令和8年度やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助上限1,500万円・補助率2/3の手厚い支援
研究開発補助金の中でも高水準の補助率2/3以内、上限1,500万円という充実した支援内容です。アドバンス枠は基礎研究から事業化に近いフェーズまで幅広くカバーし、試作品開発や実証試験に必要な設備投資・外注費なども対象になります。
2者以上の共同研究グループが必須
単独企業では申請できず、2者以上の研究開発グループを組成する必要があります。ただし計画期間中に県内中小企業の参画が確実に見込める場合は、公募時点で中小企業抜きでも応募可能という柔軟な運用があります。大学・公設試験研究機関との連携も想定されています。
環境・エネルギー・医療・バイオの3分野に特化
対象分野が明確に限定されているため、該当分野の企業にとっては競合が少なく採択率が高くなる傾向があります。山口県は周南コンビナート等の化学産業集積を活かしたグリーンケミストリーや、医療機器・再生医療分野での研究開発が盛んです。
山口県内中小企業の参画が条件
県内に事業所を持つ企業、または県内の貸研究室・インキュベーション施設で研究開発を実施する企業が「県内企業」として認められます。県外企業も参画可能ですが、グループ内に必ず県内中小企業が含まれる必要があります。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態の要件
- 法人であること(個人事業主は不可)
- 2者以上の研究開発グループを組成すること
- グループ内に山口県内の中小企業が参画していること
県内企業の定義
- 県内に事業所(本社・工場・研究所等)を持つ企業
- 県内の貸研究室やインキュベーション施設で研究開発を実施する企業
- 上記いずれかに該当すれば「県内企業」として認められる
対象分野
- 環境・エネルギー関連分野
- 医療関連分野
- バイオ関連分野
- 上記3分野のいずれかに該当する研究開発であること
特例措置
- 計画期間中に県内中小企業の参画が確実に見込める場合、公募時点では中小企業なしで応募可能
- ただし計画上、参画企業名と参画時期を明示する必要あり
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
7問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:対象分野の確認と研究テーマの整理
まず自社の研究開発テーマが環境・エネルギー、医療、バイオの3分野のいずれかに該当するか確認します。分野の判断に迷う場合は、山口県産業労働部イノベーション推進課(083-933-3150)に事前相談することで明確になります。
ステップ2:研究開発グループの組成
2者以上のグループを組成し、県内中小企業の参画を確保します。山口県産業技術センターや(公財)やまぐち産業振興財団を通じてマッチング支援を受けることも可能です。グループ内の役割分担と研究開発計画を具体的に策定します。
ステップ3:申請書類の作成
研究開発計画書、経費内訳書、グループ構成員の概要書等を作成します。特に研究開発の新規性・独自性、事業化の見通し、山口県産業への波及効果を具体的に記述することが重要です。
ステップ4:応募申請
2026年4月3日から5月8日の期間内に、山口県産業労働部イノベーション推進課に申請書類を提出します。約1ヶ月の短い公募期間のため、事前準備を十分に行った上で臨みましょう。
ステップ5:審査・採択
外部有識者による書類審査・プレゼンテーション審査を経て採択が決定されます。研究開発の技術的優位性と事業化計画の実現可能性がバランスよく評価されます。
ポイント
審査と成功のコツ
研究開発の新規性・独自性を明確にする
事業化までのロードマップを描く
山口県産業への波及効果を具体的に記述する
グループ内の役割分担と体制を明確にする
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 研究員・技術者の人件費
- 研究補助員の雇用費
- 外部専門家の謝金
設備費・機械装置費(3件)
- 研究開発用機械装置の購入・リース費
- 試作品製造用設備の導入費
- 計測・分析機器の購入費
材料費・消耗品費(3件)
- 試作品の原材料費
- 実験用試薬・消耗品
- 分析用サンプル購入費
外注費・委託費(3件)
- 試験・分析の外部委託費
- 試作品の加工外注費
- 専門機関への技術評価委託費
旅費・交通費(3件)
- 研究開発に関する打合せ旅費
- 学会・展示会への参加旅費
- 共同研究先への訪問旅費
その他経費(3件)
- 特許出願費用
- 技術資料・文献の購入費
- 成果発表に係る経費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の取得費
- 汎用性のある備品(パソコン、プリンター等)
- 間接経費・一般管理費
- 飲食・接待費
- 既に完了した研究開発の経費
- 補助事業に直接関係のない経費
- 消費税
- グループ構成員間の取引に係る利益相当額
よくある質問
Q個人事業主でも申請できますか?
いいえ、本補助金は法人のみが対象です。個人事業主や個人では研究開発グループに参画することもできません。法人格を持つ企業、大学、公設試験研究機関等がグループ構成員となります。
Q山口県外の企業でも申請できますか?
研究開発グループのリーダーや構成員として県外企業が参画することは可能です。ただし、グループ内に必ず山口県内の中小企業が含まれている必要があります。県内中小企業の参画が公募時点で確定していない場合でも、計画期間中に確実に参画が見込めることを計画上明示すれば応募可能です。
Q「アドバンス」と他の枠の違いは何ですか?
「アドバンス」枠は事業化に近い段階の研究開発が対象で、補助上限1,500万円・補助率2/3以内です。基礎研究段階を対象とする枠と比べて、市場投入や量産化を見据えた具体的な計画が求められます。試作品開発や実証試験など、実用化に直結する取り組みに適しています。
Qどのような業種が対象ですか?
業種の制限は特にありませんが、研究開発テーマが環境・エネルギー、医療、バイオの3分野のいずれかに該当する必要があります。製造業だけでなく、IT企業がヘルスケアアプリを開発する場合や、建設業が環境配慮型資材を開発する場合なども対象になり得ます。
Q補助金の支払いはいつ行われますか?
補助金は原則として事業完了後の精算払いです。研究開発の実施後に実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。そのため、事業期間中の資金は自己資金や融資で賄う必要があります。資金繰りを考慮した計画策定が重要です。
Q特許の取り扱いはどうなりますか?
研究開発の成果として生じた知的財産権は、原則としてグループ構成員に帰属します。ただし、補助金を受けて開発した技術の事業化が適切に行われるよう、県から報告を求められる場合があります。グループ内での知的財産権の帰属・利用については、事前に協定書等で取り決めておくことをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は山口県独自の制度であり、国の研究開発補助金(NEDO事業、経済産業省の各種補助金等)と原則として同一の研究開発テーマでの併給はできません。ただし、研究フェーズや対象経費が明確に区分される場合は、それぞれの補助金で異なる部分を申請できる可能性があります。例えば、本補助金で基盤技術の開発を行い、国の補助金で実証試験を行うといった使い分けが考えられます。具体的な併用可否については、事前にイノベーション推進課に相談することをお勧めします。また、山口県内の他の補助金(やまぐちものづくり企業支援補助金等)との併用についても、同一経費への二重補助にならない範囲で活用を検討できます。
詳細説明
やまぐち産業イノベーション加速化補助金[アドバンス]の概要
本補助金は、山口県が県内産業のイノベーション創出を加速するために設けた研究開発支援制度です。環境・エネルギー、医療、バイオの3分野に特化し、補助上限1,500万円・補助率2/3以内という手厚い支援を提供します。
対象分野と山口県の産業特性
山口県は周南コンビナートを中心とした化学・石油化学産業の一大集積地であり、近年は脱炭素・グリーンケミストリー分野での研究開発が活発化しています。また、山口大学医学部附属病院や県内の医療機器メーカーとの連携による医療関連研究、豊かな自然環境を活かしたバイオ関連研究も盛んです。
- 環境・エネルギー分野:水素エネルギー、カーボンリサイクル、再生可能エネルギー関連技術
- 医療分野:医療機器、再生医療、デジタルヘルス関連技術
- バイオ分野:バイオマス利活用、機能性食品、バイオプラスチック関連技術
「アドバンス」枠の位置づけ
山口県の産業イノベーション支援は複数の枠で構成されており、「アドバンス」枠は事業化に近い段階の研究開発を対象としています。基礎研究段階の「シーズ」枠とは異なり、試作品開発や実証試験、量産化に向けた技術開発など、市場投入を見据えた取り組みが求められます。
研究開発グループの組成
本補助金の最大の特徴は、2者以上の研究開発グループによる共同研究が必須である点です。グループには必ず山口県内の中小企業が含まれる必要があり、産学官連携や大手・中小連携による技術開発を促進する仕組みになっています。
県外企業や大企業がリーダーとなることも可能ですが、県内中小企業が実質的に研究開発に参画する体制を構築する必要があります。形式的な参画は審査で見抜かれるため、各構成員の役割と貢献を明確に計画してください。
補助対象経費と予算計画
人件費、設備費、材料費、外注費、旅費等が補助対象となります。補助率2/3以内であるため、自己負担は事業費の1/3以上となります。研究開発に直接必要な経費であることが条件で、汎用品や間接経費は対象外です。
申請スケジュール
公募期間は2026年4月3日〜5月8日の約1ヶ月間です。審査は書類審査とプレゼンテーション審査の2段階で行われ、外部有識者委員会により採択が決定されます。
関連書類・リンク
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →