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令和8年度特許調査費用助成事業

基本情報

補助金額
100万円
補助率: 1/2
0円100万円
募集期間
2026-04-10 〜 2026-10-01
残り166
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉

この補助金のまとめ

特許調査費用助成事業は、東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)が実施する知財戦略支援制度です。独自の技術・製品を持つ都内中小企業が、民間調査会社等に他社特許調査を依頼する際の費用を1/2、最大100万円まで助成します。新製品開発前の先行技術調査、自社技術の特許性確認、他社特許への抵触確認など、事業戦略に直結する特許調査をカバーします。特許調査は研究開発の方向性を左右する重要な工程ですが、専門的な調査には数十万〜数百万円のコストがかかるため、中小企業にとって大きな負担です。本助成金により自己負担を半分に抑えつつ、専門機関による精度の高い調査結果を得ることで、無駄な開発投資の回避や権利化戦略の最適化に役立てることができます。

この補助金の特徴

1

他社特許調査に特化した助成

本事業は民間調査会社や特許事務所への他社特許調査委託費用に特化しています。先行技術調査、特許マップ作成、クリアランス調査(権利侵害の有無確認)、無効資料調査など、特許に関する幅広い調査が助成対象です。自社で行う社内調査ではなく、専門機関への外部委託が対象となります。

2

明確な事業戦略が申請の鍵

申請要件に「明確な事業戦略を持つ」ことが含まれており、単なる情報収集ではなく、新製品開発や海外展開などの具体的な事業目標に紐づいた調査計画が求められます。この要件により、調査結果が実際の事業成長に活用される高品質な取組が期待できます。

3

年度1社1案件で集中活用

1年度1社1案件の制限があるため、最も事業インパクトが大きい調査案件に集中して活用できます。助成率1/2・上限100万円により、200万円規模の本格的な特許調査を100万円の自己負担で実施可能です。

ポイント

特許調査は「開発投資の保険」です。他社特許に抵触する技術を開発してしまった場合、設計変更や事業撤退を余儀なくされ、数百万〜数千万円の損失につながりかねません。100万円の助成を活用して200万円分の本格調査を行うことで、そうしたリスクを事前に回避できます。特に新規事業や新製品開発の企画段階での活用が効果的です。

対象者・申請資格

企業規模・所在地の要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者(会社及び個人事業者)
  • 中小企業団体、一般社団法人、一般財団法人も対象
  • 中小企業基本法上の中小企業であること

技術・事業戦略の要件

  • 優れた技術・製品を保有していること
  • 明確な事業戦略を持っていること
  • 調査対象の技術分野が自社の事業に関連していること

申請回数の制限

  • 1年度につき1社1案件に限る
  • 同一案件での重複申請は不可

ポイント

「優れた技術・製品を保有」と「明確な事業戦略」は抽象的な表現ですが、自社製品の技術的優位性と、特許調査結果をどう事業に活かすかの計画を具体的に説明できれば要件を満たせます。TOKYO IPの事前相談で申請書の記載内容についてアドバイスを受けることを強くお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:調査目的の整理と事前相談

何のために特許調査を行うのか(新製品の先行技術確認、競合特許の把握、自社技術の特許性評価等)を整理し、東京都知的財産総合センターに事前相談を行います。

2

ステップ2:調査機関の選定と見積取得

特許調査を依頼する民間調査会社や特許事務所を選定し、調査内容と費用の見積もりを取得します。調査の範囲(国内のみ/海外含む、技術分野の範囲等)を明確にした上で見積もりを依頼してください。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

申請書に調査の目的、事業戦略との関連、調査計画の詳細を記載し、必要書類とともに提出します。申請期限は2026年10月1日ですが、予算消化により早期終了の可能性があります。

4

ステップ4:交付決定後の調査実施と報告

交付決定後に調査会社へ正式に委託し、調査完了後に実績報告書を提出します。調査結果の概要と事業への活用計画も報告に含めてください。

ポイント

申請書で最も重要なのは「事業戦略と調査の関連性」の説明です。「念のため調べたい」ではなく、「この製品の市場投入前に権利侵害リスクを排除する」「技術Aの特許性を確認し、出願戦略を策定する」など、具体的なビジネス目標と調査の必要性を明確に結びつけてください。

審査と成功のコツ

適切な調査範囲の設定
予算に応じて、国内特許のみか海外特許を含むか、技術分野をどこまで広げるかを戦略的に判断しましょう。広すぎる範囲設定は費用対効果が低下し、狭すぎると重要な先行技術を見逃すリスクがあります。調査機関と事前に協議し、最適な範囲を設定してください。
調査結果の活用計画を事前に策定
調査結果をどう活かすかを事前に計画しておくことが重要です。権利侵害リスクが見つかった場合の代替設計方針、自社技術の特許出願方針、競合の知財動向への対応策など、調査後のアクションプランを策定しておくと、調査のROIが大幅に向上します。
専門性の高い調査機関の選定
特許調査の品質は調査機関の専門性に直結します。自社の技術分野に精通した調査会社を選び、過去の調査実績や技術者の資格(情報検索技術者等)を確認してください。TOKYO IPから適切な調査機関の情報を得ることも可能です。

ポイント

特許調査の最大の価値は「知らなかったリスクの発見」です。調査結果に想定外の先行特許が見つかった場合こそ、調査費用の元が取れたと言えます。調査結果を自社の研究開発部門と共有し、開発方針の見直しや知財戦略の強化に確実に活用してください。

対象経費

対象となる経費

特許調査委託費(4件)
  • 先行技術調査(特許性調査)
  • クリアランス調査(侵害防止調査)
  • 無効資料調査
  • 特許マップ作成
弁理士・専門家費用(2件)
  • 弁理士への調査依頼費用
  • 技術専門家による分析費用
データベース利用費(2件)
  • 有料特許データベースの利用費
  • 海外特許データベースの検索費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 特許出願・登録に係る費用(出願料、審査請求料等)
  • 自社社員が行う社内調査の人件費
  • 調査に直接関連しないコンサルティング費用
  • 特許訴訟に係る弁護士費用
  • 消費税及び地方消費税
  • 他の助成金で支援を受けている経費

よくある質問

Q自社で行う特許検索の費用も助成対象ですか?
A

いいえ、自社社員が行う社内調査の費用は対象外です。本助成金は民間調査会社や特許事務所など、外部の専門機関に特許調査を委託する場合の費用を対象としています。ただし、社内での予備的な調査を行った上で、専門的な部分を外部委託するという組み合わせは有効な活用方法です。

Q海外特許の調査も対象になりますか?
A

はい、海外特許の調査も助成対象です。海外展開を視野に入れた先行技術調査やクリアランス調査は、事業戦略との関連性が明確であれば助成の対象となります。ただし、調査範囲を広げるほど費用が増加するため、対象国を絞り込んだ上で100万円の上限枠を効果的に活用する計画を立ててください。

Qソフトウェア特許の調査も対象ですか?
A

はい、ソフトウェア関連特許の調査も対象です。AIアルゴリズム、ビジネスモデル特許、UI/UXに関する特許など、ソフトウェア技術に関する先行技術調査やクリアランス調査も助成対象となります。IT企業やスタートアップの方も積極的に活用できる制度です。

Q調査結果で特許出願を断念した場合も助成金は受け取れますか?
A

はい、調査の結果として特許出願を見送る判断になった場合でも、助成金は支給されます。特許調査は出願の可否を判断するための重要なプロセスであり、「出願しない」という判断も調査の成果です。むしろ、出願しても拒絶される可能性が高い技術に出願費用をかけずに済んだ点で、調査の価値があったと言えます。

Q特許だけでなく実用新案や意匠の調査も対象ですか?
A

助成の名称は「特許調査」ですが、広く「他社特許調査等」が対象とされています。実用新案権や意匠権に関連する調査についても、自社の技術・製品の保護や事業戦略に関連するものであれば対象となる可能性があります。具体的な調査内容については、申請前にTOKYO IPの相談窓口で確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金で得られた特許調査結果は、他の知的財産支援制度と組み合わせることで最大限の効果を発揮します。調査の結果、自社技術の特許性が確認できた場合は、特許出願の費用支援制度(東京都の「外国特許出願費用助成事業」等)を活用して権利化を進めることができます。 一方、他社特許への抵触リスクが判明した場合は、設計変更やライセンス交渉の方針を策定しつつ、「外国侵害調査費用助成事業」(ID:101042)と組み合わせて海外での侵害実態をさらに詳しく調査することも可能です。ただし、同一年度内で東京都の知財関連助成金を複数申請する場合は、案件の重複がないことが条件となります。 国の制度としては、INPIT(工業所有権情報・研修館)の無料先行技術調査支援や、特許庁のスーパー早期審査制度なども併用可能です。

詳細説明

特許調査費用助成事業とは

特許調査費用助成事業は、東京都知的財産総合センター(TOKYO IP)が実施する中小企業向けの知的財産支援制度です。自社の技術・製品を保護し、競争力を強化するために必要な特許調査の費用を助成します。

助成内容

  • 助成率:対象経費の1/2以内
  • 助成限度額:100万円
  • 申請制限:1年度1社1案件
  • 申請期限:2026年10月1日

対象となる特許調査の種類

本助成金の対象となる「他社特許調査等」には、以下のような調査が含まれます。

  • 先行技術調査(特許性調査):自社技術の特許出願前に、同様の技術が既に特許化されていないかを確認する調査です。出願の可否判断に必要不可欠です。
  • クリアランス調査(侵害防止調査):新製品の製造・販売前に、他社の特許権を侵害していないかを確認する調査です。製品リリース後の訴訟リスクを回避するために重要です。
  • 無効資料調査:他社から特許権侵害を主張された場合に、その特許の有効性を検証するための先行技術を探す調査です。
  • 特許マップ調査:特定の技術分野における特許動向を俯瞰的に把握する調査です。研究開発の方向性決定や競合分析に活用されます。

申請の要件

申請には以下の要件を満たす必要があります。東京都内に主たる事業所を有する中小企業者等であること、優れた技術・製品を保有していること、そして明確な事業戦略を持っていることが求められます。「明確な事業戦略」とは、特許調査の結果を具体的にどう事業に活かすかの計画を意味します。

申請のポイント

採択率を高めるためには、以下の点に注意してください。

  • 調査の目的と事業戦略との関連性を具体的に説明する
  • 調査範囲を適切に設定し、費用の妥当性を示す
  • 調査結果の活用方針(特許出願、設計変更等)を明記する
  • 事前にTOKYO IPの相談窓口を活用する

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