【令和7年度補正】二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(業務用建築物ストックの省CO2改修調査支援事業(一次公募))
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
ZEB化に特化した事前調査を支援
本補助金の最大の特徴は、改修工事そのものではなく「ZEB化に向けた事前調査・計画策定」を補助対象とする点です。省エネ改修を検討しながらも投資判断に踏み切れない事業者が、専門家を活用してエネルギー診断・改修シミュレーション・費用対効果分析を実施するコストを最大100万円まで補助します。
補助率1/2・最大100万円の費用分担
調査費用の1/2を国が補助するため、事業者の自己負担を大幅に軽減できます。同一事業者であれば複数施設への適用も可能で、累計500万円(最大5施設分)まで活用できます。複数拠点を持つ企業・法人にとって、組織横断的な省エネ戦略の立案コストを節減できる点が大きなメリットです。
全業種・地方公共団体も対象
漁業・建設業・製造業・電気・ガスをはじめ実質全業種が対象であり、民間企業に加えて地方公共団体も申請可能です。公共施設(庁舎・学校・公民館等)のZEB化検討にも活用できるため、自治体担当者にとっても有用な制度です。
令和7年度補正予算・一次公募のため予算枠に注意
令和7年度補正予算を財源とする一次公募です。補正予算型の補助金は予算が集中しやすく、早期に枠が埋まるリスクがあります。申請意向がある場合は速やかに要件確認と申請準備を進めることが重要です。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 民間企業(法人・個人事業主を問わず全業種対象)
- 地方公共団体(都道府県・市区町村・一部事務組合等)
- 独立行政法人、公益法人等の非営利法人(要件確認が必要)
対象建築物
- 業務用建築物(事務所・店舗・ホテル・病院・学校・公共施設等)
- 既存建築物であること(新築は対象外)
- ZEB化改修を検討している施設であること
対象調査の要件
- 省CO2効果に関する事前調査であること(エネルギー診断・改修計画策定・シミュレーション等)
- ZEB化(年間一次エネルギー収支ゼロ)を目標とした改修に向けた調査であること
- 快適な室内環境の確保を前提とした調査計画であること
申請上の要件
- 1施設あたりの補助上限100万円、同一事業者累計500万円
- 補助率は対象経費の1/2
- 公募要領に定める様式に従った申請書類の提出が必要
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認と事前相談
一般社団法人静岡県環境資源協会 省CO2促進事業支援センターが問合せ窓口です。公募要領・様式をダウンロードし、対象施設・対象経費の要件を確認します。不明点は早期に事務局へ問い合わせることを推奨します。
ステップ2:事前調査計画の策定
補助対象となるエネルギー診断・改修計画策定・シミュレーションの内容・範囲・実施スケジュールを整理します。調査を委託する専門業者(省エネコンサルタント・建築設備設計事務所等)を選定し、見積書を取得します。
ステップ3:申請書類の作成
公募要領所定の様式に従い、事業計画書・経費明細・見積書等を作成します。対象施設のエネルギー使用状況(電気・ガス等の使用量データ)や建物概要を整理しておくと作成がスムーズです。
ステップ4:申請書の提出
定められた公募期間内に申請書類を事務局へ提出します。電子申請か郵送かは公募要領で確認してください。締切直前は窓口が混み合うため、余裕を持って準備を進めます。
ステップ5:採択通知・交付決定後に調査開始
交付決定通知を受領後、対象調査を開始します。交付決定前に開始した調査は補助対象外となるため、必ず採択・交付決定を確認してから着手してください。
ステップ6:実績報告・精算
調査完了後、実績報告書・領収書等を期限内に提出し、精算を受けます。
ポイント
審査と成功のコツ
ZEB化の実現可能性を具体的に示す
調査内容の具体性と専門性を担保する
経費の適切な積算と証拠書類の準備
室内環境への配慮を明記する
ポイント
対象経費
対象となる経費
エネルギー診断費(3件)
- 建築物の現状エネルギー使用量調査費
- 設備機器の効率診断費
- 断熱性能・気密性能の現況調査費
改修計画策定費(3件)
- 省CO2改修計画の立案・設計検討費
- ZEB化に向けた改修仕様の検討費
- 工事費用の概算積算費
シミュレーション費(3件)
- 一次エネルギー消費量シミュレーション費
- 省CO2効果の試算・分析費
- 再生可能エネルギー導入シミュレーション費
調査報告書作成費(2件)
- 調査結果取りまとめ・報告書作成費
- 改修優先順位・投資回収試算の整理費
専門家派遣・コンサルティング費(2件)
- 省エネコンサルタントの調査派遣費
- 建築設備設計事務所への委託費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 実際の改修工事費・設備機器の購入費・設置費
- 新築建築物に関する調査費
- 住宅用途の建築物に関する調査費
- 交付決定前に実施・発注した調査に係る費用
- 消費税(課税事業者の場合)
- 事務局費・一般管理費等の間接経費(公募要領で別途確認)
- 既に他の国費補助を受けている同一調査に係る費用
よくある質問
Q改修工事費も補助対象になりますか?
いいえ、本補助金は「ZEB化に向けた事前調査」のみが対象です。実際の改修工事費・設備機器の購入費・設置費は対象外となります。ただし、事前調査完了後に別途実施する改修工事については、環境省や国土交通省の他の補助金(省CO2型設備導入補助金等)を活用できる場合があります。まずは本補助金で事前調査を実施し、その結果をもとに工事補助の申請を検討するという段階的な戦略が有効です。
Q個人事業主でも申請できますか?
一般的には申請可能とされています。ただし、公募要領に定める要件(事業者の種別・規模・業種等)を満たす必要があります。個人事業主の場合も法人と同様に、業務用建築物を所有・運営していることが申請の前提となります。詳細は公募要領を確認するか、問合せ先(静岡県環境資源協会 省CO2促進事業支援センター)に直接ご確認ください。
Q交付決定前に調査の発注・着手をしてしまった場合はどうなりますか?
交付決定前に調査を開始または発注した経費は、補助対象外となります。これは補助金申請における大原則であり、交付決定の日付より前の領収書・請求書・発注書に係る経費は認められません。申請後も交付決定通知が届くまでは調査に着手しないよう、委託業者にも事前に周知しておくことが重要です。
Q同一事業者が複数施設に申請することはできますか?
はい、同一事業者であれば複数施設への申請が可能です。ただし、1施設あたりの補助上限は100万円、同一事業者の累計補助上限は500万円(最大5施設分)となります。複数施設を保有する企業・法人は、省エネ効果・劣化状況・投資優先度等を考慮して申請施設を選定することを推奨します。
Q地方公共団体の公共施設も対象になりますか?
はい、地方公共団体も対象事業者に含まれており、庁舎・学校・図書館・体育館等の業務用公共施設も対象となります。自治体における脱炭素化の取り組みとして、公共施設のZEB化は重要な施策です。ゼロカーボンシティ宣言や地域脱炭素ロードマップとの整合性も踏まえた計画書を作成することで、申請の説得力が高まります。
QZEBとは何ですか?どのような建物がZEB化できますか?
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を確保しながら、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した建築物です。断熱性能の向上(外壁・窓・屋根の断熱改修)、高効率設備の導入(高効率空調・LED照明等)、再生可能エネルギーの活用(太陽光発電等)を組み合わせることで実現します。既存の業務用建築物であれば、規模・用途を問わずZEB化の検討対象となります。
Q申請書類の作成に専門家の支援が必要ですか?
必須ではありませんが、省エネコンサルタントや中小企業診断士・行政書士等の専門家の支援を受けることで、申請書の精度・説得力が向上します。特に、現状のエネルギー使用量データの分析やZEB化シミュレーションの内容は専門的な知見が必要なため、調査委託先の選定と並行して申請書作成を進めることを推奨します。事務局への事前相談も積極的に活用してください。
Q補助金の支払いはいつ頃になりますか?
一般的には、実績報告書の提出・審査完了後に補助金が支払われます。調査完了から補助金受領までに数ヶ月程度かかることがあります。正確なスケジュールは公募要領に記載されているため、資金計画を立てる際は事務局に確認することを推奨します。調査委託費の支払いには自己資金を先行させ、補助金は後払いとなる点に注意してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は「ZEB化に向けた事前調査」を対象とするため、同一調査に対して他の国費補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、調査と工事は別フェーズであるため、本補助金で事前調査を実施した後、別途「ZEB化改修工事」に対する補助金(例:環境省の「脱炭素化推進のための省CO2型設備導入補助金」等)を申請することは一般的に可能です。 省エネ改修に関連する補助金としては、以下の制度との組み合わせが検討に値します。 ・環境省の省CO2型設備改修・ZEB化実証事業(工事補助) ・国土交通省の建築物省エネ化推進事業(断熱改修等) ・経済産業省の省エネルギー投資促進に向けた支援補助金 ・地方自治体独自の省エネ設備導入補助金 ただし、同一年度・同一事業・同一経費への重複補助は禁止されるのが原則です。各制度の要件・スケジュールを確認し、「調査フェーズ(本補助金)→工事フェーズ(別補助金)」という段階的な活用戦略が有効です。 また、中小企業については「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」と対象経費が重複しないよう注意が必要です。税制上は省エネ設備導入時の中小企業投資促進税制(即時償却・税額控除)との組み合わせも検討してください。複数補助金の活用を検討する場合は、各事務局または専門家(中小企業診断士・行政書士等)への事前確認を推奨します。
詳細説明
制度の概要
本補助金は、環境省が推進する脱炭素社会の実現を目的として、既存の業務用建築物をZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化するための省CO2改修に向けた「事前調査」を支援するものです。令和7年度補正予算を財源とする一次公募として実施されます。
ZEB化とは、建築物の断熱性能向上・高効率設備導入・再生可能エネルギー活用などにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指す取り組みです。快適な室内環境を確保しながら省エネを実現するため、単純な節電ではなく建物全体の性能向上が求められます。
補助対象と補助率
- 補助対象事業:業務用建築物のZEB化改修に向けたエネルギー診断・改修計画策定・省CO2効果シミュレーション等の事前調査
- 補助率:対象経費の1/2
- 補助上限額:1施設あたり100万円(同一事業者累計500万円)
- 対象地域:全国
対象となる調査内容
本補助金の対象となる事前調査には、主に以下のような内容が含まれます。
- エネルギー診断:現状の電気・ガス等のエネルギー使用量を詳細に把握し、どの設備・用途でエネルギーが多く消費されているかを分析します。
- 改修計画の策定:ZEB化を実現するための断熱改修・空調設備更新・照明LED化・再エネ導入等の改修内容と優先順位を検討します。
- 省CO2効果のシミュレーション:改修後の一次エネルギー消費量削減効果・CO2排出削減量・投資回収期間等を試算します。
- 室内環境品質の評価:温熱環境・空気質・採光等の室内環境を確保しながらZEB化を実現するための検討を行います。
対象事業者
本補助金は、以下の幅広い主体が申請可能です。
- 民間企業(法人・個人事業主)— 漁業・建設業・製造業・電気ガス等全業種対象
- 地方公共団体(都道府県・市区町村・一部事務組合等)
- 独立行政法人・公益法人等(要件確認が必要)
対象となる建築物は、既存の業務用建築物に限られます。新築建築物や住宅用途の建築物は対象外です。事務所・店舗・ホテル・病院・学校・公共施設など、業務用途に供される建築物であれば対象となります。
申請の流れ
申請から補助金受領までの一般的な流れは以下のとおりです。
- 1. 公募要領確認・事前相談:問合せ先である一般社団法人静岡県環境資源協会 省CO2促進事業支援センターに連絡し、要件・スケジュールを確認します。
- 2. 調査計画策定・業者選定:委託する省エネコンサルタントや建築設備設計事務所を選定し、調査内容・スケジュール・見積を確定します。
- 3. 申請書作成・提出:公募要領所定の様式に従い申請書類を作成し、公募期間内に提出します。
- 4. 採択・交付決定:審査を経て採択通知・交付決定通知を受領します。
- 5. 調査の実施:交付決定後に対象調査を開始します。交付決定前の着手は補助対象外となります。
- 6. 実績報告・精算:調査完了後、実績報告書・領収書等を提出し、補助金を受領します。
活用上のポイント
本補助金を最大限に活用するためのポイントを整理します。
- 改修工事との2段階戦略:本補助金で事前調査を実施し、その結果をもとに工事フェーズで別途補助金(省CO2型設備導入補助金等)を申請する「2段階戦略」が有効です。事前調査の結果が後続の工事補助の申請根拠ともなります。
- 複数施設保有企業の活用:同一事業者で累計500万円まで活用可能なため、複数のビル・施設を保有する企業は組織的に申請計画を立てることで効率的に省エネ戦略を進められます。
- 地方公共団体の公共施設ZEB化:自治体が保有する庁舎・学校・図書館等の公共施設のZEB化検討にも活用できます。脱炭素先行地域の取り組みや地域脱炭素ロードマップとの整合性を示すことで申請の説得力が増します。
注意事項
- 交付決定前に調査を開始した場合、その経費は補助対象外となります。必ず採択・交付決定を確認してから発注・着手してください。
- 令和7年度補正予算を財源とする一次公募のため、予算枠が限られている可能性があります。早期の申請準備を推奨します。
- 同一調査に対して他の国費補助との重複受給は認められません。
- 消費税は原則として補助対象外(課税事業者の場合)です。
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