【福井運輸支局】令和2年度地域内フィーダー系統確保維持費国庫補助金・車両減価償却費等国庫補助金・公有民営方式車両購入費国庫補助金(交付申請)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
[ {"heading": "豪雪地帯の冬季運行への対応", "body": "福井県は日本有数の豪雪地帯であり、冬季の路線バス運行コストは他地域を大幅に上回ります。除雪費・スタッドレスタイヤ費・燃料増加分などの特殊経費が補助対象となり、豪雪年でも安定運行を継続できます。"}, {"heading": "原子力発電所立地地域の交通確保", "body": "敦賀市・美浜町など原子力発電所が立地する嶺南地域は、廃炉作業従事者や地域住民の移動手段の確保が重要です。過疎化が進む集落のフィーダー交通維持を支援します。"}, {"heading": "北陸新幹線敦賀延伸後のアクセス補完", "body": "2024年3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸しましたが、新幹線駅から離れた集落・農山村部へのラストワンマイルを担うフィーダーバスの役割が一層重要になっています。"}, {"heading": "恐竜博物館・越前海岸観光との相乗効果", "body": "勝山市の福井県立恐竜博物館や越前海岸の観光地へのアクセス路線は、生活交通と観光交通の両機能を担います。観光客と地域住民双方の利用で路線の採算性向上が期待できます。"}, {"heading": "小規模県全域のきめ細かい交通維持", "body": "人口が少ない福井県では、一路線あたりの利用者数が少なくても地域に不可欠なフィーダー路線が多数あります。少人数路線でも丁寧な支援が受けられる制度的配慮があります。"} ]
対象者・申請資格
申請対象事業者
- 道路運送法第4条に基づく一般乗合旅客自動車運送事業の許可を取得済みの事業者
- 福井運輸支局管内(福井県内)でフィーダー系統バス路線を現に運行している事業者
- 路線が近畿運輸局により地域内フィーダー系統として認定されていること
優先対象路線の特性
- 嶺北豪雪地帯(大野市・勝山市・池田町等)の冬季特殊コストが発生する路線
- 嶺南(敦賀市・小浜市・若狭町等)の原発立地周辺集落を結ぶ生活交通路線
- 北陸新幹線(越前たけふ駅・芦原温泉駅・敦賀駅等)からの接続フィーダー路線
- 第三セクター鉄道(ハピラインふくい・えちぜん鉄道・福井鉄道)との接続バス路線
- 恐竜博物館(勝山市)・越前海岸など観光地と集落を兼ねた複合利用路線
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事前相談(採択の3〜4ヶ月前)
福井運輸支局企画調整担当(TEL:0776-34-1601)に申請意向を連絡。フィーダー系統認定の有無を確認し、未認定の場合は近畿運輸局への認定申請を先行して進める。
ステップ2:豪雪・季節コストデータの整備
福井県特有の豪雪コスト(スタッドレスタイヤ・除雪費・燃料増加・冬季迂回コスト)を路線別に集計。月別の収支データと気象記録を突き合わせ、季節変動の実態を数値で示す。
ステップ3:地域公共交通会議での合意形成
福井県・関係市町村・利用者代表を含む地域公共交通会議での合意形成。北陸新幹線延伸後の交通体系変化を踏まえた位置付けを確認し、議事録を整備する。
ステップ4:申請書類の作成と提出
路線別収支実績・輸送人員・走行キロ・路線図・車両一覧を整備。豪雪コスト・原発地域の特殊性・新幹線接続効果など、福井県特有の事情を補足説明資料として添付し、近畿運輸局へ提出。
ステップ5:交付決定・実績報告と翌年準備
採択後に運行継続し、年度末に実績報告書を提出。特に豪雪年度は実績データが翌年度の補助算定に影響するため、詳細な記録を残す。
ポイント
審査と成功のコツ
豪雪コストの定量的証明
北陸新幹線接続フィーダーとしての位置付け
嶺北・嶺南の地域分断構造の説明
えちぜん鉄道・ハピラインとの連携実績
関係自治体との費用分担合意の早期確定
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(4件)
- 運転士の賃金・給与・賞与
- 運転士の豪雪対応手当・時間外手当
- 乗務員の法定福利費(社会保険料等)
- 運行管理者の人件費
豪雪対応費(4件)
- スタッドレスタイヤ費(装着・保管含む)
- 冬季燃料費の増加分
- 除雪・融雪剤散布に要する費用
- チェーン・冬季装備品の維持費
車両費(4件)
- 燃料費(通常分)
- 定期点検・車検費用
- 消耗部品(ブレーキ・バッテリー等)の交換費
- 車両損害保険料
施設・設備費(3件)
- バス停の積雪対策・ヒーター設備費
- 車庫・営業所の維持費(暖房費含む)
- 運行管理システムの利用料・保守費
運行管理費(3件)
- 運行計画・ダイヤ策定費
- 利用促進・案内広報費
- 事故対応・緊急時対応に係る費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 収益路線(採算が取れている幹線路線)に係る費用
- 新車両の購入費・割賦購入残債
- 役員報酬・役員賞与
- 接待費・交際費・寄付金
- 補助対象期間外(前年度以前・次年度以降)に計上した費用
- 補助路線以外への按分が過大な共通費
- 土地・建物の取得費
よくある質問
Q福井県の豪雪による運行コスト増加は補助額に反映されますか?
はい、冬季の豪雪による運行コスト増加は欠損額の一部として補助額に反映されます。スタッドレスタイヤ費、燃料費の増加分、除雪・融雪対応費などは路線運行に不可欠な経費として認められます。ただし、異常な豪雪年に費用が突発的に増加した場合でも、補助の上限額が定められているため、全額をカバーできない場合があります。豪雪対策費については、根拠資料(購入領収書・実績データ等)を丁寧に整備しておくことが重要です。
Q北陸新幹線敦賀延伸後、フィーダー系統の再認定は必要ですか?
北陸新幹線の敦賀延伸(2024年3月)に伴い、地域の公共交通ネットワークが大きく変化しています。既存のフィーダー系統認定については、交通ネットワークの変化を踏まえた見直しが必要な場合があります。特に敦賀駅・越前たけふ駅・福井駅などの新幹線停車駅からのフィーダー路線を新たに設定または再設定する場合は、改めてフィーダー系統認定の申請が必要です。近畿運輸局福井運輸支局(TEL:0776-34-1601)にご相談ください。
Q敦賀・美浜の原子力発電所関係の従業員も路線の利用者として計上できますか?
路線バスの一般旅客として乗車する原子力発電所従業員・関係者の利用も、通常の乗降客数データとして計上できます。ただし、事業者専用の送迎バスや貸切バスは対象外であり、あくまで一般旅客として乗車できる路線バスが対象です。敦賀・美浜など原子力発電所立地地域では、廃炉作業の長期化により一定の需要が見込まれることも、路線維持の必要性を示す根拠として活用できます。
Q勝山市の恐竜博物館へのアクセス路線は観光路線として補助対象外になりますか?
勝山市の恐竜博物館へのアクセスを担う路線であっても、地域住民の生活交通機能を併せ持つ路線であれば補助対象となり得ます。純粋な観光専用路線(季節運行・臨時路線等)は対象外となりますが、地域住民の通院・通学・買い物にも使われる路線は生活交通として評価されます。観光客と住民の双方が利用する路線については、生活交通としての実態を示すデータ(住民利用率・定期利用者数等)を準備することが重要です。
Q越前海岸・嶺南地域の半島部の路線は対象になりますか?
越前海岸(丹生郡越前町等)や嶺南地域(若狭町・おおい町等)の半島・沿岸部は、人口密度が低く交通不便地域として補助対象となりやすい条件を持ちます。半島部特有の交通課題(海沿いの険しい地形・集落の散在等)も考慮されます。これらの地域については、福井運輸支局(TEL:0776-34-1601)への早期相談と地域公共交通計画への位置づけを確認の上、申請手続きを進めることをお勧めします。
Qえちぜん鉄道や福井鉄道との接続路線は優先対象になりますか?
えちぜん鉄道・福井鉄道・JR北陸本線などの鉄道路線との接続を担うフィーダーバスは、公共交通ネットワーク全体の観点から重要性が高く、認定・採択において優先的に評価される傾向があります。北陸新幹線開業に伴いえちぜん鉄道・福井鉄道の役割が増している現状において、これらとの接続フィーダーバスの価値はさらに高まっています。接続関係を示す路線図・ダイヤを申請書類に添付することをお勧めします。
Q福井県は小規模県ですが、他府県と比べて申請競争は激しいですか?
福井県内の路線バス事業者数は他の大都市圏と比べて少なく、申請件数も限られています。しかし、補助予算自体も都道府県の規模に応じた配分となるため、競争の実態は県内の対象路線数と予算枠のバランスによります。福井県については、豪雪・過疎という地域特性から補助の必要性が高く認められやすい環境にあります。ただし、毎年度の申請・実績報告が必要なため、継続的な手続き体制を整えることが重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
福井県内で本補助金と組み合わせると効果的な制度として、①福井県地域公共交通確保維持改善事業補助金(県単独補助)、②各市町村のコミュニティバス・デマンド交通補助制度、③北陸新幹線二次交通整備に係る補助(国土交通省・福井県)、④過疎地域自立促進特別事業補助金(ソフト交付税)、⑤地域公共交通活性化・再生法に基づく地域交通支援制度などが挙げられます。豪雪対策の観点では、国土交通省の防災・減災・国土強靱化関連事業との組み合わせも検討してください。車両更新時にはEV・低公害バス補助(CEV補助金)との組み合わせで、豪雪地帯での電気バス導入コストを削減できます。観光路線としての側面を強化する場合は、福井県観光連盟や北陸観光推進機構との連携施策との組み合わせも有効です。
詳細説明
補助金の目的と福井県内の背景
令和2年度地域内フィーダー系統確保維持費国庫補助金(福井運輸支局)は、福井県内の交通不便地域・過疎地域において、幹線交通と地域集落を結ぶフィーダーバス路線の維持を国が支援する制度です。
福井県は、人口規模が全国最小級ながら、豪雪地帯という特殊な地理的条件、原子力発電所立地地域、恐竜博物館・越前海岸などの観光資源、そして2024年の北陸新幹線敦賀延伸という新たな交通インフラという多様な特性を持ちます。嶺北(福井市・越前市・勝山市等)と嶺南(敦賀市・小浜市・若狭町等)に大きく分かれる地域構造も、広域交通計画を複雑にしています。
福井県特有の課題と対応
- 豪雪対応:12〜3月の積雪期は運行コストが平常時の1.5〜2倍になることも。スタッドレスタイヤ・除雪費・燃料増加分が補助対象に含まれます
- 北陸新幹線延伸への対応:2024年3月の敦賀延伸で在来線の一部が廃止・第三セクター化。新幹線駅からのフィーダー需要が新たに生まれています
- 嶺南の原発地域:廃炉作業が続く敦賀・美浜周辺は、一定の労働者需要がある一方、集落の過疎化が進む複雑な地域
- 観光地へのアクセス:勝山・越前海岸・若狭などの観光地と生活交通を兼ねた路線が多数
申請手続きの概要
- 事前相談:福井運輸支局企画調整担当(TEL:0776-34-1601)に申請意向を伝え、必要要件を確認
- フィーダー系統認定:未認定の路線は先行して認定申請(近畿運輸局管轄)
- 地域公共交通会議での合意:関係市町村・利用者代表等との協議会での確認
- 書類作成・提出:収支実績・運行計画等を整備して申請書を提出
- 審査・交付決定:採択後に交付決定を受けて運行継続
北陸新幹線時代の新しい活用方法
2024年の北陸新幹線敦賀延伸後、福井県内では「新幹線駅+フィーダーバス」という新たな移動パターンが生まれています。越前たけふ駅(越前市)・芦原温泉駅(あわら市)などの新幹線停車駅から周辺集落へのフィーダーバスは、観光客と地域住民の双方に利便性を提供します。こうした新幹線接続フィーダーとして申請することで、地域公共交通計画への整合性が高まり、採択の可能性が向上します。
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