岩手県のまちづくり・地域振興補助金って、どんな制度があるの?

岩手県まちづくり補助金の種類
岩手県まちづくり補助金の種類
佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、岩手県でまちづくりや地域振興に使える補助金を調べてるんですけど、種類が多くてどこから手をつければいいか全然わからないんですよ。
室谷

室谷

代表取締役

わかります、わかります(笑)。まちづくり系の補助金って、国の制度と県の制度と市町村の制度が混在してるので、整理するのが大変なんですよね。
佐藤

佐藤

編集長

そうなんですよ。「まちづくり補助金」って検索しても、NPO向けのものから事業者向けのものまでバラバラで。
室谷

室谷

代表取締役

まず大きく4つに分けると見通しが立ちますよ。「地域コミュニティ・住民活動支援」「震災復興・被災者支援」「スマートシティ・デジタル化支援」「若手人材育成・関係人口創出」の4カテゴリです。
佐藤

佐藤

編集長

岩手県独自の切り口が「震災復興」ですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。これ、他県とは全然違う岩手の特色で。東日本大震災からの復興支援という文脈で、コミュニティ再生やつながり支援の補助金がまだ現役で動いてる。それが岩手県のまちづくり補助金の大きな柱の一つです。
佐藤

佐藤

編集長

岩手町の「わたしたちが創るまちづくり補助金」みたいな市町村の補助金もありますよね。
室谷

室谷

代表取締役

はい。岩手町は令和8年4月23日締切で公募してますよ。ハード事業は最大90万円、ソフト事業は最大100万円を補助する結構手厚い制度です。一戸町も「わたしたちの元気なまちづくり事業補助金」を続けてますし、各市町村レベルでも独自に補助金を持ってる。
佐藤

佐藤

編集長

それは岩手県全体に住んでる人が使えるわけじゃなくて、その市町村の人しか使えない、と。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。まず国・県の制度で広く使えるものを押さえて、次に自分の市町村の独自制度を調べる、という順番がおすすめです。

【事業者・団体向け】国の主要補助金一覧

佐藤

佐藤

編集長

じゃあまず国の制度から教えてもらえますか?岩手県内の事業者やNPOが使えるものって何があります?
室谷

室谷

代表取締役

DBから引っ張ると、まちづくり・地域振興タグで岩手県に適用できる国の補助金はざっくり80件以上あります。ここでは特に重要な制度に絞って解説しますね。
補助金名補助上限補助率対象
被災12市町村・地域のつながり支援事業1億1,000万円10/10復興支援団体
地方の若手人材発掘育成(AKATSUKIプロジェクト)8億9,000万円10/10民間企業・NPO
小規模事業者持続化補助金(ビジネスコミュニティ型)50万円定額小規模事業者グループ
スマートシティ推進事業要確認1/2地方公共団体
地域の人事部支援事業1,300万円2/3〜1/3地域企業コンソーシアム
地域温暖化防止活動促進事業要確認1/2地域NPO・自治体
観光地ユニバーサルツーリズム促進要確認要確認観光事業者
佐藤

佐藤

編集長

この補助率10/10って、全額補助ってこと?すごくないですか。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんですよ!「被災12市町村における地域のつながり支援事業」と「AKATSUKIプロジェクト」は特に手厚くて、自己負担ゼロで取り組める設計になってます。ただし両方とも執行団体公募なので、補助金を配る側の団体が申請する形式です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、直接個人が申請するんじゃないんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。こういう「間接補助」型は、補助を受ける事業者と配る団体の2段構造になってます。岩手県内の被災地域でまちづくり支援をしたい場合、この仕組みを使っている既存の執行団体のメニューを探すのが早道です。

【個人・住民グループ向け】岩手県の地域福祉支援

佐藤

佐藤

編集長

NPOや住民グループが申請できるものはどうですか?補助金って事業者だけが使えるイメージがあって。
室谷

室谷

代表取締役

実は住民グループ向けの制度もちゃんとありますよ。岩手県共同募金会(あかいはね)の「福祉のまちづくり支援事業」がその代表格です。
佐藤

佐藤

編集長

岩手県共同募金会、ですか。
室谷

室谷

代表取締役

はい。地域の福祉向上を目的に活動しているボランティア団体やNPO、町内会・自治会が使える制度で、1事業あたり1万円から20万円を助成してくれます。申請先は各市町村の社会福祉協議会です。
佐藤

佐藤

編集長

申請期間は?
室谷

室谷

代表取締役

令和7年度は令和7年10月14日から令和7年12月12日の募集でした。令和8年度も同時期に募集される見込みですので、社会福祉協議会への早めの相談をおすすめします。

住民グループが使える岩手県内の支援制度(目安)

  • 岩手県共同募金会 福祉のまちづくり支援事業: 1万円〜20万円(ボランティア・NPO・自治会向け)
  • 岩手町わたしたちが創るまちづくり補助金: ソフト事業最大100万円(岩手町民向け)
  • 一戸町わたしたちの元気なまちづくり事業補助金: 条件により上限あり(一戸町民向け)
  • いわて希望応援ファンド(いわて産業振興センター): 最大100万円(県内中小小売事業者等)
  • さんりく基金 新商品・地域サービス開発事業: 最大50万円(県北・沿岸地域の事業者)
佐藤

佐藤

編集長

補助金幹事のサイトを見たら、岩手県の地域活性・まちづくり補助金で83件ヒットしてたんですよ。ここに出てないものも多いんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね(笑)。83件というのは競合サイトが把握してる件数ですが、うちのデータベースではまちづくりタグだけで147件登録されてます。1.5倍以上カバーしてる計算です。ただし全部が岩手県に使えるわけじゃないので、目的に応じた絞り込みが大事です。

岩手県の震災復興・コミュニティ再生支援(岩手ならではの制度)

佐藤

佐藤

編集長

震災関係の補助金って今も活きてるんですか?もう10年以上経ちますが。
室谷

室谷

代表取締役

活きてますよ!むしろ「ハード面の復興は終わったから、これからはソフト面の人と人のつながり再生だ」という段階に入っていて、その分野の補助金は今も継続してるんです。
佐藤

佐藤

編集長

具体的にはどんな制度があるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

経産省の「被災12市町村における地域のつながり支援事業」が令和8年度も継続されています。地域のつながり支援事業の詳細ページを見ると、最大1億1,000万円、補助率10/10という規模の大きい制度です。
佐藤

佐藤

編集長

1億円以上!それは相当大きいですね。
室谷

室谷

代表取締役

ただしこれは執行団体が申請する形なので、住民やNPOが直接申請するのではなく、既に活動している支援組織を通じて支援を受ける仕組みです。岩手県沿岸部や被災市町村でまちづくり活動をしている方は、商工会やNPO支援センターに相談してみると、こういった間接補助の制度を紹介してもらえます。

「被災12市町村」とはどの地域か

  • 田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村(すべて福島県)
  • 岩手県の沿岸被災地とは対象が異なります。岩手県向けの震災関連支援は「さんりく基金」等をご確認ください
佐藤

佐藤

編集長

あ、これ福島の市町村向けなんですね。岩手県版は別途あるわけですか。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。岩手県の沿岸被災地向けは「公益財団法人さんりく基金」が主な窓口です。新商品・地域サービス開発に最大50万円の助成をしていて、県北・沿岸地域の事業者や団体が対象になります。

【注目】AKATSUKIプロジェクト・スマートシティ補助金

佐藤

佐藤

編集長

次のページに「若手人材発掘育成」ってあったんですけど、これってまちづくりと関係あるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

関係大ありですよ!若い人が地元に戻って、地域でITや起業で活躍できる土台を作ることが最終的にまちの活力につながるので。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど。どういう制度なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

「AKATSUKIプロジェクト」と呼ばれる制度で、正式名は地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金です。令和7年度補正で最大8億9,000万円、補助率10/10という大型の事業です。地方でITや起業家の育成プログラムを運営する民間企業やNPOが申請できます。
佐藤

佐藤

編集長

8億9,000万!それはもう個人とかNPOのレベルじゃない気がしますが(笑)
室谷

室谷

代表取締役

そうですね、執行団体レベルの制度です(笑)。でも岩手県内で既にこの仕組みを使って若者育成をしている組織があれば、そこが主催するプログラムに地域の若者が参加できるという流れです。
佐藤

佐藤

編集長

スマートシティ推進事業は?
室谷

室谷

代表取締役

スマートシティ推進事業は総務省の制度で、補助率1/2、地方公共団体がAI・IoT・MaaSなどの先端技術を使って地域課題を解決する取り組みに使えます。盛岡市や奥州市が活用できる制度です。
佐藤

佐藤

編集長

これは市や町が申請するもので、個人では申請できないですよね?
室谷

室谷

代表取締役

そうです。ただ、地域の事業者がこのスマートシティ構想に組み込まれることで、間接的に恩恵を受けるケースも多いです。地元の商工会や自治体に「スマートシティ系の補助金で何か動いてますか?」と聞いてみると情報が出てくることがあります。

小規模事業者向け:ビジネスコミュニティ型補助金

佐藤

佐藤

編集長

個人事業主とか小さいお店をやってる人が使える補助金ってありますか?規模が大きい制度ばかりで。
室谷

室谷

代表取締役

あります!「小規模事業者持続化補助金のビジネスコミュニティ型」が岩手県の個人事業主・小規模事業者にぴったりです。
佐藤

佐藤

編集長

ビジネスコミュニティ型って普通の持続化補助金と何が違うんですか?
室谷

室谷

代表取締役

通常の持続化補助金は1社単独で申請しますが、ビジネスコミュニティ型は5者以上のグループで申請するんです。地域の若手経営者グループや女性経営者グループが一緒に取り組む販路開拓や事業承継活動に、最大50万円の補助金が出ます。
佐藤

佐藤

編集長

グループで動くのが条件なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうです。岩手県内の商工会・商工会議所に相談すると、同じ思いを持つ事業者をつないでもらいやすいです。商工会議所地区の持続化補助金商工会地区の持続化補助金で申請窓口が違うので、自分の事業所がどの地区に属するか確認が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

申請の手順はどんな感じですか?
室谷

室谷

代表取締役

まず商工会・商工会議所に相談して、仲間を5者以上集めて、グループの事業計画書を作る流れです。jGrantsでの電子申請が基本なので、GビズIDの事前取得が必要です。
1商工会・商工会議所に相談(グループ候補の紹介も依頼)
25者以上のグループを結成・事業計画を策定
3GビズID取得(申請の2〜3週間前には完了させること)
4jGrantsで電子申請(公募要領に従って書類を整備)
5採択・交付決定後に事業開始
佐藤

佐藤

編集長

GビズIDって、取得に時間がかかるんでしたっけ?
室谷

室谷

代表取締役

郵送の場合は2〜3週間かかります。締切の直前に申請しようとしても間に合わないので、「補助金を使いたい」と思ったらまず最初にGビズIDを取ってください。これ、申請経験者が一番後悔するポイントです(笑)

申請のポイントと岩手県ならではの注意点

岩手県まちづくり補助金 申請の流れ
岩手県まちづくり補助金 申請の流れ
佐藤

佐藤

編集長

岩手県でまちづくり補助金を申請するときに、特に気をつけることってありますか?
室谷

室谷

代表取締役

大きく3点あります。一つ目は「後払いの資金繰りリスク」。ほとんどの補助金は事業を先にやって、領収書を提出して初めて補助金が振り込まれる後払い方式です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、補助金が来てから使えるわけじゃないんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。岩手県沿岸部の小規模NPOさんとか、手元資金が薄い団体が一番困るポイントです。金融機関のつなぎ融資や、支援センターに相談して資金計画を立ててから申請することをおすすめします。
佐藤

佐藤

編集長

二つ目は?
室谷

室谷

代表取締役

地域の支援機関をフル活用することです。岩手県には「いわて産業振興センター」「さんりく基金」「岩手県商工会連合会」など、補助金申請の相談に乗ってくれる機関が複数あります。こういうところで「まちづくり系の補助金を探してる」と相談すると、jGrantsに載ってない地域独自の制度も教えてもらえることがある。
佐藤

佐藤

編集長

jGrantsに載ってない補助金もあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

あるんですよ!特に市町村レベルの補助金は地方自治体の公式サイトにしか載ってないことが多い。岩手町の「わたしたちが創るまちづくり補助金」も岩手町の公式サイトで案内されていて、国のデータベースにはありません。
佐藤

佐藤

編集長

三つ目は?
室谷

室谷

代表取締役

申請書の「具体性」と「数値目標」です。まちづくり系の補助金は採択審査で「地域への波及効果」を問われることが多くて、「なんとなく地域を良くしたい」だと落ちやすい。「この補助金で○○という課題を解決し、地域の△△参加者数を□%増やす」という形で数値を入れた事業計画が強いです。

申請書の落とし穴:よくある不採択パターン

  • 目的が抽象的(「地域を活性化したい」だけでは弱い)
  • 補助対象経費と自己負担の区分が曖昧
  • 事業終了後の継続性・持続性の説明がない
  • GビズIDが未取得で電子申請できない
  • 申請期限の直前に書類不備が発覚

まとめ:岩手県でまちづくり補助金を活用するための3ステップ

佐藤

佐藤

編集長

今日の話をまとめると、どう動けばいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

3ステップですね。まず自分の立場を確認する。個人・住民グループなのか、NPO・社会福祉法人なのか、事業者なのか。立場によって使える制度が全然違います。
佐藤

佐藤

編集長

次は?
室谷

室谷

代表取締役

国の制度だけじゃなく、市町村レベルまで調べること。岩手県はまちづくり系の市町村補助金が充実しているので、「市町村名 + まちづくり補助金」で検索すると独自制度が見つかることが多い。
佐藤

佐藤

編集長

3つ目は?
室谷

室谷

代表取締役

相談窓口に早めに動くこと。「いわて産業振興センター」「商工会・商工会議所」「各市町村のまちづくり担当窓口」に相談すると、件数が多すぎて整理できていない補助金情報を整理してもらえます。GビズIDの取得と並行して動くと効率的です。
佐藤

佐藤

編集長

ありがとうございます。まとめると、岩手県のまちづくり補助金は「国・県・市町村の3層」を組み合わせて探すのがコツですね。
室谷

室谷

代表取締役

そのとおりです!DBでは147件のまちづくり関連補助金が登録されていますが、岩手県向けに実際に使えるものはかなり絞られます。「自分はどの立場か」「どんな活動をしたいか」を明確にして、相談窓口で確認するのが一番の近道です。

岩手県まちづくり・地域振興補助金の相談窓口

  • いわて産業振興センター: 中心市街地活性化・商店街支援(TEL 019-631-3825)
  • 岩手県商工労働観光部 経営支援課: 各種支援制度の紹介(TEL 019-629-5548)
  • 岩手県共同募金会: 福祉のまちづくり支援事業の相談(TEL 019-637-8889)
  • さんりく基金: 県北・沿岸地域の事業者向け助成(公式サイト
  • 各市町村役場 まちづくり担当窓口: 市町村独自補助金の相談
佐藤

佐藤

編集長

岩手県の他のカテゴリの補助金も気になりますね。事業者向けや子育て支援向けはまた別のページで見られますか?
室谷

室谷

代表取締役

岩手県の補助金・助成金一覧ページや、目的別に絞り込んだページが便利ですよ。目的別ページの一覧は岩手県の目的別補助金からも確認できます。