【長野県茅野市】中小企業振興補助金(工業・観光)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
幅広い施設・設備区分で多様な投資を網羅
公害防止・廃棄物処理・福利厚生・工場建物・工場用地・機械設備と6区分にわたる補助対象が設定されており、工場新設から既存設備の大型更新まで幅広い投資ニーズに対応しています。複数区分の設備を同時に整備する場合は合算での補助申請が期待できます。
工場等の税額相当補助が2〜3年間継続
工場等設置に係る固定資産税の課税標準×1.4%相当額が2〜3年間にわたって補助される仕組みは、大型不動産投資の税負担を実質的に軽減する効果があります。工場新設・増築時の固定資産税負担を試算し、補助額を投資判断の要素に加えてください。
各区分で上限額が明確に設定されている
公害防止800万円・工場建物800万円という高額上限が設定されており、大型投資企業も一定の補助を受けられます。一方、廃棄物処理20万円・償却資産300万円等の区分は中小規模の投資でも補助対象に入りやすい水準です。
審議会による公正な採択プロセス
補助の採択は審議会での審議を経て決定されます。客観的な基準による審査が行われることで、公平性と透明性が担保されています。審議会の開催スケジュールを考慮すると、申請後の交付決定まで一定の期間(数週間〜数ヶ月)を要する可能性があります。
4月〜5月の年1回申請に要注意
申請受付は毎年4月1日〜5月31日の2ヶ月間のみです。この期間を逃すと翌年度まで申請できないため、施設・設備投資の計画を年度前半に集中させるか、前年度からの計画策定が必要です。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 茅野市中小企業振興条例に定める市内中小企業(工業・観光関連)
- 市内に工場・事業所等を設置または設置予定の事業者
補助対象施設・設備の区分と上限額
- 公害防止施設: 大気・水質・騒音等の公害防止設備(上限800万円・補助率10%以内)
- 廃棄物処理施設: 廃棄物の適正処理に係る施設(上限20万円・補助率5%以内)
- 福利厚生施設: 従業員向け福祉・厚生施設(上限300万円・補助率10%以内)
- 工場等の建物: 工場・事業所の建設・増築(上限800万円・課税標準×1.4%で2-3年)
- 工場用地: 工場設置のための土地取得(上限500万円・課税標準×1.4%で2-3年)
- 償却資産: 機械・設備等の取得(上限300万円・課税標準×1.4%で2-3年)
申請要件
- 4月1日〜5月31日の申請期間内に申請すること
- 審議会の審議を経ること
ポイント
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申請ガイド
STEP1: 投資計画の策定と補助対象区分の確認
施設・設備投資の内容を整理し、どの補助区分(公害防止・廃棄物処理・福利厚生・工場建物・工場用地・償却資産)に該当するかを確認します。複数区分にまたがる場合は全て整理してください。
STEP2: 事前相談(申請期間前に推奨)
茅野市産業振興課等に事前相談し、補助対象要件・必要書類・審議会スケジュール等を確認します。4月の申請開始に間に合わせるため、2〜3月頃からの事前相談開始が理想です。
STEP3: 申請書類の準備(4月1日〜)
申請書・施設・設備の図面や仕様書・見積書・土地の場合は登記事項証明書等・会社概要(資本金・業種等)・決算書等を整備します。
STEP4: 申請書の提出(〜5月31日)
所定の申請書類一式を期限内に茅野市役所の担当窓口へ提出します。
STEP5: 審議会による審査・交付決定
審議会での審議を経て採択・不採択が決定されます。採択企業には交付決定通知が送付されます。
STEP6: 施設設置・設備取得・実績報告
交付決定後に施設の建設・設備の購入を進め、完了後に実績報告書・証憑書類を提出して補助金を受領します。
ポイント
審査と成功のコツ
大型投資ほど効果が高い制度設計を理解する
複数区分の同時申請で補助額を最大化する
公害防止・福利厚生投資も忘れずに申請する
条例適合性の確認を投資決定前に行う
ポイント
対象経費
対象となる経費
工場等建物(3件)
- 工場・事業所の新築費用
- 工場・事業所の増築費用
- 付属建物(倉庫・管理棟等)の建設費用
工場用地(2件)
- 工場設置目的の土地取得費
- 造成・整地費用(土地取得に付随するもの)
公害防止施設(4件)
- 大気汚染防止装置
- 排水処理設備
- 騒音・振動防止設備
- 臭気対策設備
廃棄物処理施設(3件)
- 産業廃棄物処理設備
- 廃液処理装置
- 廃棄物保管・分別設備
福利厚生施設(3件)
- 社員食堂・休憩室の設置
- 更衣室・シャワー設備
- 健康管理室・医務室
機械・設備等(償却資産)(4件)
- 製造機械・工作機械
- 検査・測定装置
- 生産設備・ライン機器
- 情報システム機器(製造工程用)
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 申請期間(4/1〜5/31)外に申請された投資
- 中小企業振興条例の対象外業種の設備投資
- 土地・建物の賃借料(賃貸は対象外)
- 中古設備(要件により異なる場合あり、要確認)
- 既存施設の維持・修繕費(新増設でないもの)
- 交付決定前に着手・完了した施設・設備
- 事務所・営業所等の非工業用建物(工場・生産施設でないもの)
よくある質問
Q工場を新設する場合、建物・土地・機械設備を全て同時に申請できますか?
各区分は独立した補助対象として設けられているため、工場新設に伴う建物(上限800万円)・土地(上限500万円)・機械設備(上限300万円)をそれぞれ別区分として申請できる可能性があります。ただし同一申請での取り扱いや上限額の合算適用については条例・要領の規定によりますので、申請前に担当窓口で確認してください。複数区分を整理して一括申請することで合計最大1,600万円の補助が期待できます。
Q「課税標準×1.4%が2〜3年間補助」とは具体的にどういう意味ですか?
固定資産税の課税標準額(固定資産の評価額)に1.4%(固定資産税の標準税率)を乗じた金額が2〜3年間にわたって補助される仕組みです。例えば工場建物の課税標準額が5,000万円であれば、5,000万円×1.4%=70万円が毎年補助され、2年間なら計140万円、3年間なら計210万円の補助総額となります。ただし補助の年数(2年か3年か)は条件によって異なりますので申請要領をご確認ください。
Q公害防止施設の補助は、省エネや環境配慮の観点で行う設備投資も対象ですか?
公害防止施設は主に大気・水質・騒音・振動・悪臭等の公害防止を直接的な目的とする施設が対象です。省エネ設備やGX関連設備は公害防止よりも競争力強化・環境改善の観点が主となるため、茅野市の別制度(製造業等労務環境改善・競争力強化促進補助金等)が適合する場合があります。具体的な設備の補助区分については担当窓口に確認することを推奨します。
Q観光業も対象とありますが、宿泊施設の設備投資も補助を受けられますか?
茅野市中小企業振興条例の対象業種として観光関連業が含まれている場合、宿泊施設等の設備投資も補助対象になり得ます。ただし「工業・観光」とある補助区分が全ての観光関連設備に適用されるかどうかは条例の定義次第です。八ヶ岳エリアの観光産業は茅野市にとって重要な産業であることから一定の配慮がある可能性がありますが、具体的な設備と業種区分について早期に担当窓口に確認することを推奨します。
Q審議会で不採択になった場合、再申請はできますか?
不採択の場合、翌年度の申請期間(4月1日〜5月31日)に再申請することは一般的に可能です。ただし、不採択の理由(要件不適合・予算超過・審議会での優先度判断等)によって対応が異なります。不採択通知を受けた場合は、担当窓口に不採択の理由を確認し、翌年度申請に向けて改善できる点があるかを相談することを推奨します。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
茅野市中小企業振興補助金は施設・設備の取得時に一度補助を受ける性質であり、国・県の設備投資補助金との組み合わせにより投資負担をさらに軽減できます。ただし同一費用に対する重複補助は不可であるため、費用の按分が重要です。 最も補完性の高い国制度は「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」です。革新的な製造プロセスや新サービス開発に関わる機械・設備投資を対象とし、補助率1/2〜2/3・最大1,000万円以上の規模があります。ものづくり補助金で機械設備を申請し、工場建物・土地は本補助金で申請するという費用分担が典型的な組み合わせです。 長野県の「企業立地促進補助金」や「工場設置奨励金」も工場新設・増設に対する補助制度であり、市の制度と県の制度を重複なく組み合わせることで補助総額を拡大できます。長野県の産業立地政策として工場誘致に積極的な姿勢があるため、長野県産業労働部への相談も並行して行うことを推奨します。 また、公害防止設備については環境省・経済産業省系の省エネ・環境対策補助金(例: 省エネ設備投資補助、GX投資補助)との組み合わせも検討価値があります。設備の環境性能(省エネ・排出削減効果)を明確化しておくと複数制度への申請がしやすくなります。
詳細説明
茅野市中小企業振興補助金(工業・観光)とは
茅野市中小企業振興条例に基づき、市内の工業・観光関連中小企業が行う施設設置や機械・設備等の取得を補助する制度です。企業の設備投資を後押しすることで、地域産業の振興と雇用維持・創出を図ることを目的としています。
補助対象施設・設備の種類
- 公害防止施設(上限800万円・補助率10%以内): 大気・水質・騒音・振動・悪臭等の公害防止に係る設備。環境コンプライアンスへの対応投資に活用できます。
- 廃棄物処理施設(上限20万円・補助率5%以内): 産業廃棄物等の適正処理に関する施設。補助率は他区分より低いものの、適正処理義務への対応投資を支援します。
- 福利厚生施設(上限300万円・補助率10%以内): 従業員向けの福祉・厚生施設。人材確保・定着に有効な投資を支援します。
- 工場等の建物(上限800万円): 工場・事業所の新築・増築。課税標準×1.4%が2〜3年間補助されます。
- 工場用地(上限500万円): 工場設置目的の土地取得。課税標準×1.4%が2〜3年間補助されます。
- 機械・設備等の償却資産(上限300万円): 生産機械・検査装置等の設備取得。課税標準×1.4%が2〜3年間補助されます。
補助率の仕組み
指定施設(公害防止・廃棄物処理・福利厚生)は取得費用の一定率(10%以内または5%以内)が補助されます。工場等(建物・土地・機械設備)については固定資産税の課税標準額×1.4%(固定資産税率相当)が2〜3年間にわたって補助される仕組みで、実質的に固定資産税の一部を市が負担することになります。
審議会による採択プロセス
補助の採択は茅野市の審議会での審議を経て決定されます。申請後、審議会が開催されるまでの期間(数ヶ月程度)を考慮した上で投資スケジュールを立案してください。交付決定前の着工・購入は補助対象外となる可能性があるため、審議スケジュールを確認した上で着手時期を計画することが重要です。
申請期間
申請受付は毎年4月1日〜5月31日の2ヶ月間のみです。この期間を逃すと翌年度の申請まで待つ必要があるため、大型投資を計画している企業は前年度末から準備を始め、4月の申請開始と同時に提出できるよう備えることを推奨します。
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