宮城県で製造業を営んでいるんですが、活用できる補助金について教えてください。最近は脱炭素や資源循環の流れが加速していますよね。
そうですね。今回は特に宮城県の製造業の皆様に注目していただきたい、国の大型補助金を中心にご紹介します。リストアップしてみました。
まず、造船関連の補助金があると聞きました。宮城県には仙台港や石巻港があり、造船関連企業も存在します。具体的にどんな制度ですか?
はい。国土交通省が推進する
令和7年度ゼロエミッション船等の建造促進事業があります。これは水素・アンモニア・LNGなどを燃料とする次世代船舶の生産設備整備を支援するものです。補助率は大企業が1/3以内、中小企業等が1/2以内、補助上限は3,000,000万円と大規模です。令和7年度の一次公募は2025年7月22日締切でしたが、毎年度実施される可能性が高いので、最新情報をチェックしましょう。
3,000万円というのはかなり大きな金額ですね。他にも同じような補助金はありますか?
当社はプラスチック製品を扱っています。環境規制が強まっていますが、何か使える補助金はありますか?
環境省が実施する
プラスチック等資源循環システム構築実証事業が最適です。これは化石由来プラスチックをバイオプラスチック等に転換する「代替素材事業」と、リサイクルプロセスを構築する「リサイクル事業」の2本立て。補助率1/2以内または1/3以内、補助上限は147,497万円と14.7億円を超えます。一次公募は2025年5月26日締切、二次公募は7月22日、三次公募は9月29日でした。
14億円とは驚きです。中小企業でも応募できるんでしょうか?
はい。補助率が1/2以内と中小企業に有利な設定です。ただし、公募要領をよく確認してください。また、
省CO2型プラスチック高度リサイクル設備導入事業もあり、こちらは設備導入に特化。補助上限300,000万円、中小企業1/2、大企業1/3です。2026年5月8日締切の第一次公募が行われています。
金属加工の会社ですが、リサイクル設備の導入を検討しています。
ぴったりの制度があります。
金属破砕・選別設備導入事業は、都市鉱山から有用金属を高効率回収する設備を支援。補助上限300,000万円、補助率中小企業1/2、大企業1/3。また、
リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業も同様の規模で、使用済み電池からレアメタルを回収する設備が対象。こちらも2026年5月8日締切の第一次公募中です。
バリューチェーン全体での脱炭素化を促す補助金もあると聞きました。
当社は伝統的工芸品も手掛けています。宮城県にはこけしや玉虫塗などがありますが、補助金はありますか?
あります。
伝統的工芸品産業支援補助金が該当します。上限2,000万円、補助率は公募要領による。後継者育成や需要開拓、展示会出展など幅広く使えます。令和6年度の公募は2024年1月26日締切でしたが、毎年度実施される傾向があります。
皮革産業振興対策事業費補助金があります。地方公共団体向けと団体・グループ向けがあり、補助上限3,500万円。団体向けは補助率2/3と手厚い。令和6年度は2024年2月16日締切でした。
宮城県は製造業の生産性向上に向けた設備導入補助金を実施しています。詳細は宮城県産業人材対策課(
公式サイト)や(公財)みやぎ産業振興機構(
公式サイト)にご確認ください。これらの窓口では、国の補助金との併用可否や申請サポートも行っています。
東日本大震災の復興特別区域制度など一部継続していますが、最新情報は県の窓口で直接ご確認いただくのが確実です。
今日ご紹介した制度は、いずれも宮城県の製造業の皆様に活用いただけるものです。ぜひ、自社の事業計画に合わせて検討してみてください。
ありがとうございました。まずは窓口に相談してみます。