経済産業省「令和4年度ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金」地域や職域の課題に応えるビジネスモデル確立に向けた実証事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大1,000万円のヘルスケア実証支援
地域や職域の健康課題解決に資するヘルスケアサービスの実証事業に、補助対象経費の1/2以内(上限1,000万円)を補助します。実証調査と事業可能性調査の2パターンで申請可能です。
4つの具体的テーマ設定
①従業員の業務パフォーマンス改善サービス、②メンタルヘルス・生活習慣病対策サービス、③PHR(Personal Health Record)活用サービス、④地域の潜在的健康課題アプローチサービスの4テーマが設定されています。
多様な連携体制を評価
民間企業単独ではなく、自治体・医療機関・介護施設・健保組合等との連携体制が求められます。地域版次世代ヘルスケア産業協議会との連携は加点対象です。
エビデンスに基づく検証
単なるサービス提供ではなく、効果検証のエビデンスを蓄積し、持続可能なビジネスモデルとして確立することが求められます。
ポイント
対象者・申請資格
申請者要件
- 民間企業であること(法人格を有すること)
- ヘルスケアサービスの提供実績または開発計画があること
- 自治体、医療・介護関係者等との連携体制を構築できること
事業要件
- 地域や職域の健康課題の解決を目指すヘルスケアサービスであること
- 4テーマ(業務パフォーマンス改善、メンタルヘルス等、PHR活用、地域健康課題)のいずれかに該当
- 特定のフィールドでビジネスモデルを実証すること
- 効果検証のためのKPI設定とエビデンス収集計画があること
加点要件
- 地域版次世代ヘルスケア産業協議会との連携体制があること
- 医療・介護関係者との連携体制が構築されていること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:テーマ選定と連携体制構築
4つのテーマから自社サービスに合致するものを選び、実証フィールドとなる自治体・企業・医療機関等との連携体制を構築します。
ステップ2:実証計画の策定
ビジネスモデルの仮説設定、実証内容、KPI、効果検証方法、スケジュールを具体的に策定します。
ステップ3:申請書類の作成・提出
jGrantsから電子申請を行います。事業計画書には実証の目的・方法・期待される効果を詳細に記載します。
ステップ4:審査・採択
外部有識者による審査が行われます。書面審査に加え、ヒアリング審査が実施される場合もあります。
ステップ5:事業実施・報告
採択後、実証事業を実施し、中間報告・最終報告を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
明確なビジネスモデル仮説
エビデンス設計の精度
連携体制の具体性
スケーラビリティの提示
政策との整合性
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(2件)
- 実証事業に直接従事するスタッフの人件費
- データ分析担当者の人件費
事業費(3件)
- 実証に必要な機器・ツールの購入費
- システム開発・改修費
- 実証フィールドの利用料
委託費(3件)
- 効果検証の調査委託費
- データ分析の委託費
- 専門家へのアドバイザリー費用
旅費(2件)
- 実証フィールドへの出張旅費
- 連携先との打合せ交通費
その他経費(3件)
- 被験者への謝金
- 消耗品費
- 通信費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 既存事業の運営に係る通常経費
- 不動産の取得費
- 汎用パソコン等の購入費
- 間接経費(管理費・家賃等)
- 交際費・接待費
- 補助事業に直接関係のない経費
よくある質問
Qスタートアップ企業でも申請できますか?
はい、法人格を有していれば、スタートアップ企業も申請可能です。むしろ革新的なヘルスケアサービスを開発するスタートアップの応募が期待されています。ただし、自治体や医療機関との連携体制の構築実績が求められるため、事前のネットワーキングが重要です。
Q実証事業と事業可能性調査の違いは?
実証事業は特定のフィールドで実際にサービスを提供し、ビジネスモデルの有効性を検証するものです。事業可能性調査は、サービスが事業として成立する可能性を検証するための調査・分析が中心で、実証事業よりも前段階の位置づけです。提案内容に応じてどちらかを選択します。
Q複数テーマに該当する場合は?
事業内容が複数のテーマに該当しても問題ありません。申請書にはすべての該当テーマを記載してください。
QPHRとは何ですか?
PHR(Personal Health Record)とは、個人の健康・医療・介護に関するデータを本人が管理・活用する仕組みです。マイナポータルから取得できる健診データ、ウェアラブルデバイスのライフログデータなどが含まれます。テーマⅢではこのPHRを活用したサービスの実証を求めています。
Q連携先の自治体はどう見つけますか?
地域版次世代ヘルスケア産業協議会(全国約30の自治体に設置)を通じて連携先を見つけることができます。また、経済産業省の地方経済産業局に相談すると、地域のヘルスケア関連の取り組みを紹介してもらえることがあります。
Q効果検証にはどの程度の科学的厳密さが求められますか?
RCT(ランダム化比較試験)のような厳密な臨床試験レベルまでは求められませんが、対照群の設定やサンプルサイズの設計など、一定の統計的妥当性を担保する効果検証計画が必要です。保健師や医師等の専門家の助言を得ながら設計することをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金は経済産業省の補助金であり、同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、対象経費が異なれば、厚生労働省の医療・介護関連補助金や自治体のヘルスケア関連補助金との併用が考えられます。また、実証事業で確立したビジネスモデルを基に、事業拡大フェーズでものづくり補助金やIT導入補助金を活用するという段階的な補助金活用戦略も有効です。
詳細説明
ヘルスケアサービス社会実装事業費補助金とは
経済産業省が実施する、民間ヘルスケアビジネスの社会実装を支援する補助金です。民間企業と自治体・医療・介護関係者が連携し、地域や職域の健康課題を解決するビジネスモデルの実証事業に対して補助を行います。
補助内容
補助上限額1,000万円、補助率1/2以内。実証調査(特定フィールドでの実証)と事業可能性調査(事業成立可能性の検証)の2パターンで申請可能です。
募集テーマ
- Ⅰ. 従業員の業務パフォーマンス改善サービス:健康経営実践企業向け、業務パフォーマンスをKPIに設定
- Ⅱ. メンタルヘルス・生活習慣病対策サービス:予防・再発防止のステージ別ニーズに対応
- Ⅲ. PHR活用サービス:マイナポータル等の健診データやライフログを活用
- Ⅳ. 地域の潜在的健康課題へのアプローチ:地域拠点と連携した行動変容促進サービス
審査のポイント
ビジネスモデルの持続可能性、エビデンスの科学的妥当性、連携体制の具体性、そしてサービスのスケーラビリティが重要な審査観点です。地域版次世代ヘルスケア産業協議会との連携は加点対象となります。
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