今日紹介してもらうのは鳥取県の給付金なんですよね。「小児慢性特定疾病児童等長期入院時付添支援事業助成金」……すごい長い名前!(笑)どんな制度なんですか?
そうなんです!(笑)一言でいうと、小児慢性特定疾病のお子さんが長期入院する際、付き添う保護者にかかる費用を助成する制度です。鳥取県が令和6年度(2024年度)からスタートしました。
付き添いで費用がかかるんですか?なんかイメージわかないんですが……。
これが意外と大きいんですよ!お子さんが入院すると、病室に付添ベッドを設置してもらうことが多いんですが、その付添ベッドの寝具レンタル代が毎日かかるんです。さらに食事代も自腹になる。慢性疾患だと入院が何週間・何ヶ月と長期化することもあって、累積すると相当な金額になります。
そうなんです。医療費は小児慢性特定疾病の助成制度でカバーされますが、付き添いにかかる生活費的な部分は別途自己負担になる。鳥取県はそこに目を向けて、この助成金を作りました。
小児慢性特定疾病の治療は入院が長期化しやすく、保護者が病院に付き添い続けることで付添ベッドのレンタル代・食事代等の経済的負担が積み重なる問題がありました。鳥取県は令和6年度からこの負担を軽減するための助成制度をスタートさせました。
対象者チェックリスト
そうですね。まず大前提として、鳥取県が認定した「小児慢性特定疾病医療費受給者証」を持っているお子さんの保護者であることが必要です。そのうえで、以下の条件を全部満たす必要があります。
| 条件 | 内容 |
|---|
| 入院の長さ | 6日以上の入院(長期入院の定義) |
| 付き添いの泊数 | 保護者が5泊以上病院に宿泊して付き添う |
| 子どもの学年 | 小学生以下、または付き添いの必要性が高いと認められる子 |
| 受給者証 | 鳥取県認定の小児慢性特定疾病医療費受給者証を保有 |
基本的には小学生以下が対象です。ただ「付き添いの必要性が高い子ども」という例外規定があるので、中学生以上でも付き添いが医学的に必要と認められる場合は対象になりえます。具体的にはお住まいの総合事務所に確認してみてください。
小児慢性特定疾病医療費の助成制度で発行される証です。都道府県(鳥取県の場合は各総合事務所)で認定を受けて交付されます。もし受給者証をまだ持っていない場合は、まずそちらの申請から始める必要があります。
小児慢性特定疾病医療費助成制度については別ページでも解説しているので参考にしてください。
鳥取市、岩美郡、八頭郡に住所がある場合は、県の総合事務所ではなく鳥取市の担当窓口に申請・問い合わせをしてください。他の市町村在住の方は住所地を所管する鳥取県総合事務所(東・中・西部いずれか)への申請になります。
2種類あって、1つ目は寝具レンタル代の2分の1(実費の半額)。病院によって価格は違いますが、付添ベッドのレンタルって1泊1,000〜2,000円程度かかるところも多くて、その半額が戻ってくるイメージです。
2つ目は食事等その他の費用として1日あたり1,000円の定額助成です。こちらはレシートや領収書なしで、泊数に応じて定額でもらえます。
| 助成項目 | 金額 | 備考 |
|---|
| 寝具レンタル代 | 実費の2分の1 | 病院の付添ベッド寝具レンタルのみ(ホテル等は対象外) |
| 食事等の費用 | 1,000円/日(定額) | 領収書不要・泊数×1,000円 |
1泊1,000円の定額ってことは、たとえば10泊付き添ったら食事等で1万円もらえる?
そうです!10泊なら1万円、20泊なら2万円。さらに寝具レンタル代の半額も上乗せされます。長期入院になるほど助成額も大きくなる設計です。
「付き添いのために病院に宿泊する際の寝具レンタル代」に限定されています。注意点として、病院内の宿泊室(家族室等)の利用代や、病院外のホテル・宿泊施設の代金は対象外です。あくまで病室内の付添ベッドに使う寝具のレンタル代というイメージです。
- 寝具レンタル代: 実費の1/2(領収書の提出が必要)
- 食事等の費用: 1日1,000円の定額(泊数×1,000円、領収書不要)
- 2種類を合算して支給される
申請の流れ
ざっくりいうと4ステップです。金額感も確認できたところで、順を追って説明しますね。
1申請書のダウンロード・記入
鳥取県公式サイトから「鳥取県小児慢性特定疾病児童等長期入院時付添支援事業助成金交付申請書兼請求書」をPDFまたはWordでダウンロードして必要事項を記入します。
2添付書類の準備
①寝具レンタル代の領収書、②小児慢性特定疾病医療費受給者証の写し、③自己負担上限額管理表の写し の3点を用意します。
3総合事務所へ提出
住所地を所管する鳥取県総合事務所長あてに提出します(鳥取市・岩美郡・八頭郡在住者は鳥取市へ)。
4交付決定・振込
申請受付後、原則20日以内に交付決定が行われ、口座に振り込まれます。
入院が30日を超えて継続する場合は、月ごとに申請できます。各月末日を退院日とみなし、翌月初日を入院開始日として扱う形です。毎月こまめに申請するイメージです。
そうです。退院後に申請するのが基本です。ただし、30日超えの長期入院は月ごとの途中申請もできるのがポイントです。
必要なのは3点です。まず申請書本体。これは鳥取県公式サイトからダウンロードします。次に寝具レンタル代の領収書。病院からもらった原本を用意してください。そして小児慢性特定疾病医療費受給者証と自己負担上限額管理表の写しです。
| 書類 | 入手方法 |
|---|
| 交付申請書兼請求書 | 鳥取県公式サイトよりDL(PDF・Word) |
| 寝具レンタル代の領収書 | 病院から受け取った原本 |
| 小児慢性特定疾病医療費受給者証の写し | 手元の受給者証をコピー |
| 自己負担上限額管理表の写し | 手元の管理表をコピー |
そうなんです!食事等の費用は泊数×1,000円の定額なので領収書は不要。あくまで寝具レンタル代だけ領収書が必要です。この点は誤解しやすいので要注意です。
なるほど、シンプルですね。申請書類の数も少なくて助かります。
そうですね。他の給付金と比べると書類が少なくて手続きは比較的しやすい制度だと思います。ただ受給者証の写しが必要なので、受給者証を手元に保管しておくことが大事です。
原則として令和7年3月31日(2025年3月31日)までです。これが基本の締め切りです。
はい。令和7年2月1日から3月31日までの間に退院した場合は、令和7年5月31日まで延長されます。退院してすぐ申請書類をそろえるのが難しいケースへの配慮ですね。
| 退院時期 | 申請期限 |
|---|
| 〜令和7年1月31日退院 | 令和7年3月31日まで |
| 令和7年2月1日〜3月31日退院 | 令和7年5月31日まで |
「令和7年度」の話ですよね?令和8年度はどうなるんでしょう?
現在公式サイトで確認できるのは令和7年度分(2025年4月〜2026年3月の入院が対象)の情報です。制度が継続する場合は令和8年度分も同様の仕組みで募集されると考えられますが、最新の期限は鳥取県公式サイトや総合事務所で確認することをおすすめします。
期限を過ぎると原則として助成を受けられなくなります。退院したら速やかに書類を準備して申請しましょう。長期入院(30日超)の場合は月ごとの途中申請も活用してください。
読者がよく疑問に思うことを聞いておきたいんですが、病院外のホテルに泊まったときはどうなるんですか?
残念ながら病院外のホテル・宿泊施設の利用代は対象外です。あくまで「付き添いのために病院に宿泊する際の寝具レンタル代」なので、病室内での付添ベッド寝具限定です。遠方の病院に通う際にビジネスホテルに泊まるケースは助成されません。
きょうだいがいる場合はどうですか?2人の子どもが小児慢性の子の場合。
入院している受診者1人に対しての助成なので、入院している子ども1人分ずつの申請になります。2人のお子さんがそれぞれ別々に入院・付き添い条件を満たすなら、それぞれ申請できます。
公式サイトには窓口提出と記載されていますが、郵送可否については住所地の総合事務所に直接確認するのが確実です。
他にも鳥取県には小児慢性特定疾病関連の制度があるんですか?
鳥取県子ども家庭部 家庭支援課
電話 0857-26-7687
住所地の鳥取県総合事務所(東部・中部・西部)への申請となります。鳥取市・岩美郡・八頭郡在住の方は鳥取市の担当窓口へ。
そうなんです。この手の制度を悪用した詐欺には十分注意が必要です。
- 鳥取県や市区町村がATMでの操作を求めることはありません
- 電話で口座番号や暗証番号を聞くことはありません
- 給付金の手続きで手数料の事前支払いを求めることはありません
- 不審な電話・メール・訪問があったら、まず鳥取県子ども家庭部 家庭支援課(電話 0857-26-7687)に確認しましょう
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 鳥取県小児慢性特定疾病児童等長期入院時付添支援事業助成金 |
| 対象者 | 鳥取県認定の小児慢性特定疾病医療費受給者の保護者(5泊以上付き添い) |
| 助成額 | 寝具レンタル代の1/2 + 食事等1,000円/日 |
| 申請先 | 住所地の鳥取県総合事務所(鳥取市・岩美郡・八頭郡在住は鳥取市へ) |
| 問い合わせ | 鳥取県子ども家庭部 家庭支援課 TEL 0857-26-7687 |
| 公式ページ | 鳥取県公式サイト |
なるほど!小児慢性疾患のお子さんが長期入院する際に付き添う保護者が対象で、寝具レンタル代の半額と食事代1,000円/日がもらえるということですね。
そうです!見落としやすい制度ですが、対象の方はぜひ活用してください。入院が長くなるほど助成額も大きくなりますから。まず
鳥取県公式サイトで最新情報を確認して、申請書をダウンロードするところから始めてみてください。
はい、鳥取県の医療・子育て関連の制度は充実しています。
鳥取県の給付金一覧で他の制度も確認してみてください。お住まいの市町村の上乗せ制度がある場合もありますよ!