秋田県でエコ・SDGs補助金を使うなら何から調べる?


佐藤
編集長
最近、うちの取引先も「SDGsに取り組まないと」とか言い始めて、実際に補助金を使って省エネ設備を入れたらしいんですよ。秋田でもそういった支援制度って充実してるんですか?

室谷
代表取締役
めちゃくちゃ充実してますよ!エコ・SDGs関連の補助金・助成金って、国から県、市区町村まで含めると全部で430件以上あって、秋田県の事業者が申請できるものも相当な数があります。ただ「どれが自分に使えるか」が分かりにくいんですよね。

佐藤
編集長
たしかに、「SDGs補助金」で検索しても山ほど出てきて迷うんですよね(笑)。

室谷
代表取締役
そうなんです。まず全体像をざっくり4つに分けると、①再エネ・脱炭素設備の導入、②省エネ設備・機器の交換、③環境保全・SDGs活動の助成、④住宅の省エネ化。この4カテゴリで8割くらいカバーできます。

佐藤
編集長
事業者と個人で使えるものも違いますよね?

室谷
代表取締役
そこが重要で、①②は主に事業者向け、③は主にNPO等の団体向け、④は住宅オーナーや個人も使えます。秋田の場合は風力・地熱などの再エネポテンシャルが高いので、再エネ導入系の補助金が特に手厚いんです。

佐藤
編集長
ほんとですか!どんな制度があるんですか?
秋田県の事業者向け - 再エネ・脱炭素補助金

佐藤
編集長
まず、事業者が一番使いやすい制度から教えてください!

室谷
代表取締役
秋田県独自の制度でいちばんインパクトが大きいのが「秋田県再エネ導入促進事業補助金」ですね。上限が3,000万円とかなり高くて、全業種が対象です。

佐藤
編集長
3,000万円!それはすごい。何に使えるんですか?

室谷
代表取締役
太陽光発電・風力・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギー設備、蓄電池、熱供給設備の導入に使えます。物価高騰対策臨時交付金を財源にしていたので、エネルギーコスト削減という目的が明確な事業者が使いやすい設計になっています。

佐藤
編集長
予算がなくなり次第終了なんですよね?

室谷
代表取締役
そうなので、早めに動くことが大事です。秋田は風況が良くて、風力発電の適地も多い。再エネを入れると電気代が下がるだけでなく、取引先へのSDGs対応のアピールにもなりますからね。

佐藤
編集長
国の制度も使えますよね?

室谷
代表取締役
もちろん。国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」はEV・PHEVの車両購入に最大85万円の補助が出ます。秋田の農業・漁業・建設業者が配送トラックをEV化する場合にも対象になります。

佐藤
編集長
農家さんや漁業者も使えるんですね!

室谷
代表取締役
全業種対象なのが国の制度の強みです。あと建設機械の電動化(GX建設機械への転換)に対しては「建設機械の電動化促進事業」があって補助率2/3という手厚さです。油圧ショベルやホイールローダーをEV化したい秋田の建設会社には使い勝手がいいですよ。

佐藤
編集長
建設業界でも脱炭素が求められてるんですね〜。

室谷
代表取締役
特に秋田は公共工事が多いので、発注側(自治体)がCO2削減を条件に入れてくるケースが増えてきています。先手を打って電動化した会社が有利になりますよ。
省エネ設備導入で毎年の電気代を削る国の補助金


佐藤
編集長
再エネほど大きくなくていいから、手頃に省エネ設備を入れたい場合はどうですか?

室谷
代表取締役
そういう場合は「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」が使えます。最大110億円規模の大型事業で、産業・業務・家庭の各部門で省エネ性能の高い設備を入れる費用を補助してくれます。

佐藤
編集長
110億円!国全体の予算ですよね(笑)。

室谷
代表取締役
そうです(笑)。ただ間接補助方式なので、実際は執行団体を通じて申請する仕組みになっています。中小企業向けには「省エネルギー設備投資利子補給金助成事業」も合わせて活用できますよ。

佐藤
編集長
他にも省エネ系の補助金ってありますか?

室谷
代表取締役
あります。秋田市内の中小企業なら「秋田市中小企業者等省エネルギー設備導入等促進事業補助金」があります。補助対象経費の1/3・上限100万円で、省エネ診断の改善提案を実施するのが条件です。令和7年度で終了予定なので、今年度が最後のチャンスになります。

佐藤
編集長
今年度が最後!急がないとですね。

室谷
代表取締役
そうなんです。この手の補助金は予算消化が早くなる傾向があります。中小企業の環境対応を支援する「中小企業等エネルギー利用最適化推進事業」も[/subsidy/2220]として国が実施していて、エネルギー診断と改善提案の実施を支援してくれます。

佐藤
編集長
診断から入れるのはありがたい。

室谷
代表取締役
「何をすれば省エネになるか分からない」という会社こそ診断から入ることをお勧めします。診断結果をもとに補助金を申請するとスムーズに採択されやすいですよ。
省エネ補助金のポイント
- 診断→設備導入の順番で進めると採択率が上がる
- 国の補助金と秋田市の補助金を重複受給しないよう注意(両方への同時申請は原則不可)
- エネルギーコスト削減額×回収年数でROIを計算してから申請書に記載するとよい
リサイクル・資源循環でSDGsに取り組む補助金

佐藤
編集長
「SDGs」っていうとリサイクルや資源の有効活用って印象もありますよね。

室谷
代表取締役
そうです。資源循環系では「先進的な資源循環投資促進事業」が大型で、廃プラスチックや金属の高度リサイクル設備に中小企業1/2・大企業1/3の補助率。補助上限は300億円と国内最大規模ですよ。

佐藤
編集長
ちょっと規模感がすごすぎて(笑)。これは秋田の中小企業でも使えるんですか?

室谷
代表取締役
業種次第ですが、廃棄物処理業・金属スクラップ業者なら可能性はあります。秋田は金属製造業や木材加工業もあるので、素材の循環利用に取り組む事業者は要チェックです。もう少し身近なところでは「省CO2型プラスチック高度リサイクル設備導入事業」も補助率1/2で使えます。

佐藤
編集長
プラスチック問題って秋田でも関係あるんですか?

室谷
代表取締役
海岸線を持つ秋田は漂着ゴミ(プラスチック)の問題が実は大きいんですよ。男鹿半島や能代の海岸には大量のプラごみが流れ着きます。それを回収・リサイクルする事業者にとっては、こうした補助金が非常に有益です。

佐藤
編集長
そういう地域課題と補助金が結びつくんですね!

室谷
代表取締役
「デコ活」推進事業([/subsidy/7271])も見逃せないですよ。環境省が推進する国民運動の一環で、脱炭素につながるライフスタイル転換を促す取り組みへの補助。マッチングファンド方式で、自己資金と補助金を組み合わせて活用します。
| 補助金名 | 補助率/額 | 主な対象 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 秋田県再エネ導入促進補助金 | 上限3,000万円 | 全業種・事業者 | 秋田県独自 |
| クリーンEV導入補助金 | 最大85万円/台 | 全業種 | 国 |
| 建設機械電動化促進事業 | 2/3 | 建設事業者 | 国 |
| 先進的省エネ投資促進支援 | ー(執行団体経由) | 全業種 | 国 |
| 先進的資源循環投資促進 | 1/2(中小) | 廃棄物・リサイクル業 | 国 |
| 省CO2型プラスチックリサイクル | 1/2(中小) | 製造・廃棄物業 | 国 |
| デコ活推進事業 | マッチングファンド | NPO・事業者 | 国 |
| 環境あきたエコ活動支援助成金 | 9/10・上限30万円 | NPO等団体 | 秋田県 |
| 低炭素型ディーゼルトラック | 最大75万円/台 | 中小トラック事業者 | 国 |
秋田県のNPO・団体向け - 環境活動支援助成金

佐藤
編集長
NPOや市民団体がSDGs活動をする場合はどうですか?

室谷
代表取締役
それは「環境あきたエコ活動支援助成金」が最も使いやすいですね。秋田県が環境あきた県民フォーラムに委託して運営している制度で、補助率は経費の9/10・上限30万円という手厚さです。

佐藤
編集長
9/10ってかなり高いですよね!

室谷
代表取締役
そうなんです。環境保全の実践活動、教育啓発活動、調査研究活動が対象で、令和7年度の公募期間は令和7年4月21日から5月19日まででした。採択された団体は6月の審査会でプレゼンをします。

佐藤
編集長
採択されると何ができるんですか?

室谷
代表取締役
例えばビーチクリーンやリサイクル啓発キャンペーン、森林保全活動など。令和6年度は6団体が採択されていて、事業報告会も実施されています。費用面では謝金・旅費・消耗品・印刷費・使用料などが対象です。

佐藤
編集長
飲食費は対象外って聞いたことありますが?

室谷
代表取締役
正解です(笑)。飲食費、会員への手当、団体運営費、1件3万円以上の物品購入は対象外になっています。あと講師謝金と旅費の合計が上限15万円(助成金上限の1/2)に制限されているので、講演会中心の企画は要注意ですね。
環境あきたエコ活動支援助成金の注意点
- 国・県・市町村から同種の補助金を受けている事業は対象外
- 1件3万円以上の物品購入は対象外
- 講師謝金+旅費の合計上限は15万円
- 提出は郵送または持参のみ(オンライン申請不可)
- 問い合わせ先: 環境あきた県民フォーラム(〒010-0951 秋田市山王4-1-2)

佐藤
編集長
なるほど、早めに相談したほうがよさそうですね。

室谷
代表取締役
そうですね。審査があるので、計画書の作りこみも重要です。特に「秋田の自然環境にどう貢献するか」という地域性を明示すると採択されやすいですよ。
住宅・建物の脱炭素化補助金(個人・事業者共通)

佐藤
編集長
次は住宅系の話も聞きたいんですが。秋田って寒いじゃないですか。断熱にも補助金が使えるんですか?

室谷
代表取締役
これが使えるんですよ!環境省の「断熱窓改修による住宅省エネ支援事業」は、既存住宅の窓を断熱窓にリフォームする費用を補助してくれます。秋田みたいな積雪寒冷地こそ断熱効果が大きいんです。

佐藤
編集長
光熱費が全然違いますよね(笑)。

室谷
代表取締役
本当に。「断熱リフォーム支援事業」では断熱材や窓・ガラスの改修が対象で、ヒートショック防止にもつながります。戸建て・集合住宅どちらも対象です。

佐藤
編集長
ZEH(ゼロエネルギー住宅)ってよく聞くんですが?

室谷
代表取締役
「ZEH化支援事業」は新築住宅でZEH基準を満たす場合に補助が出ます。秋田の冬の寒さを考えると断熱性能を上げるだけで暖房費が大幅に下がります。さらに太陽光を載せてZEH認定を受けると補助が手厚くなりますよ。

佐藤
編集長
もっと先進的な住宅を作ろうとする場合は?

室谷
代表取締役
LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)というカテゴリがあって、「サステナブル建築物等先導事業」では最大140万円の補助が出ます。建設から廃棄までのCO2排出量をトータルでマイナスにする住宅が対象で、秋田の工務店・ハウスメーカーが手掛ける場合に活用できます。

佐藤
編集長
そういえば秋田市の省エネ設備補助金って今年度で終わりでしたよね?

室谷
代表取締役
そうなんです。令和7年度をもって終了なので、今年度(2025年度)が申請できる最後のチャンスです。補助対象経費の1/3・上限100万円で、予算残額も令和7年5月時点ではまだあります。
申請のポイント - 秋田での採択率を上げるコツ

佐藤
編集長
実際に申請するときの注意点を教えてください!

室谷
代表取締役
まず一番大事なのがGビズIDの取得です。国の補助金のほとんどがjGrants経由の申請になっているので、GビズID(プライム/メンバー)がないと申請できません。取得まで2〜3週間かかるので、補助金を使おうと思ったらすぐにGビズIDの申請をしてください。

佐藤
編集長
先に取るのが大事なんですね!

室谷
代表取締役
そうです。公募が始まってから「GビズIDがない!」となるパターンが多くて(笑)。あと秋田の場合、補助金申請で加点になる「秋田SDGsアワード」の受賞歴も意識すると有利です。秋田県が「あきたSDGsアワード2025」を毎年実施していて、受賞すると県内の評判も上がりますよ。

佐藤
編集長
SDGsアワードで認知度を上げつつ補助金も活用するという感じですね!

室谷
代表取締役
そのとおりです。国の補助金の採択審査では「地域への波及効果」が評価されることが多い。秋田の気候・産業・地域課題(少子高齢化・人口流出)とセットで書くと説得力が増します。
1自社のエコ・SDGs取り組みを棚卸しする(省エネ・再エネ・廃棄物削減etc)
2GビズIDをすぐ取得する(取得まで2〜3週間)
3対象補助金を国/県/市区町村で整理し、重複しないか確認
4申請書に「CO2削減量の数値目標」と「秋田地域への波及効果」を具体的に書く
5申請期限の1ヶ月前までに書類を揃え、金融機関や専門家に相談する

佐藤
編集長
金融機関への相談も大事なんですか?

室谷
代表取締役
補助金は後払いが基本なので、採択後の事業実施期間中の資金繰りが課題になります。秋田銀行や北都銀行、地域の信金も補助金活用支援に力を入れているので、事前に相談しておくと融資のつなぎとか資金調達のアドバイスをもらえますよ。

佐藤
編集長
後払いリスクって見落としがちですよね…。

室谷
代表取締役
多いです。補助金が振り込まれるのは事業終了後3〜6ヶ月後というケースも。設備投資の規模が大きいほど手元資金が必要になります。地域の金融機関と早めに連携しておくことをお勧めします。
秋田の特色 - 風力・地熱のエネルギーポテンシャルと補助金

佐藤
編集長
最後に、秋田ならではの話も聞かせてください。

室谷
代表取締役
秋田って実は再生可能エネルギーのポテンシャルが全国トップクラスなんですよ。秋田港沖の洋上風力発電が2023年に商業運転を開始していて、日本の洋上風力の先進地なんです。

佐藤
編集長
えっ、秋田がリードしてるんですね!

室谷
代表取締役
そうなんです。「地域脱炭素実現に向けた具体施策実装支援事業」([/subsidy/1876]と[/subsidy/1890])は自治体や事業者が地域の特性を活かした脱炭素施策を実施する際に使える大型補助金です。秋田の洋上風力・地熱・バイオマスと組み合わせた地域エネルギー自立モデルは、この補助金の採択審査で非常に評価されやすい内容です。

佐藤
編集長
じゃあ農業や林業でも使えるケースがある?

室谷
代表取締役
あります!農業の場合は廃棄物(もみ殻・バイオマス)を活用したエネルギー創出、林業の場合は木質バイオマスの活用が「資源循環」と「再エネ」の両方でSDGsに合致します。「地域共生型廃棄物発電等導入促進事業」なども視野に入れると、秋田ならではのエコビジネスが開けてきます。

佐藤
編集長
秋田の自然資源をフルに活かせるんですね!

室谷
代表取締役
まさにそれが秋田の強みです。省エネ・再エネ・資源循環の三本柱でエコ・SDGsに取り組めば、補助金も活用しやすくなるし、地域の脱炭素先進モデルとして認知されれば更なる支援も受けやすくなります。まず自社や団体でできるところから始めてみてください!

佐藤
編集長
ありがとうございます!かなり整理できました。まずGビズIDを取ってみます(笑)。
秋田のエコSDGs補助金 まとめ
- 事業者向けは「再エネ導入」「省エネ設備」「資源循環」の3ルート
- 秋田県独自の再エネ導入促進補助金は上限3,000万円で全業種が対象
- NPO等の団体は「環境あきたエコ活動支援助成金」(9/10・上限30万円)が活用しやすい
- 住宅の断熱・ZEH化にも国の補助金が使える
- GビズIDは今すぐ取得。申請直前では間に合わない
- 採択審査では「秋田の地域課題への貢献」を数値で示すと有利

室谷
代表取締役
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