募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

【応募申請】令和7年度補正 GXサプライチェーン構築支援事業(事業Ⅱ:ペロブスカイト太陽電池)(タンデム型)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 公募要領をご参照ください
募集期間
2026-03-27 〜 2026-06-30
残り92
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業 / 林業 / 鉱業 / 採石業 / 砂利採取業 / 運輸業 / 郵便業 / 卸売業 / 小売業 / 金融業 / 保険業 / 不動産業 / 物品賃貸業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業 / 宿泊業 / 飲食サービス業 / 生活関連サービス業 / 娯楽業 / 教育 / 学習支援業 / 医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

令和7年度補正GXサプライチェーン構築支援事業(事業Ⅱ:ペロブスカイト太陽電池)のタンデム型応募申請枠です。タンデム型ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池の上にペロブスカイト層を積層することで変換効率30%超を目指す次世代技術です。既存のシリコン太陽電池製造ラインを活かしつつ高効率化できる点が強みで、結晶シリコンメーカーにとっては既存技術の延長線上で参入可能です。本事業はタンデム型の国内製造サプライチェーン構築を支援し、ペロブスカイト層の成膜装置、封止材、導電性ペースト等の部材・装置メーカーも対象となります。申請期間は2026年3月27日から6月30日までです。

この補助金の特徴

1

シリコン+ペロブスカイトで変換効率30%超を目指す

タンデム型は既存のシリコン太陽電池セルの上にペロブスカイト層を追加する構造で、単接合シリコンの理論限界(約29%)を超える変換効率を実現できます。2025年時点で研究室レベルでは33%以上を達成しており、量産化に向けた製造技術の確立が急務です。

2

既存シリコン製造インフラを活用可能

フィルム型と異なり、タンデム型は既存のシリコンウェハー・セル製造ラインに追加工程としてペロブスカイト層を積層するため、シリコン太陽電池メーカーが持つ既存インフラを活用できます。これにより初期投資を抑えつつ高効率製品への転換が可能です。

3

GX経済移行債を財源とした大規模支援

GX経済移行債(20兆円規模)を財源とし、ペロブスカイト太陽電池の国内製造基盤を世界に先駆けて構築することを目的としています。中国・欧州のメーカーとの国際競争を見据えた戦略的支援です。

4

サプライチェーン上流から下流まで幅広く対象

ペロブスカイト原料(ヨウ化鉛等)、成膜装置、封止材、導電性ペースト、検査装置など、タンデム型製造に必要なサプライチェーン全体が支援対象です。部材・装置メーカーの中小企業も参入できます。

5

フィルム型とは別枠での応募

同じペロブスカイト太陽電池でも、フィルム型(ID:66652)とタンデム型は別枠で公募されています。技術特性と製造プロセスが大きく異なるため、自社の技術・設備に適した枠を選択する必要があります。

ポイント

タンデム型はシリコン太陽電池メーカーにとって既存事業の高付加価値化の機会です。フィルム型が軽量・柔軟性で差別化するのに対し、タンデム型は変換効率の絶対値で勝負します。既存シリコン製造インフラを持つ企業が最も有利なポジションにありますが、成膜装置や封止材等の部材メーカーにも大きなビジネスチャンスがあります。

対象者・申請資格

法人要件

  • 公募要領「2.1. 補助対象者」に記載の全要件を満たす法人
  • 単独企業またはコンソーシアムでの応募が可能

事業内容要件

  • タンデム型ペロブスカイト太陽電池の国内製造サプライチェーン構築に資する設備投資
  • シリコン+ペロブスカイトの積層構造に関連する製造設備・部材・装置の製造が対象
  • 量産化に向けた製造ラインの新設・増設・改修が含まれる

技術要件

  • タンデム型(シリコン基板上にペロブスカイト層を積層する構造)に関連する技術であること
  • フィルム型とは明確に区別される技術・製品であること

対象業種

  • 業種制限なし(製造業、化学業、電気業等、幅広い業種が対象)

ポイント

タンデム型とフィルム型は別公募のため、応募枠の選択を間違えないよう注意してください。シリコン基板を使用する積層型がタンデム型、フレキシブル基材を使用するものがフィルム型です。自社の技術・製品がどちらに該当するか判断に迷う場合は、事前相談を活用してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と技術分類の整理

公募要領を精読し、自社の技術・製品がタンデム型の範疇に入るか確認します。シリコンウェハー上にペロブスカイト層を積層する技術全般が対象です。フィルム型との区別が不明確な場合は、Googleフォーム経由で事前相談を行います。

2

ステップ2:製造サプライチェーンにおけるポジショニング

タンデム型ペロブスカイトの製造工程(シリコンセル製造→ペロブスカイト層成膜→封止→モジュール化)の中で、自社がどの部分を担うかを明確にします。セルメーカー、成膜装置メーカー、材料メーカー等、各ポジションに応じた事業計画を策定します。

3

ステップ3:事業計画書の作成・提出

製造能力目標、投資計画、技術開発ロードマップ、市場見通しを盛り込んだ事業計画書を作成し、2026年6月30日までに提出します。変換効率の目標値と量産時のコスト見通しが重要な評価ポイントです。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者による審査を経て採択が決定されます。タンデム型の技術的優位性、国内製造基盤構築への貢献度、事業としての採算性がバランスよく評価されます。

ポイント

公募期間は約3ヶ月と比較的長めですが、タンデム型は技術開発と量産化の両面で計画の具体性が問われます。変換効率の目標値、量産コストの見通し、シリコンセルとの統合製造プロセスの実現性を数値で示せるよう、技術チームと経営チームが連携して計画を策定しましょう。

審査と成功のコツ

変換効率と量産コストの両立計画を示す
タンデム型の最大の売りは高変換効率ですが、量産時のコストがシリコン単接合と比べて競争力を持つかが審査のポイントです。研究室レベルの効率と量産レベルの効率のギャップを認識し、段階的な効率向上とコスト低減のロードマップを示しましょう。
既存シリコン製造ラインとの統合実現性を具体化する
タンデム型の強みは既存インフラ活用です。既存のシリコンセル製造ラインにペロブスカイト層の成膜工程をどう追加するか、クリーンルーム条件、スループット、歩留まりの見通しを具体的に示します。
耐久性・信頼性の確保策を明示する
ペロブスカイト層の水分・紫外線に対する耐久性は実用化の最大課題です。封止技術、加速試験データ、フィールドテスト計画を含め、25年間の製品保証を実現するための技術戦略を示しましょう。
国際競争における日本の優位性を訴求する
中国のシリコン太陽電池メーカーもタンデム型への転換を進めています。日本の高品質シリコンウェハー技術、精密成膜技術、信頼性評価技術を活かした差別化戦略を明確にします。

ポイント

タンデム型はフィルム型と比べて変換効率で優位ですが、既存シリコン製造ラインとの統合という技術課題があります。審査では「本当に量産できるのか」が最も問われるポイントです。パイロットラインでの実績データがあれば最大のアピール材料になります。

対象経費

対象となる経費

製造設備費(3件)
  • ペロブスカイト層の成膜装置(蒸着・塗布・スパッタ等)
  • シリコンセルとの積層プロセス用設備
  • 封止・ラミネート装置
検査・評価設備費(3件)
  • 太陽電池セルの変換効率測定装置
  • 耐久性・加速試験設備
  • 品質管理用インライン検査装置
建物費・工事費(3件)
  • クリーンルーム新設・改修工事費
  • 製造ライン設置工事費
  • ユーティリティ設備工事費
材料・部材関連設備費(3件)
  • ペロブスカイト原料(ヨウ化鉛等)の精製装置
  • 導電性ペースト製造設備
  • 封止材製造設備
外注費・委託費(3件)
  • 第三者認証機関への性能評価費
  • 設計・エンジニアリング委託費
  • 環境アセスメント関連費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費
  • 補助事業に直接関係のない一般管理費
  • 既に完了した事業に係る経費
  • 他の国庫補助金等と重複する経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 飲食・交際費
  • 汎用事務機器の購入費
  • 研究開発のみを目的とした経費(製造基盤構築を伴わないもの)

よくある質問

Qタンデム型とフィルム型のどちらに応募すべきですか?
A

シリコン太陽電池セルの上にペロブスカイト層を積層する技術に関連する場合はタンデム型(本公募)、フレキシブル基材にペロブスカイト層を成膜する技術に関連する場合はフィルム型(ID:66652)に応募してください。両方の技術に関連する部材(例:封止材)を製造する企業は、主たる用途に応じて選択するか、事前相談で確認してください。

Qシリコン太陽電池メーカーでなくても応募できますか?
A

はい。タンデム型の製造サプライチェーンに関連する事業であれば、成膜装置メーカー、材料メーカー、検査装置メーカー等も対象となります。セルメーカーだけでなく、製造に必要な部材・装置の国内供給体制構築も本事業の目的です。

Q補助率と補助上限額はいくらですか?
A

補助率・補助上限額は公募要領に記載されています。GXサプライチェーン事業はGX経済移行債を財源とした大型支援であり、従来の補助金とは異なるスケールが想定されますが、具体的な金額は公募要領を必ずご確認ください。

Q研究開発だけの計画でも対象ですか?
A

本事業は「製造サプライチェーンの構築」を目的としているため、研究開発のみの計画は対象外です。製造ラインの新設・増設・改修など、製造基盤構築を伴う事業計画が必要です。ただし、量産技術の確立に必要な技術開発を製造設備投資と一体で行う場合は対象となり得ます。

Q事前着手届出(ID:66648)も出した方がよいですか?
A

設備の発注リードタイムが長く、交付決定を待つと事業スケジュールに支障が出る場合は、事前着手届出の提出を検討してください。ただし事前着手は不採択リスクを伴うため、経営判断として慎重に検討する必要があります。交付決定後の着手で間に合う場合は、応募申請のみで問題ありません。

Qペロブスカイトの耐久性に課題があると聞きましたが、採択に影響しますか?
A

ペロブスカイト層の水分・紫外線に対する耐久性は業界共通の課題として認識されています。審査では課題を隠すのではなく、封止技術や加速試験による信頼性確保の計画を具体的に示すことが重要です。25年間の製品保証に向けた技術戦略があるかどうかが評価ポイントになります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

GXサプライチェーン構築支援事業は、同一事業・同一経費に対する他の国庫補助金との併給は原則不可です。ただしペロブスカイト太陽電池関連ではNEDOの「次世代型太陽電池の開発」事業や、グリーンイノベーション基金の「次世代型太陽電池プロジェクト」等が並行して実施されています。研究開発フェーズ(NEDO・GI基金)と製造基盤構築フェーズ(本事業)で対象が異なるため、フェーズを明確に分けることで複数の支援を活用できる可能性があります。また、フィルム型(ID:66652)との同時応募については公募要領で確認してください。

詳細説明

タンデム型ペロブスカイト太陽電池とは

タンデム型ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池セルの上にペロブスカイト層を積層した2接合構造の太陽電池です。シリコン層が赤外線側の光を、ペロブスカイト層が可視光側の光をそれぞれ効率よく吸収することで、単接合シリコンの理論限界(約29%)を超える変換効率30%以上が実現可能です。

なぜタンデム型が注目されるのか

  • 最高効率:2025年時点の研究室レベルで33.9%を達成(Oxford PV)
  • 既存インフラ活用:シリコンセル製造ラインに追加工程として導入可能
  • コスト競争力:効率向上による発電単価の低減が見込める
  • 市場拡大:住宅用・メガソーラー用の高効率モジュールとして需要拡大

フィルム型との違い

同じペロブスカイト太陽電池でも、タンデム型とフィルム型は技術特性が大きく異なります:

  • タンデム型:シリコン基板上に積層、高変換効率(30%超目標)、屋根上・メガソーラー向け
  • フィルム型:フレキシブル基材に成膜、軽量・柔軟、壁面・曲面・移動体向け

本公募はタンデム型に特化しており、フィルム型は別枠(ID:66652)で公募されています。

対象となる製造サプライチェーン

タンデム型ペロブスカイト太陽電池の製造には多様な技術・部材が必要です:

  • セル製造:シリコンウェハーのテクスチャ加工、ペロブスカイト層の成膜、電極形成
  • 成膜装置:蒸着装置、スパッタ装置、塗布装置等のペロブスカイト層形成装置
  • 材料・部材:ペロブスカイト原料(ヨウ化鉛、メチルアンモニウムヨウ化物等)、正孔輸送層材料、封止材、導電性ペースト
  • 検査・評価:変換効率測定、耐久性試験、インライン品質検査
  • モジュール化:セルの配列・接続、ガラス封止、フレーム加工

市場の見通し

タンデム型ペロブスカイト太陽電池は2028〜2030年の量産化が見込まれ、2035年には太陽電池市場の10〜20%を占めると予測されています。日本はシリコンウェハーの高品質化技術と精密成膜技術に強みがあり、タンデム型の製造基盤を早期に確立することで国際競争力を確保できます。

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