IT導入補助金2025年度の振り返り|採択結果と変更点
目次
補助金エージェント編集部 | 最終更新: 2026年3月29日

※ IT導入補助金2025年度の公募は2026年1月7日に終了しました。2026年度の情報は2026年度最新情報をご覧ください。
IT導入補助金2025年度を振り返る前に
「去年の補助金、採択結果はどうだったんだろう」「2026年度の制度と何が変わったのか知りたい」——そう思っているあなたへ。この記事では2025年度のIT導入補助金がどんな制度だったか、何が変わったかを丁寧に整理します。
IT導入補助金(正式名称:サービス等生産性向上IT導入支援事業)2025年度は、中小企業・小規模事業者が生産性向上のためにITツールを導入する際のコストを国が補助する制度でした。事務局はTOPPAN株式会社が運営しました。
2025年度の公募期間:2025年3月31日〜2026年1月7日(全8回の締切)
公式サイトより、2026年1月7日をもってIT導入補助金2025における公募は終了したことが確認されています。
編集部より: 2025年度は採択回数が多く、年間を通じて複数回の申請機会がありました。一度不採択でも再チャレンジできる設計でしたが、GビズIDの取得に2〜4週間かかるため、締切直前に動いた事業者がそこで詰まるケースが多く見られました。
2025年度の申請枠一覧

2025年度には4つの申請枠が設けられていました。自社の状況に合った枠がどれだったか確認してみてください。
通常枠(A類型・B類型)
バックオフィス業務のデジタル化・生産性向上を目的としたITツールの導入を支援します。
| 類型 | 補助額 | 補助率 | プロセス数 |
|---|---|---|---|
| A類型 | 5万円〜150万円未満 | 1/2以内 | 1プロセス以上 |
| B類型 | 150万円〜450万円以下 | 1/2以内 | 4プロセス以上 |
例えば、会計ソフト1本を導入した場合はA類型(1プロセス)、ERPや在庫・勤怠・会計を一括導入する場合はB類型(4プロセス以上)が対象になります。
- 小規模事業者(常時使用する従業員数が20人以下等)は補助率が優遇される場合あり
- 対象:ソフトウェア、クラウドサービスの利用料(最大2年分)など
インボイス枠
インボイス制度への対応を支援する枠です。
インボイス対応類型
- 対象ツール:インボイス制度対応の会計・受発注・決済ソフト
- 補助率:3/4〜4/5(事業者規模による)
- 補助額:〜350万円
電子取引類型
- 対象ツール:受発注ソフト(EDI等)
- 補助率:2/3〜3/4
- 補助額:〜350万円
セキュリティ対策推進枠
「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されたサービスの導入を支援します。
- 補助額:5万円〜150万円
- 補助率:1/2以内
複数社連携IT導入枠
複数の中小企業が連携してITツールを導入する場合に利用できる枠。
- 補助額:最大3,000万円
- 連携する事業者間で共通のITツールを導入する場合が対象
各枠の補助率・補助額の詳細は次のセクションで確認できます。スケジュールについても整理しているので、続けて読んでください。
2025年度の申請スケジュール
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 交付申請受付開始 | 2025年3月31日 |
| IT導入支援事業者・ITツール登録申請開始 | 2025年3月31日 |
| 公募終了(最終回) | 2026年1月7日 |
| 交付申請最終締切 | 2025年10月30日(第6次公募) |
| 実績報告期限 | 2026年(年度内) |
2025年度は全6〜8回の公募締切が設定されました。
詳しいスケジュールと申請の流れについては申請スケジュール・締切日をご覧ください。
申請の流れ

IT導入補助金は、IT導入支援事業者(ベンダー)と共同で申請する仕組みです。申請者単独での申請はできません。
STEP1: GビズIDプライムの取得(2〜4週間)
↓
STEP2: SECURITY ACTIONの宣言(無料・即日)
↓
STEP3: IT導入支援事業者(ベンダー)の選定・相談
↓
STEP4: 導入するITツールの決定・見積取得
↓
STEP5: 交付申請書の作成・提出(ベンダーと共同)
↓
STEP6: 採択発表(申請から約4〜6週間後)
↓
STEP7: 交付申請・交付決定通知の受領
↓
STEP8: 発注・契約・支払い(★交付決定後に実施)
↓
STEP9: 事業完了・実績報告
↓
STEP10: 補助金振込
最重要ポイント:交付決定前に発注・支払いをしない。これが最も多い失格理由です。
編集部より: 「採択されたから発注して大丈夫」と思いがちですが、「採択」と「交付決定」は別物です。交付決定通知が届いて初めて発注できます。この順番を間違えると、どれだけ良い申請内容でも補助金はゼロになります。
申請に必要な事前手続き

1. GビズIDプライムの取得
多くの補助金申請の基盤となるID。取得には2〜4週間かかるため、早めに申請しましょう。
- 法人:登録印鑑による印鑑証明書が必要
- 個人事業主:マイナンバーカードまたは印鑑証明書
2. SECURITY ACTIONの宣言
IPAが推奨する情報セキュリティ対策の取組宣言。「一つ星」以上が申請要件です。
3. みらデジ経営チェック
中小機構が提供する経営状況の自己診断。一部の枠で必要です。
申請対象者
以下の要件を満たす中小企業・小規模事業者が対象です。
- 中小企業基本法に定める中小企業者(製造業・建設業・運輸業等:資本金3億円以下または従業員数300人以下等、業種により異なる)
- 個人事業主も対象
- 日本国内に本社・主たる事業所を持つこと
- GビズIDプライムを保有していること
- SECURITY ACTIONで一つ星以上を宣言していること
採択件数・交付決定件数(2025年度実績)
公式サイトでは、2025年2月17日時点での交付申請件数および交付決定件数が更新されています。最終的な採択件数の詳細はIT導入補助金の採択率・採択結果をご覧ください。
2025年度の重要なお知らせ
公式サイトで確認できた2025年度の主な公式情報:
- 2026年1月7日:IT導入補助金2025における公募終了
- 2025年10月15日:令和7年度最低賃金改定に伴う制度変更あり
- 2025年9月30日:IT導入支援事業者ならびにITツール登録の最終締め切り
- 2025年3月31日:交付申請受付開始・IT導入支援事業者登録申請開始
2026年度(デジタル化・AI導入補助金)との違い

2025年度と2026年度では何が変わったのか——制度を使い続ける事業者にとって最も気になる点です。
2026年度からIT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更されました。制度の基本的な枠組みは継続しつつ、AI機能付きツールへの対応や枠名の変更(複数社連携→複数者連携デジタル化・AI導入枠)などが行われています。
編集部より: 名称が変わっても申請手続きの基本的な流れは変わりません。GビズIDの取得、SECURITY ACTIONの宣言、IT導入支援事業者との共同申請——この3点は2026年度も必須です。すでにGビズIDを持っている事業者は、そのまま2026年度の申請に使えます。
詳しくは2026年度最新情報をご覧ください。
よくある質問
Q. IT導入補助金2025年度はまだ申請できますか? A. 2026年1月7日をもって公募は終了しました。現在申請はできません。2026年度(デジタル化・AI導入補助金)の公募開始をお待ちください。
Q. 採択結果はどこで確認できますか? A. 交付決定事業者一覧が公式サイトに掲載されています。詳しくは採択率・採択結果の確認方法をご覧ください。
Q. 2025年度に採択されましたが、次はいつまでに実績報告が必要ですか? A. 公式サイトの2025年12月26日付お知らせで「実績報告期限及び不備訂正期限」が案内されています。交付決定通知書または公式サイトで期限を必ず確認してください。
Q. IT導入補助金でパソコンは購入できますか? A. 詳しくはIT導入補助金でパソコンは買えるかをご覧ください。
まず2026年度の公募情報を確認しましょう
2025年度の公募はすでに終了しています。もし次の申請を検討しているなら、まず2026年度最新情報で公募スケジュールを確認してください。GビズIDをまだ取得していない場合は、今すぐ申請を始めるのが賢明です。取得まで最大4週間かかるため、締切間近になってからでは間に合いません。