業、それぞれに向いた補助金があります。個人事業主にとっては国の制度をまず押さえて、県や市町の上乗せを活用するのが基本戦略になります。
どの補助金が自分に向いているか、まず全体像を知りたいんですよね。目的ごとに整理してもらえますか?
それが一番わかりやすいですね。まず「何を解決したいか」で絞ると迷わないです。
これ、すごくわかりやすいですね!15件もあるんですね(笑)
しかも各補助金のリンクから申請要件まで確認できます。同じ個人事業主でも、製造業と飲食業と農業ではまったく向いている補助金が違います。まずどの目的タグに合うかを確認して、そこから絞っていくと迷いにくいです。次は個別の補助金を詳しく見ていきましょうか。
じゃあ、まず個人事業主が特に使いやすい補助金から教えてもらえますか?
まず押さえてほしいのが小規模事業者持続化補助金です。個人事業主が一番使いやすい国の制度で、販路開拓や販促活動への費用を補助してくれます。
ホームページ制作費、チラシ・パンフレット印刷費、展示会の出展料、ECサイト構築費、直売所の改装費、SNS広告費などですね。飲食や水産加工、農業系の個人事業主にはECと組み合わせた活用が多いです。
一般型で補助上限は100万円、補助率は2/3です。さらに賃上げをセットにすると上限が150万円に上がります。創業型もあって、開業間もない方には使いやすいですよ。山口県内の商工会議所か商工会が申請窓口なので、早めに相談を。
山口県の商工会議所って、どこに行けばいいんですか?
下関商工会議所、宇部商工会議所、山口商工会議所、周南商工会議所などが主なところです。事業所がある市町の商工会議所か商工会に持ち込む形になります。締切の1ヶ月前に相談に行くのが標準的なスケジュールです。
ものづくり補助金はどうですか?個人事業主でも使えますか?
使えます!設備投資や生産工程の改善をしたい個人事業主には特に向いてます。
補助上限750万円、補助率1/2〜2/3なので、個人事業主が使える補助金としてはかなり大きい額です。第23次公募の締切は2026年5月8日です。
ものづくり補助金の詳細はこちらからご確認ください。
750万円はすごいですね!どんな費用が使えますか?
機械装置費、システム構築費、技術導入費が主な対象です。水産加工の自動化ラインとか、石油化学の下請けで使う精密機器とか、山口県の産業構造に合った活用ができます。ただ審査があって採択率はざっくり40〜50%くらいなので、経営計画の説得力が大事ですね。
「この設備で何がどう変わるか」を数字で示せるかどうかですね。売上○%増、生産時間○時間短縮、といった具体的な指標が書ければ採点が上がります。山口県内では認定支援機関(税理士・中小企業診断士)に相談しながら書く方が採択率が高い傾向があります。
IT導入補助金はどうですか?個人事業主でも申請できますか?
できます。
補助率は最大1/2で上限150万円ですが、インボイス対応の会計ソフト導入だと補助率が高くなるケースもあります。1次締切は2026年5月12日ですね。
DX推進の補助金一覧にも関連制度が載っています。
インボイス対応類型・電子取引類型だとクラウド型ソフトのサブスク費用が対象になります。フリーランスで会計を手作業でやってる方には、コスト削減と補助金を同時に取れる珍しい制度です(笑)
業務を自動化・省力化するための設備投資を支援する制度です。補助上限は最大300万円(補助率1/2以内)です。カタログ注文型は随時受付中です。一般型の第6回公募は2026年5月15日締切。製造業・物流・飲食など人手不足に悩む業種向けですね。
最大300万円でも個人事業主にとってはかなりの金額ですね。
そうですね、下限も一定額あるので中規模以上の投資向きです。ただ小規模事業者は補助率が上がるので、100〜300万円くらいの設備投資なら積極的に狙う価値はあります。
雇用・採用で使える補助金はありますか?従業員を雇いたいと思っているんですよね。
雇用関連の補助金一覧にまとめてありますが、代表格はキャリアアップ助成金です。非正規から正社員化するだけで最大57万円が支給されます。従業員の最低賃金引き上げとセットなら
業務改善助成金(最大600万円)も使えます。人材育成では人材開発支援助成金もあって、研修費用の一部を補助してくれます。
展示会や商談会への出展費用って補助金で賄えますか?
賄えます!小規模事業者持続化補助金の対象費用の中に展示会出展料が含まれているので、それで活用できます。また
展示会出展の補助金一覧を見ると、より特化した制度も確認できますよ。
いくつかユニークなのがありますよ。まずはやまぐち産業イノベーション促進補助金(未来技術関連分野)です。2026年4月8日から5月22日まで公募中で、AI・IoT・ロボット等の未来技術を活用した新規事業や製品開発に使えます。
中小企業DX推進補助金も山口県が産業振興財団(YIPF)を通じて実施しています。DXツール導入型は2026年12月25日まで随時募集中なので、焦らず申請できるのが助かります。
DX推進の補助金一覧に関連制度をまとめています。
令和8年度の中小企業賃上げ環境整備支援事業補助金ってのもありましたよね?
そうですね。申請期間が2026年4月1日から4月30日までと短めでした。賃上げを実施する中小企業を支援する内容で、個人事業主で従業員を雇っている場合には活用できるものです。詳しくは
賃上げ関連の補助金一覧をご確認ください。
サイバーセキュリティ対策促進補助金もありましたね。
YIPFが2026年12月25日まで随時募集しているやつですね。個人事業主がECサイトやクラウドサービスを使っている場合にセキュリティ強化の費用を補助してくれます。予算上限に達した時点で終了するので、早めに動くのが吉です。
宇部市の若者起業家チャレンジ補助金も気になったんですけど。
宇部市在住か宇部市に事業所を設ける若者が対象で、補助上限150万円です。2026年の第1回受付が4月13日から5月29日まで、その後も毎月公募があります。起業準備中の方に特に向いてますね。
創業・新事業の補助金一覧にも関連制度がありますよ。
創業したばかりの個人事業主向けにはどんな制度がありますか?
山口県の創業支援事業もありますし、国の
創業助成事業(令和8年度第1回)もあります。補助上限400万円で補助率2/3なので、開業初年度の投資回収がかなり楽になります。創業の初期投資を抑えるために、どちらを先に申請するか戦略的に組み合わせるのがポイントです。
環境対策とかエコ関連の補助金はありますか?SDGs対応を求められている業界で仕事していて。
ありますよ!やまぐち中小企業脱炭素化促進支援事業補助金がYIPFから出ています。太陽光・省エネ設備の導入費用を補助してくれます。
エコ・SDGs関連の補助金一覧に山口県の関連制度をまとめていますよ。
事業承継・M&A補助金って個人事業主に関係ありますか?
個人事業主が別の事業を買い取る(買い手M&A)場合や、自分の事業を売却したい(売り手M&A)場合にも使えます。
事業承継・M&A補助金 専門家活用枠は上限800万円で補助率2/3です。山口県でも高齢化による廃業検討中の個人事業主と、買い取りを検討している若い事業主のマッチングが増えていますよ。
そうです。上限300万円で廃業後の再チャレンジにも使えます。一度うまくいかなくても再起を後押しする制度があるのは心強いですよね。
ちょっと待ってください。副業で個人事業主になったばかりの人でも補助金って使えるんですか?
副業でも使えるケースはあります。ただし「事業として継続的に行っているか」が要件になることが多いです。開業届を提出して事業所得として申告していれば、副業でも申請対象になります。「給与所得者の副業」が雑所得扱いになっている場合は対象外になる補助金もあります。開業届を出して事業所得として確定申告するのが前提条件と思っておくと安全です。
そうなんです。フリーランスで活動していても開業届を出していない方は意外と多いです。補助金を使いたいなら、まず税務署に開業届を出すところから始めましょう。費用はゼロ、手続きも15分でできます(笑)
「創業型」の補助金がそれです。小規模事業者持続化補助金の創業型や、宇部市若者起業家チャレンジ補助金は開業直後・開業前でも申請できる設計になっています。通常の補助金は「直近の確定申告書」が必要なので、開業1年未満だと申請できないことも多いです。
創業・新事業の補助金一覧で創業専用の補助金を確認するのが得策ですね。
申請できますよ!補助金の申請要件は「白色か青色か」ではなく「確定申告を行っているか」が大半です。ただし、青色申告の方が加算ポイントがもらえる補助金(ものづくり補助金等)もあるので、申請を考えているなら青色申告に切り替えるのも手です。手続きは税務署への届出だけですよ。
そうですね。青色申告特別控除でそもそも税制メリットもあるので、長期的には青色に移行する方が得です(笑)補助金の加点は副次的なメリットですが、ものづくり補助金の採択率を1〜2%でも上げたいなら無駄ではないですよ。
GビズIDって、法人じゃないと取れないイメージがあるんですけど?
個人事業主でも取得できます!GビズIDには「法人代表者・個人事業主」向けのgBizIDプライムがあります。取得に必要なのは「印鑑証明書」または「マイナンバーカード」だけで、申請から発行まで最長30日ほどかかります。
そうなんですよ。だから「来月の締切に間に合わせたい」と思って気づいたら手遅れ、というのがよくあるパターンです。GビズIDは補助金を使う気になったら即取得が鉄則です。
補助金の二重申請ってできるんですか?複数の補助金を同時に申請したいんですけど。
基本的に「同一事業・同一費用」への二重補助はできませんが、別々の費用・別々の事業への申請は問題ありません。例えば、ものづくり補助金で製造設備を買って、同時にIT導入補助金で会計ソフトを導入することは全く問題ないです。組み合わせ戦略を立てるのが補助金活用の上級テクニックです。
なるほど!よろず支援拠点に相談すると、組み合わせ提案もしてもらえるんですか?
してもらえます。山口県よろず支援拠点はまさにそこが強みで、「今使える補助金を全部教えて、組み合わせを考えて」という相談に無料で乗ってくれます。補助金コーディネーターが最適な組み合わせを提案してくれるので、独力で悩むよりはるかに効率的です。
申請フロー図
補助金の申請って、個人事業主だと特に気をつけることはありますか?
大きく3つあります。まずGビズIDの取得です。ほとんどの国の補助金はGビズIDがないと申請できません。取得に最長30日かかるので、申請を思い立ったらまず取りに行く。これが大原則です。
30日は長い!気づいたら締切に間に合わないやつですね(笑)
そうなんですよ(笑)次に確定申告書の準備です。直近期の確定申告書(第一表・第二表)が提出書類に必須です。開業したばかりで申告書がない場合は、持続化補助金の創業型を選ぶとハードルが下がります。
後払いであることの理解です。補助金は基本的に「先に支払って、後で補助を受ける」仕組みです。交付決定前に発注・購入してしまうと対象外になります。「採択されたら発注する」が鉄則。資金繰りに余裕がないと大変なので、そこだけは要注意です。
補助金は「交付決定通知書」が届いてから発注・購入するルールです。採択通知が来ても交付決定前に動いてしまうと、補助対象外になります。焦らず通知書を待ちましょう。
申請書類を作成・電子申請(e-Grants または jGrants)
- 山口県よろず支援拠点(無料): 国・県・市町の最新補助金情報の案内、申請書類の添削まで対応。公式サイト
- やまぐち産業振興財団(YIPF): 県内中小・小規模企業の設備貸与や経営支援。公式サイト
- 各市町の商工会議所・商工会: 持続化補助金の申請窓口。締切1ヶ月前に相談を
よろず支援拠点って使いやすそうですね。完全無料なんですか?
完全無料です。国が全都道府県に設置しているので、補助金の相談に行くと一番適した制度を絞り込んでくれます。山口県の場合は山口市に拠点があります。
他の都道府県の個人事業主と比べて、山口県って補助金の数はどうなんですか?
大都市圏(東京・大阪・愛知)には独自補助金の数で劣りますが、山口県は産業振興財団が手厚いのが特徴です。YIPFが県内中小企業向けにDX補助金・セキュリティ補助金・脱炭素補助金を複数走らせているので、組み合わせ戦略が立てやすい県だと思います。
他の都道府県の友人や、山口県に移住する可能性がある方のために、他県のページも見たいという場合はどこを見ればいいですか?
あります。山口県で水産業・農業・製造業・サービス業の個人事業主なら、業種ごとのページも並行して見ると使える補助金の網羅性が上がりますよ。
山口県の補助金・助成金一覧から全体を確認できます。
まとめると、まずGビズIDを取って、よろず支援拠点に相談して、冒頭の目的別テーブルで自分の課題に近い補助金を絞り込む。そんな流れですね!
そうです!「どの補助金が自分に合う?」が最大の壁なので、よろず支援拠点を使い倒してほしいです。山口県は無料相談の窓口が充実しているので、独力で悩まずプロに聞いた方が早いです。