令和8年度 研究開発助成(一般型)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
産学連携不要の単独型申請
大学・研究機関との連携を必要とせず、自社単独で申請できます。社内に研究開発体制が整っている企業や、独自技術を核として開発を進める企業にとって、外部機関との調整コストなく挑戦できる点が大きなメリットです。
最大500万円・助成率2/3の手厚い支援
研究開発費の最大2/3(上限500万円)が助成されます。自己負担は1/3以上となりますが、500万円規模の開発プロジェクトを最大750万円規模まで拡張できる計算であり、資金制約のある中小企業の開発投資を大きく後押しします。
8つの成長分野に特化した助成対象
次世代自動車・新エネルギー・医療福祉機器・ロボット・航空宇宙・光技術・環境技術・CNFという静岡県の産業政策に沿った8分野が対象です。自社技術がこれらの分野と合致しているかが採否の重要な判断軸となります。
次世代自動車分野は中堅・みなし大企業も申請可能
通常は中小企業等に限定される助成対象ですが、次世代自動車分野に限り中堅企業やみなし大企業(大企業の子会社等)も申請できます。自動車産業集積地域である静岡県の産業構造を踏まえた特例措置です。
事前相談が申請の必須ステップ
本申請前に担当者との事前相談(4月23日まで)が設けられています。提案内容の方向性確認や申請書類の記載方針について専門家からフィードバックを受けられるため、申請書の完成度向上に活用できます。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体(企業規模)
- 静岡県内に研究開発拠点(工場・研究所・事業所等)を有する中小企業者
- 次世代自動車分野のみ:中堅企業・みなし大企業(大企業の子会社等)も申請可能
- 個人事業主・NPO法人・一般財団法人等は対象外(原則として法人格のある中小企業)
対象分野(8分野)
- 次世代自動車(EV・HV・FCVなど環境対応車両の部品・システム)
- 新エネルギー(太陽光・水素・蓄電池等の新エネルギー関連技術)
- 医療・福祉機器(医療機器・介護機器・リハビリ機器等)
- ロボット(産業用・サービス用・協働ロボット等)
- 航空宇宙(機体・エンジン・素材・地上支援システム等)
- 光・光応用技術(レーザー・光学部品・フォトニクス等)
- 環境技術(省エネ・リサイクル・汚染防止技術等)
- CNF(セルロースナノファイバーの製造・加工・応用技術)
研究開発内容の要件
- 新技術・新製品の実用化を目的とした研究開発であること
- 構想段階ではなく、実用化に向けた具体的な開発フェーズにあること
- 自社の技術課題の解決につながる明確なテーマがあること
申請手続き上の要件
- 事前相談を令和8年4月23日までに実施していること
- 申請書類一式を令和8年5月8日正午までに提出すること
ポイント
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申請ガイド
STEP 1:制度の理解と自社テーマの適合確認
募集要項・申請書類様式を(公財)静岡県産業振興財団の公式サイトからダウンロードします。自社の研究開発テーマが対象8分野のいずれかに該当し、実用化フェーズにあるか確認します。構想段階・アイデア段階では申請できません。
STEP 2:事前相談(必須・4月23日まで)
事前相談は申請の必須ステップです。担当者に研究開発テーマの概要・開発目標・予算規模等を説明し、申請方向性の確認とフィードバックを受けます。電話またはメールで予約した上で、面談または書面での相談に臨みます。この段階で審査員の視点から見た改善点を把握できます。
STEP 3:申請書類の作成
以下の書類を作成します。 ・研究開発計画書(目標・手段・スケジュール・実施体制等) ・収支予算書(助成対象経費の積算根拠含む) ・会社概要・財務状況に関する書類 ・その他財団が求める書類(登記簿謄本等) 事前相談でのフィードバックを反映し、技術的新規性と実用化の見通しを具体的に記述することが重要です。
STEP 4:本申請(5月8日正午締切)
完成した申請書類一式を財団に提出します。提出方法(郵送・持参・電子申請等)は財団の指定に従います。締切厳守。正午が締切なので、余裕を持って前日までに準備を完了させましょう。
STEP 5:審査・採否通知・交付申請
書類審査・ヒアリング審査を経て採否が通知されます。採択後は交付申請書を提出し、交付決定を受けてから研究開発を開始します。研究開発期間は交付決定日から令和9年1月末日まで。
ポイント
審査と成功のコツ
技術的新規性の明確な訴求
実用化・事業化の具体的ビジョン
根拠ある予算積算と経費の妥当性
1年以内に達成可能な目標設定
事前相談での審査員フィードバックの徹底活用
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 研究開発担当者の給与・賃金(助成事業従事時間分)
- 研究補助員・技術者のアルバイト賃金
- 社会保険料等の法定福利費(按分)
材料費・消耗品費(3件)
- 試作品製作に使用する原材料・部品
- 実験・測定に使用する消耗品
- 試験用サンプル・試薬類
設備・機械装置費(3件)
- 研究開発専用の機械・装置の購入費
- 試験・測定機器の購入費
- 研究開発専用設備の設置・改造費(一部)
外注費・委託費(3件)
- 試作品加工の外部委託費
- 試験・分析の外部機関への委託費
- 専門的技術支援の外注費
知的財産関連費(3件)
- 特許出願・調査に関する費用
- 先行技術調査費
- 実施許諾に係るライセンス料(研究目的)
旅費・交通費(2件)
- 研究開発に直接関連する出張旅費
- 技術調査・見学に係る交通費
その他直接経費(3件)
- 研究開発に直接必要な印刷・製本費
- 専門書・技術文献の購入費
- 研究開発関連ソフトウェアのライセンス費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 構想段階・アイデア段階の費用(実用化フェーズ前の活動)
- 量産設備・販売設備など事業化後の設備投資費
- 営業活動・販売促進に関わる費用
- 補助事業に直接関連しない一般管理費・間接費
- 土地・建物の取得費・賃借料
- 飲食費・交際費・接待費
- 他の助成金・補助金との重複申請分の経費
- 交付決定日以前に発生した経費
よくある質問
Q産学連携なしで申請できますか?
はい、本制度(一般型)は大学・研究機関等との連携を必要とせず、自社単独で申請できます。これが同財団の「研究開発助成(産学官連携型)」との最大の違いです。自社に研究開発体制と技術力があれば、外部機関との調整なしに申請可能です。なお、連携型を希望する場合は別途「産学官連携型」への申請をご検討ください。
Q「構想段階は対象外」とはどういう意味ですか?
研究開発のフェーズが「アイデア出し」や「基礎調査」の段階にある場合は対象外となります。本助成は新技術・新製品の「実用化」を目的としており、具体的な開発目標・開発手法・スケジュールが明確になっている段階(実用化研究フェーズ)にある案件が対象です。「こんな製品を作りたいがまだ方向性を検討中」という段階ではなく、「この技術課題を解決するためにこの方法で試作・実験を行う」という具体性が必要です。
Q次世代自動車分野以外で中堅企業・みなし大企業は申請できますか?
申請できません。次世代自動車以外の7分野(新エネルギー・医療福祉機器・ロボット・航空宇宙・光技術・環境技術・CNF)は中小企業等のみが対象です。中堅企業・みなし大企業(大企業の子会社等で中小企業とみなされない法人)は、次世代自動車分野のみ特例として申請可能となっています。自社の企業規模区分については、申請前に財団窓口に確認することを推奨します。
Q事前相談は必ず行う必要がありますか?何を相談すればよいですか?
事前相談は申請の必須ステップです。4月23日までに実施する必要があります。相談では主に①研究開発テーマが対象分野・対象フェーズに該当するかの確認、②申請書の記載方針や重点的に記述すべき内容、③助成対象経費の範囲と積算方法について担当者から助言を受けられます。この機会を活用して申請書の方向性を固め、本申請書の質を高めることが採択率向上に直結します。
Q助成金はいつ受け取れますか?前払いはありますか?
原則として、研究開発終了後に実績報告書を提出し、経費の適正性が確認された後に助成金が支払われます(後払い方式)。研究開発期間中は自己資金で経費を立て替える必要があります。最大500万円の2/3相当額が助成されますが、まず自己資金での支出が必要なため、十分な運転資金を確保した上で申請・実施計画を立ててください。中間支払いや前払いの有無については財団に直接確認することを推奨します。
Q申請できる研究開発テーマ数に制限はありますか?
一般的に1企業1テーマ(1申請)が原則です。複数のテーマを並行して申請・実施することは原則できません。複数の研究開発課題を持つ企業は、最も事業化の可能性が高く、本制度の要件(対象分野・実用化フェーズ)に合致するテーマを絞り込んで申請することを推奨します。詳細な要件については必ず募集要項および財団窓口でご確認ください。
Q過去に本助成を受けた企業は再度申請できますか?
過去の採択歴がある企業でも再申請は可能です(ただし、前回の採択課題と異なる新たな研究開発テーマであることが必要です)。同一テーマへの継続申請や、前年度の研究開発の単なる延長と見なされる申請は審査で不利になる場合があります。新規性・発展性のある新たなテーマとして位置づけられるよう、申請書での説明を工夫してください。
Q助成金の対象となる経費の上限や按分方法はありますか?
助成対象経費は、研究開発に直接要した費用(人件費・材料費・外注費・設備費等)が対象となります。人件費については、当該研究開発に従事した時間の按分計算が必要で、タイムシート等による証拠書類の管理が求められます。設備費については研究開発専用に使用する場合のみ対象となり、既存設備の一般経費への按分分は対象外です。詳細な経費の取扱いは募集要項・申請書類の説明をご確認ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は(公財)静岡県産業振興財団が実施する単独の研究開発支援制度ですが、他の支援制度との組み合わせによって研究開発から事業化までをより強力に推進できます。 【国の制度との組み合わせ】 中小企業技術革新制度(SBIR)やものづくり補助金(一般型・グローバル展開型)は、本助成と対象経費が異なる場合や事業期間が異なる場合に活用できます。ただし、同一経費への重複受給は禁止されているため、経費の按分管理が必須です。NEDOの中小企業向け研究開発支援事業も技術分野によっては並行活用が可能です。 【静岡県内の他制度との連携】 静岡県中小企業振興公社の「産業成長支援補助金」や各市町の産業振興補助金は、用途・対象経費が異なる場合に組み合わせ可能です。申請前に担当窓口に重複制限の有無を確認してください。 【事業化フェーズへの橋渡し】 本助成で研究開発を完了した後、製品化・量産化フェーズではものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・事業再構築補助金等を活用する「ステージゲート型」の資金調達戦略が有効です。研究開発と事業化支援を段階的に組み合わせることで、最小の自己負担で実用化まで到達できます。 注意点として、同一研究開発テーマに対する他の公的助成金との重複受給は原則禁止です。申請前に既存の補助金受給状況を整理し、経費の重複がないことを確認してください。
詳細説明
令和8年度 研究開発助成(一般型)とは
(公財)静岡県産業振興財団が実施する本助成制度は、静岡県内の中小企業等が新技術・新製品の実用化を目指した研究開発活動を支援するものです。助成上限額500万円・助成率2/3という手厚い条件で、産学連携を必要としない単独申請型の研究開発助成です。
助成概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成金額 | 最大500万円(対象経費の2/3以内) |
| 研究開発期間 | 交付決定日〜令和9年1月末日(1年以内) |
| 事前相談締切 | 令和8年4月23日 |
| 申請締切 | 令和8年5月8日 正午 |
| 対象者 | 静岡県内の中小企業等(次世代自動車分野のみ中堅・みなし大企業も可) |
| 実施機関 | (公財)静岡県産業振興財団 |
対象8分野
- 次世代自動車:EV・HV・FCV等の環境対応車両の部品・システム・制御技術
- 新エネルギー:太陽光発電・水素エネルギー・蓄電技術等
- 医療・福祉機器:医療機器・介護機器・リハビリテーション機器等
- ロボット:産業用・サービス用・協働ロボットおよび関連システム
- 航空宇宙:機体・エンジン・搭載機器・地上支援システム等
- 光・光応用技術:レーザー・光学部品・フォトニクス関連技術
- 環境技術:省エネルギー・廃棄物リサイクル・環境負荷低減技術
- CNF(セルロースナノファイバー):CNFの製造・加工・複合材料・応用技術
産学官連携型との違い
同財団が実施する「研究開発助成(産学官連携型)(ID:61785)」と本制度(一般型)は目的が異なります。
| 比較項目 | 一般型(本制度) | 産学官連携型 |
|---|---|---|
| 産学連携 | 不要(単独申請可) | 大学・研究機関との連携必須 |
| 助成上限 | 500万円 | 上限が異なる(要確認) |
| 対象者 | 中小企業等(次世代自動車は中堅・みなし大可) | 連携機関との共同申請 |
| 適した企業 | 自社技術力が高く単独開発できる企業 | 大学の研究シーズ活用を希望する企業 |
申請フロー
- テーマ適合確認:自社の研究開発テーマが対象8分野に該当するか確認
- 事前相談(4月23日まで):財団担当者との事前相談(必須)で申請方向性を確認
- 申請書類作成:研究開発計画書・収支予算書等を作成
- 本申請(5月8日正午締切):書類一式を財団に提出
- 審査・交付決定:書類審査・ヒアリングを経て採否通知、採択後に交付申請
- 研究開発実施:交付決定日〜令和9年1月末日の期間内で研究開発実施
- 実績報告・精算:期間終了後に実績報告書を提出し、経費精算
採択のポイント
審査では以下の観点が重視されます。
- 技術的新規性・独自性:既存技術との差分と自社固有の技術・ノウハウが明確か
- 実用化の実現可能性:1年以内に達成可能な目標設定と具体的なスケジュール
- 事業化ビジョン:開発後の製品化・市場展開の見通しが具体的か
- 予算の妥当性:助成対象経費の積算根拠が適切か
- 実施体制:研究開発を遂行するための社内体制・設備が整っているか
問い合わせ先
(公財)静岡県産業振興財団 産業部 技術支援室
静岡県内の中小企業向けに各種支援を実施しています。事前相談の予約はホームページまたは電話でご確認ください。
関連書類・リンク
03_助成金_募集案内(R8~).pdf
公募要領
02_募集要項(R8~)0318.pdf
公募要領
01_新成長助成金交付要綱(R8~).pdf
交付規程
05_申請書(様式第1号_交付申請書).doc
申請様式
08_申請書(研究概要表).doc
申請様式
09_申請書(資本等一覧表).doc
申請様式
10_スタートアップ加点確認書(R8~).docx
申請様式
11_プロジェクト間連携確認書(R8~).docx
申請様式
12_産総研連携加点確認書(R8~).docx
申請様式
06_申請書(様式第2号_事業計画書_一般型)260318.doc
申請様式
07_申請書(様式第3号_反社会的勢力でないことの確約書・同意書)260318.doc
申請様式
04_確認書260318.pdf
申請様式
研究開発助成【一般型】_記入例.pdf
申請様式
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