秋田県でイベントを開催したい!補助金って使えるの?


佐藤
編集長
室谷さん、秋田県で地域イベントや販促セミナーを開催したいんですけど、補助金って使えるんですかね?

室谷
代表取締役
使えますよ!秋田県内の中小企業や団体がイベントを開催する場合、国の補助金から秋田県独自の制度まで、うまく組み合わせると結構な金額を賄えます。まず全体像を整理しましょうか。

佐藤
編集長
ぜひ!どんな種類があるんでしょう。

室谷
代表取締役
大きく分けると3つです。1つ目は小規模事業者持続化補助金のような「販路開拓を目的とするイベント向け」の国の補助金。2つ目は複数事業者が連携する「共同・協業型」の補助金。3つ目が環境系や地域活性化系の特定テーマに絞った補助金ですね。

佐藤
編集長
なるほど、種類が多いですね(笑)。どれを選べばいいかって、どう判断するんですか?

室谷
代表取締役
申請主体と目的で絞るのが一番早いです。秋田県内に事業所がある1社でやるなら持続化補助金が狙い目。10社以上でグループを組めるなら共同販路開拓支援補助金。脱炭素やSDGs絡みのイベントならデコ活推進事業、という感じです。
秋田県で使えるイベント・事業運営向け補助金の全体像

佐藤
編集長
具体的な補助額から教えてもらえますか?上限がいくらかって気になりますよね。

室谷
代表取締役
それが制度ごとにかなり違うんですよ。持続化補助金は補助上限50万円で補助率2/3。共同販路開拓支援補助金は最大5,000万円です。同じ「イベント向け」でも規模感がぜんぜん違います(笑)

佐藤
編集長
えっ、100倍ですか!(笑)

室谷
代表取締役
そうなんです。だからまず「自分たちはどの規模でやりたいか」を決めてから補助金を選んでほしいですね。逆算の発想で考えると迷いが減ります。
| 補助金名 | 補助上限 | 補助率 | イベント適用条件 |
|---|---|---|---|
| 小規模事業者持続化補助金 | 50万円 | 2/3 | 販路開拓目的の展示会・セミナー等 |
| 共同・協業販路開拓支援補助金 | 5,000万円 | 2/3 | 10社以上のグループが必要 |
| デコ活推進事業 | 上限なし | マッチングファンド | 脱炭素行動変容の啓発イベント |
| 酒類業振興支援事業費補助金 | 1,500万円 | 1/2 | 酒蔵ツーリズム・海外展開イベント |
| すこやかあきた出会い応援隊イベント補助金 | 20万円/回 | 10/10 | 秋田県登録の婚活イベント |

佐藤
編集長
「すこやかあきた出会い応援隊イベント補助金」って、名前がユニークですね。

室谷
代表取締役
これが秋田県独自のおもしろい制度なんです。秋田は全国でも高齢化・少子化が深刻な県でしょう。だから婚活・出会いイベントの開催費用を全額(10/10補助)で出してくれる制度を設けている。補助率100%は珍しいですよ。
小規模事業者持続化補助金でイベント費用を賄う方法

佐藤
編集長
中小企業が一番使いやすいのはやっぱり持続化補助金ですかね?

室谷
代表取締役
そうですね。秋田県内の商工会・商工会議所地区の小規模事業者なら、ほぼ全員が対象になれます。従業員20人以下(製造業は100人以下)という基準ですね。

佐藤
編集長
イベントの何が補助対象になるんでしょう?会場費とかも出る?

室谷
代表取締役
広報費、展示会出展費、販促品の作成費などが主な対象です。会場費は「借料」として補助対象に含まれますが、全額ではなく補助率2/3なので、たとえば会場費30万円なら最大20万円が補助される計算です。

佐藤
編集長
採択率はどんなもんですか?

室谷
代表取締役
直近の傾向でざっくり言うと採択率は40〜60%程度ですね。申請書の事業計画の質が大きく左右します。「なぜこのイベントで売上が上がるか」を具体的に書けるかどうかです。

佐藤
編集長
秋田県内での採択実績って、他の地域と比べてどうなんですか?

室谷
代表取締役
秋田は県全体が商工会地区と商工会議所地区に手厚く支援されているので、相談窓口が充実していますよ。秋田市・大仙市・横手市に商工会議所があって、それ以外のエリアは各地区の商工会に相談できます。
持続化補助金の申請前チェックリスト(イベント開催編)
- 自社は小規模事業者の要件を満たしているか(従業員数確認)
- 開催するイベントの目的が「販路開拓」であるか
- 商工会・商工会議所への事前相談を締切2週間前までに済ませられるか
- 補助対象経費と非対象経費を事前に仕分けしているか
- GビズIDプライムを取得済みか(電子申請に必須)

佐藤
編集長
GビズIDってなんですか?

室谷
代表取締役
jGrantsという国の電子申請システムを使うための認証IDです。取得に2〜3週間かかることがあるので、補助金の申請を考え始めたらまずGビズIDの申請を最初にやるのがコツです。これを後回しにして締切に間に合わなかった事業者をよく見かけます(笑)
10社以上で組むなら「共同・協業販路開拓支援補助金」が最強

佐藤
編集長
10社以上ってハードルが高そうですけど、秋田だと組合とか協同組合が多いですよね?

室谷
代表取締役
そうなんですよ。秋田県は農業協同組合、漁業協同組合、工業組合など、もともとグループで動いている業界が多いんです。そういう既存の組合やネットワークを使えれば、10社以上のグループは意外と組みやすい。

佐藤
編集長
5,000万円補助というのは現実的に使えるんですか?

室谷
代表取締役
使えますよ。条件は地域振興等機関(商工会、商工会議所、協同組合等)が主体になること。参画事業者が10社以上いること。展示会や商談会の開催、マーケティング拠点の運営などが事業内容の例です。秋田なら、たとえばきりたんぽや秋田杉の産地ブランドを全国展示会で売り込む事業がこれに当たります。

佐藤
編集長
なるほど!秋田の特産品を使った展示会イベントなら申請できそうですね。

室谷
代表取締役
まさに。秋田米「あきたこまち」や比内地鶏、ハタハタの産地としての強みをイベントで発信する場合にぴったりです。詳細は共同・協業販路開拓支援補助金のページでも確認できます。
脱炭素イベントなら「デコ活推進事業」という選択肢

佐藤
編集長
環境系のイベントを開催したい場合、デコ活ってどう使うんですか?

室谷
代表取締役
デコ活は「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の補助事業です。企業・自治体・NPOが連携して、市民の行動変容を促すイベントやキャンペーンを開催すると補助が出ます。

佐藤
編集長
秋田県で具体的にどんなイベントが対象になりますか?

室谷
代表取締役
たとえば地元の野菜を使ったエコ料理教室、再生可能エネルギーの啓発フォーラム、EV試乗体験イベントなんかが事例として挙げられています。秋田は風力発電が盛んですから、再エネ絡みのイベントは特に説得力があると思います。

佐藤
編集長
補助率が「マッチングファンド方式」というのが独特ですよね。

室谷
代表取締役
そうなんです。国と申請者が資金・人材・物的資源を持ち寄る方式なので、全額補助ではありません。ただ上限金額の設定がないので、大規模なイベントでも申請できるのが強みです。詳細はデコ活推進事業のページを参照してください。
秋田県独自のイベント補助金:婚活・地域活性化の手厚い支援

佐藤
編集長
先ほど出た「すこやかあきた出会い応援隊イベント補助金」について詳しく教えてください。

室谷
代表取締役
これは秋田県があきた結婚支援センターと連携して設けた制度です。少子化対策の一環として、結婚を望む独身男女の出会いの機会を増やすことを目的にしています。

佐藤
編集長
誰でも申請できるんですか?

室谷
代表取締役
「すこやかあきた出会い応援隊」として秋田県のあきた結婚支援センターに登録した企業・団体等が対象です。登録自体は無料なので、婚活イベントを開催したい企業やNPOは登録から始めましょう。

佐藤
編集長
補助率10/10というのは全額補助ということですよね?これはすごいですね!

室谷
代表取締役
そうなんです。1回あたり下限10万円・上限20万円の全額補助です。参加者の会場費やケータリング代、運営スタッフの謝礼などが対象経費に入ります。「補助金でイベントのコストをほぼゼロにできる」数少ない制度の一つです。申請窓口は秋田県人口戦略部男女共同参画推進課(TEL:018-860-1552)です。

佐藤
編集長
婚活以外の地域活性化イベントへの支援はありますか?

室谷
代表取締役
藤里町には「藤里町地域活性化事業推進補助金」があって、観光関連イベントや特産品開発にかかる費用の最大75%を補助してくれます。秋田県内の市区町村にも独自の補助金があるケースがあるので、開催地の市区町村役場に問い合わせてみるといいですよ。
酒類業のイベント・事業運営には酒類業振興支援事業費補助金

佐藤
編集長
秋田といえば日本酒の産地でもありますよね。蔵元がイベントをやる場合はどうですか?

室谷
代表取締役
そういう場合は国税庁が所管する酒類業振興支援事業費補助金が使えます。2つの支援枠があって、「海外展開支援枠」は酒蔵ツーリズムや海外販路の拡大、「新市場開拓支援枠」は商品差別化やICT活用が対象です。

佐藤
編集長
補助額はどのくらい?

室谷
代表取締役
海外展開支援枠は補助率1/2で上限1,000万円(グループで最大1,500万円)、新市場開拓支援枠は補助率1/2(小規模事業者は2/3)で上限500万円です。秋田には「大手門」「新政」「鷹勇」など全国的な蔵元がありますから、インバウンド向けの酒蔵見学ツアーや試飲イベントにうまく活用できますよ。詳細は酒類業振興支援事業費補助金のページで確認できます。

佐藤
編集長
日本酒の輸出を考えている蔵元さんには特に刺さる制度ですね。

室谷
代表取締役
そうですね。実際、秋田の蔵元で海外展開に力を入れているところは増えています。こういう補助金を使って試飲会を開催し、バイヤーとのマッチングに繋げるケースが増えてきていますよ。
イベント補助金の申請ステップ:秋田版実践ガイド


佐藤
編集長
実際に申請するにはどう動けばいいですか?手順を教えてください。

室谷
代表取締役
まず補助金を選んで、次に事前相談に行くことが大事です。持続化補助金なら秋田商工会議所か各地区の商工会、酒類業振興なら税務署が窓口になります。
1開催したいイベントの目的と規模を明確にする(販路開拓?地域活性化?脱炭素?)
2申請主体の確認(個社か、グループか、商工会議所加入かどうか)
3GビズIDプライムを取得する(2〜3週間かかるので最初にやる)
4担当窓口に事前相談(商工会・商工会議所・県産業労働部等)
5補助金交付申請書・事業計画書の作成と提出
6審査・交付決定通知の受領(ここから事業開始OK)
7イベントを実施して証拠写真・領収書を保管
8実績報告書を提出 → 補助金の入金

佐藤
編集長
ステップ6の「交付決定前に始めてはいけない」というのが落とし穴ですよね?

室谷
代表取締役
そうなんです!よくある失敗が「申請中だから大丈夫と思って先に会場費を払ってしまった」というケース。補助金の交付決定通知を受け取る前の支出は補助対象外になります。せっかく採択されても、事前に払った費用は補助されません。
申請前発注は絶対NG!
- 補助金の交付決定通知を受け取る前に、会場費・印刷費・委託費等を発注・支払してはいけない
- 見積書の取得は申請前からOKだが、実際の契約・発注は交付決定後に行うこと
- 違反すると採択されても補助金がもらえない

佐藤
編集長
GビズIDって取得が大変なんですか?

室谷
代表取締役
電子申請なら比較的スムーズですが、書類で申請すると数週間かかることがあります。ポイントは「法人は法人の印鑑証明書が必要」ということ。マイナンバーカードを持っていると電子証明書で即日発行できる場合もあるので、先に確認するといいです。
秋田での相談窓口まとめ

佐藤
編集長
秋田県内で補助金の相談ができる機関って、具体的にどこがありますか?

室谷
代表取締役
主要な窓口をまとめましょうか。持続化補助金の相談なら秋田商工会議所(018-863-8701)か各地区の商工会。共同販路開拓や県の補助金なら公益財団法人あきた企業活性化センター(018-863-2320)が様々な相談に応じてくれます。

佐藤
編集長
あきた企業活性化センターというのは聞いたことがありますね。

室谷
代表取締役
ここは秋田の中小企業支援の要とも言える機関で、農商工連携や研究開発系の助成金も多く扱っています。「あきた農商工応援ファンド事業」は中小企業と農林漁業者が連携した商品開発や販路開拓を支援してくれる面白い制度ですよ。

佐藤
編集長
イベントとセットで商品開発も助成してもらえるんですね。

室谷
代表取締役
そうです!たとえば農家と食品加工業者が組んで新商品を開発し、その新商品のお披露目イベントを開催する、という事業全体をカバーできます。申請の時点で複数の補助金を組み合わせる戦略を立てておくのがコツです。

佐藤
編集長
なるほど、補助金同士を組み合わせる発想は気づきませんでした!

室谷
代表取締役
ここが補助金活用の醍醐味ですね(笑)。1つの補助金に縛られず、「事業の全体像に対してどの補助金がどの費用を出してくれるか」をマッピングしてから申請すると、資金繰りのリスクが減りますよ。
まとめ:秋田県のイベント補助金を使いこなすために

佐藤
編集長
今日話していただいた内容を振り返ると、秋田県でイベントを開催するにはかなり豊富な選択肢がありますね。

室谷
代表取締役
そうですよ。国の制度だけでなく、秋田県独自の婚活イベント補助金や市町村レベルの地域活性化補助金まで、規模や目的に合わせて選べる。大事なのは「補助金を出してから考える」じゃなくて、「事業計画を先に固めてから補助金を探す」という順序です。

佐藤
編集長
最後に1つ、一番の失敗しないコツを教えてください。

室谷
代表取締役
事前相談を面倒くさがらないこと、これに尽きます!秋田の商工会・商工会議所は非常に親身になって相談に乗ってくれます。補助金の申請書の書き方まで一緒に考えてくれることも多い。専門家の手を借りることで採択率がぐんと上がりますよ。

佐藤
編集長
ありがとうございました。秋田県の補助金・助成金の全体像は秋田県の補助金・助成金一覧ページでも確認できます。