[第六回以降]事業再構築補助金(共同申請者)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助上限最大1.5億円・グリーン成長枠で更に拡充
通常枠でも最大8,000万円、グリーン成長枠では最大1.5億円まで補助を受けられます。第6回以降は売上高減少要件が撤廃されたグリーン成長枠が新設され、ガソリン車部品からEV部品への転換など成長分野への投資を強力に後押しします。
共同申請で複数事業者が一体的に事業再構築を推進
単独では実現困難な大規模な事業再構築を、サプライチェーン上の複数企業が共同で取り組めます。各社の強みを活かした役割分担により、事業の実現可能性と効果を高められる仕組みです。
新分野展開・業態転換・事業再編など幅広い再構築類型に対応
新たな製品・サービスの開発から、既存事業の抜本的な転換、M&Aを活用した事業再編まで、多様な事業再構築の形態を支援します。自社の状況に最適な再構築戦略を選択できます。
第6回以降の制度拡充で申請ハードルが低下
売上高等減少要件の緩和により、コロナ前と比較して厳しい売上減少を証明する必要がなくなった類型があります。業況回復途上の事業者にも門戸が広がりました。
ポイント
対象者・申請資格
共同申請者として参加するには、代表申請者の事業再構築計画において不可欠な役割を担う中小企業等である必要があります。中小企業基本法上の中小企業者に加え、中堅企業(資本金10億円未満)も対象です。共同申請者も個別に売上高等減少要件を満たす必要がある類型があります(グリーン成長枠を除く)。また、過去の事業再構築補助金の採択状況や、他の大型補助金との重複受給制限にも注意が必要です。
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申請ガイド
申請はjGrants電子申請システムで行います。代表申請者が申請を取りまとめ、共同申請者は必要書類を代表者に提出します。主な提出書類は、共同の事業計画書、各社の決算書類、認定経営革新等支援機関の確認書、そして共同申請に関する契約書または覚書です。申請前に認定支援機関からの事業計画の確認が必須であり、金融機関や商工会議所等の支援を受けて計画の精度を高めることが重要です。
審査と成功のコツ
採択率を高めるポイントは、事業再構築の必然性と実現可能性を説得力ある数字で示すことです。現在の事業環境の分析(市場縮小のデータ等)、再構築後の市場機会の定量的な裏付け、5年間の収支シミュレーション、そして共同申請ならではの相乗効果(単独では不可能な理由、各社の強みの組み合わせ)を具体的に記述しましょう。グリーン成長枠を狙う場合はCO2削減効果の定量化も重要です。加えて、SWOT分析で自社の強みが新事業でどう活きるかを明示してください。
対象経費
対象となる経費
建物費(3件)
- 新事業用の建物新築・改修費
- 建物の撤去費
- 賃貸物件の原状回復費
機械装置・システム構築費(3件)
- 製造設備の購入費
- IT システムの構築費
- 専用ソフトウェアの購入費
技術導入費(2件)
- 知的財産権の導入費用
- 技術ライセンス料
外注費(2件)
- 製品開発の外注費
- 試作品の製造委託費
広告宣伝・販売促進費(3件)
- 新製品のマーケティング費用
- 展示会出展費
- Web制作費
研修費(2件)
- 新事業に必要な従業員教育費
- 技術研修の受講料
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 補助事業に関係のない汎用的な経費(パソコン・事務用品等)
- 車両の購入費(特殊車両を除く)
- 土地の取得費・造成費
- 不動産の購入費
- 人件費・旅費
- 消費税及び地方消費税
- 公租公課(印紙代等)
- フランチャイズ加盟料
よくある質問
Q共同申請者と代表申請者の違いは何ですか?
代表申請者が事業再構築計画の中心となり、jGrantsでの申請手続きを取りまとめます。共同申請者は代表申請者の計画に不可欠な役割を担うパートナーとして参加します。補助金は各社の担当経費に応じて個別に交付されますが、事業計画は一体として審査されます。
Q共同申請者は何社まで参加できますか?
共同申請者の参加企業数に明確な上限は設けられていませんが、参加企業が増えるほど計画の複雑性が増し、全社の要件充足が求められるため、実務的には2〜5社程度が一般的です。各社の役割が明確に定義され、計画全体の整合性が保たれることが重要です。
Q共同申請者にも売上高減少要件は適用されますか?
申請する類型によって異なります。通常枠等では共同申請者にも個別に売上高等減少要件が適用されます。ただし、グリーン成長枠では売上高減少要件が撤廃されているため、共同申請者も要件を満たす必要がありません。詳細は公募要領でご確認ください。
Q認定支援機関の確認書は各社個別に必要ですか?
共同の事業計画全体に対して認定支援機関の確認書が必要です。代表申請者が認定支援機関と連携し、共同申請者を含む事業計画全体の確認を受けます。ただし、補助金額が3,000万円を超える場合は金融機関の確認書も必要となります。
Q過去に事業再構築補助金に採択された企業でも再申請できますか?
過去に採択された企業が再度申請することは制限される場合があります。同一事業者による複数回の採択には制限がありますので、公募要領の最新の規定を確認してください。なお、過去に不採択となった場合は再申請が可能です。
Q補助金はいつ支払われますか?
事業再構築補助金は後払い(精算払い)です。補助事業完了後に実績報告を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。事業期間中は自己資金または融資で経費を賄う必要があるため、つなぎ融資の手配を事前に行ってください。
Qグリーン成長枠に該当する事業の具体例は?
代表的な例としては、ガソリン車向け部品製造からEV向け部品製造への転換、化石燃料依存の事業から再生可能エネルギー関連事業への転換、従来型製造プロセスからカーボンニュートラル対応プロセスへの転換などがあります。経済産業省が策定するグリーン成長戦略の14重点分野に関連する事業が対象です。
Q申請期限はいつまでですか?
本補助金は2026年10月12日まで申請受付期間が設定されていますが、公募回ごとに締切日が異なります。各回の公募開始日と締切日は事務局のホームページで案内されますので、最新情報を確認のうえ、余裕をもって申請準備を進めてください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
事業再構築補助金は国の大型補助金であり、同一事業に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、ものづくり補助金・IT導入補助金等の別事業に対する申請は可能です。また、地方自治体独自の補助金との併用は認められるケースがありますので、所在地の自治体に確認してください。資金調達面では日本政策金融公庫の新型コロナ対策融資や、各都道府県の制度融資との組み合わせが有効です。補助金は後払いのため、つなぎ融資の手配も忘れずに行いましょう。
詳細説明
事業再構築補助金(共同申請者)の概要
事業再構築補助金は、ポストコロナ時代の経済構造転換を促すために創設された国の看板補助金です。共同申請者制度は、サプライチェーン上の複数企業が一体となって事業再構築に取り組むケースを支援するもので、単独では実現困難な大規模プロジェクトの実行を可能にします。
第6回以降の主な変更点
第6回公募からは、制度が大幅に拡充されました。
- グリーン成長枠の新設:EV部品製造への転換などGX関連の事業再構築に対し、補助上限1.5億円・売上高減少要件撤廃という優遇措置
- 売上高等減少要件の緩和:従来の厳格な要件が緩和され、より多くの事業者が申請可能に
- 事業再生に取り組む事業者への重点支援:業況が厳しい事業者への支援を継続
共同申請のメリットと注意点
共同申請には以下のメリットがあります。
- 各社の技術・ノウハウ・販路を組み合わせた高度な事業再構築が可能
- 投資リスクの分散と事業規模の拡大
- サプライチェーン全体での構造転換を一体的に推進
一方、注意すべき点もあります。
- 共同申請者全員が審査対象となるため、一社でも要件不備があると全体が不採択になるリスク
- 各社の役割分担と費用負担の明確化が必須
- 共同申請に関する契約書・覚書の締結が求められる
申請のポイント
採択率を高めるためには、事業再構築の必然性(なぜ既存事業を続けられないか)と新事業の実現可能性(なぜ成功するか)を一貫したストーリーで描くことが重要です。特に共同申請では、単独では達成できない相乗効果を具体的に示すことが求められます。認定支援機関との早期の連携も成功の鍵です。
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